MTBもどきのフロントディレイラーのワイヤー交換 [自転車]
子供の通学用自転車のフロント・ディレイラーのワイヤーが千切れかかっているというので、早速修理する。
午前中に自宅近くのホームセンターを回るがシフト・ワイヤーは見当たらず、「ワイヤーなら使えるんじゃないかな」と軽く考えて百円ショップで売っていたブレーキ・ワイヤーを購入、午後に交換作業を始める。
千切れかかっているのはディレイラーのワイヤー固定部付近で、既に3本ほどの細いワイヤーが辛うじて繋がっているだけという有様。「よくもまぁ今まで持ったなぁ」と思わず感心...している場合ではないので、早速ナットを緩めてワイヤーを外す。
シフト機構はシマノ製グリップシフターだが、カバーを外してみてもワイヤーの交換方法が分からない。
色々調べてみると、どうやら本体を分解するのではなく、ワイヤーを引き抜いて新しいワイヤーを通すらしいと判ったので、早速古いワイヤーを抜く。
ワイヤーがすっぽ抜けるのを防ぐ為に先端に付ける留め金具(通称「タイコ」)が随分と小さい。「バイク用のものを見慣れているせいで、小さく感じるのかも知れないな」と思いながら古いワイヤーを引き抜く。「念の為に」と、購入したブレーキ用ワイヤーと比べると、タイコだけでなくワイヤーもサイズが違う。
「エッ、シフトとブレーキじゃ違うワイヤーなの?」と、この時点で初めて気が付いた。 幸い、多少太くても動作に支障無さそうだが、タイコの大きさが違い過ぎてグリップシフターに嵌め込むことが出来ない。
仕方ないので、タイコの部分をヤスリでひたすら削る。
タイコの形が真四角になったが何とか納まった。
操作してみると無音でワイヤーが動くから、一見動作に支障は無さそう。「でも、以前はカチカチと音がしてなかったっけ?」とやや疑問に思いながらも、蓋を元通りに嵌める。
そしてハンドルに取り付ける。
ワイヤーをディレイラーへと取り回してナットで締め上げて調整すれば完成...ん?フロント・ギアが切り替わらない??
フロントギアは3段あるが、どうやっても真ん中のギア以外に切り替わらないのだ。しかも、切替の時には「カチカチ」という操作音がする筈なのに、ニュルリと回って手応えが無いし、操作部の動く範囲がやたらと狭い。
「おかしいなー、やっぱりシフト時にクリック音がしないなぁ。そもそも、グリップシフトって操作の範囲がこんなに狭かったっけ?」と思いながら、やや強く回すと「カチッ...カチカチッ」と動くことは動くのだが、どうも様子がおかしい。「どうしてだろう?」と思いながら、再度グリップシフターのカバーを外すと、ポロッと黒いプラスチックの塊が取れてきた。「ゲッ、壊れてる!?」
急激にワイヤーが千切れかかるのはおかしいと思ったのだが、どうやらフロント用グリップシフトの内部が壊れてワイヤーに強い力がかかってしまい、それでワイヤーが千切れてきたようだ。
ネット上では、このグリップシフターの評判は余り芳しいものではなく、皆さん色々と苦労されているようだ。ワイヤーを引っ張るのだから結構な力がかかると思うのだが、シフターは内部も外部も樹脂製なので耐久性に欠けるだけでなく、強度的にも不足しているのかも知れない。
途中で何度もヤブ蚊と戦ったり、テスタロッサのエンジンを久し振りにかけて給油したりしていたので、既に日は落ちて暗くなり始めている。今からグリップシフターを探しに行こうとしても、どこも閉店の時間だ。しかし、明日から通学で自転車は必要不可欠。
そこで、ニュルリとした操作感で頼りないが、動く範囲で何とかフロントギアの2つだけは使えるように調整し、暫くはこの状態で凌ぐ事にした。「暫く」というのは、子供の通う中学校が半年も経った今の時分になって「やっぱMTBルック車は通学に使うな」と言ってきた為、通学用を新たに調達する予定なのである。
# この件については、後日改めて記事にする予定です...。
いずれはちゃんと直す積りではあるが、今直ぐという訳には行かないので、様子を見て新たにグリップシフターを入手するかどうかを考えよう。
午前中に自宅近くのホームセンターを回るがシフト・ワイヤーは見当たらず、「ワイヤーなら使えるんじゃないかな」と軽く考えて百円ショップで売っていたブレーキ・ワイヤーを購入、午後に交換作業を始める。
千切れかかっているのはディレイラーのワイヤー固定部付近で、既に3本ほどの細いワイヤーが辛うじて繋がっているだけという有様。「よくもまぁ今まで持ったなぁ」と思わず感心...している場合ではないので、早速ナットを緩めてワイヤーを外す。
シフト機構はシマノ製グリップシフターだが、カバーを外してみてもワイヤーの交換方法が分からない。
色々調べてみると、どうやら本体を分解するのではなく、ワイヤーを引き抜いて新しいワイヤーを通すらしいと判ったので、早速古いワイヤーを抜く。
ワイヤーがすっぽ抜けるのを防ぐ為に先端に付ける留め金具(通称「タイコ」)が随分と小さい。「バイク用のものを見慣れているせいで、小さく感じるのかも知れないな」と思いながら古いワイヤーを引き抜く。「念の為に」と、購入したブレーキ用ワイヤーと比べると、タイコだけでなくワイヤーもサイズが違う。
「エッ、シフトとブレーキじゃ違うワイヤーなの?」と、この時点で初めて気が付いた。 幸い、多少太くても動作に支障無さそうだが、タイコの大きさが違い過ぎてグリップシフターに嵌め込むことが出来ない。
仕方ないので、タイコの部分をヤスリでひたすら削る。
タイコの形が真四角になったが何とか納まった。
操作してみると無音でワイヤーが動くから、一見動作に支障は無さそう。「でも、以前はカチカチと音がしてなかったっけ?」とやや疑問に思いながらも、蓋を元通りに嵌める。
そしてハンドルに取り付ける。
ワイヤーをディレイラーへと取り回してナットで締め上げて調整すれば完成...ん?フロント・ギアが切り替わらない??
フロントギアは3段あるが、どうやっても真ん中のギア以外に切り替わらないのだ。しかも、切替の時には「カチカチ」という操作音がする筈なのに、ニュルリと回って手応えが無いし、操作部の動く範囲がやたらと狭い。
「おかしいなー、やっぱりシフト時にクリック音がしないなぁ。そもそも、グリップシフトって操作の範囲がこんなに狭かったっけ?」と思いながら、やや強く回すと「カチッ...カチカチッ」と動くことは動くのだが、どうも様子がおかしい。「どうしてだろう?」と思いながら、再度グリップシフターのカバーを外すと、ポロッと黒いプラスチックの塊が取れてきた。「ゲッ、壊れてる!?」
急激にワイヤーが千切れかかるのはおかしいと思ったのだが、どうやらフロント用グリップシフトの内部が壊れてワイヤーに強い力がかかってしまい、それでワイヤーが千切れてきたようだ。
ネット上では、このグリップシフターの評判は余り芳しいものではなく、皆さん色々と苦労されているようだ。ワイヤーを引っ張るのだから結構な力がかかると思うのだが、シフターは内部も外部も樹脂製なので耐久性に欠けるだけでなく、強度的にも不足しているのかも知れない。
途中で何度もヤブ蚊と戦ったり、テスタロッサのエンジンを久し振りにかけて給油したりしていたので、既に日は落ちて暗くなり始めている。今からグリップシフターを探しに行こうとしても、どこも閉店の時間だ。しかし、明日から通学で自転車は必要不可欠。
そこで、ニュルリとした操作感で頼りないが、動く範囲で何とかフロントギアの2つだけは使えるように調整し、暫くはこの状態で凌ぐ事にした。「暫く」というのは、子供の通う中学校が半年も経った今の時分になって「やっぱMTBルック車は通学に使うな」と言ってきた為、通学用を新たに調達する予定なのである。
# この件については、後日改めて記事にする予定です...。
いずれはちゃんと直す積りではあるが、今直ぐという訳には行かないので、様子を見て新たにグリップシフターを入手するかどうかを考えよう。
2012-11-04 20:36
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グリップでワイヤーを引っ張る構造ってけっこう大変なんですね。
昔、富士重工のスクーターで同じように3段切り替えのグリップ変速に乗ってたのを思い出しました。
by MyR-Life (2012-11-14 10:06)
MyR-Life さん
動いているチェーンを力尽くで動かすんで、ワイヤーにもシフトレバーにも結構な負荷がかかっているんだと思います。
グリップ変速は、かつてのベスパも採用していましたね。
by Rifle (2012-11-15 22:37)