ちょいと分解:ヘア・ドライヤー [電子回路]
先日妻がドライヤーを使っていたら「バチッという音と同時に青い光が出て、それっきり動かなくなった」というので、分解してみる事にした。電源コードを見ると、製造は1997年のようだ。
ナショナルのEH534という型番の、自動電圧切替の機能が付いたドライヤーで、妻が結婚直前に「海外でも使えるように」と購入したものものである。
まずは、外側から見えるネジ2本を外すと、取っ手の部分が外れて基板が出てくる。
取っ手が両側から挟んでいる部分を引っ張ると、送風用の黒くて丸い羽根が見える。
その羽根を引っ張るとモーターが一緒に抜けてくるけれど、配線が繋がっているので全体を取り出す事は出来ない。
そこで、まず羽根を引っ張って外し、絡み付いている髪の毛や綿埃を取り除く。
結構な量だ。
熱源のニクロム線を巻いた部分は、筒の内側で一箇所カシメてある部分を緩めるとゴッソリと外れてきた。
良く見ると、所々に真っ黒に焦げた部分がある。
埃や髪の毛が焦げて黒くなったらしい。
一見どこにも問題は無さそうだが、良く見たらニクロム線の内側にある抵抗のうちの一つが異様に白くなっていた。
他は水色なのに、この一つだけが殆ど白で、しかも紅い何かが内側から染み出したような状態になっている。テスターのリード線が届かないので測定はしていないが、どうも焼けているようだ。
更に、羽根のすぐ近くにある真っ黒なサーモスタット・スイッチは全体的に艶が無くなっている。
送風口近くにある、もう一つのスイッチは全体的に艶が残っている。
画像では判り難いけれど、目で見るとかなり差がある。
どうやら艶の無いスイッチの方が、何かの拍子におかしくなって一瞬ショートに近い状態になって青い光が出て、それがきっかけで抵抗が焼けて白くなり、その影響で回路が動かなくなったと考えられる。ちなみに、基板の方は目で見る限りはおかしな部分は全く無い。
基板上にあるのはリレー・サイリスタ・ダイオードなどで、電圧によってモーターに流す電流を制御しているらしい。
流す電流が多いためか、通常の基板よりも銅箔の厚さがかなりあって丈夫そうだ。
製造後15年以上経っているし、電圧の高い回路でいい加減な修理は危険だから、再利用できそうな部品を取り外して破棄することにした。「長い間お疲れ様でした」ってところかな。
ナショナルのEH534という型番の、自動電圧切替の機能が付いたドライヤーで、妻が結婚直前に「海外でも使えるように」と購入したものものである。
まずは、外側から見えるネジ2本を外すと、取っ手の部分が外れて基板が出てくる。
取っ手が両側から挟んでいる部分を引っ張ると、送風用の黒くて丸い羽根が見える。
その羽根を引っ張るとモーターが一緒に抜けてくるけれど、配線が繋がっているので全体を取り出す事は出来ない。
そこで、まず羽根を引っ張って外し、絡み付いている髪の毛や綿埃を取り除く。
結構な量だ。
熱源のニクロム線を巻いた部分は、筒の内側で一箇所カシメてある部分を緩めるとゴッソリと外れてきた。
良く見ると、所々に真っ黒に焦げた部分がある。
埃や髪の毛が焦げて黒くなったらしい。
一見どこにも問題は無さそうだが、良く見たらニクロム線の内側にある抵抗のうちの一つが異様に白くなっていた。
他は水色なのに、この一つだけが殆ど白で、しかも紅い何かが内側から染み出したような状態になっている。テスターのリード線が届かないので測定はしていないが、どうも焼けているようだ。
更に、羽根のすぐ近くにある真っ黒なサーモスタット・スイッチは全体的に艶が無くなっている。
送風口近くにある、もう一つのスイッチは全体的に艶が残っている。
画像では判り難いけれど、目で見るとかなり差がある。
どうやら艶の無いスイッチの方が、何かの拍子におかしくなって一瞬ショートに近い状態になって青い光が出て、それがきっかけで抵抗が焼けて白くなり、その影響で回路が動かなくなったと考えられる。ちなみに、基板の方は目で見る限りはおかしな部分は全く無い。
基板上にあるのはリレー・サイリスタ・ダイオードなどで、電圧によってモーターに流す電流を制御しているらしい。
流す電流が多いためか、通常の基板よりも銅箔の厚さがかなりあって丈夫そうだ。
製造後15年以上経っているし、電圧の高い回路でいい加減な修理は危険だから、再利用できそうな部品を取り外して破棄することにした。「長い間お疲れ様でした」ってところかな。
なんでも1回分解したくなるところは
同じですね。
by Take-Zee (2014-02-21 19:39)
Take-Zee さん
ネジがあると、ついつい回したくなるんですよねー。(笑)
by Rifle (2014-02-21 21:04)