分解できないブロックダイナモ

　以前「おかしいのでは？」と感じたブロックダイナモを分解してみる事にした。10年ほど前の製品である。

まず、外側の樹脂カバーを外す。

接着したりしていないのだが、ピッタリのサイズなので外すのには随分と苦労した。
　次にダイナモの回転部を外す。9mmのナット一つを緩めるだけで簡単に外れた。

　樹脂製の本体は下側が嵌め合いになっているので、これも外す。

かなり梃子摺って外した。
　ところが、良く見るとダイナモ本体を支えている金属の棒は取付金具にカシメられていて、これでは破壊しない限り分解できない。

しかも樹脂製の本体もカシメられている。

製造時に樹脂部を被せてから取付金具にカシメて固定したのだろう。分解を考えていない構造なので、これ以上はどうしようもない。どうしても分解するのなら、樹脂部を破壊する以外に手は無さそうなので、残念だが作業はここまでだ。
　序に、内部コイルの抵抗値を測ってみた。

単純なコイルだから、直流の抵抗値は低い。試しに、ＥＳＲ測定用簡易メータで測ると、メータの針は全く動かないので、1kHzでの抵抗値は50Ω以上あると判る。

念の為に、正常なダイナモの抵抗を測定してみる。

その差は0.2Ωと微々たるものだが、直流抵抗でこれだけの差が出るとなると、コイルの一部がショートしている可能性が高い。やはり正常な状態ではなさそうだ。

　「何とか修理できないか？」と思ったが、残念ながら素人では手に負えそうにない。ダイナモを新しく仕入れて来なきゃね。

タグ：発電機 ブロックダイナモ ＬＥＤヘッドライト

コメント 12

すごいにゃ
こんな知識が僕にもあれば・・・(;￣ー￣)…ｳｳｳｳｳ
by てんてん (2015-01-04 12:58) 

てんてんさん
一応、電子工学科卒なので、この程度は何とか・・・って感じです。（汗）
by Rifle (2015-01-04 15:46) 

明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします(^^ゞ
by 黒 (2015-01-04 16:12) 

黒さん
明けましておめでとうございます。こちらこそ宜しくお願い致します。
by Rifle (2015-01-04 18:09) 

明けましておめでとうございます。　自転車のダイナモまで分解とは恐れ入りました。　今年もよろしくお願い致します
by ja1nuh (2015-01-04 23:45) 

Rifleさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
最近は修理再生することを前提にしたものの造りが減りましたね(^^;
by 駅員3 (2015-01-06 07:17) 

ja1nuhさん
明けましておめでとうございます。こちらこそ宜しくお願い致します。
最後まで分解できないのが一寸残念でした。
by Rifle (2015-01-06 08:38) 

駅員3さん
明けましておめでとうございます。こちらこそ宜しくお願い致します。
国内設計のものは製造工程簡略化の為に修理出来ない構造となったものが増えましたね。あんまり良い事とは思えませんけど・・・。
by Rifle (2015-01-06 08:40) 

明けましておめでとうございます
本年も宜しくお願い致します
by CountryBoy (2015-01-06 13:09) 

あけましておめでとうございます
バイクにフェラーリ、多彩な技術を披露してくださいね
本年もよろしくお願いします

by たくや (2015-01-06 15:36) 

CountryBoyさん
明けましておめでとうございます。こちらこそ宜しくお願い致します。

by Rifle (2015-01-06 18:02) 

たくやさん
明けましておめでとうございます。こちらこそ宜しくお願い致します。

by Rifle (2015-01-06 18:03)