やっと修理できた古い扇風機 [電子回路]
昨年から古い扇風機を修理しようと思って時々弄ってはいたものの、冬を越して春になってしまった。
羽根が外せないと分解できない訳ではないが、非常にやり難い。だから、何とか羽根を外そうと時々格闘していた。 昨日も格闘してて「もうすぐ1年経っちゃうよなぁ...壊す覚悟でやってみよっか。」
昼食後、足で本体を押さえ付けながら羽根を両手で思いっ切り引っ張る。何度も休憩しながら格闘することおよそ15分、「ガコンっ」という音と共に外せた。
# ふーぅ、草臥れたぜぃ...。
羽根の奥には何も無いから、外す必要は無かったようだ。
えらく時間が掛かったけれど、これでスッキリした。(笑)
外れなかったのは、羽根側に接着されている金属製カラーの内側が僅かに錆びて抜け難くなっていたのが原因だった。サンドペーパーをドライバーの先に巻き付けてカラーの中に突っ込み、錆を落としておいた。
本体後部には何やら蓋をしているような部分がある。
ネジを外して開けたら、凄い色のグリスの海が出現!
グリスは劣化していて既に潤滑の役目を果たしておらず、「ただそこにあるだけ」の状態である。このままではグリスを拭うのは難しいので、下のリンク部分も分解して後部を外すことに。
リンク部を外したら、変わったナットを外して後部を分解する。
ナット4か所を外すと後部が分離できた。
後部の内部には更にギアが一つ入っていた。
ギアの歯には、古いグリスがしっかり詰まっている。
細いマイナスドライバーで穿って奇麗にする。
同様に、もう一つの歯車も奇麗にする。
内部の古いグリスを拭き取る。
蓋に付いていたギアを分解する。
ボール二個で保持する構造のようだ。ボールが蓋の内側に常時接触しているので、その部分だけグリスを塗ってから組み立てる。
ギアの歯にグリスを塗って元の位置に戻す。
本体側のギアにもグリスを塗る。
ギアがちゃんと噛み合うか確認しながら、後部を元通り組み立てる。
夜遅くなってしまったので、昨日の作業はここまで。
昨日でメカ部分のメンテナンスは終わっているので、今日はコンパウンドで劣化した塗装を一皮むくところから始めた。画像では分かり難いが、左半分が磨き終わり、右半分がまだ磨いていない。
本体や後部カバーなど、面積の広い部分は全て液体コンパウンドで磨き、ユニコーンカークリームでワックスがけをしておいた。一通り作業が済んだら、後は組み立てるだけだ。
全部組み立てたら、次は電源コードだ。
内部で断線している所があるらしく、スイッチは入っているのに勝手に止まってしまう時があるのだ。
本体の底を見るとネジ止めされているので外す。
板を外すと内部が見える。風力を3段階に切り替えるだけの単純な機能しかないので、内部も簡単な構造だ。
古いオイルコンデンサが入っている。年号から、この扇風機は昭和37年頃に製造されたことが判る。
電源プラグにも日立のマークが入っている。
分解したら、中は奇麗だ。
この状態なら交換する必要は無いので、そのまま流用する。電源コードを外したら、随分と凝った作りになっていた。
プラグの金属部はメッキされているものの、だいぶ剥げているので、磨いても奇麗にはならなかった。
電源コードは手元にちょうど良さそうな長さの物があったので、それを使う。
内部は、全ての配線がハンダ付けされている。今時では珍しいが、当時はそれが普通だったのかも知れない。
ハンダ付けし直しても良いのだが、拙者は100V系列の線にハンダ付けするのは好きではないので、
# 単に気分の問題ですけどね。(^^;)
古いコードをカットし、新しいコードと接続端子で繋いだ。
元通り板を取り付けて完成である。
今年の夏から大いに活躍して貰おう。
羽根が外せないと分解できない訳ではないが、非常にやり難い。だから、何とか羽根を外そうと時々格闘していた。 昨日も格闘してて「もうすぐ1年経っちゃうよなぁ...壊す覚悟でやってみよっか。」
昼食後、足で本体を押さえ付けながら羽根を両手で思いっ切り引っ張る。何度も休憩しながら格闘することおよそ15分、「ガコンっ」という音と共に外せた。
# ふーぅ、草臥れたぜぃ...。
羽根の奥には何も無いから、外す必要は無かったようだ。
えらく時間が掛かったけれど、これでスッキリした。(笑)
外れなかったのは、羽根側に接着されている金属製カラーの内側が僅かに錆びて抜け難くなっていたのが原因だった。サンドペーパーをドライバーの先に巻き付けてカラーの中に突っ込み、錆を落としておいた。
本体後部には何やら蓋をしているような部分がある。
ネジを外して開けたら、凄い色のグリスの海が出現!
グリスは劣化していて既に潤滑の役目を果たしておらず、「ただそこにあるだけ」の状態である。このままではグリスを拭うのは難しいので、下のリンク部分も分解して後部を外すことに。
リンク部を外したら、変わったナットを外して後部を分解する。
ナット4か所を外すと後部が分離できた。
後部の内部には更にギアが一つ入っていた。
ギアの歯には、古いグリスがしっかり詰まっている。
細いマイナスドライバーで穿って奇麗にする。
同様に、もう一つの歯車も奇麗にする。
内部の古いグリスを拭き取る。
蓋に付いていたギアを分解する。
ボール二個で保持する構造のようだ。ボールが蓋の内側に常時接触しているので、その部分だけグリスを塗ってから組み立てる。
ギアの歯にグリスを塗って元の位置に戻す。
本体側のギアにもグリスを塗る。
ギアがちゃんと噛み合うか確認しながら、後部を元通り組み立てる。
夜遅くなってしまったので、昨日の作業はここまで。
昨日でメカ部分のメンテナンスは終わっているので、今日はコンパウンドで劣化した塗装を一皮むくところから始めた。画像では分かり難いが、左半分が磨き終わり、右半分がまだ磨いていない。
本体や後部カバーなど、面積の広い部分は全て液体コンパウンドで磨き、ユニコーンカークリームでワックスがけをしておいた。一通り作業が済んだら、後は組み立てるだけだ。
全部組み立てたら、次は電源コードだ。
内部で断線している所があるらしく、スイッチは入っているのに勝手に止まってしまう時があるのだ。
本体の底を見るとネジ止めされているので外す。
板を外すと内部が見える。風力を3段階に切り替えるだけの単純な機能しかないので、内部も簡単な構造だ。
古いオイルコンデンサが入っている。年号から、この扇風機は昭和37年頃に製造されたことが判る。
電源プラグにも日立のマークが入っている。
分解したら、中は奇麗だ。
この状態なら交換する必要は無いので、そのまま流用する。電源コードを外したら、随分と凝った作りになっていた。
プラグの金属部はメッキされているものの、だいぶ剥げているので、磨いても奇麗にはならなかった。
電源コードは手元にちょうど良さそうな長さの物があったので、それを使う。
内部は、全ての配線がハンダ付けされている。今時では珍しいが、当時はそれが普通だったのかも知れない。
ハンダ付けし直しても良いのだが、拙者は100V系列の線にハンダ付けするのは好きではないので、
# 単に気分の問題ですけどね。(^^;)
古いコードをカットし、新しいコードと接続端子で繋いだ。
元通り板を取り付けて完成である。
今年の夏から大いに活躍して貰おう。
新品の扇風機になりましたね。
日立が泣いていますよ・・1台売りそこなった!
by Take-Zee (2017-04-04 18:09)
Take-Zeeさん
ハッハッハッ、大丈夫、日立はそんな程度ではビクともしませんって。(笑)
by Rifle (2017-04-04 22:14)
50年以上前の扇風機持ってるとこも凄いしrifle様の修理ぶりにも驚きですぅ
by みうさぎ (2017-04-06 11:22)
みうさぎさん
完全に壊れないとなかなか捨てられないタチでして...壊れててもついつい直したくなっちゃうし...ってどうしようもない性格ですねぇ。(笑)
by Rifle (2017-04-06 12:10)