KL250Rの修理(その3:サイドスタンドキルスイッチ撤去) [バイク]
(前回からの続き)
再発した突然のエンジンストップの原因として、真っ先に思い浮かぶのはサイドスタンドのキルスイッチだ。
サービスマニュアルによると、KL250Rのサイドスタンド安全装置はクラッチスイッチ・ニュートラルスイッチ・サイドスタンドキルスイッチの3つ全てがOFFになった時だけCDIユニットで失火させてエンジンを止めるようになっている。
言い方を替えればどれか一つでもONになっていれば失火しないので、サイドスタンドのキルスイッチを撤去してスイッチを直結すれば、失火しない筈である。
理論上はそうだけど、サイドスタンドのキルスイッチ撤去だけでは何となく不安。更にキルスイッチに繋がる誤動作防止用ダイオードも外して直結にすることに。作業そのものは単純で、タンクの下にあるダイオードブロックを外して直結させるのと、サイドスタンドのキルスイッチを取り外すという2点だけだ。
今回のような作業ならサイドスタンドだけでも大丈夫だけど、念の為にリフトスタンドを使って車体全体を垂直に浮かせる...と思ったら、スタンドの高さが高過ぎてKLRの下に入らない。
上の2本の当て金具は取り外せるので、外すだけ下に入るようにはなる。
しかし、これではバイクの底に傷が入ってしまうかも知れないので、ホームセンターへ足を運び切り売りのゴム板を買って来た。
サイズは20cm×30cm、お値段は260円だった。スタンドの上に載せてみると、サイズはピッタリ。
これで安心してKLRに使える。
まずシートを外し、
次にタンクを外す。
車体右側に電装系の部品が並んでいて、ダイオードブロック(赤い矢印で指している部品)はイグニッションコイルの後ろにある。
6極のカプラで繋がっているだけなので、簡単に取り外せる。
サービスマニュアル通りに、外したダイオードをチェックする。
順方向は正常だ。逆方向もチェックする。
こちらも正常だ。まぁ、壊れるような部品じゃないから当然だな。
線をここで直結しても良いのだけれど、念の為に元に戻せるようにしておきたいので、新たに6極カプラを用意した。
適当な線を手持ちの中から探し出してきた。
位置を間違えないよう注意しながら直結に配線し、念の為にグルーガンで防水処理をしておく。
そのカプラを元の位置に接続すればOKだ。
次はスタンドスイッチの撤去だ。スイッチから延びる配線は車体左側のカプラ(ラジオペンチで指している黒い部品)で接続されている。
配線を引っこ抜いてスイッチを外した。たったこれだけでも結構な重さがある。
分解して調べたかったが、生憎樹脂で封入されていて分解できない。
外した車体側のカプラは下向きなので、雨水などが入る事は無さそう。
でも、何となく不安なので、養生用テープで軽く防水処理をしておいた。
後は元通りタンクとシートを取り付けて作業は完了である。自宅周辺を一寸走ってみたが、普通に走って問題は起きない。
スイッチ類が失火の原因なら、これでエンジンストップは起きなくなる筈。だけど、本当にスイッチが原因かどうかは分からない。前回現象が発生したのと同じ道を走ってみて本当に現象が再発しなければ、エンジンストップに関しては解決できたことになる。
だから一度走ってみたいのだが、既に11月で信州は寒いし、天候の都合もあるので、空模様と相談しながらテスト走行の日程を探ることになりそうだ。
(続く)
再発した突然のエンジンストップの原因として、真っ先に思い浮かぶのはサイドスタンドのキルスイッチだ。
サービスマニュアルによると、KL250Rのサイドスタンド安全装置はクラッチスイッチ・ニュートラルスイッチ・サイドスタンドキルスイッチの3つ全てがOFFになった時だけCDIユニットで失火させてエンジンを止めるようになっている。
言い方を替えればどれか一つでもONになっていれば失火しないので、サイドスタンドのキルスイッチを撤去してスイッチを直結すれば、失火しない筈である。
理論上はそうだけど、サイドスタンドのキルスイッチ撤去だけでは何となく不安。更にキルスイッチに繋がる誤動作防止用ダイオードも外して直結にすることに。作業そのものは単純で、タンクの下にあるダイオードブロックを外して直結させるのと、サイドスタンドのキルスイッチを取り外すという2点だけだ。
今回のような作業ならサイドスタンドだけでも大丈夫だけど、念の為にリフトスタンドを使って車体全体を垂直に浮かせる...と思ったら、スタンドの高さが高過ぎてKLRの下に入らない。
上の2本の当て金具は取り外せるので、外すだけ下に入るようにはなる。
しかし、これではバイクの底に傷が入ってしまうかも知れないので、ホームセンターへ足を運び切り売りのゴム板を買って来た。
サイズは20cm×30cm、お値段は260円だった。スタンドの上に載せてみると、サイズはピッタリ。
これで安心してKLRに使える。
まずシートを外し、
次にタンクを外す。
車体右側に電装系の部品が並んでいて、ダイオードブロック(赤い矢印で指している部品)はイグニッションコイルの後ろにある。
6極のカプラで繋がっているだけなので、簡単に取り外せる。
サービスマニュアル通りに、外したダイオードをチェックする。
順方向は正常だ。逆方向もチェックする。
こちらも正常だ。まぁ、壊れるような部品じゃないから当然だな。
線をここで直結しても良いのだけれど、念の為に元に戻せるようにしておきたいので、新たに6極カプラを用意した。
適当な線を手持ちの中から探し出してきた。
位置を間違えないよう注意しながら直結に配線し、念の為にグルーガンで防水処理をしておく。
そのカプラを元の位置に接続すればOKだ。
次はスタンドスイッチの撤去だ。スイッチから延びる配線は車体左側のカプラ(ラジオペンチで指している黒い部品)で接続されている。
配線を引っこ抜いてスイッチを外した。たったこれだけでも結構な重さがある。
分解して調べたかったが、生憎樹脂で封入されていて分解できない。
外した車体側のカプラは下向きなので、雨水などが入る事は無さそう。
でも、何となく不安なので、養生用テープで軽く防水処理をしておいた。
後は元通りタンクとシートを取り付けて作業は完了である。自宅周辺を一寸走ってみたが、普通に走って問題は起きない。
スイッチ類が失火の原因なら、これでエンジンストップは起きなくなる筈。だけど、本当にスイッチが原因かどうかは分からない。前回現象が発生したのと同じ道を走ってみて本当に現象が再発しなければ、エンジンストップに関しては解決できたことになる。
だから一度走ってみたいのだが、既に11月で信州は寒いし、天候の都合もあるので、空模様と相談しながらテスト走行の日程を探ることになりそうだ。
(続く)
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