SSブログ

初めての銭湯 [雑感]

 自宅は築25年を超えてあちこち傷みが出てきているが、特に風呂場はタイルのヒビ割れが大きく目立つようになってきた。今年の冬は特に風呂の湯が冷めるのが早く、続けて入ったとしても3人目は追い炊きしないと一寸温過ぎという有様。ヒビがあれば当然そこから水分が入るから、見えない部分で劣化が進んでしまっている可能性もある。
 一応風呂は天水で、冬でもそのまま入れる程に暖かいので、風呂を沸かす為のガス代は大幅に節約できているのだけれど、寒い時期はほぼ毎回追い炊きが必要で、そのガス代も馬鹿にならない。

 具体的に風呂場のリフォームに動き出したのは洗面所をリフォームした後からで、あちこちのショールームに家族で出かけて「あーでもない、こーでもない」と色々騒ぎ、最終的にタカラのバスユニットを入れることに決まった。決め手は「浴槽全体の保温性」、「手入れのし易さ」、「ぴったりのサイズに出来る」の3点。特に、湯冷めに手を焼いていたので、保温性の高さは何よりも有難い。

 リフォーム工事は10連休直前の1週間程度と決まったが、工事中は当然の事ながら風呂には入れない。昔、町内に一軒銭湯があったけれど、平成に入って直ぐに廃業してしまった。「はて?この辺に銭湯ってあったっけ??」
 ネットで探して見ると、案外多く有って一寸驚いた。あまりに遠くては利用し辛いので、自宅から車で15分程度という条件で絞ると数か所となる。その中で、一番行き易い一宮市内の「浜湯」を利用することに。

 営業は15時半からなので、その時間に会うように自宅を出る。駐車場は細い路地を入った所なので少々分かり難いが、一度分かってしまえばどうということはない。駐車場から歩いて数分で浜湯に着く。
銭湯・浜湯(一宮市)
引き戸を開けて入ると、昔懐かしの靴箱がある。
靴箱は昭和の風情
男湯の脱衣所に進むと、中は奇麗に清掃されている。
男湯脱衣所
ロッカーは木製だ。
木製のロッカー
壁にはポスターや注意書きなどが張り出されている。
壁にはポスターや注意書きが
ネット上では420円となっていたが、平成31年2月に440円へ値上げされている。
値上げのお知らせ
営業が始まって10分ほどなのに、既に浴場には数人の先客が居た。体を洗い流してから湯に浸かる。
 温度はやや高くて長時間入るとのぼせてしまうけれど、さっと入るにはちょうど良い感じ。他に電気風呂・薬湯・サウナなどがある。薬湯にも浸かってみたが、確かに普通のお湯とは違う成分が入っているようで、独特の香りがする。
 10分近く浸かり、脱衣所へと出る。そんなに温まった感じはしないのだが、汗がなかなか止まらないのは意外だった。

 自宅の風呂が完成するまでの一週間で2回利用したけれど、我々以外の利用者は皆高齢者ばかり。余程古い賃貸物件でもない限り風呂が無いというのは考えられないので、何かしら理由があって利用しているのだろうと思う。
 人件費・光熱費の高騰が影響しているのだろうけれど、金額がかなり高いので、頻繁に利用しようとは思わない。町内にあった銭湯は昭和49年の頃小学生は入浴料50円だったと記憶しているので、現在の金額は3倍だが、物価を考えれば当時の金額設定と大差無い筈。それでも高いと感じてしまうのは、やはり自宅に風呂があるからだろう。
 昭和の時代に建てられてそのままのホテルや旅館とほぼ同じで、初めての銭湯だったが違和感は全く無かった。スーパー銭湯などと違って娯楽施設は一切無いけれど、こういうシンプルな構成も良いと思う。今回は良い経験になった。
タグ:銭湯
nice!(33)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 33

コメント 2

middrinn

ハマっちゃって、また常連さんと親しくなり、
同じように通うことになったりして(^_^;)
by middrinn (2019-05-09 06:47) 

Rifle

middrinnさん
いやぁ、それは金銭的に無理ですねー。(^^;;;)
それに、自宅に風呂があると、わざわざ車で10分以上走って入りに行くなんて気にはならないです。
by Rifle (2019-05-09 07:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。