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ラジカセ日立パディスコTRK-8280のオーバーホール(その2:えーっ!\(^^;)/) [雑感]

前回からの続き)

 メインとなる基板のコンデンサを交換し終えたら、次は端子をNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。右が磨く前、左が磨いた後である。
右が磨く前、左が磨いた後
端子のメッキには年代なりの錆びがあるけれど、当時の製品にしてはそれなりにコストを掛けてあったようで、赤錆が出たりはしていない。

 次はスライドボリウムの部分に取り掛かる。
スライドボリウム部
裏側にあるネジを外すと樹脂部品が外せる。
裏のネジを外す
マイク入力からの信号を増幅するトランジスタの回路が載っている。
樹脂部品を外したところ
使われているのは汎用ボリウムだ。
基板から外したボリウム
分解したら、内部は劣化したグリスなような物でベタベタだ。
内部はグリスでベタベタ
NevrDullで磨いたら奇麗になった。
NevrDullで磨いた後

 メインの基板上にあるもう一つのスライドスイッチを外す。
外したスライドスイッチ
分解したら、やはり両端が異様に黒くなっていた。
両端が異様に黒い
端子や接点から微かだがタバコ臭がするので、前所有者は喫煙者だったのかも知れない。端子を慎重に広げる。
端子を慎重に広げる
やはり端の方が黒くなっている。
端だった方が黒い
NevrDullで磨いたら奇麗になった。
磨いた後

 内部フレームを外した時に出てきたプラスチックの破片は、よく見たら内側にネジ山がある。
破片にネジ山が
「ひょっとして、ネジが異様に緩かった所のか?」と思い、筐体右側を見たら、やはり折れた痕がある。
折れた痕がある
G17ボンドで接着しておいた。
 ツマミ類も磨いておく。左が磨く前、右が磨いた後。
左が磨く前、右が磨いた後
小さいと指だけではやり難いので、そういう時はピンセットを使って磨く。
ピンセットを使って磨く


 ラジオ部は選局用のポリバリコンの軸から複数のローラーを経由するナイロン糸を使ってパネル上の針を動かしているので、後で分かるように撮影しながら分解し、ラジオパネルを取り外した。
外したラジオパネル
画像では奇麗そうにみえるけれど、肉眼で見るとかなり汚い。台所用洗剤で洗っても汚れはあまり取れないので、試しにプラスチック消しゴムで左半分をゴシゴシやってみた。
左半分を消しゴムで擦った
画像では奇麗になったように見えるが、肉眼だと「うーん、一寸奇麗になったか?」という程度。(溜息)全体を消しゴムでゴシゴシやったら、取り外した電波強度メーターを両面テープでラジオパネルに貼り付ける。
両面テープでメーターを取り付ける
まだトーンコントロール部のボリウムの作業が済んでないけれど、先にラジオのナイロン糸を張る事にする。
 デジカメの再生ボタンを押して見...「ありゃっ、動かん?(?_?)おかしいな...え?電池無い??そんな馬鹿な...何か変だな。」充電済みの予備バッテリーに入れ替えてみたが、今度は電源ボタンを押してもデジカメはダンマリを決め込んでいる。「おいおいおいっ、どうなった???(@@;)」あれこれ色々やってみること15分ほど、やっとこさ普通に動くようになった。原因は分からないが、一時的に動作がおかしくなっていたみたいだった。
 これは拙者の勝手な推測だけど、何かが引き金になって内部にあるMPU(パソコンのCPUみたいな物)が暴走(制御が効かなくなる状態の事)し、周辺回路も道連れにしちゃって固まったのでは?と思う。

 「ふーっ、やれやれ、ようやく動いたわ」と思いながら再生ボタンを押すと...「ありゃ?画像が無い??...(何度も見る)...おかしいなぁ。」デジカメからSDカードを抜いてパソコンで見ると、やっぱり無い。「えーっ!\(^^;)/
 デジカメがおかしくなった当日に撮影した画像の大半が失われていて、一応残っていても表示しようとすると「?」となってしまうので画像データが壊れているようだ。
 デジカメで撮影した画像を見ながら組み立てる積りだったから、分解前がどうなっていたかなんて殆ど覚えていない。「参ったなー、元に戻せないじゃんかよぉ...。」

続く
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コメント 2

みうさぎ

オッハー
とは言えー大丈夫なんですかいね?ハプニング!
by みうさぎ (2021-03-28 10:38) 

Rifle

みうさぎさん
うーん、どうなんでしょ?(^^;)
by Rifle (2021-03-28 12:07) 

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