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BOSS MA-5マイクロモニター(その2) [音楽]

前回からの続き)

 多少の不具合はあるものの、普通に使える状態なので一安心だが、念の為に分解して内部も点検する事に。
 分解は簡単で、前面にあるネジ8本を外すだけ。
ネジを外している最中
ボリュームのツマミなどを持って軽く引っ張れば、全体が外れて来る。
分解したところ
プリント基板を見る。左側の目立つICはオーディオ用パワーアンプTA7222APだ。
内部の基板
放熱器が取り付けられているのはトランジスタ2SD880、オーディオ用の出力回路によく使われていた。他にはオーディオ用ローノイズ・トランジスタ2SC732が3個使われている。
 基板の反対側にはトランスがある。
基板の裏側にはトランス
こちらにもヒューズが入っている。トランス劣化時の被害を最小限に抑える為だろう。ライブ会場などで使われる事を想定して、例え故障しても極力被害を出さないように、という設計は流石だ。
 基板を固定しているネジを外す。これはTA7222APの放熱器の固定と兼用だ。
基板固定兼放熱器固定のネジを外しているところ
基板の裏側にスポンジが挟み込んであった。
基板の下にあったスポンジ
スポンジの上にはヒューズがある。多分、ヒューズ交換時に基板を抑えて下の金属板と接触しないように、という配慮だと思う。
 ボリュームのツマミを外したら、真ん中以外は異様に硬い...と思ったら、ボンドが流し込んであった。
2本はボンドの痕がある
ツマミが緩くて抜けてしまうのを固定したんだろうな。
 スピーカ部は、フロントグリルはタッカーでガッチリ固定されている。
タッカーでかっちり固定されている
スピーカに問題は無さそうなので、分解せずそのままにしておく。

 電解コンデンサは頭が膨らんでいる物は一つも無いし、動作も問題無い。けれど、40年前の機材なので、ばらした序でに手持ちのオーディオ用が使える所は交換する。
 ライブ会場などでフルパワーで鳴らす事を考慮してか、基板上にある一定以上の大きさのコンデンサは全てボンドが塗られている。だから、ハンダを緩める前に予め大雑把に取り去っておく。
事前にボンドを剥がしておく
それでも、ハンダを緩めて基板から抜く時にボンドが抵抗するので、結構厄介だ。(笑)
引っ張られてボンドが伸びている
手持ち部品が無かった5個は交換していない。
部分的にコンデンサを交換した基板
オーディオ用電解コンデンサは通販で入手しているけれど、5個だけ取り寄せると送料の方が部品代よりも高くなってしまうので、次回何か注文する時に併せて取り寄せる事にする。
 スイッチは正常だけど、金属部に錆が出ている。
スイッチは錆びている
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いたら、まぁまぁ綺麗になった。
磨き終わったスイッチ

 回路図を作成する為に、基板をデジカメで撮影してモノクロ化した。
# カラーだと印刷コストが高いんでね。(^^;)
基板をプリントアウト
そこへ部品の値を書き込む。
部品の値を書き込んだところ
これを見ながら回路図を起こすんだけれど、それが面倒なんだよなー...(--;)

続く
タグ:MA-5 BOSS
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みうさぎ

オッハー
手強いー頑張れ~と応援してるよー

by みうさぎ (2022-09-08 06:05) 

Rifle

みうさぎさん
お早う御座います&有難う御座います。
しばらく基板とにらめっこが続きそうです。(笑)
by Rifle (2022-09-08 08:05) 

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