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ポータブルCDプレーヤーD-265の再修理(その3:修理完了) [音楽]

前回からの続き)

 色々考えた末、「電解コンデンサを使うとまた交換が必要になるけれど、積層セラミックやタンタルなら半永久的に使ええるから、思い切ってチップ部品に替えよう!」
 部品を通販で取り寄せると部品代よりも送料が高くなってしまうので、一寸割高だけどマルツ名古屋営業所へ足を運んで部品を調達する事に。
マルツ名古屋営業所
ここは他では少々手に入り難い物も扱っているので、いざという時に重宝する。自宅からバイク・車で1時間もかからない位置にあるし、無料の駐車場があるというのも大きなメリットだ。ここで必要な部品を購入する。
購入した部品
ちょうど良いサイズが見当たらなかったので、22μFだけディップタイプ、それ以外はタンタルのチップタイプを選んだ。

 帰宅したら作業に取り掛かる。まずは、ハンダごての入る余地が一番限られてしまう22μFからディップタイプのタンタルに交換する。直立した状態では筐体上側に当たってしまう為、足を折り曲げられるように余裕を持たせてハンダ付けした。
ディップタイプのタンタルコンデンサに交換
チップ部品の47μFは、こんなに小さい。
47μFの大きさ
これだけ小さいと指で支える事は出来ないので、ピンセットを使う事になる。何とか無事に取り付けられた。
交換作業を終えた基板
取り外してあった配線を全て元に戻す。
配線を全て元に戻したところ
後は元通り組み立てればOKだ。
 組み立て終わったら、液晶表示部の傷が一寸気になった。
液晶表示部に細かい傷がある
XV-5080でも使ったGT99が手近にあったので、それを使って磨く事に。
GT99を使う
結構力を入れて磨いたけれど、「一寸良くなったかなぁ?」という程度だった。(汗)
GT99で磨いた後
早速使ってみると...盤面に小さな傷があってその位置から後の曲はほぼ再生できなかったCDは、頭から終わりまで何事も無く再生できた。どうやら修理は成功したみたいだ。

 このポータブルCDプレーヤーを手間暇かけて修理するのには、それなりの理由がある。
 今自分の使っている部屋は、現状ではモノだらけでオーディオ機材のセッティング以前の状態。だけど、少なくとも年内には奇麗サッパリ片付けてモニター環境を構築する予定なのだ。一般的な民生用オーディオ機器は使わず、レコーディング機材を使ったモニター環境になるので、物量投入型オトキチ
# オートバイ・キチガイじゃなくて、音に対して徹底的に拘る病的(!)オーディオ・マニアの意。
# 昔の自分でもある...。(滝汗)

とは正反対(??)の方向になるけれど、音像定位も含めたレコーディング品質の良さを見抜く為のシステムを目指している。このポータブルCDプレーヤーは、そのシステムではCD再生のメイン機材となる予定なのである。

 「え?ポータブルCDプレーヤーがCDのメイン再生機器?」と不思議に思われる方も多いとは思うが、それなりの理由があっての選定なのである。ちなみに、このプレーヤーを単純なトランスポートとして使う。
# ある程度知識のある方なら「ははーん...」と御納得戴けるか、と。(^^;)

 これで普通に使えるようになった。一部が電解コンデンサのままだけれど、またダメになったらその時に劣化の少ないチップ・タンタルに交換する積りだ。目出度しメデタシ、である。

(完)
タグ:D-265
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