SSブログ

RADO DIASTARの簡単な手入れ [時計]

 今まで取り上げる機会が無くてそのままになっていたのだけれど、昨年9月にRADO(ラドー)のDIASTAR(ダイヤスター)シリーズの「111.0348.3」を中古で安価に入手した。
ラドー・ダイヤスター
これを入手した理由は二つあって、一つは「デザインが好き」だから。
 もう一つは「セラミックだから傷が付かない」=「何年経っても殆ど変化しない」から。新品当時の姿をそのまま維持できるから「勿体無くて使えない」なんて事が無い。それに、クォーツだから電池交換さえしていれば永く使える。面倒臭がりな拙者にはペッタシなのだ。
 入手した時点で電池は交換済みだったのだけれど、安かっただけあってベルトに汚れが目立つ。画像では判らないと思うけれど、ベルトの駒と駒の間には黒い汚れが大量に溜まっているのである。それに、ベルトの長さ調整すらもしていない。(汗)流石にこのまま使う気にはなれず、「そのうちに掃除しよう」と思って放置していたらあっという間に三か月が経ってしまっていた、という訳。(滝汗&恥)

 まずはベルトの調整をする。一般的なベルトはバネ棒を外すだけだが、この時計にバネ棒は使われていない。貫通式のピンで固定されている。とりあえず一ヶ所外してみた。
一ヶ所ベルトを外した
外したのは良いのだが、どうやって長さを調整するのか判らない。
外した部分
そこで、いつもお世話になっている優美堂へ駆け込んだら、あっという間に調整完了。流石プロフェッショナルだなー。

 外し方が分かったので、ベルト部を分解した。
ベルトを分解したところ
まずは中古で仕入れた小型の超音波洗浄機で水洗いしてみたら、水に汚れが沢山浮いた。けれど、こびり付いた汚れは完全には取り切れていない。一つずつ古歯ブラシでゴシゴシ洗って奇麗にした。

 奇麗になったら乾燥させて水分を飛ばす。乾いたら、元通り組み立てる。
 まず、土台となる樹脂製の部品を短い金属ピンで固定する。
樹脂パーツをピンで固定
次に、外装のセラミック部品を横からスライドさせるように挿し込む。
セラミックパーツを挿し込む
指でグッと押し込めば良い。
セラミックパーツを押し込んだところ
これを何度も繰り返す。
何度も繰り返すとベルトが長くなる
後は元通り長いピンで固定すれば完成である。

 ラドーのタイヤスターと言えば、かつてはタングステン鋼、現在はセラミックがメインで使われている。タングステン鋼はライフルや砲弾の弾頭に使われるほどに硬い金属だから簡単には傷は付かないけれど、それでも使っていると徐々に細かい傷が増えたりする事もある。
 その点、セラミックは非常に硬いので傷が付く事はまず無い。だから、何時まで経っても奇麗な状態を保てるけれど、硬いが故に瞬間的な強い衝撃には弱いので注意は必要だ。

 これで日常的に使えるようになった。目出度しメデタシ、である。
nice!(26)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 26

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。