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あぁ、やっぱり [雑感]

 今日、定期購読しているTIMEが自宅に届いた。中をざっと見ると、ホンダU3-Xなどの製品そのものの記事を除けば日本関係のものは無い。これが米国における、或いは世界における日本の位置を示しているのではないだろうか。

 「増すゴミ」(国内マスメディアの別称、「下らない記事を量産して日々ゴミを増やす」の意)は大リーグにおける日本選手の活躍を非常に大袈裟に報道しているのに、それ以外の国際情勢には全くの無頓着である。
 ちなみに、米国の一般メディアでは大リーグと言えども全くと言っていいほど日本人選手に関しては報道されていないそうな。米国人にしてみれば、たとえ新記録達成ではあっても外国人が出したものだから興味は湧かないのだろうと思う。これが米国籍の選手だったら大きく報道されていたんだろうけれど。

 TIMEを見ていて強く感じるのは、中国の台頭と中国以外のアジア各国の凋落である。米国から見れば北朝鮮は既に「過去の国」でしかないから関心が無いのは当然としても、韓国やシンガポールまでもが取り上げられ難くなってきている。況や日本においてをや、である。
 この手の話になると「日本は島国だから」とか「政治的外交が云々」とかという話に逃げ込むのが常道のようだが、そんなことをしているから日本はいつまでたっても海外から理解されないのではないのか。こんな状態では、国民が世界から逃げ回っているようにしか見えないだろう。

 今、沖縄にある米軍基地の移設問題で色々と報道が相次いでいるが、「増すゴミ」達は「大臣がああ言った、自治体の首長がこう言った、米国関係者はそう言った」という、どうでも良い内容ばかりを流している。
 本来ならば、現在至るまでの経緯や、過去の自民党政権が米国に支払ってきた莫大な費用や、沖縄県民の「基地が存在することで受けている経済的恩恵」と「基地が存在することで受けている被害」を数値化し時系列に整理した上での論評や、日本の外交政策における米国への依存度、周辺諸国の意見や動向、世界の中での日米協定の位置付けなど、国民と一緒に考える為の必要最低限の材料を提供すべきだと思うのだ。
 余談だが、もう米軍基地は日本に置く意味なんて殆ど無いと考える。ソ連の脅威も北朝鮮も、米国にとっては既に過去の話なのだが、長年自民党政権が湯水のように金銭をつぎ込んでいたために、米国も日本が負担するのが当たり前という意識だろうから、一気に解消するというのも難しそうだわなーという気はする。
 だから、民主党に政権が移行したからといって性急な結論を求めるのは間違いだと思うのだが、そういった論調は「増すゴミ」達からは聞こえてこないし、「国民はいつ結論を出すのかで苛立っている」と面白可笑しく誇張して喧伝する方が耳目を集め易い。

 しかし、国民も享楽的な記事ばかりを求めて現実から目をそらし続けているから「増すゴミ」も売り上げに結び付かないんで流さないという面も大いに影響しているのかも知れない...。
タグ:Time
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