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POLJOT現役復帰 [時計]

 普段使っている腕時計はLuminoxなんだけど、どこかへぶつけた際に飛んでしまったのか回転ベゼル上の夜光インジケータが無くなってしまい、バンドも千切れてしまっていたので安物のナイロンベルトを使っていた。
ナイロンベルトは汎用的に使えるようにベルクロで時計本体を固定するようになっているのだが、固定の度合いが甘くて使い難い。そこで、数日前に市内の時計屋さんへ修理に出した。

IMG_1845.JPG 失職中とは言え腕時計が無いと何かと不便なので、久し振りにPOLJOT(ロシア語の発音は「パリョート」だけど何故か国内では「ポレオット」と読まれることが多い)を使うことになった。

 この時計は、6年前にロシアのお店から送って貰った2本のうちの1本である。 ちなみに、もう一本はプーチン大統領(当時)のサイン入りだよん...って拙者も結構ミーハーだなぁ。(^^;) 購入して半年も経たないうちにモスクワの工場が解散してしまって廃番となり、現在のVolmax社が生産しているモデルとはデザインが一寸違う感じになっている。

 購入した当時は機械式時計にかなり熱中していたので、色々と時計に関する雑誌を読み漁ったり、構造に関する本を読んだりしていた。そんな頃、ネット上を彷徨っていてこの時計を見つけ「ナヌ?ゼンマイ仕掛けのアラームが入った腕時計だって?値段も手に届く範囲だし...」と早速そのお店に連絡して入手したのだった。

IMG_1843.JPG 時計は「とにかく遅れないこと」を最重要視しているが、この時計は今のところ1日で数秒進むのでとても気に入っている。購入して以来、おかしくならないように定期的に動かしてはいたが、連日使うようになったのは今回が初めて。だから少々不安だったが、全く問題無いので安心して使っている。

 何故「遅れないこと」が重要なのか?...この時計を入手する少し前、既にドイツの工房が出していた機械式時計を使っていた。ドイツ国内で出荷時調整を受けたその時計は、気候の違いが影響するのか1日に20秒ほど遅れるので、毎朝出勤前に必ず30秒進めておくという単純な方法で誤魔化していて、それでも然程不便は感じなかった。

 ところが、ある日30秒進めた積りが進めてなくて、地下鉄の終電に乗り遅れてしまったのだ。当時は某T自動車に勤務していて連日終電だったから、焦ったのなんのって...今思い出しても冷汗が出る。地下鉄の終電に乗り遅れると自宅へ向かうJRの終電にも乗れない。慌てて地下鉄の駅から地上へ出て、偶然走って来たタクシーを拾って「後5分しか無いから間に合わないかも知れんけど、とにかく名古屋駅へすっ飛んでくれぃ!」と運転手を急かし、なんとかJRの終電に間に合ったという「恐怖の体験」(ちぃと大袈裟か?^^;)があるからだ。

 「正確さが欲しいんだったら素直にクォーツ使えば?」と言われてしまいそう(まぁ、確かにその通りですね ^^;)だが、「もう一つ時計を買うなんて」という貧乏人根性も手伝って、当時はその時計しか持っていなかった。それに、機械式の時計は使っているうちに愛着が湧くしね。
 その後「交通機関で通勤するんだったら、やっぱ正確さは必要だ」と思い、色々と考えた末に今使っているLuminoxを入手、恐怖体験をしたその時計はメンテナンス時期が迫っていたので後ろ髪を引かれつつ売却したのだった。

 ただ、クォーツ時計というのは何故か愛着が湧いてこないような気がする。はやり拙者には、あの「チチチチ...」という小さな鼓動が必要なようだ。
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