日帰り旅行 [雑感]
昨日は家族全員が何も予定が無いことが随分と前から判っていたので、妻も拙者も一度も行ったことの無い兼六園へ行こうという話になった。
昨日の朝8時過ぎに自宅を出て一宮木曽川ICから東海北陸道に入り、途中PAで休憩を取りながらひたすら北上する。北上するに連れて雪の量が増えて来る。
この時期にこの高速道を走った事が無いので、見覚えのある風景も雪化粧で印象が随分と変わって新鮮だ。
平日だったせいか途中で渋滞することも無く小矢部栃波JCTで北陸道へ入り、金沢東ICを降りたのはちょうど11時。そこから少し街中を走って兼六園の直ぐ近くにある石川県営の兼六駐車場へ車を停める。ここから5分程あるけば、もう兼六園の入口だ。
入って直ぐに目に飛び込んできたのは有名な徽軫(ことじ)灯篭だ。
NHKなどで流す映像は入り口から入って来て見える風景そのままだと、現地に来て初めて判った。(笑)数週間前までは雪タップリの風景がTVで流れていたが、もう雪は消えて無い。
桜が満開手前の見ごろを迎えていて、ヨーロッパ人と思しき人達があちこちでシャッターを切っていた。
いやぁ、やっぱ外人の視点は日本人のそれとは違いますねぇ。
その後もあちこち歩き回って1時間半ほど庭園を満喫した。
あちこち歩き回って「ん?」と気が付いた点がある。
例えば、この飛び石は一見何の変哲もないもののように見える。が、これは日本式庭園を理解できない人達が極端に多いからこそ、竹で組んだ柵を置かざるを得なかったのではないか?、と。その理由は次の画像である。
こちらは侵入禁止を明示している部分である。見ての通り竹の柵は無い。要するに、立ち入りを禁止しているから柵が必要で無い、だからこそ原型のままを留めているのであるのではあるまいか。言い方を替えると、柵を設けないと心得の無い人達が大挙して押し寄せるからこそ、非常に目障りではあるけれども柵を設けざるを得ないんではないか、と。
柵は必要悪であり、少なくとも現代以前には不必要なものであった筈である。景観を破壊するものであるにも関わらず、どうしても設定せざるを得なかった、ということを鑑みると、それだけ現在の日本人が極端にアメリカナイズされ過ぎてしまい、今まで日本人が連綿と受け継いできた伝統をかなぐり捨てて目に見える部分だけで評価してしまっているのではないか、と。
本来であれば、敷石以外の場所に足跡を付けるということは決して許される行為では無い。言い換えると、石が敷かれている場所しか歩いてはいけない、ということなのだ。が、現在の日本人にはそのことが理解できないから、どうしても柵を設けて制限せざるを得ない、と...同じ日本人として、非常に情けない、恥じ入る他は無いという心境である。
残念ながら、家庭では日本の過去に対する教育は全くと言っていいほど何も説明されていないし、それを補う位置付けにある筈の学校教育では知識の最低必要限を手短に教えるだけに留まっているに過ぎない為、過去数百年に渡って連綿と受け継いできた「伝承」の部分を伝え切れていない。だから、「何故そこに石が敷いてあるのか」を」考えれば多少の考慮が発生してしかるべきなのに、それに対する何の感情の無いままに過ぎ去ってしまう。柵は時代の要請に基づくものとも謂えるが、余りに余りある存在物とも謂える。うーん...。
複雑な思いを抱えたまま兼六園を後にし、遅い昼食を近くの喫茶店で済ませる。昼食を済ませて店を出た時点で時間は14時前後、家族の色々な意見が出たものの、息子の「ここへ行って見たい!」という鶴の一声?で妙立寺へ行くことに決定する。
妙立寺は別称「忍者寺」とも謂われているが、実際に忍法とは全くの無縁で単に歴史的由来から忍者寺と謂われるるようになったそう。拝観には事前に予約が必要だというのは近くの駐車場の管理人に聞いて初めて知ったが、幸い平日で予約に余裕があって当日予約でも十分間に合い、またその高額な拝観料に十分見合うだけの内容の濃さを持っていたから、まぁこれはこれで良しとしよう。言い換えると、それだけ濃い内容が、そのお寺には準備されているということなのである。百聞は一見にしかず、まずはご自身の目で確かめて戴きたい。
妙立寺を出て、次は思いつきでMontBell金沢店へと向かう。この店はアウトレットも扱う大規模店で、以前から一度訪ねて見たいと思っていた場所だ。
リファーレの駐車場へ車を停めて早速MontBkellへと向かう。予想通りの大規模なお店で、フロアの面積もかなり広い。あちこち見て廻り、キーホルダーとしても使えるソーラー式LEDライトを求めて店を後にする。
今日のイベントはこれで全てお終い、後は帰るだけである。時間は既に14時半近く、北陸道のICを探して金沢市内をうろうろしてICから北陸道に入り、JCT経由で東海北陸道へと進む。金沢市内の道路標示はとても「不親切」で、地元の人以外では理解できないのでは?という看板ばかり。お陰で余計な迂回をせざるを得なかった。高速道は平日だからか、交通量は思いの外少ない。日本海側から見る山々は、太平洋側から見るそれと違って随分と急峻に見える。まるで、日本海側の気候の厳しさを知らせているかのようだ。
順調に飛ばしながら途中で休憩も挟んで、一宮木曽川ICを降りたのは19時少し前だった。ここまでの距離は470km。結婚する前は軽井沢まで往復600km以上をバイクの日帰りで何度も往復していたから、自動車を使った日帰り旅行としてはまぁまぁの距離だったのではないかな?と思っている。
ICを降りてそのまま飲食店へ向かい、夕食を済ませて自宅に戻った。普通なら酒を飲む日なのだが、既に夕食を済ませてしまってて、改めて酒のを飲むという気にもならなかったので、後日酒を飲むことにしてそのまま寝てしまった。(爆)
昨日の朝8時過ぎに自宅を出て一宮木曽川ICから東海北陸道に入り、途中PAで休憩を取りながらひたすら北上する。北上するに連れて雪の量が増えて来る。
この時期にこの高速道を走った事が無いので、見覚えのある風景も雪化粧で印象が随分と変わって新鮮だ。
平日だったせいか途中で渋滞することも無く小矢部栃波JCTで北陸道へ入り、金沢東ICを降りたのはちょうど11時。そこから少し街中を走って兼六園の直ぐ近くにある石川県営の兼六駐車場へ車を停める。ここから5分程あるけば、もう兼六園の入口だ。
入って直ぐに目に飛び込んできたのは有名な徽軫(ことじ)灯篭だ。
NHKなどで流す映像は入り口から入って来て見える風景そのままだと、現地に来て初めて判った。(笑)数週間前までは雪タップリの風景がTVで流れていたが、もう雪は消えて無い。
桜が満開手前の見ごろを迎えていて、ヨーロッパ人と思しき人達があちこちでシャッターを切っていた。
いやぁ、やっぱ外人の視点は日本人のそれとは違いますねぇ。
その後もあちこち歩き回って1時間半ほど庭園を満喫した。
あちこち歩き回って「ん?」と気が付いた点がある。
例えば、この飛び石は一見何の変哲もないもののように見える。が、これは日本式庭園を理解できない人達が極端に多いからこそ、竹で組んだ柵を置かざるを得なかったのではないか?、と。その理由は次の画像である。
こちらは侵入禁止を明示している部分である。見ての通り竹の柵は無い。要するに、立ち入りを禁止しているから柵が必要で無い、だからこそ原型のままを留めているのであるのではあるまいか。言い方を替えると、柵を設けないと心得の無い人達が大挙して押し寄せるからこそ、非常に目障りではあるけれども柵を設けざるを得ないんではないか、と。
柵は必要悪であり、少なくとも現代以前には不必要なものであった筈である。景観を破壊するものであるにも関わらず、どうしても設定せざるを得なかった、ということを鑑みると、それだけ現在の日本人が極端にアメリカナイズされ過ぎてしまい、今まで日本人が連綿と受け継いできた伝統をかなぐり捨てて目に見える部分だけで評価してしまっているのではないか、と。
本来であれば、敷石以外の場所に足跡を付けるということは決して許される行為では無い。言い換えると、石が敷かれている場所しか歩いてはいけない、ということなのだ。が、現在の日本人にはそのことが理解できないから、どうしても柵を設けて制限せざるを得ない、と...同じ日本人として、非常に情けない、恥じ入る他は無いという心境である。
残念ながら、家庭では日本の過去に対する教育は全くと言っていいほど何も説明されていないし、それを補う位置付けにある筈の学校教育では知識の最低必要限を手短に教えるだけに留まっているに過ぎない為、過去数百年に渡って連綿と受け継いできた「伝承」の部分を伝え切れていない。だから、「何故そこに石が敷いてあるのか」を」考えれば多少の考慮が発生してしかるべきなのに、それに対する何の感情の無いままに過ぎ去ってしまう。柵は時代の要請に基づくものとも謂えるが、余りに余りある存在物とも謂える。うーん...。
複雑な思いを抱えたまま兼六園を後にし、遅い昼食を近くの喫茶店で済ませる。昼食を済ませて店を出た時点で時間は14時前後、家族の色々な意見が出たものの、息子の「ここへ行って見たい!」という鶴の一声?で妙立寺へ行くことに決定する。
妙立寺は別称「忍者寺」とも謂われているが、実際に忍法とは全くの無縁で単に歴史的由来から忍者寺と謂われるるようになったそう。拝観には事前に予約が必要だというのは近くの駐車場の管理人に聞いて初めて知ったが、幸い平日で予約に余裕があって当日予約でも十分間に合い、またその高額な拝観料に十分見合うだけの内容の濃さを持っていたから、まぁこれはこれで良しとしよう。言い換えると、それだけ濃い内容が、そのお寺には準備されているということなのである。百聞は一見にしかず、まずはご自身の目で確かめて戴きたい。
妙立寺を出て、次は思いつきでMontBell金沢店へと向かう。この店はアウトレットも扱う大規模店で、以前から一度訪ねて見たいと思っていた場所だ。
リファーレの駐車場へ車を停めて早速MontBkellへと向かう。予想通りの大規模なお店で、フロアの面積もかなり広い。あちこち見て廻り、キーホルダーとしても使えるソーラー式LEDライトを求めて店を後にする。
今日のイベントはこれで全てお終い、後は帰るだけである。時間は既に14時半近く、北陸道のICを探して金沢市内をうろうろしてICから北陸道に入り、JCT経由で東海北陸道へと進む。金沢市内の道路標示はとても「不親切」で、地元の人以外では理解できないのでは?という看板ばかり。お陰で余計な迂回をせざるを得なかった。高速道は平日だからか、交通量は思いの外少ない。日本海側から見る山々は、太平洋側から見るそれと違って随分と急峻に見える。まるで、日本海側の気候の厳しさを知らせているかのようだ。
順調に飛ばしながら途中で休憩も挟んで、一宮木曽川ICを降りたのは19時少し前だった。ここまでの距離は470km。結婚する前は軽井沢まで往復600km以上をバイクの日帰りで何度も往復していたから、自動車を使った日帰り旅行としてはまぁまぁの距離だったのではないかな?と思っている。
ICを降りてそのまま飲食店へ向かい、夕食を済ませて自宅に戻った。普通なら酒を飲む日なのだが、既に夕食を済ませてしまってて、改めて酒のを飲むという気にもならなかったので、後日酒を飲むことにしてそのまま寝てしまった。(爆)
2010-04-03 23:38
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コメント(2)
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冬の東海北陸道、五箇山辺りは雪が凄いですね。
スタッドレスタイヤは装着していますが、降雪・凍結時の
対面通行は激しく緊張します(笑)。
by ブルル (2010-04-05 12:26)
> ブルルさん
そう、あの辺りは積雪量が凄くて、雨が降ってもなかなか融けないんですよね。
自宅周辺も冬に路面が凍結することがありますが、そういう時は車を運転しないことにしています。(笑)
by Rifle (2010-04-06 14:12)