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庭のルピナス [雑感]

 昨日は終日雨、今日は晴れたり曇ったり。このところどうも天候が安定しない。もうすぐ6月だというのに、未だにコタツが必要な日があるというのは近年稀に見る事態で、気温も例年に比べて随分と低いように感じる。
 例年なら暑くなり始めの頃に花芽が少し出かかってそのまま枯れて消えてしまうルピナスが、今年は異様なほど元気が良い。
Lupinus
一番初めに花を付けた茎は既に全て実が実っていて、後から次々と出て来た茎も全て花を咲かせている。沢山あるように見えるが、根元は全て同一で、これで一つだ。風で茎が倒れてしまうので、近くの枝などに括り付けてある。

 このルピナスは、3年前に家族親類一同で北海道を旅行した時、現地で既に咲き終わって枯れていたルピナスの種を持ち帰ったものだ。翌年庭にその種を播いたら芽が出たまでは良かったが、直ぐに虫に食われてしまって花を付けず仕舞い。翌年も北海道より遥かに暑い尾張地方の気候が合わないらしくて芽を出しても直ぐに消えてしまっていた。

Lupinus
北海道では拙者の身長を超えるものも少なくないから、それに比べれば小さくて拙者の肩より少し低い程度だが、今までのことを考えればそれでも十分に大きくなったと思う。低い気温のお陰か、虫に食われなかったのも良かったんだろう。


 今でもルピナスを見る度にすぐ北海道を思い出す。バイクで北海道を走り回っていた頃は何故か毎年夏に変な仕事が目白押しで休暇を取るのは難しく、いつも9月下旬に出かけていた。
 だから、ルピナスの実物を見たのは、妻と二人っきり、新婚ホヤホヤで出かけた北海道旅行が初めてだった。9月の枯れた風景しか知らない拙者にとって、夏の北海道は将に「どこでもお花畑」に見えた。特に、ルピナスが咲き誇っていた当時の十勝三股地方は拙者にとって、忘れられない、そして大切な、心象風景なのである。
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