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北海道の旅(その4) [雑感]

(前回からの続き)

 8月6日、朝6時前に目を覚ます。外を見ると、今日も雲が多いが、時々太陽が顔を出す。
 7時半過ぎに食堂へ行き、たらふく食べた後もおしゃべりしていたので出発が少し遅くなり、9時過ぎに走り出す。太陽がかなり強く照らすので「ひょっとしたら駒ケ岳が見える?」と思いながら国道278・道道43と進むが、残念ながら駒ケ岳は雲の中。国道5・函館新道を通って函館茂辺地道路を走ると、左手に函館山(標高334m)が見える。強い日差しが函館の街を照らしているが、函館山の上半分は雲の中。
 何で「函館茂辺地道路と言う名前なの?」と思ったが、道路終点まで来て疑問氷解。「茂辺地」は土地の名前なのね。(笑)
# ちなみに「茂辺地」とは「もへじ」と読むらしい。
国道228をノンビリ走り、松前城に着いたら11時過ぎになっていた。日差しがとても強くて暑い。(x_x;)
松前城門から見下ろす
今ある松前城は鉄筋コンクリートで再建されたものだそうな。
# だから...という訳では無いんだけど、何故かデジカメでは撮らなかったんだよね...
松前城を見学したら、次はすぐ近くにある松前藩屋敷へ。こちらは当時の町並みを再現したもので、そのまま時代劇のセットにも使えそう。この手は大抵外から眺めるだけだが、ここは建物の中に上がって見られるのが新鮮。ほぼ全ての建物に上がり込んで見て回る。
# 入場料払ってるんだから元を取らないとね...
一頻り見てから車に戻る。帰ってきてから知ったのだが、すぐ近くに光善寺というお寺があって、桜の名所なのだそうな。
 既に12時を過ぎているけれど、近くに食堂などが見当たらないので、ひとまず国道228に出て江差方面へと進む。途中にあるセイコマートに車を停め、ここで簡単に昼食とする。

 昼食を食べ終わったら、再び国道228(追分ソーランライン)を走る。日本海を左に眺めながら進むこの景色は、オロロンライン(国道232)の雄冬岬周辺や、小平から苫前にかけての風景と、とても良く似ている。同じ日本海側だからだろうか。左に海、右は緑一杯の丘が続く。「この丘の上はどうなってるんだろう?」と、走っていても気になった。帰宅してから調べたら、街に近い場所は牧草地や畑になっている。それでも海岸から数百mの範囲までで、それ以外はほぼ原野のままのようだ。
 時折遅いトラックを抜かしつつも淡々と進む。交通量は非常に少なくて擦れ違う車は殆ど無く、レンタカーは全く見かけない。レンタカーを借りる時にあんなに沢山いた車達は一体何処を走ってるんだろう?と思うほど。

 14時過ぎに江差町の鴎島に到着。海から風が吹くので涼しく感じるが、雲間から太陽が顔を出すとやっぱり暑い。(x_x;)
開陽丸
「港に大きな船があるなー」と思ったが、これまた帰宅してから調べたら「開陽丸」という船で見学できるらしい。
 鴎島は海に突き出した島で、陸側には砂浜もある。
鴎島の砂浜
鴎島の砂浜
久し振りに眺める瓶子岩(へいしいわ)だ。
鴎島にある瓶子岩
1995年にTW200Eで来た時はかなり強い雨の中だった事もあって、この岩しか覚えてないが、改めて見ると「あれー、こんな風だったっけ!?」帰宅後に当時の写真を見ると、やはり遊歩道などは無い。最近になって整備されたようで、かなり新しい。瓶子岩を回り込むように遊歩道を進み、鴎島に上ると千畳敷と呼ばれる風景が広がる。
鴎島・千畳敷
鴎島の東側は全面が芝生で覆われたキャンプ場になっている。
鴎島・キャンプ場
中央の白い点は鴎で、手前の黒い点二つは烏だ。烏と比べると鴎は二回りほど大きい。この鴎は飛ばずに歩いてばかり、芝生の上を隅から隅までを散歩していた。(?_?)
海に突き出していて遮るものが無いので、見晴らしはとても良い。
鴎島からの眺め
鴎島から南西を眺む
島のほぼ中央に灯台がある。少し遠くで雷が鳴っているのが聞こえる。そういえば、昨日も今日も桧山地方は雷注意報が出ていたっけ。
鴎島灯台
鴎島灯台の看板
灯台は海上保安庁の管轄だとは知らなかったなー。(^^;)
見渡せるので然程大きな島とは感じないが、歩くと結構時間が掛かる。
鴎島の案内看板
ここでノンビリ散策を楽しんだお陰で15時を過ぎてしまったので、後は何処にも寄らず宿に戻ることにする。

 走ってきた国道228を戻り、道道5へと進む。暫く走ると「あれ?道が濡れてるな。」JR江差線宮越駅を通り過ぎた辺りでかなり強い雨が降り出す。雷鳴は聞こえないが、この局地的な強い降り方は間違いなく雷によるものだと思う。雨がアスファルト路面に跳ね返り、道全体が白っぽく見える。「随分と強い雨だなー」なんて思いながら走っていたら、時々雷鳴も聞こえてくる。しかし、そのうちにパタッと止んでしまい、強い日差しが差して来る。「もう雨が上がったのか」と思ったら、3分もしないうちに再び強い雨になる。雨は木古内町に入るまで、断続的に降り続いた。
 木古内町に入ると路面は全く濡れておらず、日差しもかなり強い。国道228を函館方向に進むが、夕方だからか交通量が非常に多い。朝来た時と同じように函館茂辺地道路に入る。函館山が見えてくるが、やはり上半分は雲の中だ。函館新道・国道5と進んで大沼公園まで来るが、こちらも雲が低く垂れ込めていて駒ケ岳は全く見えない。そのまま道道43・国道278・道道980と走って宿に戻ったら17時半近くだった。

 18時半から夕食となる。
ひろめ荘湯治プラン3泊目の夕食
魚は好きではないが、ここの魚は美味しいのでペロリと平らげてしまう。食後のデザートもしっかりしたケーキで、嬉しくなる。
ひろめ荘湯治プラン3泊目の夕食のデザート
食べ終わってから風呂に入り、PCでメールをチェックしてから布団に入ると22時過ぎだった。日に日に寝るのが早くなるなー...zzz
# 本日の走行距離353km。

(続く)
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