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こたつの電源ケーブルの簡単な修理 [雑感]

 自宅の居間で使っているこたつの電源コードに付いているスイッチは、以前から動きが少し固かったのだけれど、ここ数日間はスイッチを切ろうとしても硬過ぎて動かない状態となった。
固くて動かないスイッチ
「おかしいな、内部で何か外れたん?」と思い、コンセントを抜いてその場で蓋を開けて見た。
スイッチの裏蓋を開けたところ
長年の使用による埃の侵入はあるものの、動きを止めるようなものではない。ぱっと見は問題無さそうなので、取り外して工具類のある自分の部屋に持ち込む。
取り外したケーブル
こたつは400W、このケーブルは7A(700W)までOKだから、規格上は問題無い。動かないスイッチをよく見ると、部分的に黄色くなっている。
スイッチの一部が黄ばんでいる
埃を取り払い、ネジを全て外す。ケーブルの繋がる部分はとても固く締め込まれていた。
ネジを全て外したところ
ケーブルや接点を外すが、スイッチを構成する部分は固着していて動かない。
スイッチは固着している
よく見ると、金属部分の周辺が変色している。
金具周辺が変色している
引っ張り出したら、スイッチの樹脂に溶けたような痕がある。
溶けたような跡がある
恐らくは、ばねで動く接点と繋がっている金具との導通が十分でなく、部分的にアーク放電が起きていたと考えられる。
 接点の表面もだいぶ荒れている。結構な抵抗になってそうな感じ。
接点は荒れている
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いたら、多少良くなったよーな気がする。
NevrDullで磨いた後
樹脂部の溶けた部分はカッターナイフで削って形を整えた。
カッターで削った後
作業し終わったら、元通りに組み立てる。
DSC00699.jpg
念の為にこたつ側のコネクタも開けて見たが、問題は無かった。
こたつ側コネクタは問題無し
これで修理は完了である。

 規格上は問題無いのだろうが、最大で7Aも流す金具にしては小さくて頼りない。それに、この接点の部分は可動部で、接触が甘くなり易い。使用中にスイッチ全体がほんわか暖かい状態になっている事も多いので、電流に対して可動部の接点が役不足力不足気味???なのかも知れない。
 今のところ問題無く使えているけれど、今後も注意は怠らないようにしようと思う。
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