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治療不可!ロジクールのマウス [雑感]

 妻が使っているパソコン用マウスは「(中央にある)ホイールを動かしても云う事をきかなくなった」という。また「左ボタンの反応が一寸鈍い時がある」とも。
ロジクールM171
ロジクールのワイヤレスマウスM171である。随分前、中古で仕入れてきたPCにおまけで付属してきた物で、少なくとも3年ほど前からずーっと使っている。

 まずは裏蓋を開けて電池を取り出したが、ネジらしきものは見当たらない。
ネジは見当たらない
摩擦を減らすテフロン樹脂(上側にある二つの黒い丸の部分)の下にもネジは隠れていないので、樹脂の嵌め合いのみで組み立ててあるみたい。でも、どうやっても外れないので、仕方なくペーパーナイフを隙間に突っ込んで無理矢理抉じ開けた。
抉じ開けたところ
上側の蓋に樹脂の爪があったようだが、折れてしまっている。(赤い丸で囲った部分三箇所)
上蓋側
本体側の対応する位置を見ると、折れた足のような物が刺さったままだ。(赤い丸で囲った部分三箇所)
本体側
拡大して見ると、接着されているようにも見える。
折れた部分は接着してあったかも?
 本題のローラーホイールは埃が溜まっている。
ローラー部に埃が溜まっている
小さなネジを外して基板を外す。
基板を外しているところ
完全に分解すると、こんな感じ。
完全に分解
ローラーを外してエンコーダの部分を見ると、コストダウンの為か一般的な光学ロータリー式ではなくて接点式、しかも鉛フリーハンダでハンダ付けされているので、手持ちの工具では取り外せない。仕方ないので、届く範囲はNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨き上げ、届かない部分はエレクトロニック・クリーナーで洗浄した。
 マウスボタンも同じく取り外せないので、残念だがこちらも分解できない。ボタンの筐体は嵌め込みの爪が基板側の位置にあるので、分解できないのである。それに隙間が無いので、エレクトロニック・クリーナーで洗浄する事もできない。
 とりあえずバラバラになった状態で動かしてみると一応動くので、折れた樹脂の爪の部分はボンドG17を流し込んで固定させて修理完了とした。

 しかし、10日ほど経ってまた妻が「動きが悪い」と言い出した。今度はローラーだけでなく、左側のボタンも反応しなくなったという。上蓋をボンドで接着してしまった為、再度分解する事は出来ない。残念だが御役御免を言い渡す事にした。「長い(のかなー???)間お疲れ様でした。」
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