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サブウーファーAST-SW100の修理(その3:スピーカに取り掛かる) [電子回路]

前回からの続き)

 基板側の作業は済んだので、次はスピーカだ。前面にネジ類が無いので、内側から固定している筈。
本体の内側を見る
よく見ると、フロントパネルを固定しているネジが2か所(赤の矢印)ある。
前面パネルを固定するネジ
前面パネルを固定するネジ
このネジを外すと、フロントパネルが外れる。一台目はパネルの内側まで汚れが浸透している。
パネル内側まで汚れている
スピーカのエッジはカチコチで亀裂も少し入っているので、交換が必要だ。
エッジは傷んでいるがまだ使えそう
だけど、もう少しの間くらいなら使えそうな感じ。
 もう一台の方は、パネルを開けたら硬化したエッジが散らばった。
エッジは崩壊している
パネル内側まで汚れているけれど、汚れの量は少ない。エッジはカチコチで、指で摘まむと粉々になってしまう。
カチコチのエッジ
これがビビリ音の原因だな。
 スピーカを固定している4本のネジを外し、配線を外して取り出す。
取り出したスピーカ
どちらもエッジが崩壊している。エッジ交換が必要だ。
 筐体の厚みはかなりあって、がっちりしている。
筐体の厚みは2cm弱
低音の振動が直接かかるので、全体的にしっかりと作ってある。流石、オーディオメーカ製だけの事はある。

 劣化したエッジを取り除く作業に取り掛かる。
エッジの除去作業中
厚紙のガスケットを剥がし、スクレーパーで残っているエッジを削り落とすのだが、これがなかなか骨の折れる作業なのだ。画像の状態にするまで2時間ほど掛かった。
 表側が終わったら、次は裏側だ。
裏側を作業中
スピーカの筐体で直接手が届かない為、精密ドライバーでこそげ落とす。強力な接着剤が使われているようでなかなか取れず、裏側だけで2時間近く掛かった。

 スピーカ2つのエッジを取り除くだけで丸一日掛かってしまい、草臥れこんでしまった。劣化したエッジを取り除くのがこんなに大変とは思いもしなかった。
 エッジを取り除けたのは良かったが、何か作業しようとしても指先に力が入らない。これでは作業を続けられないので、エッジ貼り付けは後日作業する事に。こりゃー、まだまだ時間が掛かりそうだな...。(汗)

続く
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