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またキックアームが・・・ [バイク]

 TLR200はトライアル・バイクだから、ダート(舗装でない場所)ではスタンディング(立ち姿勢)で乗るのが基本。スタンディングはステップから真っ直ぐ体と膝を伸ばしてハンドルを握れば良い。ハンドルを握った時、ハンドル・腕・胸で大きな風船を自然と支えているような形になるのがバイクの基本である。
 しかし、拙者は胴長短足・更に腕も短いという体形のせいなのか、スタンディングだとハンドルが近過ぎて怖いのだ。具体的には、スタンディングしてハンドルを握ると上半身がかなり前傾する状態となり、ハンドルと体の距離が20㎝位しかない。
 ハンドルが近い為に(体の中では重量物の)頭がハンドルに近い位置、下手すりゃハンドルよりも前に頭があるような位置になってしまう。
 この状態でスロットルを開けるとバイクの動きに体が付いていけず、上半身が常に遅れ気味となる。上半身が遅れるとスロットルを更に開けるような状態になってバイクがもっと前に出ようとするので、かなり怖い。だからと言って急激にスロットルを戻すとエンジンブレーキで上半身が前のめりになってしまう。

 先日、ネット上でトライアル関係の情報を探していたら、たまたま見かけたサイトで「ハンドルを前方に大きく出したら乗り易くなった」と書かれているのを見つけた。「ほほぅ、そうか。ハンドルを前に出せば良いのか!」早速やってみる事に。
 ノーマルの状態だとハンドルのグリップはフロントフォークの延長上よりもやや後ろにある。
ノーマルのハンドル・ポジション
どの程度出せば良いのか分からないので、とりあえずフロントフォークの延長上にグリップの位置が来るようにしてみた。
ハンドルを前に出したところ
フロントウインカーを見ると分かると思うけれど、45度近く前方にハンドル毎倒している。このままではウインカーが見難いので、位置をずらして調整した。
ウインカーの位置を調整した後
ケーブル類に当たらない位置までウインカーを移動させたら、ウインカーは水平にはならず何だかヘンテコな状態になってしまったけれど、まぁ仕方あるまい。
ウインカーが水平でなくなっている
この状態で日曜日にいつもの場所を走ってみた。

 以前よりはだいぶ良くなったけれど、まだハンドルが体に近くてスタンディングだと少し怖い。これ以上前に倒すとなるとケーブル類の取り回しなども考える必要がありそうだけど、やっぱり前にもっと出したいと思う。
 いつもの場所に集まる方々によると、TLR系統はハンドルの位置がかなり低いんだそうな。一応バーライズキットでハンドルの位置が3cmほど高くなっているけれど、単純に嵩上げするタイプなので、ハンドルがもっと体に近づく状態になっている。ネット上を見るとオフセットさせるライズキットもあるようなので、そちらに替える方が良いのかも知れないなー。

 拙者のTLRはロードタイヤでダート路面だとグリップしない為、いつもの場所へ行っても見ているだけで殆ど練習しないのだけれど、子供のTLRはトライアルタイヤだから毎回あちこち走り回っている。
 子供が走り回っている途中でエンジンをストールさせたら(要するにエンスト)キックしても始動できなくなったそうで、草むらの中から皆の居る場所まで押して歩いて来た。一旦プラグを外して清掃し、キックでエンジンを掛けようとしたら子供が「ゲッ!」なんと、キックアームが折れてしまった。(汗)
 皆さんが押し掛けでエンジンを掛けて下さったので、しばらくアイドリングさせてからそのまま帰宅する事になった。
 帰宅してから子供が散々苦戦して、なんとか折れたアームを外した。
折れたキックアーム
気が付かないうちにアーム取り付け部にヒビが入っていたみたいで、そこに体重をかけて一気にキックした為に破断してしまったようだ。アームを固定しているネジも少し曲がっている。
 このキックアームはTLR200の弱点で、折れた話を良く聞くし、拙者のTLRも折れた事がある。またキックアームを調達してこなきゃ。(滝汗)
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