改めて、ブローニーフィルムのスキャン [カメラ]
以前フィルムのスキャンに使っていたキヤノンのCanoScan8600Fは、長年の酷使が祟ったのか調子が悪くなってしまった。紙類のスキャンは問題無いのだけれど、何故かフィルムのスキャンはピンボケになってしまう。何をどう調整しても上手く行かないので、だいぶ前に手放した。その後ずーっとフィルムのスキャンが出来ない状態のままだったが、特に不具合は感じなかった。
ところが、最近になって写真を趣味とするSNSに顔を出すようになり、フィルムで撮影した物を投稿しようとしても「フィルムをスキャンする環境無いやん。」
しばらくはライトボックスの上にフィルムを置いてデジカメで撮影していたが、色合いや細かな部分はどうやっても再現できない。特に中間色の再現が難しく、写真の雰囲気が変わってしまう場合もある。
デジタル一眼レフなら良いのかも知れないが、そんな物は持っていない。「うーん、やっぱデジカメ複写じゃ無理があるなぁ。」
調べて見ると、フィルム対応を謳う製品はそれなりに出ているものの、2B(ブローニー)対応となると片手で数える程度しか無く、しかもやたらと高い。
「じゃぁ、中古で探そう。」ネット上をあちこち彷徨うことしばし、少し前にようやく納得できる金額のスキャナに出会えた。エプソンのフラットベッド・スキャナGT-X970である。
元箱は無かったものの、付属品は全て揃っている。
早速使ってみたが、何をどうやってもピンボケ画像を量産してしまう。35㎜フィルムはまだ良いが、ブローニーはかなり酷く、正直言って実用に耐えない。付属のフィルムマウンターではピントが合わないのである。
「参ったなー、今は35㎜では殆ど撮らないんだよなぁ。」
ブローニーはフィルムの幅が6cmある為、現像から上がってくると大抵は僅かに反った状態になっていて、フラットな事はまず無い。マウンターに載せても押さえは周囲にしかないから、反った状態のままスキャンする羽目になる。これではピントが合う筈が無い。
「皆さんどうしてるんだろう???」と思いながら色々調べていたら、「betterscanning.com」にエプソンのスキャナにも対応するフィルムホルダーが出ていると知り、早速日本へ送って貰った。
開封すると、フィルムマウンター本体、調整用六角レンチ、フィルム押さえ、オプションのアンチ・ニュートン・グラス2枚などが入っている。
エプソン付属のマウンターには調整する部分は何も無いが、こちらは12か所にピント調整用のネジがある。
スキャナにセットし、実際にフィルムをスキャンしながらピントを調整する。
六角レンチで90度回す毎に0.2mm高さが変わるので、スキャンして画像のピントの具合を確認して六角レンチを回し、またスキャンして画像のピントの具合を確認して...という作業を何度も繰り返す。
合間に別の作業を挟んだけれど、おおよそ4時間程で納得できる状態になった。この段階で、マウンター底面から突き出しているピント調整用のネジの高さは2mmほど。
こんなに飛び出しているのだから、純正マウンターじゃピントが合わなくて当然だな。
これで漸くフィルムをスキャンできるようになった。これからはどんどん活躍して貰う積りだ。
ところが、最近になって写真を趣味とするSNSに顔を出すようになり、フィルムで撮影した物を投稿しようとしても「フィルムをスキャンする環境無いやん。」
しばらくはライトボックスの上にフィルムを置いてデジカメで撮影していたが、色合いや細かな部分はどうやっても再現できない。特に中間色の再現が難しく、写真の雰囲気が変わってしまう場合もある。
デジタル一眼レフなら良いのかも知れないが、そんな物は持っていない。「うーん、やっぱデジカメ複写じゃ無理があるなぁ。」
調べて見ると、フィルム対応を謳う製品はそれなりに出ているものの、2B(ブローニー)対応となると片手で数える程度しか無く、しかもやたらと高い。
「じゃぁ、中古で探そう。」ネット上をあちこち彷徨うことしばし、少し前にようやく納得できる金額のスキャナに出会えた。エプソンのフラットベッド・スキャナGT-X970である。
元箱は無かったものの、付属品は全て揃っている。
早速使ってみたが、何をどうやってもピンボケ画像を量産してしまう。35㎜フィルムはまだ良いが、ブローニーはかなり酷く、正直言って実用に耐えない。付属のフィルムマウンターではピントが合わないのである。
「参ったなー、今は35㎜では殆ど撮らないんだよなぁ。」
ブローニーはフィルムの幅が6cmある為、現像から上がってくると大抵は僅かに反った状態になっていて、フラットな事はまず無い。マウンターに載せても押さえは周囲にしかないから、反った状態のままスキャンする羽目になる。これではピントが合う筈が無い。
「皆さんどうしてるんだろう???」と思いながら色々調べていたら、「betterscanning.com」にエプソンのスキャナにも対応するフィルムホルダーが出ていると知り、早速日本へ送って貰った。
開封すると、フィルムマウンター本体、調整用六角レンチ、フィルム押さえ、オプションのアンチ・ニュートン・グラス2枚などが入っている。
エプソン付属のマウンターには調整する部分は何も無いが、こちらは12か所にピント調整用のネジがある。
スキャナにセットし、実際にフィルムをスキャンしながらピントを調整する。
六角レンチで90度回す毎に0.2mm高さが変わるので、スキャンして画像のピントの具合を確認して六角レンチを回し、またスキャンして画像のピントの具合を確認して...という作業を何度も繰り返す。
合間に別の作業を挟んだけれど、おおよそ4時間程で納得できる状態になった。この段階で、マウンター底面から突き出しているピント調整用のネジの高さは2mmほど。
こんなに飛び出しているのだから、純正マウンターじゃピントが合わなくて当然だな。
これで漸くフィルムをスキャンできるようになった。これからはどんどん活躍して貰う積りだ。