ヤマハのグライコGQ1031BⅡの簡単な修理 [電子回路]
随分前に中古で入手したヤマハの31バンドグラフィック・イコライザーGQ1031BⅡは、高音の抜けが足りずに何となくモコモコした音になってしまう。
特にベースでは顕著となる。古い機材なのでメンテすることに。
ネジを外して上の蓋を外すと、基板が見えてくる。何故か内部は煤だらけで、触ると手が真っ黒になる。
部品が整然と並んでいて、対応する周波数帯がシルク印刷されているので分かり易い。
後々のメンテナンスの事も考えられた設計になっている。この時代のヤマハの製品は本当にしっかりしている物が多い。
電源部を見ると「ん?」
何故かコンデンサの外被に亀裂が入っている。
しかも、煤がタップリ付着している。一体この機材はどういう環境で使われていたのだろう???
# まさか、火事の現場から救出したとか...。(笑)
配線が繋がったままでは基板を取り出せないので、位置を記録しながら配線を外す。
電解コンデンサ類は全てオーディオグレードの物に交換した。
オーディオグレードは汎用品よりもサイズが一回り大きいので、ケースとの干渉が心配だったが、何とか収まった。
回路図を作成していない為、基板上にあるリレーは何かは判らないが、動作に不具合はないのでそのままにしておく。
全体のレベル調整ボリウムは別基板になっている。
分解清掃の為、ボリウムを取り外す。
分解すると、中は真っ黒と云う程では無いけれど、かなり汚れている。
NeverDull(ネバーダル:金属磨き)で磨くと奇麗になった。
31バンドなので、スライドボリウムも31個ある。これも分解清掃する。
基板から全て外す。
カシメてある爪をラジオペンチで起こして分解する。
内部は少し汚れている程度なので、使用頻度はそんなに高くなかったのかも知れない。
こちらもNeverDullで磨くと奇麗になった。
ツマミも全て洗剤で洗ったら、だいぶ奇麗になった。
リアパネルにあるゲイン切替用のスイッチは、分厚い金属でカシメられていて、手の力だけでは分解できなかった。
仕方ないので、何もせずそのまま基板に戻した。後は元通り組み立てて完成である。
アナログ回路のイコライザは内部構造が単純で、仮に音が出ない状態であっても自分で直せるから「電源が入るのを確認しただけで他は不明」という格安の中古を入手した。手元に来た時、直ぐにチェックしたら普通に使える状態だったので数年間そのまま使っていた。が、段々と高音域の抜けの悪さが目立つようになってきた。
メンテナンス後にベースで少し音を出して見たら、高音域の抜けがとても良く、モコモコした感じは完全に払拭されていた。当時の汎用電解コンデンサは高域の特性が良くなかった訳では無いと思うのだが、経年劣化で高音域の抜けが悪くなる事が非常に多い。
このグラフィックイコライザはベース用(たまにギター用)で使っている。他にもベース用にT.C.electronicのTC1140やBBEのMAXCOMも手に入れた。
# ラックタイプの機材なので、場所を取るのが唯一の難点。
どちらも当時は高価で、手が出なかった物ばかり。特にTC1140はベース用プリアンプの定番として有名で、以前から欲しかったのである。(笑)
両方共古い機材なので、やはり高音域の抜けが今一つ。こちらもメンテナンス作業が必要だなぁ。(汗)
特にベースでは顕著となる。古い機材なのでメンテすることに。
ネジを外して上の蓋を外すと、基板が見えてくる。何故か内部は煤だらけで、触ると手が真っ黒になる。
部品が整然と並んでいて、対応する周波数帯がシルク印刷されているので分かり易い。
後々のメンテナンスの事も考えられた設計になっている。この時代のヤマハの製品は本当にしっかりしている物が多い。
電源部を見ると「ん?」
何故かコンデンサの外被に亀裂が入っている。
しかも、煤がタップリ付着している。一体この機材はどういう環境で使われていたのだろう???
# まさか、火事の現場から救出したとか...。(笑)
配線が繋がったままでは基板を取り出せないので、位置を記録しながら配線を外す。
電解コンデンサ類は全てオーディオグレードの物に交換した。
オーディオグレードは汎用品よりもサイズが一回り大きいので、ケースとの干渉が心配だったが、何とか収まった。
回路図を作成していない為、基板上にあるリレーは何かは判らないが、動作に不具合はないのでそのままにしておく。
全体のレベル調整ボリウムは別基板になっている。
分解清掃の為、ボリウムを取り外す。
分解すると、中は真っ黒と云う程では無いけれど、かなり汚れている。
NeverDull(ネバーダル:金属磨き)で磨くと奇麗になった。
31バンドなので、スライドボリウムも31個ある。これも分解清掃する。
基板から全て外す。
カシメてある爪をラジオペンチで起こして分解する。
内部は少し汚れている程度なので、使用頻度はそんなに高くなかったのかも知れない。
こちらもNeverDullで磨くと奇麗になった。
ツマミも全て洗剤で洗ったら、だいぶ奇麗になった。
リアパネルにあるゲイン切替用のスイッチは、分厚い金属でカシメられていて、手の力だけでは分解できなかった。
仕方ないので、何もせずそのまま基板に戻した。後は元通り組み立てて完成である。
アナログ回路のイコライザは内部構造が単純で、仮に音が出ない状態であっても自分で直せるから「電源が入るのを確認しただけで他は不明」という格安の中古を入手した。手元に来た時、直ぐにチェックしたら普通に使える状態だったので数年間そのまま使っていた。が、段々と高音域の抜けの悪さが目立つようになってきた。
メンテナンス後にベースで少し音を出して見たら、高音域の抜けがとても良く、モコモコした感じは完全に払拭されていた。当時の汎用電解コンデンサは高域の特性が良くなかった訳では無いと思うのだが、経年劣化で高音域の抜けが悪くなる事が非常に多い。
このグラフィックイコライザはベース用(たまにギター用)で使っている。他にもベース用にT.C.electronicのTC1140やBBEのMAXCOMも手に入れた。
# ラックタイプの機材なので、場所を取るのが唯一の難点。
どちらも当時は高価で、手が出なかった物ばかり。特にTC1140はベース用プリアンプの定番として有名で、以前から欲しかったのである。(笑)
両方共古い機材なので、やはり高音域の抜けが今一つ。こちらもメンテナンス作業が必要だなぁ。(汗)
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