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シェーバーを新調するも・・・ [雑感]

 再度修理した三洋電機のSV-MW72は、また調子が悪くなったと思ったら動かなくなってしまった。
また動かなくなった三洋電機のSV-MW72
充電池は入れ替えて間もないから、電池のせいではない。「何でだろう?」早速分解する。
分解したところ
一見問題無さそうに見えるけれど、よく見ると回路側への水の侵入を防いでいるパッキンに穴が開いている。
パッキンに穴が開いている
スイッチの基板部も水分で傷んで一部が錆びている。
スイッチ部にも錆が出ている
精密マイナスドライバーで錆を落として見たら、金属部分に穴が開いていて基板のベークライトが直接見える状態になっていた。「これはもう寿命だな。」新しいシェーバーに買い替えだ。

 シェーバーは色んな種類があるけれど、拙者は単に髭が剃れれば良い。充電式は一見便利そうに見えるけれど、内蔵充電池の寿命は大して長くはないし、内部回路によっては修理困難となる場合も考えられる。
 その点、電源が乾電池なら回路構造も単純だし、故障しても簡単に直せるので、乾電池式の中から選ぶことに。
# どのメーカーも電池式は「トラベル用」しか出していないんだよねぇ。
 別件で出掛けたホームセンターで序でにあれこれ物色して選んだのは、イズミのCleancut IZF-303-Kという機種。
イズミCleancut IZF-303-K
1800円程度と安価だ。ただ、替え刃は外側と内側の両方で本体価格を上回ってしまうので、メーカは使い捨てが前提らしい。恐らくは刃よりも内部のパッキンが先に傷むだろうから、替え刃の費用まで考える必要は無いのかも知れない。
# そっか、だから使い捨てなのか...
 箱を開けると、本体の他にポーチと掃除用ブラシが入っている。
本体以外にポーチとブラシが付属する
早速使い始めたら、初めのうちは調子が良かったものの、一週間ほどすると時々動きが遅くなるようになった。電池を入れ替えても状態は変わらないから、電池のせいじゃない。何もしない状態で動かしても動作に斑がある。

色々試すうちに、本体中央をやや強く押した状態にすると新品時と同じ動作になる事が判った。「これって接触不良じゃない?」本体を分解する。
分解したところ
電池側接点にV字型に切れ込みがあり、そこにモーターの接点を押し込んで接触させる構造になっている。
モーターの接点部分
こうすれば組み立て時はモーターを押し込むだけで済むから、このような構造にしてあるんだろう。
 しかし、これでは接点は全て点接触となってしまう。点接触は電気が流れる面積がとても小さくて、一寸した錆や振動で接触が途切れてしまったりする。今回もシェーバーの振動で接触が甘くなってしまい、動きに斑が出たんだろう。
 点接触は不安定なままなので、モーターと電池の接点を直接配線して半田付けした。
接点間を半田付けしたところ
ただ、電池側接点は樹脂に熱を加えて固定してあったけれど、ハンダの熱で溶けてグラグラになってしまった。このままでは拙いので、電池側接点を筐体にボンドで固定する。
接点を固定中
# 押さえに使ってるのは、廃物利用の電解コンデンサね。(笑)
丸一日放置してボンドが固まってから組み立てればOKだ。念の為に動作を確認する。

動作音が一定で、髭を剃っている間も変動したりせず、快適に使えている。めでたしメデタシ、である。


IZUMI 往復式シェーバー 3枚刃 ブラック IZF-303-K

IZUMI 往復式シェーバー 3枚刃 ブラック IZF-303-K

  • 出版社/メーカー: 泉精器製作所
  • メディア: ホーム&キッチン






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