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RADOのメタルベルト洗浄 [時計]

 RADO(ラドー)・Shambord(シャンポール)を普段使いにして一週間ほど経った頃、ベルト内側の汚れが気になるようになった。
常用するラドー・シャンポール
内側だから普段は気にならないのだけれど、腕から外した際に僅かに黒ずんでいる所が数か所目に入るので、時間が経つに連れて気になってきた。
 「じゃぁ、超音波洗浄機で洗おう」と、手持ちの工具でベルトを外せ...ない!太さ1mmの精密ドライバーではベルトを固定しているネジ穴に入らない。肉眼で見た感じでは精密ドライバーの方がネジ穴よりほんの少し大きいだけに見えたので、近くのホームセンターに売っていた一番小さい0.9mmの精密ドライバーを買ってきた。
売り場で最小の精密ドライバー
恐る恐るネジ穴に入れてみたら...おぉ、ちゃんと外せた。
メタルベルトを時計本体から外したところ
ベルトを固定していたネジはメッキの色があちこと剥げている。
ネジは部分的にメッキの色が剥げている
汚れが詰まっているのか、固着していて動かない部分が数か所ある。
固着した部分が数か所ある
久し振りに安物の超音波洗浄機を引っ張り出してきて、石鹸を少しだけ溶かした液に漬けてスイッチを入れたら丸一日放置する。
# 実は、この超音波洗浄機でひと悶着あったけれど、それは後の記事で。
この状態で1日放置
洗浄中は使えないので、その間はもう一つのRADO・Royal Elegance(自動巻き:画像右側)を使う。
しばらくは右のRoyalEleganceを使う



翌日見ると、何だか変だ。
翌日の状態
水に溶けていた石鹸成分が析出してフワフワした雲状になっている。ベルトの方は特に変わった様子は無い。
ベルトに変化無し
水を入れ替えて再び丸一日放置したら、入り込んでいたと思われる汚れが表面に浮き出てきた。
表面に汚れが浮き出た
一旦引き上げて、古歯ブラシと石鹸でゴシゴシとしつこく洗い、水を入れ替えて超音波洗浄機を動かし、丸一日放置。すると、古歯ブラシでは落と切れなかった汚れが出てきていた。
取り切れなかった汚れが出て来た
更に、子供が中古で仕入れてきた業務用超音波洗浄機を使って洗ってみる。
業務用超音波洗浄機
5分で止まってしまうので数回繰り返したが、僅かな汚れが出ただけだった。
 再び安物の超音波洗浄機で、今度は水だけにして3日間動かしっ放しにしたが、汚れはあまり出てこない。
3日間でも出る汚れは少ない
更に水を取り替えてもう一日動かしっ放しにしたが、汚れは全く出てこないので、この時点で洗浄終了、しっかりと乾かしてから時計に取り付けた。
時計に取り付けたところ
画像では変わらないように見えるけれど、肉眼では随分と奇麗になって輝きが戻ってきたような感じとなった。これで、しばらくは安心して使えるようになった。
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