ポータブルCDプレーヤーD-265の修理(その2:修理完了) [音楽]
(前回からの続き)
色々考えてみたけれど、汎用品の電解コンデンサではどうやっても基板上に全てを収める事が出来ない。で、仕方なくチップタイプの電解コンデンサを取り寄せた。
ちなみに、お値段は1個10円から50円ほどである。
古いコンデンサ220μFを外すと、やはり液漏れを起こしている。
新しいチップタイプを苦労して取り付けた。新しい方が僅かにサイズが大きいけれど、何とか収まった。
ほかのチップ電解もどんどん交換した。
問題は電解コンデンサに囲まれた中にあったコンデンサ。外せたのは良かったけれど、周囲に余裕が無くてハンダごてが入らない。
コテ先はチップ部品にも対応できる細いタイプを今回使っているのだけれど、それでも太過ぎて周囲の部品に当たってしまう。
滅多に使わない、先端の尖ったコテ先(画像下側)に替えた。これは新品でハンダごてを購入した時に付属してきた物だ。
それでもコテ先がハンダ面まで届かず取り付けられないので、コンデンサの足を少し曲げて基板から僅かに浮くようにしようと考えた。
しかし、少し折り曲げたところで「ポキッ」と根元から折れてしまい、同時に拙者の心も折れた。(ノ;__)ノ
チップタイプの電解コンデンサではサイズがギリギリで、どうやっても上側からコテ先を入れて半田付けが出来ない。「どうすっかねぇ...?」散々考えるも妙案浮かばず。「ウーム、仕方あるまい。」諦めて潔くチップコンデンサ25V22μを改めて取り寄せた。
お値段は10個のセットで百円ほど。
# 送料の方が遥かに高くついたわ...(--;)。
サイズが小さいのでピンセットで掴んでハンダ付けするんだけど、これがやたらと大変で思いっ切り梃子摺ったけれど、何とか出来た。
これで作業は完了、元通りに組み立てる。
組み立てたら早速CDをかけて...「ありゃりゃっ!?全然動かんやん。」専用ニッケル水素電池用のスイッチを押すと充電中の表示が液晶に表示されるので、電源は正常だ。「どこがおかしいんだ?」再度分解してよく見たら、何やらおかしい部品(矢印)が。
拡大すると、上の面が部分的に溶けたような状態になっている。
今まで気が付かなかったが、この製品は一度開腹されているらしい。溶けた部分を指で押すと接点が繋がったり繋がらなかったりで、動作が不安定だ。上の蓋を閉めると、蓋の端から突き出ている棒状の部分がここを押さえるようになっているので、蓋が開いている時は動かさないようにする為のスイッチらしい。CDの再生が上手く行かないのは電解コンデンサの不具合だけではなく、このスイッチも関係していたようだ。
このスイッチを分解してみた。
小さなバネ状の金属部品が上から押されると接点が接続する仕組みになっている。
蓋を開けた状態でボタン操作しなければ良い話なので、スイッチの部分は電解コンデンサから切り落としたリード線をハンダ付けしてショートした状態にしておいた。
再び元通りに組み立ててCDを再生したら、今度は正常に動いた。
かなり梃子摺ったけれど、やっとこさ普通に使える状態になった。目出度しメデタシ、である。
(完)
色々考えてみたけれど、汎用品の電解コンデンサではどうやっても基板上に全てを収める事が出来ない。で、仕方なくチップタイプの電解コンデンサを取り寄せた。
ちなみに、お値段は1個10円から50円ほどである。
古いコンデンサ220μFを外すと、やはり液漏れを起こしている。
新しいチップタイプを苦労して取り付けた。新しい方が僅かにサイズが大きいけれど、何とか収まった。
ほかのチップ電解もどんどん交換した。
問題は電解コンデンサに囲まれた中にあったコンデンサ。外せたのは良かったけれど、周囲に余裕が無くてハンダごてが入らない。
コテ先はチップ部品にも対応できる細いタイプを今回使っているのだけれど、それでも太過ぎて周囲の部品に当たってしまう。
滅多に使わない、先端の尖ったコテ先(画像下側)に替えた。これは新品でハンダごてを購入した時に付属してきた物だ。
それでもコテ先がハンダ面まで届かず取り付けられないので、コンデンサの足を少し曲げて基板から僅かに浮くようにしようと考えた。
しかし、少し折り曲げたところで「ポキッ」と根元から折れてしまい、同時に拙者の心も折れた。(ノ;__)ノ
チップタイプの電解コンデンサではサイズがギリギリで、どうやっても上側からコテ先を入れて半田付けが出来ない。「どうすっかねぇ...?」散々考えるも妙案浮かばず。「ウーム、仕方あるまい。」諦めて潔くチップコンデンサ25V22μを改めて取り寄せた。
お値段は10個のセットで百円ほど。
# 送料の方が遥かに高くついたわ...(--;)。
サイズが小さいのでピンセットで掴んでハンダ付けするんだけど、これがやたらと大変で思いっ切り梃子摺ったけれど、何とか出来た。
これで作業は完了、元通りに組み立てる。
組み立てたら早速CDをかけて...「ありゃりゃっ!?全然動かんやん。」専用ニッケル水素電池用のスイッチを押すと充電中の表示が液晶に表示されるので、電源は正常だ。「どこがおかしいんだ?」再度分解してよく見たら、何やらおかしい部品(矢印)が。
拡大すると、上の面が部分的に溶けたような状態になっている。
今まで気が付かなかったが、この製品は一度開腹されているらしい。溶けた部分を指で押すと接点が繋がったり繋がらなかったりで、動作が不安定だ。上の蓋を閉めると、蓋の端から突き出ている棒状の部分がここを押さえるようになっているので、蓋が開いている時は動かさないようにする為のスイッチらしい。CDの再生が上手く行かないのは電解コンデンサの不具合だけではなく、このスイッチも関係していたようだ。
このスイッチを分解してみた。
小さなバネ状の金属部品が上から押されると接点が接続する仕組みになっている。
蓋を開けた状態でボタン操作しなければ良い話なので、スイッチの部分は電解コンデンサから切り落としたリード線をハンダ付けしてショートした状態にしておいた。
再び元通りに組み立ててCDを再生したら、今度は正常に動いた。
かなり梃子摺ったけれど、やっとこさ普通に使える状態になった。目出度しメデタシ、である。
(完)