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コルグのシンセサイザーMS2000のオーバーホール(その1) [音楽]

 前回のwaldorf・blofeld よりもだいぶ前に中古で仕入れたKORGのアナログモデリングシンセサイザーMS2000は、子供曰く「一寸古い機材だから音はこんなもんかなーとも思うけど、やっぱりハイ(高音域)がかなり落ちている感じがする」という。
コルグMS2000
2000年発売とかなり古いので、恐らく電解コンデンサ類はだいぶ劣化している筈。となれば、高音域もかなり削られた状態になっている筈だ。「動作に不具合は無い」そうだが、内部の点検も兼ねてオーバーホールする事に。

 使えなくなった座椅子の上に載せて分解する。まず、フロントパネルにあるノブを外す。どれも引っこ抜くだけだ。
ノブを抜いたところ
両側のサイドウォールを外す。
サイドウォールを外したところ
背面にあるネジ全てを外す。
MS2000背面
底面の大きなネジは鍵盤を固定しているので触らず、中央と右下の小さなネジ2本だけを外す。
MS2000底面
すると、筐体が上下に分かれて分解できる。
分解したところ
二枚ある基板のうち、小さな方はコンデンサが沢山ある。しかも、大半がチップタイプだ。(汗)
大半のコンデンサがチップタイプ
基板は配線で繋がっているので、それを外しておく。
配線で繋がっている
大きな基板はフロントパネルにネジ止めされている。
フロントパネルにネジ止めされている
この基板はコンデンサが二つ(画像の矢印)だけだ。
コンデンサは2個
手持ちの新品があったので、早速交換した。
交換後の基板
問題は小さな基板の方だ。チップタイプの電解コンデンサが数多く使われている。
チップタイプが多い
定規であちこちを測った感じでは、思いっ切り面倒な作業になりそうだけど、オーディオグレード汎用品が使えそう。部品同士が接近している場所もあるけれど、ハンダ付けする順番をよくよく考えれば何とかなりそうである。どうしても駄目ならその時改めて考える事にして、まずは汎用部品を発注だな...

続く
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