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ソーラーLEDスポットライトのリメイク(その1) [雑感]

 かなり前にホームセンターで4個買って庭などに設置してあったソーラー式LEDスポットライトは、4つ共全く点かなくなってしまった。
点かなくなったソーラーLEDスポットライト
ソーラーパネルの裏側に入っているニッケル水素充電池が劣化して点かなくなったのだろう。スポットライト本体はそんなに劣化していないが、ソーラーパネルの部分は樹脂が劣化して白っぽくなっている。
 実は、駐車場用のLEDライト改と同じ物をスポットライトのある位置に取り付けてあるので、スポットライトは4つ共既にお役御免の状態になっている。「解体して廃棄処分にしても良いかなー?...あっ、そうだ、駐車場に使おう!」

 駐車場のLEDライトは、以前は一個だけだった。元々は薄暗い時間帯に車を停める時、アコーディオン式扉のレールの位置が見難いので、それを照らす為に取り付けた。
 けれど、実際に使ってみると、秋の薄暗い時ならそこそこ良いのだけれど、真っ暗になると広範囲に光を拡散させているLEDライトだけでは光量不足で結局良く見えないという状態だったのであーる。(滝汗)でっ、今は防犯の意味も兼ねて3つに増やし、駐車場全体を照らすようにしている。だから、レール位置を照らすスポットライトが無いのだ。
 昨年からコロナウィルスのお陰で遠方へ出かける事が無くなってしまったので、スポットライトが無くても困る事は無かった。けれど、今後出掛けられるようになれば、またスポットライトが欲しくなると思う。だから、今回取り外したLEDスポットライトを流用しよう!という訳である。
 ただ、四個も要らないので、使うスポットライトは一個だけ。ソーラーパネル単体だと真夏の晴天でも5時間程度で消えていたから、日照時間の短い冬の事も考えて、ソーラーパネルは四個共使う事にする。

 まずソーラーパネルの部分を外して、(20年以上前に買った)GT88スクラッチリムーバーで白濁したパネル部を拭いたら、そこそこ綺麗になった。画像左側が作業前、右側が作業後である。
左がGT88処理前、右が処理後
更に液体コンパウンドで磨いてみたが、多少透明度が上がった程度だった。画像左側が作業前、右側が作業後である。
左が液体コンパウンド処理前、右が処理後
ソーラーパネルを分解すると、基板と充電池が入っている。
ソーラーパネルを分解したところ
ホットメルトで配線部を覆っている。防水の為?なのかもしれないが、分解するのに邪魔になるので、取り払う。
ホットメルトはがし中
基板上の部品点数は多くない。一応配線を追ってみたけれど、他のソーラー式ライトとほぼ同じ回路だった。
基板上の部品点数は少ない
ニッケル水素充電池は2本共プラス側が膨らんでいて駄目になっていた。
劣化していたニッケル水素充電池
ソーラーパネルが直射日光を遮るとはいえ、この部分は真夏であれば相当な高温となる筈。充電池は熱に対して強くないので、高温に晒し続けられると一年も持たないと思う。

 たまたま手元にあった中古のL字型金具を使って、ソーラーパネル4枚をまとめる。
4枚を金具で固定
裏側から見ると、こんな感じ。
4枚を固定、裏側から見る
内部は電池と基板を取り払い、ソーラーパネルの配線のみとし、ホットメルトで穴を塞いで簡易的な防水にする。
ソーラーパネルの配線のみにしたところ
4枚を並列で配線する。
パネル間を配線したところ
これで、ソーラーパネルの部分は完成である。
 充電池はソーラーパネル部には入れず、基板と共に防水のケースに入れる事にする...ということは、防水ケースが必要だなぁ...。(溜息)

(続く)
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TLR200チェーンスライダーのローラー取付と錆落とし [バイク]

 先日手に入れたTLR200は、チェーンスライダーの樹脂部品が欠品している。
チェーン・テンショナー
まだ純正部品と同じ物が普通に手に入るけれど、常時チェーンに擦られるフリクション・タイプ。たった9kW(12馬力)しかないエンジン出力をわざわざ摩擦で減らす事になる。
 「何とかならんですのん?」と、ネット上をあちこち探したらDRCのローラータイプのチェーンスライダー(Lサイズ)が見つかった。
DRCのチェーンスライダー・ローラータイプ
軸の部分にボールベアリングが入っているので、純正品よりは大幅にフリクション(抵抗)が減る筈。
 純正の樹脂スライダー部品は、サービスマニュアルに「摩耗限度が12㎜」と書かれているが、新品時のサイズはどこにも書かれていない。そこで、ネット上の画像を探し回り、画像上でサイズを測ってみたら、厚さ・高さ共に25mm位らしいと判った。
 ローラータイプなら半径が12㎜以上25㎜以下であれば良いので、今回は直径42㎜のLサイズを選んだ。

 取り付けるにはスライダーを分解する必要があるのだけれど、手で動かそうとしてもびくともしない。錆で固着しているらしい。無理には分解せず、まずはホームセンターで買ったスプレー式潤滑剤をボルトやスプリングの部分に吹きかけて丸一日放置する。
 翌日、金槌でスライダーの下から叩いたら、徐々に動くようになった。再び潤滑剤をスプレーして更に丸一日放置。
 翌々日、金槌と貫通ドライバーを使って上や下に繰り返し叩くと段々と軽く動くようになってきた。また潤滑剤をスプレーして半日ほど放置したら、ようやく手でも上下に動くようになった。これで分解できる。

 車体右側からスライダー部を見ると、裏側はプラスネジだ。
スライダーにはプラスネジが使われている
錆で固着していたけれど、何とか工具で外せた。
外したスライダー部
本来なら樹脂スライダー部品を支える筈のカラーは、チェーンが当たって部分的に擦り減っている。
チェーンが当たって擦り減っている
真鍮ブラシで錆を落としたら、随分と時間がかかった。
錆を落としたところ
# 真鍮ブラシが思いっ切り摩耗したから、もう買い替えだなー。
序でに錆止めの塗装などが出来れば良いのだが、そういう機材は何も持ち合わせていないので、そのまま組付ける。ローラーにカラーを通し、
ローラーにカラーを通す
元通り組み立てる。
組付けたところ
これで車体を動かしてもチェーンがガラガラ音を立てる事は無くなる。

 次に、あちこちの錆を落とす。特に、リア回りは錆が目立つ。
錆落とし前のリア回り
30分近く真鍮ブラシでゴシゴシ磨くと、こんな感じ。
さび落とし後のリア回り
メッキの下まで錆が回り込んだ部分が多く、大量の錆の粉が出た割には大して綺麗になっていない。(汗)
スポークは全体が赤い錆で包まれている。
赤錆だらけのスポーク
20分ほど真鍮ブラシでゴシゴシ磨くと、こんな感じとなる。
錆落としした後
リアサスペンションも、塗装が剥げてあちこち錆びている。
錆びているリアサスペンション
こちらも10分ほどゴシゴシ磨いたら、多少錆が減ったように思う。
錆落とし後
古い車両なので、錆はそれこそ至る所にあって、磨きだすとキリが無い。
 ただ、赤錆は進行すると鉄その物を侵食してしまうので、問題となりそうな部分を優先的に錆落としして行く積りである。でも、大変そうだなぁ。(溜息)


DRC(ディーアールシー) チェーンローラー L 直径42mm ブラック

DRC(ディーアールシー) チェーンローラー L 直径42mm ブラック

  • 出版社/メーカー: ディーアールシー
  • メディア: Automotive






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台所の時計が・・・ [時計]

 先日の昼間、台所で「ゴトンっ」という鈍い音が。
 「(。´・ω・)ん?」台所へ行って見まわすが、特におかしい事はない。「何の音だったん?」と思いながら何気なく足元を見たら、壁に取り付けてあったデジタル時計が転がっていた。「ありゃ、落っこちちゃったのか。」
 よく見ると、壁には小さな磁石だけが残っている。ボンドで電池ボックスに直接接着してあったのが、夏の高温で剥がれちゃったらしい。落下した時のショックで配線も一本外れていた。
落下したデジタル時計
透明な接着テープで軽く固定してあったけれど、一寸触るだけでもグラグラするし、テープの粘着剤が劣化してネトネトになっていたので、全部綺麗にして配線し直し、ホットメルトで改めて固定した。
グルーガンで固定し直した
裏側に貼ってあった磁石は単に接着剤が取れただけなので、古い接着剤を取り払い、改めてG17ボンドで接着し直す。磁石と電池ボックス裏側の両方に薄く塗って10分ほど放置すると、ボンドが気泡だらけになってくる。
G17ボンドを塗って10分放置
指で触ってもべとつかなくなったのを確認したら、双方を力一杯押し付けて接着する。
磁石を接着したところ
このままでも良いのだけれど、万が一また剥がれてしまう可能性もゼロではないので、透明粘着テープを貼っておく。
上にテープを貼った
これで修理完了、台所の壁に取り付けて完成である。
台所の壁に取り付けた
今年も朝から30度を超える気温が続いている。35度近くになる日もあるから、ボンドが熱で劣化しないか一寸心配だけど、テープを貼ってあるのでいきなり落下してしまうような事にはならない筈。
 とりあえず、目出度しメデタシ、である。
タグ:台所 時計
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SLK200オイル交換と柿其渓谷 [カメラ]

 子供の乗るSLK200は、前回の軽整備から3ヶ月経って再びオイル交換の時期を迎えた。
 今の車は環境保全の観点も含めて「オイル交換は1万km」とされているらしいが、それはメーカ側の想定した使われ方の場合に限った話。我が家は田舎にあるのにやたらと信号が多く、普通に走だけでも「シビア・コンディション」となってしまう。更に、子供の通学路は市街地を抜けながら走るようなコースだから、信号だらけだ。
# 長年にわたる愛知県警の近視眼的交通行政の賜物ですな。
当然、オイル交換の目安は通常の半分以下となる。
 また、子供曰く「オイル交換して4千kmを超えると、エンジンの回り方がもっさりした感じになる」というので、5千kmまでにはまだ数百kmあるけれど、交換する事に。

 17日朝8時少し前に自宅を出発する。近くのスタンドで給油してから県道183・県道64・県道461・(旧・尾張パークウェイ)・県道49と進んで小牧東ICから中央道に入る。料金所を過ぎて合流する際に加速するのだけれど、子供の言う通り、確かに加速が少し鈍い感じがする。こういう部分は一般道を走っているだけでは気が付き難い。
 土曜日だし、学校も夏休みに入っているから、もっと乗用車が多いのでは?と思っていたのだけれど、中央道は思いの外交通量が少ない。コロナウィルスの影響だろうか。車が少ないせいか、覆面パトは全く見かけない。そこそこのペースで進む。途中、阿智PAでトイレ休憩。
阿智PAでトイレ休憩
車外に出ると「うわっ、暑い!」車内はクーラーかけてたから快適だったが、外はまるで灼熱地獄のようだ。(汗)用を済ませたら、直ぐ車に戻る。

 再び走り出すが、相変わらず交通量は少ないままだ。何事も無く進んで伊那ICで降り、県道87・国道153・県道19と走って、10時半過ぎにロッソコルサに無事到着。
 早速オイル交換して貰い、その後そのまま雑談して過ごす。

 12時前に出発し、近くにあるニシザワ双葉食彩館に行き、昼食を調達する。
# 画像取り忘れです。申し訳ない。A(^^;)
序でに、家族用のお土産も購入。
家族用のお土産
駐車場は太陽光を遮る物が無くて暑いので「日陰のある場所で食べよう」という話に成り、買い物を済ませたら直ぐ走り出す。

 国道153を南下し、国道361へと進む。ずーっと上り坂を進むと人家が消えて山が迫ってくる。そのまま進むと権兵衛トンネルとなる。
 更に2つのトンネルを抜けてループ橋を降りたら、いきなり渋滞。「えっ、何で?」と思いながら先を見ると、工事用の臨時信号がある。1分も経たないうちに動き出したので進むと、神谷川の対岸近くに付け替えられた細い道路へと進む。東側の斜面を見ると、土砂崩れで道が完全に覆われていた。この前の大雨で崩れたらしい。崩壊の規模から、少なくとも一ヶ月程度は工事が続きそうな感じだった。
 国道19にぶつかったら西へと進むが、木陰のあるような空き地が見つからない。道の駅日義木曾駒高原は木陰が全くないので、そのままパスして通り過ぎる。更に進むと、バス停らしき所に木陰があったので、そこにSLK200を停めた。
木陰に停めた
早速昼食とする。拙者は一寸奮発しておにぎりを2個も!食べた。
昼食のおにぎり
子供はピザやらクロワッサンやら色々食べていた。
# 流石、若いですな。
食べ終わったら走り出す。

 国道19は交通量が少な目だが、大型車も走っているので走行ペースはほぼ一定。途中、大桑村で国道から外れて阿寺渓谷へと向かう。というのは、子供が新たにニコンF5とレンズを中古で手に入れたので、そのテスト撮影で渓谷を撮影しよう!という訳だ。
 ところが、渓谷へと続く橋周辺は車や人で溢れ、橋を渡った所で警備員らしき人に停められた。何でも今日から8月末まで交通規制で、渓谷へはマイカー進入禁止なんだと。警備員曰く「シャトルバスがあって、フォレスパ木曽から出ています」というが、料金は知らないと言う。
# 縦割り行政では非常に良くある話。(溜息)
バスとなると結構な費用が掛かるだろう事は予想が付くので、あえて行かずにUターンした。急遽予定を変更し、国道19に戻って柿其渓谷を目指す。
 ちなみに、帰宅してから調べてみると、片道600円・往復1000円と、飛んでもなく高額!だった。
# 行かなくて良かったよ。
 もう少し名古屋方向へ進んでから右折、柿其橋を渡って細いウネクネ道を進む。対向車が来てもすれ違い出来ない道幅なので、気を遣いながら進んで渓谷から少し離れた駐車場に停める。渓谷入り口にも駐車場はあるけれど、とても狭いので何となくここに停めた。
# これが正解だったのよねー。
 ここから歩いて進む。道を下ってしばらく進むと渓谷前にある駐車場は一杯だった。ここが車で一杯になるなんて珍しい。コロナウィルスの影響でアウトドアが人気だというから、その影響なんだろうねー。
 「5人まで」という注意看板のある吊り橋は、歩くと左右に結構揺れて歩き難い。渡った所から沢沿いの歩道を歩くのだが、他にも斜面を上がる「滝への迂回路」がある。前回撮影会で来た時には気が付かなかったが、確かに悪天候で水量が多いと歩道が水没する可能性はあるから、それで作られたんだろう。
 沢遊びで川に飛び込んだりする人達を横目で見ながら先へと進み、10分ほどで牛ヶ滝の展望スペースに到着。
牛ヶ滝
晴天続きだけど、水量は多い。
水量は多い
一頻り撮影したら戻る。この歩道は階段が多い。
歩道の階段
鉄枠に木の板が渡してある構造だが、所々木が痛んでフワフワするので、気を付けないと危ない。滝を見下ろす東屋から見ると、こんな感じ。
東屋から滝を見下ろす
手前の木が大きくなって、滝が見難くなっている。
 来た歩道を撮影しながら戻る。長い階段が多いので、距離の割には遠く感じる。この階段を下っても
歩道の階段
角度を変えて、更に階段が続いたりする。
階段がまだ続く
撮影したくなるような良い場所はあちこちにあるけれど、木々が邪魔するので撮影は難しい。
木々の間を狙って撮影
渓谷入り口の駐車場に戻ると、山の上にお月様が出ているのが見えた。
空には月が
空に月
帰り際に振り返って見ると、相変わらず駐車場は一杯だ。
まだ駐車場は一杯
写っている若い女性二人は、我々の隣に停めてあった長野ナンバーの車に乗って行った。
 上の駐車場にある看板を見ると、かなり奥まで行けるらしい。
駐車場の看板
ただ、霧が滝まで2時間以上かかるらしいので、行こうという気にはならない。
# 軟弱だよなー。(^^;)
子供が持参した水筒を飲み干したので、近くにある自動販売機で買おうとしたら、なんと全部「売り切れ」だった。国道沿いにコンビニはあるけれど割高なので、スーパーを探す事にして、とりあえず走りだす。

 ウネクネ道を緊張しながら進み、国道19に出たら名古屋方向へと向かう。交通量は少なく、流れもスムーズだ。「スーパーってあったっけなぁ...あっ!」遠方にスーパーらしき建物が見える。国道256に入って弥栄橋を渡ったら、直ぐに曲がって駐車場へと入る。
サラ(スーパー)
道の駅に隣接するスーパーだ。ここで子供はドリンクを仕入れ、再び走り出す。

 国道19に戻って進む。落合川を渡って市街地に入ると交通量は一気に増えるが、それでも交通量はそれほど多くはならない。そのまま進むと夕方のラッシュで渋滞するので、中津川ICから中央道に入る。
 中央道も、土曜の夕方にしては交通量は少な目で、順調に進む。スイスイと進んで小牧東ICで降りる。朝来た道を戻るが、案の定、名鉄犬山線を跨ぐ跨線橋は激しい渋滞となっていた。5信号待って、6信号目でようやく橋を渡り切った。
 その後は渋滞する事も無く、スムーズに進む。自宅近くまで来たら、一旦木曽川堤防沿いから離れて街中へと進み、キタムラで撮影したフィルムを現像に出し、自宅近くのスタンドで給油。17時半過ぎに無事自宅に到着。今日の走行距離は349.3km、燃費は11.2km/Lだった。

 今回は「オイル交換で信州へ行くのなら、序でにテスト撮影を」という話になって、子供も同行した。拙者も「せっかく渓谷へ行くのなら」とローライコード3を持って行った。
ローライコード3
久し振りに使った為、最初は操作を間違えたりした(汗)けれど、難しい操作は無いので撮影に支障は無かった。ただ、光の具合で「あっ!今だ!!」と思っても、フィルム送りとシャッターのチャージが別々の操作で、僅かな時間差で撮り逃がした(と拙者が思い込んでいる?)場面もあった。ウーム...これは検討課題かも知れない。...(^^;)...(--;)
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シェーバーを貝印に新調 [雑感]

 1年半ほど使い込んだイズミのシェーバーCleancut IZF-303-Kは、電源を入れた時は正常なのに、ひげを剃り始めるとモーターの音が低くなって少し剃り難くなってしまう。
イズミのシェーバーCleancut IZF-303-K
「どうしてなんでしょ?」とりあえず分解してみたら、どうも内部に水分が侵入していたみたいで、接点周辺が濡れている。
接点が濡れている
本体内側にも液体が乾いたような痕がある。
本体内側に乾燥した痕が
内部フレームの上側も濡れている。
内部フレーム上側も濡れている
防水構造になっているのだけれど、経年劣化で水分が入り込んでいるようだ。モーターも外観上は問題無さそうだけど、恐らく内部に水分が侵入してしまっているから、何かしら問題が起きているのかも知れない。
 肌に強く押し付けると剃った後酷くヒリヒリするようになってきているので、「こりゃー買い替えか?」と一ヶ月ほど前から漠然と考えていた。しかし、全く使えない訳じゃないし、後釜をどうするかも考えていないので、そのままズルズルと使い続けていた。

 先日、いつものように使おうとスイッチを入れたまでは問題無かったけれど、肌に当てるとモーター音が妙に低くなってなかなか剃れない。「こりゃもう寿命だな。」安価な電池式のシェーバーを探し回り、貝印の「KQ0369ポケシェーバー」を購入した。
貝印KQ0369ポケシェーバー
ちなみに、お値段は1千円と少しだった。この機種は防水構造ではないので、入浴の序でに髭を剃るという事は出来ないし、刃を水道水で洗い流す事も出来ない。「非防水」には引っかかったけれど、安いし、小型軽量なので「風呂の中で使わなければ良いか」と割り切った。
 まだ使い始めでレビューできるほどには使っていないけれど、今までのシェーバーと同じで肌に強く当てると剃った後にヒリヒリする。
 外刃の構造の都合なのか、剃った細かい髭がシェーバーを支える手に付いている事がある。シェーバー内部から外に出てしまうらしい。今までこんな事は無かったが、風呂場で使用後洗い流していたから気が付かなかっただけなのかも知れない。

 今のところ普通に使えているものの、唯一引っかかるのは「充電池は使わないで下さい」と説明書に書かれていた事。今は付属の乾電池を使っているけれど、我が家ではボタン電池以外は原則乾電池を買わない事にしているので、電池が無くなったらニッケル水素充電池を使う事になる。そうなったらどうなっちゃうのか?は分からないが、それまで楽しみとして取って置こう(!?)。


KQ0369ポケシェーバー

KQ0369ポケシェーバー

  • 出版社/メーカー: 貝印
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品






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再びTLR200 [バイク]

 子供の要望で、もう一台TLR200を追加する事となった。
# 「子は親の鏡」というけれど...(^^;)
TLR200
県内の方から「納屋に10年位放置してあった」車両を買い取った。「友人から譲り受け、ナンバー付けずに軽トラで運んで庄内川の河原で遊んでいた」のだそう。
TLR200
「とりあえずキャブを掃除してエンジンはかかるようになっている」状態である。
 流通価格よりも大幅に安い金額だったのと、長期保管されていた車両なので、乗り出す前にチェックする。

 一見して「アンダーガードが無い」のが判る。
アンダーガードが欠品
何回もキックしてようやくエンジンがかかる。
エンジンは一応かかる
キャブは掃除したそうだが、オートデコンプの調整が必要かも知れない。尚、排気量が200ccだから、コツさえ掴んでしまえばオートデコンプは不要かも。
 チェーンテンショナーは樹脂製のスライダーが無くなっている。
チェーン・テンショナー
テンショナー自体も錆びて固着しているので、分解清掃が必要だ。
 チェーンは少し錆びてはいるものの、走行には支障無さそう。
少し錆びたチェーン
 工具入れはあるけれど、書類入れは無くなっている。
書類入れが無い
書類入れが無いというのは、この手のバイクには良くある話だ。工具入れにぶら下げられている白いパッケージはチューブタイヤ用のパンク修理キットだが、かなり古そうなので恐らく使えないだろう。
 リアサスペンションはオイル漏れが始まっているようだ。
リアサスは僅かにオイル漏れ
今直ぐ交換という程では無いけれど、いずれは交換が必要だろう。
 フロントサスペンションはメンテナンスされているらしくて、オイル漏れなどは見当たらない。
フロントフォークは大丈夫そう
フロントフォークは大丈夫そう
 エンジン本体は、見た感じでは問題無さそうだが、塗装禿げや錆が目立つ。昭和53年発売のバイクだから仕方あるまい。
エンジンに塗装禿げが目立つ
 キックアーム取付部は亀裂なども無く、状態は良さそう。
キックアームも大丈夫そう
 シートは先端に破れがあるので、何かしら対策が必要だ。
シート先端に破れがある
 ガソリンコックに漏れは無く、フューエルホースも交換されているようで真新しい。
フューエルコック周辺の状態
走行距離は4千キロ弱だが、車両の状態を見る限りでは実走行距離と思われる。
メータ部
 フロントタイヤはブリジストンのTRAIL WING-23、新車販売時に装着されているタイヤだ。
フロントはブリジストンTW-23
製造番号はPDJ173、1993年17週目の製造だ。
1993年17週目の製造
リアタイヤは、同じくブリジストンのTRAIL WING-24。これも新車販売時の装着タイヤと同じ。
リアはブリジストンTW-24
製造番号はPKK173、フロントと同じ1993年17週目の製造だ。
1993年17週目の製造
どちらも表面のヒビ割れが酷く、ヒビの深さもかなりありそうだから、要交換である。

 ざっと見まわした感じでは「錆や塗装禿げが目立つものの、状態はそんなに悪くない。」オークションなどではもっと状態が悪い車両でも10万近い金額で落札されている事を思えば、今回はそこそこお買い得だったと思う。
 前所有者の手でエンジンが始動できる状態になっているので、後は可動部をチェックしていけば走行可能な状態になりそうな感じである。走行できるようになったら、自賠責保険の加入とナンバー登録しよう。
タグ:TLR200
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コルグのシンセサイザーMS2000のオーバーホール(その2) [音楽]

前回からの続き)

 部品が届いたら、作業を再開する。小さい方の基板の左側にある2本は通常タイプのコンデンサだ。
2本は通常タイプ
同じ規格のオーディオグレード汎用品に交換する。
2本を交換したところ
チップタイプはねじ切って外し、パターン面に残ったリード線を取り除いた上で新しくハンダを少しだけ盛っておく。
チップタイプを外したところ
チップタイプのリード線は細いので、見逃さないようにきちんと取り除いておかないと後々トラブルになりやすい。
チップ部品のリード線は細くて小さい
汎用コンデンサの足を曲げて余分なリード線は切り落とし、パターン面にハンダ付けする。
汎用品をハンダ付けしたところ
外したチップタイプを裏返してみると、案の定液漏れを起こしていた。
液漏れしている
左側のコンデンサは簡単に交換できた。
左側のコンデンサを交換し終わったところ
配線コネクタ近くにあっても、周囲に邪魔する物は何も無い。
配線コネクタ近くにあるコンデンサ
だから、交換は簡単だ。
交換したところ
問題は右側の密集地帯である。(溜息)
右側にチップ電解が密集している
部品の周囲に余裕の無い場所が多いので、ただ順番に外して付けるという訳には行かない。他の部品から邪魔されないでハンダ付け出来るように、ハンダごての入る場所と角度を事前に良く考え、ハンダ付けする順番も予め考えておかないと上手く行かないのである。
 取り付ける順番を決めたら、汎用品のリード線をパターン面に合わせて折り曲げ、長過ぎる部分は事前に切り落としておく。
汎用品は事前にリード線を加工しておく
うっかり他の部品にハンダごてが触ってしまうと簡単に外れてしまうので、気が抜けない。密集している部分はコンデンサを寝かした状態ではハンダ付け出来ないので、部品を立てた状態でハンダ付けする。これがなかなか大変で、長時間作業していると首や肩が凝って痛くなってくる。拙者の場合、連続の作業は3時間程度が限度だ。
 最後の最後になって、うっかりハンダごての先をチップ部品に一瞬当ててしまい、「C108」のチップコンデンサ(1×2mmの部品)が取れてしまった時には、思わず「おわっ!」と声を上げてしまった。(滝汗)部品を直ぐピンセットで挟んで基板上に押し付けて固定、ハンダごての先を軽く当ててハンダ付けし直した。
ハンダ付けし直したC108のチップコンデンサ
付け直し箱の一か所だけで作業時間はほんの30秒ほどだが、1時間くらい作業しているような感覚だった。
# それだけ大いに焦った、って事です。(^^;)
 丸三日かけて、何とか全部を交換し終えた。
交換し終わったところ
50個近く交換したコンデンサのうち、液漏れしていなかったのはたった6個だけだった。製造から20年以上経っているので仕方あるまい。
 交換し終わったら、元通りに組み立てて作業完了である。

 早速子供に動作チェックして貰ったら「ハイがきっちり抜けてくるようになった」と。
 この機種はmoogなど海外の代表的な製品と比較する動画が多数ネット上にあるけれど、作業前は「何で海外の上位機種と比較するん?」と思っていた。出てくる音がそれだけショボかったのだ。
 しかし、作業後の音を聴くと、確かに海外製品と互角に戦えるサウンドが出ている。「おぉ!これが本来の実力なのか...」と、一寸感動してしまった。(笑)

 チップタイプの電解コンデンサはその物理的制約から液漏れし易いし、液漏れを起こすと本来の性能は期待できないので、音響回路に使われていると出てくるサウンドの劣化は避けられない。
 でも、古い製品はメーカ側も修理対応しないので、専門業者に依頼するか自分で作業する以外に方法が無い。本来のサウンドを出し切れないままの状態で使われているのが殆どじゃないかなー?と思う。
 でも、「じゃぁもう一回作業して」と頼まれても「拙者は嫌じゃー!」と逃げ回るだろう。それだけ大変な作業だったのである。(汗)

 これで本来の実力を出せるようになった。目出度しメデタシ、である。

(完)
タグ:KORG MS2000
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コルグのシンセサイザーMS2000のオーバーホール(その1) [音楽]

 前回のwaldorf・blofeld よりもだいぶ前に中古で仕入れたKORGのアナログモデリングシンセサイザーMS2000は、子供曰く「一寸古い機材だから音はこんなもんかなーとも思うけど、やっぱりハイ(高音域)がかなり落ちている感じがする」という。
コルグMS2000
2000年発売とかなり古いので、恐らく電解コンデンサ類はだいぶ劣化している筈。となれば、高音域もかなり削られた状態になっている筈だ。「動作に不具合は無い」そうだが、内部の点検も兼ねてオーバーホールする事に。

 使えなくなった座椅子の上に載せて分解する。まず、フロントパネルにあるノブを外す。どれも引っこ抜くだけだ。
ノブを抜いたところ
両側のサイドウォールを外す。
サイドウォールを外したところ
背面にあるネジ全てを外す。
MS2000背面
底面の大きなネジは鍵盤を固定しているので触らず、中央と右下の小さなネジ2本だけを外す。
MS2000底面
すると、筐体が上下に分かれて分解できる。
分解したところ
二枚ある基板のうち、小さな方はコンデンサが沢山ある。しかも、大半がチップタイプだ。(汗)
大半のコンデンサがチップタイプ
基板は配線で繋がっているので、それを外しておく。
配線で繋がっている
大きな基板はフロントパネルにネジ止めされている。
フロントパネルにネジ止めされている
この基板はコンデンサが二つ(画像の矢印)だけだ。
コンデンサは2個
手持ちの新品があったので、早速交換した。
交換後の基板
問題は小さな基板の方だ。チップタイプの電解コンデンサが数多く使われている。
チップタイプが多い
定規であちこちを測った感じでは、思いっ切り面倒な作業になりそうだけど、オーディオグレード汎用品が使えそう。部品同士が接近している場所もあるけれど、ハンダ付けする順番をよくよく考えれば何とかなりそうである。どうしても駄目ならその時改めて考える事にして、まずは汎用部品を発注だな...

続く
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waldorfのシンセサイザーblofeld keyboardの簡単なオーバーホール [音楽]

 子供からの依頼で、中古で仕入れた独waldorf社のアナログモデンリング・シンセサイザーblofeldの簡単なオーバーホールを行う事に。
waldorfのblofeld keyboard
2007年頃?に発売された機種で、現在はキーボート部分のない「Desktop」というモジュールが販売されている。

 分解を始める。両側に木製サイドウォールがあるので、六角レンチで外す。
サイドウォールを外す
裏側にあるネジを外すのだが、両端のネジを外しただけでは外れず、結局全部のネジを外した。
裏蓋にはネジが一杯
裏蓋を下側へ引くようにして外すと分解できた。
分解したところ
電源回路をあえて設けず、ACアダプターを内蔵している。海外製品でよく見かける形式だ。
 電源ボタンが直接ハンダ付けされているので、ネジの他にここもハンダを緩めて外す。
電源スイッチは直接ハンダ付けされている
ぎちぎちに設計されているみたいで、基板を外す際にはかなりの力を入れた。
外れた基板

コントロール部やキーボートに繋がる配線を引き抜く。
コントロール部の配線コネクタ
キーボートの配線コネクタ
もう一つ小さなコネクタがあるけれど、外す必要は無い。
ここは外さなくてよい
基板はこの一枚だけ。拍子抜けするくらいに小さい。
基板はこの一枚だけ
両面ともチップ部品が使われている。
殆どがチップ部品
核となるICモジュールは液晶パネルの下にあるようだ。
ICモジュールは液晶パネルの下
使われている電解コンデンサは数が少なく、汎用コンデンサはどれも105度のタイプが使われていた。
汎用コンデンサは105度タイプ
この機材の設置環境を考えると85度タイプで十分な筈。単に発注時の金額の問題なのか、あるいは設計上意図的に採用しているのかは分からない。
 今回はコンデンサの数が少ないので、耐圧が63Vの2個以外は全て固体コンデンサを使う。

 ネット上で部品を注文し、届いたら作業を続ける。
 作業と言っても、古いのを外して新しいのをハンダ付けするだけ。ただ、面実装タイプの交換はかなり厄介だ。
面実装タイプを通常タイプに置き換えた
スルーホールの両面基板はハンダの吸い取りが難しい。「上手く行った」と思っていても、外した部品をよく見ると、配線パターンが一緒に剥がれてくる場合も。
部品と一緒に配線パターンも剝がれてしまった
基板を見ると、確かに引きちぎったような痕がある。
パターンが引きちぎられている
部品から切り落としたリード線を使って継ぎ足しておいた。
配線を継ぎ足したところ
数が少ないので、比較的短時間で作業は終わった。
完成した基板
完成した基板

 内蔵ACアダプターの配線を固定する配線押さえは両面テープが駄目になって外れていたので、手持ちの両面テープを貼る。
手持ちの両面テープ
これで電源の配線をきちんと押さえられる。
電源配線はきっちりとした
 分解時には気が付かなかったが、筐体の液晶パネル近くに焦げたような痕がある。
内側に焦げたような痕が
この位置にあるのはパワートランジスタだが、肉眼で見る限り基板側に異常は無い。ひょっとしたら、何らかの理由で一度開腹手術を受けているのかも知れない。
 組み立てる時、キーボート部の埃が凄かったので、序でに掃除した。ピンセットで持っている埃が鍵盤1つ分である。(汗)
鍵盤についていた埃
白くてしなやかな動物らしき毛が数多く混じっていたから、前所有者は犬か猫を飼っていたようだ。
 後は元通り組み立てて完成である。

 早速使ってみた子供曰く「高音域が素直に抜けるようになった」と。でも、製造されてから十数年しか経っていない為か、部品を交換しても過去の機種のように劇的に音が変わる程では無かったという。
 今回は2個を覗いた全てを固体コンデンサにしたので、今後手を入れる必要は殆ど無いだろう。とりあえず、目出度しメデタシ...と言いたいところだけど、更にもう一つあるんだよねー。(溜息)
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再びBLACK CAT 6 [音楽]

 郵便受けに見慣れない黄色の封筒が入っていた。「(。´・ω・)ん?これって国内で使われていないタイプの封筒だな」と思いながら取り出したら、BLACK CAT 6のニューアルバム「FELONS」が入っていた!\(^o^)/
BLACK CAT 6のニューアルバムとオリジナル・ピック
しかも、ピック2枚も入っている。
 そういえば、某SNS上でLucciano(Dr)から「新譜が出来上がったら送るよ」というメッセージを貰ってたっけ。今回もピック2枚が同梱されていた。当分の間ピック買う必要は無いなー。(笑)

 サウンドや曲調は前作「Scratching My Itch」とほぼ同じだけど、メタリックなギターサウンドでもハード一辺倒ではないところが良いんだよねぇ。人によって感じ方が違うので難しいかも知れないけれど、Deep PurpleやSTONE TEMPLE PILOTS辺りが好きな人なら気に入ると思う。
 日本のAmazonを覗いてみたら、前作は販売されている。

Scratching My Itch

Scratching My Itch

  • アーティスト: Black Cat 6
  • 出版社/メーカー: CD Baby
  • 発売日: 2019/12/10
  • メディア: CD


 販売元はCD Babyだから、新作もそのうちに販売されて国内でも簡単に手に入るようになるだろうね。
 今夜はこれを聞きながら、BOMBAY SAPPHIRE(ドライ・ジン)飲もうかなーなんてウキウキしてる。(笑)
ボンベイサファイア



【世界No.1プレミアムジン】ボンベイ・サファイア [ ジン 750ml ]

【世界No.1プレミアムジン】ボンベイ・サファイア [ ジン 750ml ]

  • 出版社/メーカー: バカルディジャパン
  • メディア: 食品&飲料






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