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TLR200のナンバー取得とフロントフォーク・エアクリーナーの簡単な整備 [バイク]

 前回までの整備で短距離なら走れそうな状態になったので、先月の話になるのだけれど、やっとこさナンバーを取得した。

 前所有者から、譲渡証明欄のある「軽自動車届出済証返納済確認書」を受け取っていたので、自分で用意するのは住民票と自賠責保険だけ。自賠責の方は自宅近くのコンビニで、最長の「5年」で加入手続きした。
 今回の登録作業で初めて知ったのだけれど、軽自動車届出済証返納済確認書は2019年6月末で終了となっていて、以後は別の書式なんだそう。

 必要な物を揃えたら、小牧自動車検査登録事務所という長ったらしい&堅苦しい名前の建物に足を運ぶ。
小牧自動車検査登録事務所
ここは素人相手の組織ではないので、部署表示も含めて必要最小限しかない。何も知らずに初めて来た人は相当面食らうと思う。
# 拙者も最初はそうだった。<(^^;)
素人向けに「相談コーナー」という所があるので、まず番号札を取る。30分ほどで番が回って来たので用件を伝えると、必要な書類を渡され、その書き方を教えてくれる。教えられた通りに書いて、相談コーナーで行くように言われた窓口に書類を出す。この時また番号札を受け取る。
番号札
前回来た時にはとても人が多かったけれど、今回は前回ほどでは無い。けれど、下手すりゃ「蜜」になりそうな位の人は居る。
 一時間半ほど待たされて番号を呼ばれたので、受取の窓口で番号札と引き換えに書類一式を受け取る。ナンバー発行の部署は隣の建物なので、そちらに行って受け取った書類を出すとナンバーを渡される。ナンバーは有料で、530円だった。
 こーゆー所で待ってると、ついつい「なんだ、こんな部分を未だ人出でやってるんかぃ、作業フローをこーすればもっと劇的に早くなるぜっ!どうせ部分的にシステム化されてるんなら、エントリ作業もシステム化せんかい!」なんて余計な事を考えてしまうのは鉛筆土方(別称システムエンジニア)の悪い癖が抜けてない証拠だな。(汗)
 帰宅したら、早速ナンバーを取り付けた。
ナンバーを取り付けた
これで一般道を走行できるようになった。が、エアクリーナーが金網だけで、このままでは下手するとエンジンを痛めてしまう。でっ、エアクリーナー用のフィルターをライコランド小牧で仕入れてきた。ギアオイルに浸す必要の無い乾式スポンジ・タイプである。
エアクリーナー用フィルター
必要な大きさにカットする。もう1セット切り出せる大きさが残った。
必要な大きさにカット
金網にぐるりと巻き付けてワイヤーで固定する。
金網にワイヤーを固定したところ
これをエアクリーナーボックスに設置すればOK。早速自宅前の道を往復して動きをチェックする。
 エンジンをかけて暖気し、安定したらゆっくりと走り出す。でっ、直ぐ「( ,,`・ω・´)ンンン?こりゃマズイ!」
 具体的には、真っ直ぐ走っていれば気が付かないけれど、ハンドルが特定の角度になると強い抵抗感があるのだ。タイヤがヒビだらけに劣化しているけれど、それだけではこんな操作感にはならない。上から見ると、何となくと言うレベルだけど、ハンドルが僅かに左へ傾いているような気がする。でも、ハンドルそのものには歪みがあるようには見えない。「こりゃーフロントフォークが捩じれてるかもなぁ。」やり方は色々あるらしいけれど、一番簡単な方法でやる事に。

 フロントフォークは上から順番にトップブリッジ・アンダーブラケット・フロントアクスルシャフトの三ヶ所で固定されているけれど、一直線上に並んでいるので捩じれに対する抵抗力はほぼ無い。だから、やや強い衝撃を受けると簡単に捩れてしまう。
 でも、簡単に捩じれるという事は簡単に戻せるという事でもある。フロントアクスルシャフトは見た目は全く問題無いので、ここを触る必要は無さそう。なので、まずはアンダーブラケットを緩める。具体的にはアンダーブラケットを固定している左右合わせて4本のボルト(矢印)を動かしてもずれない程度に緩めるのだ。
矢印のボルトを緩める
そして、ハンドルに体重をかけて5回ほどサスペンションをストロークさせたら、ボルトを元通り締め込む。
 次は、トップブリッジだ。同様に左右のボルト(矢印)を動かしてもずれない程度に緩める。
トップブリッジを緩める
トップブリッジを緩める
同様に体重をかけて5回ほどサスペンションをストロークさせたら、ボルトを元通り締め込む。作業はこれだけ。上から見てもハンドルはタイヤに対して直角になった。
ハンドルはタイヤに対して直角
改めて走ってみると、全く違和感を感じない程になった。捩じれは解消できたようだ。こうなると、ヒビ割れたタイヤの剛性不足が明確になって来る。「こりゃー早晩タイヤを替えなきゃ駄目だな。」

 だいぶ陽が傾いていたけれど、せっかくなので2台のTLR200で、いつもの練習場所に行ってみた。
 練習場所は数日前の雨の影響で数か所ぬかるんだ状態だったので、拙者の乗るロードタイヤの白TLRではとてもじゃないけど走れたもんじゃない。が、この赤TLRはヒビだらけと言えどもトライアルタイヤだけあって、ぬかるんでいようがいまいが気にせず走り抜けられる。改めて「トライアルタイヤのグリップ力って凄いっ!」と感心した。
 30分ほど走ってから帰宅。「さぁ、これで走れるようになったな」と思ったのも束の間、アイドリング中に突然エンジン回転数が上がってしまうという変な症状が発生。
しかも、エンジンが冷えてからバイクカバーをかけようとしたら妙にガソリン臭い。「ありゃ?おかしいな....。」整備はまだまだ続きそうだ。(滝汗)
タグ:TLR200
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