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秋の信州(その2) [カメラ]

前回からの続き)

 踊場湿原を歩き出すが、細い歩道は霜柱が溶けたらしくてベタベタのヌタヌタで、気を抜くを足を滑らせてしまいそう。慎重にベタ足で進むと、シューズの裏側にねっとりとした泥がタップリくっ付いてしまって歩き難い。大きな石を見つける度に靴底を擦り付けて泥を削り落とす。
 背の高いススキが邪魔で、撮影ポイントを見つけるのが難しい。ここに通い出した平成初期にはススキなんて全く見かけなかったのだが、徐々に乾燥化が進んでいるようだ。ススキの合間を探しながら撮影する。
踊場湿原
踊場湿原
デジ一眼のみの子供はどんどん先へと進んで行ったけれど、フィルムカメラ3種とデジカメでワンカットずつ撮影していたのでなかなか先に進まない。
踊場湿原
踊場湿原
陽はどんどん傾いていくので段々焦ってきて、途中からデジカメでは殆ど撮影せずフィルムカメラのみになっていった。
 道路から一番奥にある木製の橋の前まで来たら、川に水が無い。
踊場湿原の川に水が無い
「ありゃーぁ、冬になると枯れちゃうんだねぇ。知らなかったよ」なんて思いながら橋を渡ろうとした時に携帯が鳴った。
 子供から「そのまま進むと、道路へ降りる歩道はヌルヌルでまともに歩けなくて危ないから、来た道を戻る方が良い。(歩道脇に設置されている)ロープを掴んで何とか道まで降りられたけれど、何度も転びそうになった」と。子供は底が凸凹になっている登山靴だが、拙者は底面に細い線は入ってるけれどツルンとしたバイクシューズ。小高い丘まで上ったら引き返す事にして、とりあえず丘迄進む。
 陽の傾きは更に進んで周囲が暗くなり始めてきた。少々焦りながら汗だくになって丘のピークまで上る。
南側の丘のピークから
かなり明るく写っているけれど、実際には薄暗くなって来ているので慌てて引き返す。
 フィルムで撮影しながら歩くが、絞り開放でもシャッター速度が1/15とかになってしまい、手持ちでは撮影が難しい。三脚は持って来なかったので、歩道脇にあるロープ用の杭などにカメラを押し付けて固定しながら撮影する。17時近いから、もう日没だな。
踊場湿原の日没
どんどん暗くなってきて、撮影が更に難しくなってきた。
更に暗くなってきた
何とか予定した本数のフィルム撮影が終わったので、機材は全て仕舞い込んで歩く速度を大幅に上げる。歩道は土が黒く、歩道を取り囲むように生えるススキは薄茶色なのだが、暗くなると判別が付かない。「うーん、こりゃぁ困ったな。歩道が分からんやんけー」と思った次の瞬間、「そういえばペンライトを持って来たんだった!」早速取り出して照らしながら大股で進む。

 どんどん暗くなり、星が見えるようになってきた。ペンライトで照らす歩道に、時々小さく輝く点のような物が見える。「へ?何で光るの???」と思ったが、そういえばヌタヌタだった歩道は今は滑らず歩き易い。「ん?ひょっとして、霜柱が光ってる?」ゆっくり歩いてみると、微かに「サクサク」という音がする。やはり凍り始めているようだ。
 しばらく黙々と歩いていたら、やや近くでシカの声が。ススキの中にいるらしくて姿は見えないし、草をかき分けるガサガサという音もしなかったから、全く気が付かなかった。鳴き声がする度に距離が離れて行くのが分かる。以前と比べてシカの数が増えたなーと思う。自然保護団体が闇雲なシカ保護に走った結果、ニッコウキスゲが食べられてしまって全く見かけなくなったり、と異常なまでに激しい副作用が出ている。今後どうなっちゃうんだろう???

 道路がようやく見えてきた頃、再び携帯が鳴る。子供から「今どこ?」と。「もうすぐ道路に出るよ」と伝えると「あぁ、そうなの。分かった」だって。遅いから心配になったようだ。歩道の2/3まで歩いてそのまま戻って来たから、随分と遅くなってしまった。ようやくカルペデイムに着いたが、暗くて画像がブレている。
夜のカルペデイム
手振れ補正機能があっても、暗過ぎてブレちゃったんだな。(汗)

 車から荷物を取り出し、部屋に入って荷を解いたらまずはお茶を出して頂き、その後にお風呂へ。お風呂から出たら、夕食となる。まずはお魚料理。
カルペデイムの夕食・お魚編
カルペデイムの夕食
次に、肉料理。
カルペデイムの夕食・お肉編
どちらも美味しくて、毎回感心してしまう。今までメインディッシュを一つ減らして貰う事が多かったけれど、今日はたくさん歩いたので全部平らげた。
# そしたら、体重が1.2kg増えた...(^^;)
アフターはアイスクリーム。
アフターのアイスクリーム
流石にこれだけ食べると満腹となった。夕食の後は、いつものようにおしゃべりタイムとなる。
おしゃべりタイムに突入
話題が色んな方面に飛び交い、時間が経つのを忘れておしゃべりに熱中。気が付けば日付が変わりそうになっていたので、お開きとなった。フィルムを使い切ったから、明日は帰るだけか...zzz

続く
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秋の信州(その1) [カメラ]

 先月の撮影会の帰りにヒュッテ・カルペデイムに泊まる積りだったけれど、色々あって実現できなかったので、改めて出掛ける事に。買い置きしてあった珈琲豆も数か月前に無くなっていたので、「じゃぁ、まず軽井沢に行って豆を仕入れた序でにお茶してから霧ヶ峰に行こう。」360モデナで子供と二人で行く事にした。

 20日朝、360モデナに荷物を詰め込んでエンジンを掛けたら...ゲゲゲ!「SLOW DOWN」の表示が出るではないか。「またかよ...先月に土岐まで往復した時には何も起きなかったのになー」とぼやいてて「(。´・ω・)ん?ひょっとして気温が低いからエラーが出る?!」
 そのままアイドリング状態で5分ほど待っても表示は消えない。「こりゃぁ駄目か。」仕方なくSLK200に荷物を載せ替え、9時少し前に出発する。

 県道183に出ると、交通量はやや多い。少し前に緊急事態宣言が解除されたし、土曜で晴れたからだろう。渋滞気味の犬山市中心部を抜けて県道64・県道461・県道49と進むが、こちらも交通量が多い。
 小牧東ICから中央道に入ると、今までの自粛から一気に発散に向かっているような感じなのか、交通量が非常に多い。追越車線でもせいぜい85km/h程しか出せない。こんな状態では無理して遅い車を抜いても意味が無いので、そのまま走る。多治見ICを過ぎると更に交通量が増えるが、土岐JCTで少し減った。
 相変わらず巡航速度の遅い状態の中を進むと、見えてきた電光表示板に「中津川―園原 工事渋滞 6km20分」とある。「うーん、20分なら高速道を降りずにそのまま走る方が早いだろう」と考えながら進む。
 恵那ICを超えるとまた交通量が増えた...と思ったら、いきなり急減速。「何だナンダなんだ?」と思ったら、そのまま車の流れが止まってしまった。30秒ほどで動き出したが、小刻みにしか進まない。「ひょっとしてここが渋滞の末端?」中津川ICまでまだ3km以上もある。通常なら数分で通り抜ける距離だ。その後も小刻みに進むものの距離は稼げず、時間ばかりが経ってしまう。1時間近くかかってようやく「中津川IC 2km」の看板近くまで来た。工事区間はだいぶ先だから、そこを通り抜けるのには恐らく更に1時間以上かかるだろう。下手すりゃ渋滞区間を抜けたら昼飯時になってしまう。
 軽井沢周辺で昼食を取って茜屋で珈琲を頂いてから湿原を撮影しようと企んでいたけれど、とてもじゃないがこの状態では無理だ。子供と相談して「軽井沢へは行かずに、中津川で降りて下道で行こう。」

 渋滞の中、やや強引に走行車線へと進路を変え、ノロノロ進んで中津川ICで降りる。序でにICでトイレを借りた。
中津川ICでトイレ休憩
スッキリしたら直ぐに走り出し、国道19へ。
 国道19の市街地区間は交通量が多く、交差点も多い。あちこちの信号で停められるが、高速道の渋滞を思えば大した事は無い。それでも落合川を渡る頃には交通量は少し減って走り易くなった。片道一車線になっても渋滞せず流れている...と思ったら、工事区間で臨時信号待ち。以前の豪雨で崩れた部分の補修工事らしい。工事区間を抜けたら車の流れもスムーズになった。渋滞で時間を取られてしまった為、どこにも立ち寄らずに先へと進む。対向車線を走るバイクの数が非常に多い。

 12時を過ぎたので、道の駅木曽ならかわに入る。建物前の駐車スペースは満車だったので、建物西側の駐車場に停めた。
道の駅・木曽ならかわ
建物内の売店で、子供は昼食に助六寿司と焼きそばのパックを買い、拙者はチーズパンを買った。
昼食のチーズパン
普段ならここで食事関係は売っていないので、臨時に出していたんだろう。パンの中は、如何にも「パン屋が焼いたパン」と言う感じで、普通に美味い。
チーズパンの中身
昼食を済ませたら、再び走り出す。

 JR洗馬駅近くを超えたあたりから徐々に交通量が増える。塩尻市街に入って来た事を実感するが、国道19で西側から塩尻市に入るなんて何年振りだろう?そのまま進んで国道20に入り、ウネクネ区間を過ぎて岡谷IC脇を抜けるバイパス道を走る。突き当たったら国道142へと左折、坂道を上って行く。相変わらずバイクを頻繁に見かける。新和田トンネル手前で左折、ウネクネの続くやや荒れた路面を進んでビーナスラインを茅野方向へ。
 ビーナスラインは交通量は少ないが、バイクの数がやたらと多い。車の3倍以上の台数が走っているという感じ。陽が少しずつ傾いてきている。空は雲が殆ど無くスッキリと晴れている。ドライブイン霧ヶ峰は、相変わらずシャッターが下りたまま。
ドライブイン霧ヶ峰
駐車場の東半分がバイク用となっていた。
東半分がバイク用
それだけバイクの数が多いんだろうね。子供は昼ご飯が足りなかったみたいで、アイスクリーム大盛を食べていた。トイレ休憩したら、再び走り出して踊場湿原近くの駐車場に停める。撮影機材を取り出して歩き始めたが、かなり寒いので車まで引き返してオーバーパンツをはき、再び湿原へ。
踊場湿原
14時半を過ぎていて、既に湿原にも林の影がかかり始めている。いよいよ撮影だが、こりゃぁ寒くなりそうだな...

続く
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デジカメ変更 [カメラ]

 メモ用のデジカメとして、中古で手に入れたソニーのサイバーショットDSC-HX90Vを使っている。
ソニー・
サイバーショット DSC-HX90V
使い始めて2年弱、今まで調子良く使ってきた。が、9月中旬に突然シャッターボタンを押しても撮影できなくなった。具体的には、シャッターボタンを半押ししてピント合わせまでは普通にできるのだけれど、そこから更にシャッターボタンをを押し込んで撮影しようとしてもできないのである。
 その動きから「シャッターボタンを深く押し込んだ時の接点がおかしい」と推測できるけれど、チップ部品だらけであろう製品を分解する気にはなれない。「うーん、どうしたもんだろう?」と思いながら見回していて「お?シャッターボタンの裏側って電池?」電池を抜いて中を覗いてみた。
電池を抜いたところ
よく見ると、接点の横などに隙間があるようだ。「ここから埃が入って接点の接触が悪くなってる?」
 試しにレンズ掃除用のブロアーで10回ほど空気を吹き掛けてから電池を入れて動かすと「おぉ、動いた!」

 その後しばらく何も無かったからすっかり忘れていたが、今月に入って2回立て続けに同じ現象が起きた。
 起きる度にブロアーで吹き掛ければ同じように戻った。だから大した事は無かったけれど、これが撮影会など出先で起きると非常に厄介だ。撮影したい時に撮影できないのは非常にストレスが溜まる。「こんなんじゃかなわんなー」と思い、次なる候補のデジカメを色々調べた。

 しかし、今はスマホ(スマートフォン)での御手軽撮影が主流、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)で撮影する人は減ってしまったみたいで、市販されている機種が少なくなっている。それに、マニュアル露出の機能がある機種は更に限られてしまい、しかもお値段が高い。
 マニュアル露出は少々知識が無いと使わない機能だからなのか、どのメーカも「そういう機能が欲しい人はデジタル一眼をどーぞ」と言わんばかりの品揃えになっている。「駄目だ、こりゃ。」
 そんな時に思い出したのが、以前使っていたDSC-RX100M3である。たまたま、足を運んだキタムラの店頭に随分と安くなっている中古があったので、店頭で動作確認して正常なのを確認の上で購入。
中古のDSC-RX100M3
安かったのは、モニター画面の中央に擦れがあるのと、
モニター中央に擦れがある
レンズ周辺に細かい当て傷が多い為だ。
レンズ周辺に細かい当て傷
前所有者の手に依って貼り革が付けられている。わの会集いの会にこれを持って行って使ったけれど、全く問題無し!だった。

 ところが、11月に入ってこのブログ用の画像を撮影している最中「ありゃ?ピントが合わん!」という事が何度も起きた。
 どうやらこのDSC-RX100M3はかなり使い込まれていたようで、標準画角(35mmフィルムカメラだと50mm前後のレンズで写る範囲)よりも望遠側にすると、腕を軽く伸ばした状態程度の距離でもピントが合わないのである。このデジカメに限らず、コンパクトデジタルカメラは使ってるうちに徐々に近接撮影でピントが合わなくなってくる症状が出る事が殆ど。このデジカメもその状態になってしまった、という事らしい。
 「えぇーっ、そんな馬鹿な!」とは思ったけれど、ピントが合わないんではどうしようもない。仕方なく再び中古を探し求めてネット上を彷徨い、ようやく手に入れたのが、コイツだ。
中古のDSC-HX99
同じソニーのDSC-HX99、DSC-HX90Vの後継機種である。3年前に発売された機種だが、新品はまだまだ高い。たまたまオークションで「ストラップと電池以外の付属品無し」という状態の中古が比較的安価に出ていたので落札した。

 まだ手に入れたばかりなのでソニーのサイトからマニュアルPDFをダウンロードして読んでいる最中。だけど、DSC-HX90Vの後継機種だけあって操作方法はほぼ同じ。拙者の使い方ではマニュアルを読まなくても十分使える。
 4K動画を撮影出来たり、ファイル形式はJPG以外にRAW形式も対応したりと、目新しい部分もあるけれど、拙者の使う範囲では今のところ出番は無い。とりあえず、シャッターを押せば普通に撮影できるのがとても有り難いのである。(汗)

 さて、今まで使っていたデジカメ用のケースは、蓋のマジックテープ(面ファスナー)部分がだいぶ弱くなっている。蓋を閉じた積りでも、一寸どこかに触っただけで蓋が開いてしまったりするようになってきた。
 本体はしっかりしているからまだまだ使えそうなのだが、マジックテープが弱いので下手するとデジカメを落としてしまいかねない。このまま使い続けるのは不安なので、元々はCONTAX T2用に購入したETSUMIのDショット トレス(ブルー)を使う事にした。
ETSUMI デジタルカメラケース Dショット トレス ブルー E-1838
予備の電池は蓋の内側にある小ポケットに入れられるので、撮影会などで電池が消耗しても大丈夫。

 デジカメとケースの両方を一気に更新する事になってしまったけれど、これで当分の間は何も心配しなくて良さそうだ。
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TLR200のリア・サスペンション交換 [バイク]

 白いTLR200のリア・サスペンションを交換で走行中の感触が大幅に良くなったので、赤いTLR200も交換する事に。
 実は一年近く前にオークションに出ていたYSS製を入手してあったのだけれど、「そのうちに交換するか」なんて考えていたら時間だけが経ってしまっていたのである。(汗)ちなみに、YSSのサスペンションには保証書・ステッカー・調整工具などが付いていた。
付属の保証書・ステッカー・工具

 車体からサスペンションを外して比べてみる。
新旧サスペンション
左が古い方、右が新しい方である。見た目では大した差はない。
 しかし、両手で押し込んでみると、古い方は力を緩めた時に戻る力がそのまま手に伝わるのに対し、新しい方は戻る時に若干タイミングが遅くなるような印象がある。古い方はダンパー部が劣化しているんだろうね。
 左側を外したら、上側の受けの部分の表面が荒れていた。
受け側の面が荒れている
細かい砂等が入り込んだみたいだ。パーツクリーナ―で洗い流してから薄くグリースを塗っておく。
 下側の受けの部分は、部分的に強く当たったような痕がある。
当たった痕がある
触ってみると、表面の塗装が剥げた程度だったので、グリスを薄く塗る程度に留めた。そして、サスペンションを組み込んで完成である。
リア・サスペンション交換後
一寸走ってみると、今まで路面のゴツゴツした感じがそのまま伝わっていたのが、ゴツゴツの角が取れて滑らかになった。短距離だとあまり恩恵は無いかも知れないけれど、長距離ツーリングなどでは疲労の度合いがかなり軽減されるのでは?と思う。

 交換作業は10分程度だけれど、乗り心地は大幅に良くなった。車体が安定してくると、今度は段々とキャブレターの方が気になって来る。
 赤いTLR200のキャブを交換したら、始動性が格段に良くなり、スロットルの反応も随分と良くなったから、余計に古いキャブレターのネガな部分が目に付くという面はある。けれど、乗る度に何度もキックして汗だくになるのは一寸かなわんという気もしている。
 これから寒くなる為、キック始動で書いた汗が時間と共に冷えて、下手すりゃ体を冷やしてしまいかねない。やっぱ交換すべきなのかなぁ...
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TLR200のCDI交換 [バイク]

 前回の時に発覚したエンジンがかからない問題の為、動作確認済みの中古CDIを仕入れた。
仕入れた中古CDI
念の為、サービスマニュアル上の測定値とどれ位違うのかを調べた。サービスマニュアルでは特定メーカのアナログ・テスターでの測定を前提にしている。でも、生憎アナログのテスターを持ってないので、三和のデジタルテスターCD772で測定する。以下の表は測定値で、単位は全てΩである。
+\-黒/赤青/黄黒/白
8.2M11k31.8M
黒/赤33M↑8.2M
青/黄11k8.2M31.7M
黒/白
アナロ・グテスターは抵抗測定の時に極性が逆になるので、デジタルテスターで測定する時もその極性と同じになるようにした。値の「↑」は、テスターを当てている間は抵抗値が少しずつ上昇し続ける状態を示している。
 デジタルテスターは測定時にダイオードの閾値電圧を越えないように0.4V位の電圧で測定する機種が殆どだから、アナログ・テスターとは大きく値が違っても不思議ではない。しかし、今回は大幅に値が違うのはほんの一部だけだった。「まぁ、測定してこの値だったら大丈夫かなぁ?」という程度の安心感しか得られていないけれど、「車載状態でアイドリング中は安定していた」というから、動作としては問題無い筈。

 CDIはフレームの中に入っているので、タンクを外して作業開始。
タンクを外したところ
# なんだかタンクばかり外しているような気がする...
キャブレターは新しいから妙に綺麗だ。キャブレター近くにある、CDIから出ている配線のコネクターを外す。
コネクターを外したところ
ゴムカバーを外すと、フレームの奥にCDIユニット(矢印で指している黒い樹脂部品)が見える。
CDIユニット(矢印)
スパークコイルにも配線が繋がっているので、そちらも外す。
スパークコイルに繋がる配線
念の為にスパークコイルも測定したら、一応正常な範囲内に収まっているけれど何となく怪しい。
配線を外したスパークコイル
一次側のコイルは、一度目の測定ではサービスマニュアルの範囲内だったのだが、
一度目の測定では正常
念を入れて二度目の測定では、何故か無限大になってしまった。
二度目の測定だと無限大
色々試してみると、接点を部品側に押し付けた状態だと無限大にならないと判った。内部の接触が甘くなっているのかも知れないが、非分解構造で手を出せないので金槌で軽く接点を叩き込んでおいた。二次側は正常な値の範囲内だった。
二次側はOK
端子の表面が真っ黒(多分黒錆)になっていたので、ワイヤーブラシで随分と擦ったけれど、あまり綺麗にはならなかった。
ワイヤーブラシでも黒錆は完全には落とせない
まぁ、真っ黒だったのが少し取れたので良しとしよう。
 取り出したCDIの側面には「KJ2」、入手したCDIは「KJ3」という刻印がある。
側面の刻印が違う
ゴムカバーを被せて、
ゴムカバーを被せたところ
元通り組み立てれば、作業は完了である。

 早速日曜の午前に実際に走ってみた。初めのうちは調子良かったけれど、近くの県道を走っている最中にエンジンが止まってしまった。(滝汗)路肩に寄せて何度もキックするも、エンジンがかかる気配はない。仕方ないので、自宅まで1km強を押し歩いて戻った。
# 気温は低かったけれど、汗だくになったわ。

 スパークコイルもケーブルも問題無いのに、エンジンが止まる症状はCDIを交換する前と同じ。言い方を変えれば、原因はCDIではない。こうなると疑われるのは「ピックアップコイル」関係の不具合である。
 ピックアップコイルからの信号を元にCDIがスパークコイルに電流を流してスパークプラグで点火しているので、CDIに問題が無いのならピックアップコイルからの信号がおかしいか、或いは信号そのものが出ていない、という事が考えられる。
 日曜に集まるいつものグループの皆さん曰く「ピックアップコイルに鉄紛が付いてるんじゃない?」と。確かにピックアップコイルは今まで何もしていないし、前所有者も「エンジン内部は何も触っていない」と言っていたから、確認する価値は大いにありそうだ。
 それにしても、古い中古バイクは色々ありますねぇ~。(滝汗)
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LEDライトの簡単な修理 [雑感]

 数年前に量販店で家電を購入した時、ちょうどセール中でLEDライトをオマケで貰った。
貰ったLEDライト
単四電池を3本使う、良くあるタイプのライトである。
電源は単四電池4本
数か月前から点いたり点かなかったりという症状が出ていたのだけれど、先日遂に何をやっても点かなくなってしまった。分解して修理できるかどうかを確かめる。

 初めのうちはどうやって分解するのか見当が付かなかったが、電池室の蓋からマイナスドライバーを突っ込んで強引に引っ張ったら分解できた。(汗)
分解したところ
ネジ2か所を外すと基板が見えてくる。
基板が見えた
まず、電源スイッチになっているタクトスイッチをテスターで調べると、案の定押しても導通が無い。非分解の一体成型構造なので、固定している樹脂の足をカッターで切って分解する。
カッターで固定部分をカット
分解して見ると、肉眼で見る限りは問題無いように見える。
一見問題無さそうに見える
しかし、接点を見ると茶色く劣化していた。
劣化で茶色になった部分がある
上側に載っている金属接点をNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。画像は上半分を磨いたところである。
上半分を磨いたところ
スイッチ内部の接点も磨いたら元通り組み立て、ホットメルトで固定する。
ホットメルトで固定したところ
グルーがかなりはみ出ているので、不要な部分はカッターで切り取った。
 基板を見ると、ICチップだけ印刷されていない。
ICだけ刻印が無い
配線などからLEDドライバだと思うけれど、よく分からん。(笑)しかも、「スイッチを直したから点く筈」と思ってスイッチを押しても点かない。(滝汗)あちこち調べたら、基板から電池の接点が剥がれていた。
接点が剥がれていた
そのままハンダ付けしても再び剥がれてしまうだろうから、部品から切り落としたリード線を使って補強しておいた。
リード線で補強
LEDスポットライトに付いている樹脂レンズは、レンズ部分が何となく曇っている...と思っていたが、よく見たら型から外したまま磨いていないようだった。
レンズ部は方からはく離したままらしい
表面はザラザラしていてつるんとした状態にはなっていない。一応そこそこ透明だから問題無いのだろうが、やはり気になる。なので、液体コンパウンドを綿棒に付けて、徹底的に磨いたらそれなりにツルツルになった。
液体コンパウンドで磨いた後
あとは元通り組み立てて、一通り動作確認して作業完了である。
修理し終わったLEDライト
使い勝手はそこそこ良いライトなのだが、接点のハンダ付け箇所などを見ると、一寸した衝撃でも外れてしまうような設計になっている。コスト優先で製造されているだろうから仕方ない面はあるけれど、それにしても「もう一寸...ねぇ。」と思ってしまう。

 これで普通に使える状態になった。目出度しメデタシ、である。
タグ:LEDライト
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TLR200のハンドルを3cmアップ、でも課題も・・・ [バイク]

 白TLR200は購入の時点で既にバーライズキットが組み込まれてて、ノーマルよりもハンドルの位置が3㎝アップになっているけれど、赤TLR200はノーマルのまま。元々ノーマルの状態だとハンドル位置がかなり低くて、子供曰く「思いっ切り体を引いても引き切れない」というので、バーライズキットを組む事に。

 この手のキットはバイク用品店に行けば大抵手に入るので、初めのうちは「ライコランド小牧に行った時にでも」と考えていた。が、何気なくオークションを見ていたら新古品が出ているのを発見!誰も入札せず、格安で落札できた。
ZETAバーライズ・キット
ZETAの3cmアップ用バーライズキットである。

 取付は簡単で、バイクのハンドル固定金具を外し、ハンドルの下に挟み込むだけだ。
 まずハンドルを外すが、ボルトの六角穴には樹脂製の蓋がしてある。
樹脂製の蓋
水分が入って穴が錆びたりすると六角レンチが入らなくなったり、最悪の場合ネジ穴が錆で劣化して回せなくなるから、それを防ぐ為だろう。
 ハンドル側を見ると、固定金具の僅かな隙間から砂が入り込んで筋状に薄く積もっていた。
砂が入り込んでいた
前所有者は「庄内川の河原で遊んでいた」と言っていたから、川砂だろうね。
 バーライズキットをハンドル下に入れ込んで元通り組み立てれば、作業は完了である。
作業前後の比較
ハンドルの位置が少し上になったのが分かるだろうか。ちなみに、ケーブル類は延長しなくても問題無かった。

 早速子供がいつもの練習場所で試走してきたら「大幅に良くなった」と。
 しかし、その帰り道で、以前から「キュー」という異音が出ているスピードメーターが0から100km/hの間を行ったり来たりという状態になり、更には頻繁にエンストを起こすようになってしまい、遂には自宅から少し離れた所でエンジンが止まってしまった、と。結局自宅までの800mほどを押して帰る羽目に。(汗)

 スピードメーターの針が大きく振れる症状は、機械式メーターによくある共通のトラブルだ。
 内部に使われている油脂類の劣化が原因なのが多いそうだが、以前乗っていたTLL125は内部の部品同士の接触が原因だった。TLR200も同じ非分解式メーターを使っているので、恐らく原因も同じだろう。
 一度分解して見ると良いのだろうが、恐らくはメーターを交換しなければならないだろうから、使えそうなメーターを探さねば。

 エンストの方は非常に厄介だ。
 子供曰く「エンジンを一定以上の回転数回していれば普通に動くけれど、信号で止まってアイドリング状態になると直ぐ止まっちゃうし、走行中でも回転数がある程度落ちると突然止まっちゃう」と。自宅で何度もキック・スタートを試みたが、たまに一瞬エンジンがかかるような素振りを見せるけれど、やっぱりかからない。
 キャブレターは新品に交換したばかりだから、そこがトラブルを起こすとは考え難い。エアクリーナーも新調したばかり。となると、考えられるのは点火系統のどこかという事になる。
 この手の古いバイクにありがちなのは「CDIの故障」だ。でも、部品は既に廃番なので、中古を探す事になる。けれど、どれも同じ時期の製造だから、何時不具合が起きてもおかしくない。ネット上を探ると、CDIを自作してしまう強者も結構いらっしゃるようだが、うーん...どうしよう?(--;)
 とりあえず、まずはプラグとか点火コイルとかを調べる所から始めようと思う。
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バイク用シューズのBOA修理 [バイク]

 6年前に購入して使っているRSタイチのハイカットシューズRSS005(既に廃番)を今も使っている。
RSタイチのRS005ハイカットシューズ
先日、履こうとしたら右側のBOAシステムが動かない。具体的には黒いダイアル部分を押し込めないのである。
ダイアルを押し込めない
このダイアルを押し込んで回すと紐代わりのワイヤーが巻かれて紐を結んだのと同じ状態となる仕組みなので、ここが動かないとお手上げなのだ。

 RSタイチのサイトを見ると「修理依頼書を書いて、販売店かRSタイチに送ってちょ」としか書かれていない。修理期間は2週間、発送時点での修理費用見積は不明だ。
 ネット上を漁ると、複数の事例が出てきた。どれも、サポート窓口に電話したら「現物を見ないと分からない、BOAシステムの部分は無料だが、送料がかかる」と言われたらしい。送るとなると往復の送料でそれなりの金額になってしまうし、見積もった結果が高過ぎて諦めたら無駄な投資になってしまう。
 幸い、複数のサイトで「BOAのサイトから修理キットを申し込むと無料」と書かれていたので、早速BOAの保証パーツ請求のページ(日本語)で手続きする。手続きはとても簡単で、対象の製品名と修理キットの宛先などを入力するだけ。配送を急がなければ、費用は無料だ。

 日曜の夜に請求したら、土曜の午前中にFedEx宅配便で届いた。
FedExで届いた荷物
国際宅急便なのに無料とは凄い。開封したら、2セット入っていた。
2セット入り
早速開けて中を出してみる。説明書は日本語じゃないけれど、図を見れば手順が分かるので困る事は無い。
キットの中身
因みに、BOAのサイトに修理手順の動画があるので、作業前に見ておくと安心だ。キット以外に、オマケ?のシールが入っていた。
オマケ?のシール


 作業開始。まず、同梱されている小さなトルクスドライバーをダイアル中心部にある穴に差し込み、ネジを回して外す。
ダイアルを外しているところ
ネジを外すとダイアルが外れる。
ダイアルが外れた
次に、ドライバーを使って、中に入っているインナーギアを取り出す。
中のギアを取り出す
ギアを取り出したところ
古いワイヤーは切断してシューズから外す。
古いワイヤーを外す
新しいワイヤーを説明書を見ながらシューズに通し、説明書で指定された長さで切り揃える。
新しいワイヤーを指定の長さで切る
なお、長さがよく分からなかったら、外した古いケーブルの長さを参考にすれば良い。因みに長過ぎると、巻き過ぎになってダイアルの動きが異様に硬くなってしまうので要注意。
# 経験者、談。(笑)
ワイヤーを、説明書通りにインナーギアに取り付ける。
インナーギアにワイヤーを通す
インナーギアにワイヤーを通したところ
ワイヤーを強く引っ張って固定するんだけど、素手だと細いワイヤーが食い込んで痛いので、ペンチなどを使う方が良い。ワイヤーを固定したらインナーギアを収める。
インナーギアを収めたところ
最後にダイアルをねじ込んで取り付ければ、作業は完了である。
修理完了
修理キットのダイアルは黒のみで、色が付いているのは各メーカ独自なのだそう。目立つ場所ではないので、色が黒のままでも全く問題ない。
修理の終わったシューズ

 シューズの外観はだいぶ古びているけれど、まだ確りしているし、通常の使用には全く問題が無い。ダイアルが動かなくなった直後は「うわっ、買い替えか?」と思ったけれど、無事修理できた。目出度しメデタシ、である。
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わの会・集いの会(その3) [カメラ]

前回からの続き)

 1時過ぎに喉の渇きで目が覚めて水を飲んだら目が覚めてしまい、ベッドの上で横になっていたら知らないうちに寝たらしく、朝4時少し前に目が覚めた。子供によれば、拙者が寝てしばらくの間は結構大きな鼾をかいていたらしい。道理で喉が渇いた訳だ。
 外は思ったほどには気温が下がっていなかったけれど、標高の高い場所は5時過ぎ辺りから急激に冷えてくるので、持参したオーバーパンツをはき、やや厚手の手袋も持って行く。
 早朝撮影は自由参加で、バスを利用せず自分の車で移動してもOKだったけれど、真っ暗だし不案内な土地なので子供と共にバスに乗り込んだ。予定通り4時半に出発する。

 昨日の運転手と違って、今日はかなり若い人が運転している。出発してからしばらくの間は良かったけれど、細いウネクネした道に入ったら、カーブの度に急減速急加速を繰り返すので気分が悪くなってしまった。久し振りに車酔いしたみたいだ。「うぅぅっ、早く着かないかな」なんて思いながら我慢する事10分ほど、ようやくバスが停まって皆さんが下車し始めた。やれやれ。
 バスを降りたら子供も車酔いして気分が悪い、と。まだ真っ暗だし、慌てて更に気分が悪くなってもいけないので、ゆっくりと鏡池へと向かう。
 鏡池の撮影ポイントにはずらりと三脚が立ち並ぶが、三輪先生曰く「日曜の早朝はものすごい数の三脚が立ってて、自分の三脚を立てる場所が無かった」という状態だったそうな。緊急事態宣言が解除された最初の日曜だったから、人出も凄かったようだ。

 デジタルな皆さんは早速長時間露出で撮影していたが、フィルムでの撮影は不可能。ある程度明るくなるまで1時間ほど、その場で待っていた。
 徐々に明るくなってくると、周囲の状況が見えるようになってくる。
皆さん撮影中
メモ用デジカメをフィルムと同じ感度にして1秒のスローシャッターで撮影すると、まだまだ暗くてフィルム撮影は難しい。
シャッター速度1秒で撮影してもまだ暗い
6時過ぎになって陽が昇ってくると、ようやく撮影開始となる。
鏡池
戸隠連山に陽が当たる
ある程度撮影したら、場所を変えて撮影を続ける。
鏡池
背後が何やら騒がしいと思ったら、ゲーゲー吐いている人が居た。バスに酔ったのは我々だけではなかったようだ。
 明るくなってくると、撮影が楽になって来ると同時に冷え込んできた。指先がどんどん冷たくなって行く。
鏡池
戸隠連山
鏡池
7時半近くになったら撮影を止めてバスの居る場所へ。ここからまたバスに乗るのがとても憂鬱だ。
 案の定、前後左右に揺られて再び気持ち悪くなってきた頃にホテルに到着。やれやれ。一旦部屋に戻って防寒具を脱ぎ、8時になったら食堂で朝食を頂く。
ホテルの朝食
子供は気分の悪いのが収まらず、ヨーグルトだけ食べて部屋へと引き揚げて行った。拙者はアフターのコーヒーを頂きながら少しゆっくりしてから部屋に戻ると、子供はベッドの上で横になっていた。

 9時半近くになったので部屋を出てチェックアウト、車に荷物を積み込む。今日は自家用車でもOKだそうなので、SLK200で行く事に。出発前、ホテルの横にあるスキー場に集まって集合写真を撮影する。
 9時半過ぎにバスより先に出発、県道36沿いにある駐車場に停める。今日の撮影地は小鳥ヶ池、ここから歩いて10分ほど。ただ、県道を歩くので往来の車には注意が必要だ。
 歩いて小鳥ヶ池に到着、早速撮影し始める。色付いた葉が少なくて、撮影対象を見つけるのに一寸苦労する。
小鳥ヶ池
小鳥ヶ池
小鳥ヶ池
小鳥ヶ池
湖面にさざ波が立つときに限ってフィルム入れ替え中で、入れ替えた頃には無くなっている。
小鳥ヶ池
チャンスは何度かあったが、撮影できたのは一回だけだった。
小鳥ヶ池
場所を変えて更に撮影する。撮影している間に車酔いは治っていった。
小鳥ヶ池
12時半で撮影は終了、駐車場へ歩いて戻る。SLK200に機材を詰め込み、ホテルへ。

 ホテルに戻って待つこと少々、食堂で昼食となる。
ホテルの昼食
アフターのコーヒーも頂く。
アフターのコーヒー
皆さんが食べ終わった頃に閉会の挨拶があり、これにて集いの会は御開きとなる。「お疲れさまでしたー!」

 SLK200に乗り込み、昨日来た道をそのまま戻る。途中、家族用のお土産を探す為「道の駅しなの」に立ち寄るが、並んでいるお菓子類は全て乳化剤入り。これでは妻が食べられないので、何も買わずに信濃町ICから上信越道へと進む。
 月曜だからか、交通量は結構少ない。「何だか空が重い感じだなぁ」と思っていたら、天気予報の通り雨が降り出した。強い雨ではないけれど、向かう方向の空はかなり暗いので、強い雨になるかも知れない。
 小布施ハイウェイオアシスに立ち寄り、ここで家族用のお土産(リンゴと落雁)を買う。リンゴは地元のスーパーの1/3近いお値段だった。
購入したお土産
カップ酒は勿論自分用である。(滝汗)
 子供は朝食べなかった為かお腹が空いたとかで、食堂でざる蕎麦を食べていた。その蕎麦が「絶品!」だったそう。機会を作って是非食べてみたいなぁ。
 小雨がぱらつく中、SLK200に乗り込んで再び走り出す。

 更埴JCTをそのまま進んで長野道に入ると、徐々に雨脚が強くなってきた。交通量も少し増えている。営業車と思しきバンが多い。
 松本IC辺りからどんどん交通量が増えて行くが、走り難いほどでは無い。雨天だし月曜だから観光客が居ないのだろうか。
 岡谷JCTで中央道に入る。一旦雨は小止みになったが、走るうちに降ったり止んだりを繰り返す。空の雲はかなり厚いから、ずーっと降り続きそうだ。
 恵那山トンネルを抜けて工事区間に差し掛かるが、幸い渋滞していない。但し、トラックが多い為か巡航速度はかなり遅い。怪しい車を見る度にゆっくり近づいて覆面パト出ない事を確認してから抜き去る。雨天だからか、結局覆面パトは一台も見かけなかった。
 小牧東ICで降りると、帰宅時間の為か交通量はかなり多い。昨日来た道をそのまま戻り、自宅近くのスタンドで給油する。自宅には18時過ぎに無事到着。

 今回の撮影会は360モデナがトラブル起こしたり、バスに酔ったり、と色々あったけれど、フィルムはそこそこの本数を使ったから、まぁ良かったと思う。それに、撮影中は一度も降られなかったので本当に助かった。
 撮影機材はいつもと同じ、使うバッグや三脚も同じだけど、毎回「もうちっとウエストバッグが大きかったらなー」と思う。今使っているのはLowePro(ロープロ)のインバース200AW(既に廃番)だが、バッグの作りの問題なのか、機材を入れると必ず前のめりの状態になってしまう。
バッグが前のめりになる
また、フロントのポケットも小さくて、Pentaxデジタルスポットメーター(既に廃番)を入れると、フィルム一本すら入らない。
スポットメーターで一杯になる
デジタルカメラ前提で作られているだろうから仕方ないのかも知れないが、それにしても「もう一寸何とかならん??」と思う。

 デジタル全盛のご時世で、よりによってフィルムカメラ、増してや中判カメラが軽く収まるようなウエストバッグの需要はほぼ皆無だろう。だから、拙者が望むようなバッグが出て来る事は恐らく無いだろう。
 でも、今後もフィルムが買えるうちはフィルムカメラのみで撮影する積りである...となると、カメラバッグの悩みはこれからも続くって事?(滝汗)

(完)
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わの会・集いの会(その2) [カメラ]

前回からの続き)

 緊急事態宣言解除後初めての日曜日とあってか観光客が異常に多く、駐車場がどこも満杯になっている。
 その為、事前の案内では感染防止対策の関係でホテルの大型バス以外にも自家用車数台に分散して移動する予定だったが、急遽全員が大型バスで移動する事になった。一台のバスでは全員乗る事が出来ず、二回に分けて移動となる。元々は自家用車組だった参加者は2回目のバスに乗り込んで撮影地へと向かう。
 10分ほどバスに揺られて戸隠神社奥社参道入口に到着。ここから参道を奥社方向へと向かって歩きながら15時15分頃まで撮影する。
戸隠神社奥社
戸隠神社奥社
戸隠神社奥社
10月上旬まで暑い日が続いたせいか、葉が紅葉せず先端が茶色に縮れて枯れた葉が多い上に、緑色の葉が殆ど。撮影できそうな所を探すのが大変だ。
戸隠神社奥社
戸隠神社奥社
戸隠神社奥社
15時を過ぎた辺りで来た道を引き返し、15時15分頃に入口に到着する。
 本来なら、ここでバスや車で次の場所へ移動する筈だった。しかし、駐車場が埋まっているので、徒歩で戸隠森林植物園へと移動する事に。皆さん歩きながらあちこちを撮影している。
移動しながら撮影中
時折陽が差すけれど森の中は結構暗いので、フィルムだとシャッター速度を上げられず苦戦気味。
DSC04561.jpg
森林植物園に向かう途中で
森林植物園に向かう途中で
雲が太陽光を遮ってしまうとシャッター速度は1/2秒辺りになってしまい、撮影には気を遣う。
森林植物園
森林植物園
みどりが池に着いた頃には光量が更に減ってきてシャッター速度は1秒が多くなった。
みどりが池
17時過ぎまで撮影したら、今日の撮影は終了。ホテルに戻るバスも二往復で、行きと同様に二回目のバスに乗ってホテルに戻る。

 割り当てられたホテルの部屋は洋室だ。
ホテルの洋室
机にはお菓子(落雁)が置かれている。
落雁
夕食兼宴会開始まで1時間ほどあるので、まずは浴場に行って汗を流す。
 部屋に戻り、機材の手入れなどをしているうちに時間となったので宴会場へ。

 18時半、三輪先生や幹事の方々の挨拶で宴会が始まる。料理の品数はそこそこある。
ホテルの料理
鍋の中はお肉だ。かなりしっかり火を通したけれど、とても柔らかい肉だ。
肉料理
途中、差し入れられた色々なお酒を(翌日差し支えない程度に)頂く。
宴会のお酒
宴会のお酒
締めは御蕎麦だった。
締めのお蕎麦
いつもなら2時間半ほど宴会をするのだけれど、コロナ感染が収まらない状況である事から短縮して1時間半で宴会は御開きに。
 そのまま同じ場所で続けてジャンケン大会、勝ち抜いた一人だけが三輪先生の作品を貰える。
じゃんけん大会の景品は作品
拙者は勿論、いつものように負けた。(汗)

 宴会の後は部屋を移動してセミナーとなる。
 三輪先生が今日撮影した画像を一通り見せて頂く。拙者はハッセルブラッドで真四角写真、先生は35㎜フルサイズデジタルだから、そのまま画面構成を真似るという事は出来ないけれど、視点や画面内の構成など毎回とても勉強になる。
 セミナーに続いて先生の作品紹介ビデオを拝見、40分ほどで御開きとなった。
 いつもならこのまま二次会に突入するのだけれど、拙者自身が寝不足気味でかなり眠かったのと、早朝撮影は4時半出発と早いので、部屋に引き揚げた。
 歯を磨き、スマホで4時にアラームを設定してからベッドに潜り込む。明日は早いぞ...zzz

続く
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