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TLR200のキャブレター(その2:PD22に交換) [バイク]

(前回からの続き)

 コサカさんのサイト(TWKで検索してちょ!)で発注したKEIHINのキャブレターPD22が数日後に届く。交換手順書も付属していた。
届いたキャブレターPD22

 作業は前回と同じで、まずタンクを外し、エアクリーナーを固定するボルト2か所(矢印)を外してエアクリーナーを前後に動かせるようにする。
エアクリーナーを固定するボルト二ヶ所
キャブレターを固定しているボルトやリングを外し、キャブレターからスロットルワイヤーを抜く。古いキャブレターPW22をやや強引に抜き取り、新しいキャブレターPD22を強引に入れる。
 文字で説明すると簡単だけど、PD22はPW22よりも少し大きい為、子供と二人がかりであーでもないこーでもないとすったもんだしながら作業したので、作業中の画像は無い。(汗)
# 申し訳ない。A(^^;)
PD22が何とか入ったのは良いが、エアクリーナー側の口径はPW22よりも少しだけ大きく、エアクリーナーを取り付けるのが大変!なのである。エアクリーナー側が樹脂部品で多少の事なら融通が利くのが不幸中の幸い(?)である。
 色々すったんもんだしたけれど、どうやってもエアクリーナーを取り付けられない。「ウーン、どうすっべ?」と思っていたら、子供が「エアクリーナーの内側から(樹脂部分を)外側に押してはめ込んだら?」おぉ!その手があったか!!
 早速エアクリーナーを外して、マイナスドライバーで内側から外側へと押し出すと、あっけないほどすんなりと入った。
エアクリーナーの内側から外に押し出す
これで良し。
 後は元通りシートやタンクを取り付け、キャブレターにガソリンチューブを接続すれば、作業は完了である。タンク下の見難い位置にある部品なので、交換しても見た目に変化は無い。
キャブレター交換の終わったTLR200
土曜の午後、いつもの練習場所へと二台のTLR200で向かった。

 白TLR200で追走したのだけれど、PW22に替えた赤TLR200は中間加速が鋭くなっているのが後ろから見ていても分かる。信号で停止してもアイドリングはふらつかず一定で、安定している。勿論、急にエンジン回転が上がっちゃうような現象は皆無だ。
 練習場所で子供が一通り走らせ、開口一番「エンジンブレーキが凄く良く効くようになった」と。拙者も一寸走ってみたけれど、以前よりも格段に速度の調整がし易く、それでいて低速でも急にストンっとエンジンがストールしてしまうような事は無い。まるで別のバイクに乗ってるみたいだ。3万近い出費は非常に痛かったが、その甲斐は十分にあったと言えよう。
 これで赤TLR200は公道走行も全く問題無い状態になった。今のところ、長距離や夜間走行の予定は無いから問題は無い。けれど、気になる点は多々ある。

 一つ目、派手にヒビの入っている前後のタイヤは見た目でも劣化が著しいが、タイヤ内部にあるチューブも気になる。今すぐ走行に支障が出る訳ではないものの、こればかりは長期間放置する訳には行かず、近いうちに交換する事になると思う。
 二つ目、ブレーキは前後共一応使えるけれど、かなり効きが悪い。径の小さいドラムブレーキだから仕方ないのだけれど、ブレーキシューの摩耗で効きが悪い可能性もあるので、なるべく早くチェックする方が良さそうだ。
 三つ目、前所有者の手によって市販キットでバッテリーレスになっているけれど、使われている電解コンデンサーは8200μFで、容量が少ない。アイドリング中はウインカーを出しても薄暗く点くだけで点滅しないので、コンデンサーの容量を増やす方が良さそうだ。
 四つ目、20km/hを超える辺りからスピードメーターの針の振れ幅が異様に大きくなって、現在の速度が分からない。TL125のスピードメーターが壊れた時と全く同じ症状だ。今は辛うじて動いてるけれど、壊れるのは時間の問題だろうな―。
 五つ目、電装系は新車時から6Vのままだけど、6Vの電球などは年々見かける事が少なくなってきている。6V電球は古いカブなどでも使われているので、まだ自宅周辺のホームセンターなどで手に入るけれど、今後のメンテナンスを考えるとできれば12V化しておきたい。何故なら、例えばスピードメーターが壊れたら、純正部品は恐らく廃番だから汎用品を使う事になる。そうなるとメーター内照明は12Vが前提だから、6Vのままでは点かないかも知れないのだ。

 うーん、やるべき事はまだまだ沢山あるなー。(溜息)

(完)
タグ:TLR200 PD22
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