TLR200リアサスペンション交換とキャブ周りのチェック

　前回練習場所を一寸走った際「リア・サスがボヨンボヨンだな」と気が付いた。見ると、中心部にあるロッドがオイルでベタベタしている。リアサスペンションのダンパーが抜けているようだ。
　古いバイクなので、恐らく純正品のサスペンションは在庫が無いだろう。ネット上を漁ったら、互換品の新品が出ていたので早速取り寄せた。

車体にボルトで固定する部分に入っている金属製カラーはTLR200本体よりも小さいサイズになっている。

このままでは取り付けられないので、カラーだけを引っこ抜いた。

サイズの違うカラーが付属してきたので当てはめてみると、TLRにピッタリ。それを使って車体に取り付ける。
　まず、古いサスペンションを外す。ボルト2本を外すだけだが、かなり固い。

サービスマニュアルによると、このボルトは1.0～1.4kg-mで締め付ける事になっている。成程、そりゃー固いわ。(^^;)サスペンションが無いと、実にシンプルに見る。

車体側の受け軸に薄くグリースを塗り広げてから、新しいサスペンションを取り付ける。

左右両方交換すれば、この作業は完了である。

　さて、もう一仕事ある。アイドリング中に勝手にエンジン回転が上がってしまう症状が出た原因を探る。
　タンクを外してキャブレターが見えるようにすると...ありゃりゃ？スロットル・ケーブルの根元が浮いてるじゃん。

こんな状態だと、スロットルを戻しても、ここから空気を吸ってしまってエンジンの回転が落ちなくなってしまう。念の為、外したタンクを改めて目視でチェックするが、どこからも漏れていない。「原因はコイツか。」改めてきちんと嵌め込んだ。

「さぁ、これでエエんじゃない？」と思いながらタンクを取り付けてエンジンをかけると...「ゲゲゲッ、回転上がっちゃうじゃん！」しかもガソリン臭い。
　タンクの下にあるキャブレターを覗き込むと、ドレイン周辺（矢印）がガソリンで濡れている。

「タンクからは漏れてないし、おかしいなぁ...まさか？」キャブレター本体を改めてよく見ると、合わせ目（矢印）から滲むように漏れているみたいだ。

車両を受け取った時「キャブ調整してオイル交換しましたが、それ以外はそのままです」という話だったから、恐らくキャブレターのガスケット類は新車時から交換されていないだろう。ここもオーバーホールしなきゃ駄目っぽい。ガスケット・キットを調達して来なきゃなー。（汗）

　相変わらずエンジンオイルも滲んでいる。以前のように滴るほどではなくなってきたけれど、中古で探したアンダーガードの上に溜まっている。

アンダーガード取付前に目視でチェックしたけれど、漏れている場所は見つからない。念の為にオイルレベルゲージで確かめたら、上限を超えて多めにオイルが入っていた。それも漏れる原因の一つなのかも知れないが、このオイルフィルターキャップ（矢印）から滲み出ているとしか考えられない。という事は、ここに入っているOリングが劣化して密閉できていないのかも知れない。ここも新しいリングを調達しなきゃなー。（汗）
　ただ、キャップを外すとオイルも抜けてしまう。まだ15kmほどしか走っていないのにオイル交換するのは幾ら何でも勿体無いので、交換はもっと距離を走ってからにしようと思う。

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