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TLM220Rとオイルポンプ [バイク]

 普通に走行できる状態となったTLM220Rだけど、マフラーから吐き出される白煙がどうも気になる。「そういえば、スロットルワイヤーって分岐してるんだっけ。分岐した先って何もしてないよなぁ。」気になりだすとどうにも止まらないので、作業する事に。

 スロットルワイヤーはタンク下を通っているので、タンクを外さないと作業できない。
タンクを外したところ
ワイヤーの分岐は、この黒い樹脂部品の中にあるようだ。
ワイヤー分岐は樹脂部品の中
この部品ははめ込んであるだけで、やや強引に引っ張れば外せる。
外したところ
外すと、2本のワイヤーのタイコが見える。
2個のタイコが見えている
片方はキャブレターに繋がり、もう片方がオイルポンプに繋がっている。キャブレター側はスムーズに動く。オイルポンプ側は少し渋い感じがするので、一旦外してオイルを注入したらスルスル動くようになった。
オイルポンプ側のワイヤーを外したところ
古くなったグリスを取り除いて組み立てる。
ワイヤー分岐を組み立てたところ
後は元通りに組み付ければ、作業は完了である。

 試しに動かしてみた。まず、スロットルを全く動かさない状態なら、ポンプのアーム位置はこんな感じ。
スロットル・オフ時の位置
一度スロットルを全開にしてから戻したら...アカンやん!(滝汗)
スロットル・オフで元に戻らない
ワイヤーの動きはスムーズなのだが、肝心要のオイルポンプのアームの戻りが悪いのだ。どうやらオイルポンプ内に何か問題がありそう。想像だが、内部で古い2ストオイルが固まっていて、ポンプアームの動きを邪魔しているんだと思う。なお、サービスマニュアルには「ポンプは分解不可」と明記されている。
 現状のままでもオイル吐出量が多くなるだけで、2ストオイルの消費量が多いのと、少し点火し難くなる程度。実際の走行には多分影響しない筈。でも、不具合を知っていながら直さないというのは何とも心地悪い感じ。

 TLM220Rは1988年から1993年の5年間だけ製造されたバイクで、我が家のは後期型。もう30年近く前のモデルだ。一応ホンダドリーム店で部品の在庫を調べて貰う積りだけど、オイルポンプの新品は恐らく無いだろう。
 無ければ、何らかの方法で中古部品を探す事になる。動作する良品が見つかれば良いけれど、同じような不動品しか無ければ、(分解しちゃイカンとマニュアルには書かれているけれど)ダメ元でばらしてオーバーホールする羽目になる。
# オーバーホール出来るかどうかも分からんけどねー。
 まだまだ時間と手間が掛かりそうだなー。(汗)
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