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タオル掛けが落ちちゃった [雑感]

 洗面台を取り換えた時にタオル掛け(今風に言えば「タオルバー」)を取り付けた。両面テープで貼り付けるだけというお手軽な製品だったけれど、特に不便に感じる事も無く使っていた。
 ところが、先日の昼間に洗面所の方から「ゴトンッ!」という音が聞こえて来た。「んっ、何の音?」すぐさま見に行ったら、タオル掛けが墜落していた。
墜落したタオル掛け
ここ2カ月ほどは、取り付け部が時々部分的に浮いている事があって「ありゃ、剥がれかかってるじゃん」と改めて押し付けるとくっ付くのでそのままになっていた。
 取り付けてから2年半ほど経っているし、連日30度を大きく超える暑さで、両面テープ(画像の黒い部分)が劣化して接着力が落ちたらしい。
両面テープの粘着力が落ちたみたいだ
「そういえば、親父が使っていた使い残りがあった筈...。」探し出して来て、両面テープの部分に張り付けた。
両面テープを重ねて貼ったところ
ちなみに今回使った両面テープ「ニチバン ナイスタック 強力タイプ」は、亡き父が商業高校の教頭だった頃に使っていた物。今から40年ほど前のお話なので、この両面テープも40年ほど前の製品である。
 薄い水色の剥離紙を剥がし、貼り付けたい位置でギュギュギュ!と押し付ければ作業は完了である。
タオル掛けを取り付けたところ
貼り付けてから3日ほど経っているけれど、今のところしっかり付いていて、落ちるようなそぶりはない。とりあえずは目出度しメデタシ、である。


ニチバン 両面テープ ナイスタック (強力) 15mm×18m NW-K15

ニチバン 両面テープ ナイスタック (強力) 15mm×18m NW-K15

  • 出版社/メーカー: ニチバン
  • 発売日: 2017/10/18
  • メディア: その他





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ラジカセ日立パディスコTRK-8280のオーバーホール(その4:電源が入らぬ?) [雑感]

前回からの続き)

 何となく1年以上放置していたラジカセの修理を再開する。久し振りに電源を接続して動作確認しよ...ありゃ?電源が入らんじゃん。(汗)
 こういう時は、まず電源から辿る。
電源部
デジタルテスターで確認して行く。AC100Vのケーブルは正常、トランスも正常で2次側はAC15V程度の出力が出ている。となると、残るは基板だ。
電源基板
黒い部品はダイオードブリッジM4B-31で、動作は正常。基板の銅箔パターン面を見ても問題は無さそうだ。
基板パターン面も問題無し
なにやら回路保護用の素子???らしき物が基板上に2つあるけれど、調べても何かは分からなかった。
調べても分からない部品
ヒューズ(2.5A)も問題無い。
ヒューズも問題無い
あちこち調べているうちに、ダイオードブリッジの隣にある黒い部品(画像右側)が怪しいと判って来た。
右側の黒い部品が怪しい
とりあえず、基板から外した。
基板から外したところ
AC100Vと12VDCアダプターの口が一体化している。
AC100VとDC12Vが一体化されている
DC12V側は普通の部品と同様の動きなので、おかしな点は無い。AC100Vの方は下側に接点が三つあるので、まず動作を確認する。何も繋がない状態では、両端の端子は導通している。
何も繋がないと導通状態
真ん中と右の端子は繋がっていない。
真ん中と右は導通無し
真ん中と左も導通が無い。
真ん中と左も導通無し
AC100Vコードを接続したが、真ん中と右の導通は無い。
コードを接続しても導通無し
基板の銅箔パターンから回路を読み解くと、ここがスイッチになっているので導通しないのはおかしい。試しにマイナスの精密ドライバーを突っ込んでみたら導通した。
ドライバーを差し込むと導通する
どうやら、この中にある接点がおかしいようだ。改めて部品を眺めると、嵌め合いの爪が見える。
嵌め合の爪がある
細いマイナスドライバーで軽く抉って開けた。
抉じ開けたところ
肝心な接点の部分はカバーされているが、よく見るとはめ込んであるだけだ。
接点のカバーははめ込み
こちらも爪を抉って開けたら、接点が見えて来た。
接点部を開けたところ
接点を全て引っ張り出す。
接点を分解したところ
接点はかなり汚れている。いつものようにNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で右の一つだけ磨いたら、その違いが良く分かる。
右だけ磨いたところ
内部では、接点はこんな感じで並んでいる。
内部ではこんな感じで並んでる筈
何も繋がない状態では、黒い樹脂部品が付いている真ん中と左側(画像では上側)が導通している。ここにAC100Vのコードが挿し込まれると、黒い樹脂部品が押されて真ん中と右側(画像では下側)が導通して左側は途切れる、という構造だ。仕組みが分かったら組み立てる。
組み立て中
組み上がったらテストしてみるが、どうも上手く動いてくれない。「じゃぁ、ACコードにテープでも巻いてみるか?」
ACコードにテープを巻いたところ
ところが、これでも接点は動かない。
 そもそも、ACコードにテープを巻くという時点で再現性に乏しいので、これでは修理した事にはならない。分解して接点をほんの少しずつ曲げたら組み立てて、というのを何度も繰り返したらちゃんと動作するようになった。
 組み立て中に、トランスへの配線を保護している透明な樹脂チューブがネチョネチョしているのに気が付いたので、セスキ炭酸ソーダ溶液を含ませた布で拭き取ったら綺麗になった。
セスキ炭酸ソーダ溶液で綺麗したところ
元通りに組み上げて、デジタルテスターで動作を確認する。
デジタルテスターで確認中
ダイオードブリッジで整流しただけだから脈流で完全な直流ではないのだけれど、一応DC15Vが出ている。これでOKだ。

 でっ、ラジカセ本体に接続して見ると...やっぱり動かん!(滝汗)まだまだ先は長そうだな...(--;)

(続く)


NEVER-DULL(ネバーダル) メタルポリッシュ 142g P001-5084

NEVER-DULL(ネバーダル) メタルポリッシュ 142g P001-5084

  • 出版社/メーカー: プロト
  • メディア: その他





タグ:TRK-8280
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網戸の張替え [雑感]

 妻に「和室の網戸がボロボロなんだけど」と言われ、「へぇ?」と思いながら見に行くと...うわぁ、思いっ切り穴開いてるやん。(汗)亡き父が自宅を立て替えて早30年近く、そりゃー穴が開いてもおかしくない。
 幸い、以前使った網の残りがあるので、慌てて張り替える事に。

 まず、網戸を外して庭へ持ち出し、大雑把に水洗いする。
水洗いの後
上半分は問題無いけれど、下半分は下の方に大きな穴が開いている。だから昨日の朝、布団近くに置いてあった靴下の下にクワガタの雌が潜んでいたんだな。(笑)
 網戸用ゴムの切れている位置を探し、そこからゴムを引っ張って網を外す。
網戸用ゴムの切れている位置
剥がしていたら、真ん中にある押さえ金具の所が抜けない。プラスのドライバーで押さえ金具を外そうとしても全く動かないので、久し振りにインパクトドライバーを引っ張り出してきて外した。
インパクトドライバーを使わないと外せない
外した金具は汚れがびっしり。
外した金具には汚れが堆積している
30年分の汚れが固着して動かなかったみたい。(滝汗)真鍮ブラシで磨いて綺麗にしておいた。
 外枠を綺麗に拭き取り、室内へ持ち込んで作業を続ける。
室内に持ち込んで作業続行
押さえ金具を重しの代わりに使って、新しい網を上に載せる。
新しい網を載せたところ
一辺だけゴムで抑え込む。網戸用ローラーなんて洒落た物は持っておらず、手近にあるドライバーセットに含まれていた鑢がちょうど良い太さだったので、それを使った。
 二辺にゴムを入れたら、残りの二辺は網を少し引っ張りながらゴムを入れて行く。
二辺にゴムを入れ終わったところ
四辺全てにゴムを入れ終わったら、ゴムの長さが少し余った。引っ張りながら入れたので伸びたんだろうね。
ゴムが少し余った
余分なゴムは切り取る。
 真ん中に押さえ金具を入れてネジ止めし、余分な網をカッターナイフで切り取れば、作業は完了である。
完成した網戸
途中、家族に呼び出されたりして作業がブツ切りになってしまったけれど、外してから洗って網を張り替えるまでトータルで1時間ほどかかった。

 画像では綺麗に見れるけれど、素人作業なので何となくプカプカしている場所があったり、よく見ると網目が枠と平行でなかったりするけれど、遠目に見る分には全く問題無い...という事にしておこう。(滝汗)
 これで、虫の侵入を防げるようになった。目出度しメデタシ、である。
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駅にあるバイクの駐車場 [バイク]

 尾張一宮駅内某所へ行く用件がたまにあり、自転車か車で出掛けている。
 ただ、今の時期は気温がいつも30度以上で自転車で行くと汗だくになってしまうし、下手すりゃ熱中症になりかねない。だから、午前中の早い時間帯に車で出掛ける事が多い。
 ところが、朝10時を過ぎると駅駐車場の3階部分までがほぼ満車となってしまい、空きスペースを探すのに時間が掛かって結構面倒。それに、駐車時間が20分を超えると有料になってしまうので、何となく焦ってしまったりする。
 既に昼過ぎだし、雨続きでTLR200を動かしていない事もあり、珍しくバイクで出掛けた。

 尾張一宮駅にはバイクの駐車場が二ヶ所、「一宮北第三駐輪場」と「一宮南第三駐輪場」がある。何方もJR・名鉄の線路の高架下を利用していて、2時間以内の駐輪なら無料。一宮北第三駐輪場は以前から知っていたけれど利用した事が無く、今回利用しようと思って行ったら「満車。」[ふらふら]
 「もう一つ南にもあった筈」とTLR200を走らせるが、どこを走ってもそれらしき場所が見当たらない。「おかしいな?この辺にある筈なんだけど...」周辺をグルグル2回走って、ようやく発見。
一宮南第三駐輪場
布の旗が立っているんだけれど、弱い風が吹いていて高架の柱に張り付いた状態になっており、走っているバイク(車も)からは見えないのだ。引っ込んだ位置に建っている満車/空車の電光表示と
満車・空車の電光表示
案内板が出ているけれど、
利用方法の案内板
走行中に見るのはほぼ無理。見る側の事を全く考えていないような配置は、流石地方公務員の発想である。将に「お見事!」[がく~(落胆した顔)]

 場所が分かったのでTLR200を入る。看板に書いてある文字が小さくて読み辛く、案内板も何故か地面にあったりして
地面上に案内表示
置く場所が分からず、結局場内を一周してしまった。
 一周して分かったけれど、入り口周辺以外は「定期利用(要するに月極)」のスペースとなっている。全体の約半分が原付一種(50cc以下)用、もう半分が原付二種(125cc以下)用。
 原付二種を超える排気量向けの一時駐車スペースは入り口にあって、停められる数は5台しかない。
 定期利用向けのスペースが8割ほどを占めているので、一時利用は殆ど考えられていないような感じである。

 壁側に駐輪用の機器が取り付けられている。
駐輪用の機器
鎖の部分はゴムチューブで保護されていて、それをタイヤのスポークの間をくぐらせて機器の穴に先端を差し込むと、ロックと同時に時間計測が始まる。
棒の先端を機器に差し込むとロックされる
10分ほどで用件を済ませたら、入り口近くにある精算機を操作する。ちなみに、二時間以内なら無料だ。
入口近くにある精算機
パネルの説明通りに操作するとロックが解除された。後はバイクを路上に出せばOKである。

 一旦分かってしまえばどうという事は無いんだけれど、看板表示や誘導案内がイマイチで初めて利用すると分かり難い。まぁ、とりあえず無料で利用できたから良かった、かな。(汗)
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えっ、買い戻し!? [カメラ]

 電池式の単体露出計は色んな機種を使ってみて、手元に残ったのはこの二つ。
手元にある露出計
撮影会から一寸したスナップ撮影まで、これだけで十分。だから、このブログで度々顔を出していたミノルタのフラッシュメーターVIは、他の機材購入の為に1年ほど前に手放した。
 4年ほど前に買い足したローライコード3型はシャッターが大陸系列だけど、専らモノクロ(白黒フィルム)を詰めて使っていたから露出で困る事は無かった。

 ところが、ローライフレックス2.8Bが手元に来て、ポジとモノクロを併用するようになってから、(些細な話ではあるのだけれど)ポジの露出でほんの一寸だけ悩むようになった。
 その理由は、ローライコードもローライフレックスも、シャッターが大陸系列だから。画像ではローライコードもローライフレックスも「1/100秒」になっているけれど、「1/125秒」は無い。現在使われている倍数系列の「1/125秒」と「1/60秒」の中間に相当する。
ローライコード3のシャッター速度

ローライフレックス2.8B のシャッター速度
 1950年代半ばまでのシャッター速度は大陸系列、それ以後は倍数系列となっていて、現在のカメラも全て倍数系列である。具体的なシャッター速度は以下の通り。
倍数系列11/21/41/81/151/301/601/1251/2501/500
大陸系列11/21/51/101/251/501/1001/2001/500
モノクロやネガはラチチュード(exposure latitude:露光寛容度・露出寛容度)がある程度広いのでシャッター速度が一段遅くても影響は出難い。
 その点、ポジはラチチュードが狭いので、シャッター速度が一段低いとかなり明るく写ってしまって(露出オーバー)、思い通りの写り具合にはならない。

 例えば、露出計で測定した結果が「シャッター速度1/125秒・絞りF8」の場合、倍数系列ならそのまま設定すれば良いけれど、大陸系列だと当てはまるシャッター速度が無い。
 こういう時の対処方法として、写真関係の書籍などでは「近いシャッター速度に設定する」と説明している事が多い。具体的には「シャッター速度1/100秒、絞りF8」(1/3段の露出オーバー)か、「シャッター速度1/200秒・絞りF8」(2/3段の露出アンダー)のどちらか。実際には露出差のより少ない「シャッター速度1/100秒・絞りF8」を選ぶ事になる。
 でも、それはラチチュードの広いネガやモノクロの場合の話。ポジだとそうも行かないのだ。

 電子制御式のシャッターなら誤差は少ないだろうが、拙者が使うカメラは全て機械制御式のシャッター。どんなに調整しても、全てのシャッター速度が誤差ゼロにはなってくれない。
 だから、露出計の値から1/3段の露出オーバーであっても、シャッター自体の誤差も含めると1/2段近い差が出る事も十分あり得る。
 ネガやモノクロなら気にする程の差ではなくても、ポジでは非常に大きな差となってしまい、結果として「ありゃ、露出オーバーやん」という結果を招いてしまうのである。

 実際、ローライフレックス2.8Bのポジを使ったテスト撮影は全部露出オーバーで、適正露出時の色合いが分からないという有様だった。
 デジタルと違ってフィルムは現像しないと結果が分からず、「その場で調整」が出来ない。だから、1/3段の差でも無視できないのだ。
 だから、一時期「ポジ専用に倍数系列シャッターのローライを探そうか?」なんて考えてたりした。
 倍数系列のシャッターは、ローライフレックスなら2.8D以降、ローライコードならV以降の機種となる。どちらにしても今となっては高価格帯に属するカメラなので、おいそれと手を出す訳には行かない。

 そんな時に思い出したのが、手放してしまったフラッシュメーターVIである。「あれって、確か1/3段単位でシャッター速度を変えられたよなー気がしたけど?」1/3段単位であれば、測定時のシャッター速度として1/100秒や1/50秒も使える。
 ネット上に出ている操作説明書で確認したら、確かに1/3段単位で使える。「じゃぁ、もう一度中古で探そう。」
 ところが、オークションや中古ショップの値段を見てびっくり仰天!「何だこれ、新品の時より高いじゃん!」どうしてなのか分からないが、中古価格が異様なほどに高騰している。「こりゃぁ気長に探す以外方法は無さそうだなー。」

 ネットを彷徨う事半年以上、手放した時よりも少し安い価格でようやく入手できた。
買い戻したフラッシュメーターVI
ミノルタとコニカが経営統合した後の製造なので、メーカ名が「KONICA MINOLTA」になっている。電源は単三電池一本だけど、ニッケル水素電池でも正常に動く。
Ni-MH充電池でも正常に動く
シャッター速度の単位は1段・1/2段・1/3段と選べるので、1/3段に設定した。
 まず、シャッター速度を1/125秒に設定して、机上で測定してみる。
1/125sで机上で測定
この状態でダイアルを回してシャッター速度を遅い方へ1/3段動かすと1/100秒になり、絞りの値もそれに対応した表示になる。
1/100sに変更したところ
撮影会ではハッセルブラッドを使う為、測光値はEV値の表示に設定してあるけれど、通常のシャッター速度と絞りの表示に切り替える事も出来る。
シャッター速度と絞り値の表示

 一旦手放した物を買い戻す羽目になっちゃったけれど、これで大陸系列でも露出で一寸だけ悩む必要が無くなった。目出度しメデタシ、である。
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古い扇風機の再々修理(その1) [電子回路]

 古い扇風機は、また調子が悪くなった。
調子の悪くなった扇風機
ある日突然首を振らなくなってしまったのである。分解しながらチェックしたら、首を振らせるワイヤーが外れていた。
ワイヤーが外れている
念の為にギア内部を開けて見たけれど、問題無さそう。
ギア内部は良さそうだ
ワイヤーが繋がっていた部品を取り外す。
ワイヤーが繋がっていた部品
Eクリップを外して確認したら、ハンダ付けで留めてあったワイヤーが外れたようだ。
ワイヤーが外れている
「ハンダ付けし直せば良いか」と思いながらハンダ付けす...ゲッ!付かないじゃん。
ハンダが付かない
どうやら板金用ハンダが使われているようだ。
 自宅には板金用ハンダは無いので、どこかで調達してからでないと作業できない。しかし、首を振らないだけで慌てなくても良さそう。まーぁ、そのうちに何とかしましょ。(汗)

 ところが数日後、今度は弱風(3)を押しても動かなくなってしまった。これは、以前修理した時と同じ症状だ。強風(1)・中風(2)は普通なのに、弱風(3)だとやっぱり動かない。原因は接点の接触不良と考えられるので、スイッチ部を分解する。
分解中
スイッチを取り出す。
取り出したスイッチ部
ネジ2本を外すとバラバラになる。
分解したところ
やはり接点が汚れて導通しなくなっていた。右端の接点だけNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いてあるので、その違いが良く分かると思う。
右端の接点だけを磨いたところ
接点全てを磨いておく。
 組み立てる時、弱風の接点(一番手前にある接点)だけ少し上に向いているのに気が付いた。一番よく使うので、何度も押されて上の方に曲がって行ったみたいだ。ラジオペンチで根本から少しずつ曲げて、他の接点とほぼ同じ高さになるよう調整した。
高さを調整したところ
ボタンとボタンに押されて動く内部部品を所定の位置に収め、板バネ(左端)を入れる。
スイッチ部の部品を並べたところ
部品がバラバラにならぬよう注意しながら組み立てる。
スイッチを組み立てたところ
この時気が付いたけれど、スイッチ部を分解しなくても、スイッチの隙間から接点を磨けそうだ。
 後は元通りに組み立てれば完成である。

 早速動かして見ると...(。´・ω・)ん?弱風が本当の弱風で、一寸使い物にならないほど弱い。モーター内部の潤滑が上手く行っていないのか、或いは他に原因があるのか?
 いずれにしても、もう一寸何かしないといけないよーな雰囲気である。こりゃー一筋縄では行きそうにないなー...。(滝汗)

(続く...のか???)
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ガタンッ!(その1) [雑感]

 朝7時半過ぎ、目を覚ましたけれど眠くて「うーん、起きなきゃ...(-- )zzz。」またウトウトし始めた時、一階で「ガタンッ!」と大きな音がした。「んんんっ!?( ,,`・ω・´)」でも、それ以上の音はしない。「何の音だったんだろう?」
 起きて一階へ行くと、台所のLED灯が床に落ちていた。
落ちたLED灯
落ちた時に床に当たったと思われる個所は、周囲を囲んでいる樹脂カバーが割れている。
樹脂カバーが割れている
上を見上げると、電線がむき出しだ。
電線がむき出しに
落ちた時、台所に居た母曰く「背中を軽く叩かれたと思ったらガタンッという大きな音がして、ビックリして振り返ったらLED灯が落ちていた」と。
# 頭に落ちなくて本当に良かったよ。
 このままでは危険なので、とりあえず外れた角型引掛シーリングを嵌めた。
角型引掛シーリングを取り付けたところ
そのままだと頭に当たるので、配線を天井川に押し込んだ。
配線を押し込んだところ
「しかし、何故落ちたんだ?」天井の部分をじっくり観察する。

 シーリングはやや長い木ネジ2本で天井に取り付けてあったのだけれど、片方のネジは天井の板の薄い所に固定してある。その薄い天井の板にヒビが入ってネジ穴が広がり、片方の木ネジだけでシーリングとLED灯の全重量を支える状態となっていた。
 片側だけで支えている為、重量でシーリングが少しずつ傾き、それに伴ってネジ穴が広がってしまい、支え切れなくなって落ちたのだろう。

 試しに元のネジ穴にシーリングをねじ込んでみたが、全く手応えが無い。穴が広がってダメになってしまっている。こりゃー何とかして直さないとなー。(滝汗)


続く
タグ:LED灯
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テスター用ワニ口クリップの簡単な修理 [雑感]

 デジタルテスターを使おうとして取り上げたら、ポロっと赤い物が落ちた。「ん?」拾い上げたら、ワニ口クリップの配線が切れていた。
切れてしまったワニ口クリップの配線
このテスター用クリップは社会人になってから直ぐ購入した物で、30年以上使い続けている。「うーん、流石に30年も使ったら切れてもおかしくないなー。」早速修理に取り掛かる。

 まず、柔らかいビニル系樹脂のカバーで覆われている中に、テスター・リードを固定する金具が入っているので、細いドライバーを使って押し出す。
細いドライバーで中の部品を押し出しているところ
出て来た部品は、こんな感じの物。
取り出した部品
ハンダ付けされた箇所で電線が切れていた。長年の使用で何度も屈伸しているから、金属疲労を起こしていたんだろう。
 電線の被覆を5mmほど切り取り、部品にハンダ付けする。
ハンダ付けしたところ
長年の使用で、全体的に外側が錆びている。
錆が出ている
でも、計測中は結構頻繁にテスター・リードを抜き差しする為か、接点は摩擦で磨かれて(?)綺麗なので、あえて何もしていない。ちなみに、テスター・リードを差し込むと、拝み合わせになった部分の接点がリードの窪みに嵌まり込んで固定する仕組みになっている。
リードを差し込んだところ
とっても単純な構造だけど、良く考えられているなーと思う。
 ハンダ付けした部品を樹脂カバーの中へ押し込む。
接点をカバーに収めたところ
全体的に薄汚れているので、序にセスキ炭酸ソーダを溶かした液で軽く拭いたら綺麗になった。
セスキ炭酸ソーダで拭いたら綺麗に
これで修理は完了、目出度しメデタシ、である。
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TLM220Rとオイルポンプ [バイク]

 普通に走行できる状態となったTLM220Rだけど、マフラーから吐き出される白煙がどうも気になる。「そういえば、スロットルワイヤーって分岐してるんだっけ。分岐した先って何もしてないよなぁ。」気になりだすとどうにも止まらないので、作業する事に。

 スロットルワイヤーはタンク下を通っているので、タンクを外さないと作業できない。
タンクを外したところ
ワイヤーの分岐は、この黒い樹脂部品の中にあるようだ。
ワイヤー分岐は樹脂部品の中
この部品ははめ込んであるだけで、やや強引に引っ張れば外せる。
外したところ
外すと、2本のワイヤーのタイコが見える。
2個のタイコが見えている
片方はキャブレターに繋がり、もう片方がオイルポンプに繋がっている。キャブレター側はスムーズに動く。オイルポンプ側は少し渋い感じがするので、一旦外してオイルを注入したらスルスル動くようになった。
オイルポンプ側のワイヤーを外したところ
古くなったグリスを取り除いて組み立てる。
ワイヤー分岐を組み立てたところ
後は元通りに組み付ければ、作業は完了である。

 試しに動かしてみた。まず、スロットルを全く動かさない状態なら、ポンプのアーム位置はこんな感じ。
スロットル・オフ時の位置
一度スロットルを全開にしてから戻したら...アカンやん!(滝汗)
スロットル・オフで元に戻らない
ワイヤーの動きはスムーズなのだが、肝心要のオイルポンプのアームの戻りが悪いのだ。どうやらオイルポンプ内に何か問題がありそう。想像だが、内部で古い2ストオイルが固まっていて、ポンプアームの動きを邪魔しているんだと思う。なお、サービスマニュアルには「ポンプは分解不可」と明記されている。
 現状のままでもオイル吐出量が多くなるだけで、2ストオイルの消費量が多いのと、少し点火し難くなる程度。実際の走行には多分影響しない筈。でも、不具合を知っていながら直さないというのは何とも心地悪い感じ。

 TLM220Rは1988年から1993年の5年間だけ製造されたバイクで、我が家のは後期型。もう30年近く前のモデルだ。一応ホンダドリーム店で部品の在庫を調べて貰う積りだけど、オイルポンプの新品は恐らく無いだろう。
 無ければ、何らかの方法で中古部品を探す事になる。動作する良品が見つかれば良いけれど、同じような不動品しか無ければ、(分解しちゃイカンとマニュアルには書かれているけれど)ダメ元でばらしてオーバーホールする羽目になる。
# オーバーホール出来るかどうかも分からんけどねー。
 まだまだ時間と手間が掛かりそうだなー。(汗)
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RADO Royal Eleganceのオーバーホール [時計]

 以前時計のコレクションをやり始めて、その後「とてもじゃないけど、お金が掛かり過ぎて無理だー(>_<;)!」と諦めて現在に至るのだけれど、そのに購入したRADO(ラドー)が3本手元に残っている。
ラドー3本
左がクォーツ、真ん中と右が自動巻きである。「あれっ、真ん中と右は同じモデルでは?」と思われる方も多いと思うが、実際その通り。何方も「Royal Elegance(ロイヤルエレガンス)」というモデルである。(汗)
 コンパクトデジカメでは色の再現が難しいのだけれど、真ん中は本体の色がシャンパンゴールド、右はシルバーだ。ちなみに、左のクォーツは「BALBOA(バルボア)」である。どれも昭和の頃は非常に高価な時計だった。

 トノー(角型)タイプの時計が好きで、元々はシャンパンゴールドのモデルが欲しかったのだが、金額的に手の届く範囲の出物が無く、数年探して諦めかけた頃に出て来たのが、右のシルバー。その後少し経ってから似たデザインのクォーツを中古で購入。
 それから更にしばらくしてから、真ん中のシャンパンゴールドが中古で出て来て「これだよこれこれっ、これだーっ!」と買い求めた。クォーツ以外は「要調整」の状態だったから、購入額は驚くほど安かった。

 RADOを知ったの小学生低学年の頃。当時取っていた新聞の日曜欄一面下半分を使って毎週RADOの日本代理店・酒田時計貿易が広告を出していた。掲載された時計の写真は金属の質感が素晴らしく、その価格も当時の大卒初任給の3倍から4倍と素晴らしい(?)金額だった。子供心に「外国製の時計って高いんだなー」と。同時に「大人になっても自分は買えんだろうけど」と思っていた。よーするに、新聞広告で「刷り込まれていた」のである。だから、RADOだと何本も揃えちゃったりするんだな、多分。(汗)

 新築当初は何もなくてガラーンとしていた我が家は、今では物理的に収納する場所が無くて床にまで物が色々と積んである状態になってしまっている。要するに「汚部屋」状態だ。(滝汗)
 「こんなんではイカン、何とかせねば」と思い、昨年から色々と身辺整理という訳ではないのだけれど、手始めに自分の使っている部屋で、持ち物の整理をし始めている。
 このRADO達も長年保管したままになっていたが、「そういえば、クォーツ以外は使える状態じゃないよなー...お気に入りの1本だけオーバーホールしよう。」

 お気に入りなのは、本体がシャンパンゴールド、ダイアル(文字盤)がキャッツアイ(虎目石)の物。なお、傷だらけのバンドは社外品だ。
キャッツアイ・ダイアル
しかし、時刻のインデックスが4か所しかないので、実用にするには一寸辛い。せめて5分単位のインデックスが欲しい。
 一方、シルバーの方はダイアルは普通の黒だが、5分単位のインデックスがある。
インデックスは5分単位
ちなみに、内部のムーブメントはどちらも同じ。
使われているムーブメント
RADOは元々がエボーシュ・メーカだからか、振り子にも「RADO」の刻印が入っている。

 「リダイアル(文字盤再生)の序でにインデックスを入れられないのかな?」ネット上で修理業者を探して、あちこち問い合わせてみたけれど「元通りにするのならできるが、インデックスを増やしたりする事は出来ない」という返事ばかり。中には「ダイアル改造という形で良ければ」という業者もあったが、ダイアルがキャッツアイだと伝えたら「ウチでは対応できない」と言われてしまった。 
 一寸行き詰ってしまって、いつもお世話になっている時計店に持ち込んだら「(専用プレス機が無いので)ウチではできない」と言われてしまった。

 ちなみに、キャッツアイに限らず、ダイアルやインデックスに岩石や宝石が使われている時計は、製造メーカ以外は修理などを受け付けてくれないのが普通(時計業界内では常識らしい)なので、こればかりは仕方が無い。
 受け付けない理由は、岩石をスライスしたダイアルだとほんの少し力を加えただけで直ぐ割れてしまう事が殆どで、代替部品も無いから厄介な事になるからだ。その点、製造したメーカなら部品在庫を持っている場合もあるし、元々岩石をスライスするだけの技術があって製品化したのだから、当然修理も受け付けられる、という訳だ。その代わり、費用がどれだけ掛かるか分からないが、一般的な修理よりも遥かに高額となる筈。

 改めてネットであちこち探しまわって、ダイアル改造も受け付けてくれそうなウォッチリペアサービス(名古屋市)に具体的な画像例を添付して相談してみた。
改造イメージ
すると「出来ると思います」という返事だったので、お店に足を運んだ。
2階がウォッチリペアサービスの店舗
しかし、やはりキャッツアイのダイアルは受け付けられないという返事だった。こうなると、莫大な費用を掛けて製造元のRADOへ依頼する以外に手は無さそう。でも、出来るだけ安価に済ませたい。
 そこで「シルバーの中身と、シャンパンゴールドの中身をそのまま入れ替えられますか?」と尋ねたら「入れ替えなら可能です」という返事だったので、シルバーの方の中身をそっくりそのままシャンパンゴールドの方に入れ替え、更にオーバーホールして貰う事にした。

 待つ事1カ月弱で「オーバーホール作業が完了しました」という連絡を貰ったので、引き取って来た。なお、ベルトはクォーツに付いていた黒メッシュバンドに付け替えてある。
オーバーホールの終わったRADO
キャッツアイの華やかさは無くなってしまったけれど、5分単位のインデックスがあるので、普通に日常使い出来る。
本体アップ
裏側は、こんな感じ。
裏側
丸い部分はねじ込みになっていて外せるけれど、内部にあるムーブメントはその丸の部分よりも大きいので、取り出す事は出来ない。だから、オーバーホールは裏側全体を取り外してから作業し、作業後にプレス機で裏蓋を圧入するのである。

 これでシャンパンゴールドのRADOは日常に使えるようになった。1本あれば良いので、他の2本は手放す方向で検討(--;)...だな。(/_;)
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