Rolandの音源モジュールXV-5080のメンテナンス(その1:下調べ) [音楽]
子供からローランドのPCM音源モジュールXV-5080のメンテナンスを頼まれた。
2000年頃に発売された製品でシーケンサーは入っていないが、最大発声数128・マルチティンバー最大32パートという仕様は、当時としては飛び抜けた存在だったようだ。
問題は、Valueツマミの動作がおかしいのと、出て来る音の高音域の抜けが少々悪いという2点。とりあえず、中身を確認する。
天板はネジ留めなので、ネジを外せば簡単に外れる。
画像左側の茶色い基板はスイッチング電源、右側はオプションのエクスパンションボードを載せる基板だ。2枚取り付けられているけれど、「BASS&DRUMS」と書かれているボード「SR-JV80」は製造元ローランドから使用中止依頼が出ている。使い続けるのなら、電解コンデンサ交換が必須、だね。
エクスパンション用の基板を外すと、その下にメイン基板がある。
回路図が無いので断言はできないが、電解コンデンサの並び方を見ると、左側7割がデジタル回路、残りの右側3割がアナログ回路のようだ。
特に、アナログ回路側の電解コンデンサにはオーディオ用高級ラインのELNA・Silmicが部分的に使われていて、音質に配慮した部品選定になっている。
念の為に、基板上の部品を確認する。まず、数多く使われているのがJRCのオペアンプ5532Dだ。
デジタル回路とアナログ回路の境に、見慣れないICが並んでいる。
調べたら、旭化成の24BitΔΣDAコンバーターAK4324VFだった。
デジタル回路の方にある大きなICはカスタムチップらしい。
Valueツマミは本体のほぼ中央にあり、独立した基板になっている。
外して見たら、ロータリーエンコーダーのようだ。
恐らく接点が劣化してまともに動かなくなっているのだろう。これは分解清掃すればOKな筈。
使われている電解コンデンサを調べたんで部品を発注すれば良いのだが、数は多くないので送料が高くついてしまう。
修理待ちの他の製品の部品と併せて発注すると良いのだけれど、そうなると修理待ちの製品も分解して調べなきゃならんのよねー...。(汗)
(続く)
2000年頃に発売された製品でシーケンサーは入っていないが、最大発声数128・マルチティンバー最大32パートという仕様は、当時としては飛び抜けた存在だったようだ。
問題は、Valueツマミの動作がおかしいのと、出て来る音の高音域の抜けが少々悪いという2点。とりあえず、中身を確認する。
天板はネジ留めなので、ネジを外せば簡単に外れる。
画像左側の茶色い基板はスイッチング電源、右側はオプションのエクスパンションボードを載せる基板だ。2枚取り付けられているけれど、「BASS&DRUMS」と書かれているボード「SR-JV80」は製造元ローランドから使用中止依頼が出ている。使い続けるのなら、電解コンデンサ交換が必須、だね。
エクスパンション用の基板を外すと、その下にメイン基板がある。
回路図が無いので断言はできないが、電解コンデンサの並び方を見ると、左側7割がデジタル回路、残りの右側3割がアナログ回路のようだ。
特に、アナログ回路側の電解コンデンサにはオーディオ用高級ラインのELNA・Silmicが部分的に使われていて、音質に配慮した部品選定になっている。
念の為に、基板上の部品を確認する。まず、数多く使われているのがJRCのオペアンプ5532Dだ。
デジタル回路とアナログ回路の境に、見慣れないICが並んでいる。
調べたら、旭化成の24BitΔΣDAコンバーターAK4324VFだった。
デジタル回路の方にある大きなICはカスタムチップらしい。
Valueツマミは本体のほぼ中央にあり、独立した基板になっている。
外して見たら、ロータリーエンコーダーのようだ。
恐らく接点が劣化してまともに動かなくなっているのだろう。これは分解清掃すればOKな筈。
使われている電解コンデンサを調べたんで部品を発注すれば良いのだが、数は多くないので送料が高くついてしまう。
修理待ちの他の製品の部品と併せて発注すると良いのだけれど、そうなると修理待ちの製品も分解して調べなきゃならんのよねー...。(汗)
(続く)