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生存確認 [雑感]

 中国武漢コロナウィルス蔓延で、NEC退職者懇談会(以下、懇談会)は2017年9月の開催以降ずーっとを見送っていたのだけれど、その間も散発的にメールでやりとりしていた。
 M君はメールが「宛先不明」で戻ってくるのがきっかけで、突然死で亡くなってしまった事を知った。
 でも、H君は宛先不明にはならないものの、数年間全く返信が無い。「こりゃ、いっぺん現地調査せんといかんかな?」
 思い立ったが吉日、27日昼食を食べ終わったら直ぐ代車エッセに乗って出発する。エッセを使うのには理由があって、H君の自宅へ入る路地はとても細いのだ。

 木曽川橋を渡って堤防上の県道184を進む。通常なら一宮市・羽島市などを通り抜けて県道23(清流サルスベリ街道)へ行くのが一般的なルートだが、市街地を通るので交差点が多く、距離の割に時間を稼いでしまうのが難点。
 その点、県道184はやや遠回りにはなるのだけれど、信号がとても少ないし交通量も多くないので走り易い。走っているうちに県道166と番号が変わり、木曽川大堰が見えてくる。
 ナビなどのルートだと、県道1号で長良川を渡って県道23へ誘導するのが一般的だが、あえて木曽川大堰を渡って愛知県側の県道512を進む。距離はやや長くなるけれど、時間的にはかなり早いのである。
 そのまま走っているとT字路となるので、県道8号で東海大橋を渡る。長良川を渡ったら直ぐ県道23に入る。

 ここからはしばらく道なりに進み、国営木曽三川公園の角を西へと進む。揖斐川を渡ったら国道258に入る。
 少し進んで県道26へ入ると大鳥居が見えてくる。多度大社の大鳥居だ。多度大社近くを通り抜けて進み、県道611へ。この道も信号がとても少なくて走り易い。国道421のかなり手前で逸れて走っていたらトイレに行きたくなり、いなべ公園に立ち寄る。
いなべ公園
とても暑い為か、止まっている車はほぼゼロ。
車は殆ど居ない
大きな案内看板は劣化して文字が落ちてしまっている。
劣化した案内看板
中央の下に小さな看板が貼られていた。
貼られた看板
うーん、なんだか情けないなぁ。(汗)スッキリしたら再び走り出す。

 国道421を進んで石榑北の交差点で国道306へ。そういえば、石榑峠は平成23年にトンネルが開通しているけれど、未だ通った事が無い。旧道の石榑峠は恐らく廃道状態だろうなぁ。
 国道306は信号が少なくて走り易いが、国道にしては道幅が一寸狭い。飛び出しが無いとも限らないし事故を起こしたらつまらないので、のんびりと進む。
 しばらく進むと見慣れない高架橋が頭上を通っている。「何だ、これ?」と思ったら新東名道だった。そういえば、以前通った時に工事していたっけ。
 少し進んだら、また工事個所が見えてくる。帰宅後調べたら国道477のバイパス工事だった。国道400番台は「酷道」の宝庫で、国道477号も京都の区間が有名だったりするんだよねぇ。
 近鉄湯の山線周辺は人家が多いけれど、それ以外はのんびりした感じ。県道27に入って鈴鹿IC横を通り抜け、途中で県道637へと進む。県道27を真っ直ぐ進んで鈴鹿川を渡っても良いのだけれど、渡った所にある交差点がいつも激しく渋滞するので、あえて違う道を通るのである。
 近鉄平田町駅から少し南の所を通って鈴鹿市街に入り、あちこち曲がってH氏宅に到着。

 突然の襲撃...いや、訪問なので「ひょっとしたら不在かも?」と少し心配だったのだけれど、幸い在宅で無事合う事が出来た。
 色々あったそうで現在体調はあまり良くないそうだが、なんとか普通に生活できているとの事。とりあえずは一安心。1時間少々話してお暇する事に。

 H氏に見送られながら出発。来た道を戻るが、夕方だからなのか市街地は渋滞気味。市街地を抜けて国道306に出ると交通量は激減、走っている車はごく僅か。「なんだか雲が多いなぁ」と思っていたら、時折雨が降って来た。信号で停められた時に南を見たら、少しだけど虹が見える。
虹
雨雲で空が覆われているせいか、走っているうちに段々と暗くなってきた。日の入りの時刻が徐々に早くなってきているので、その影響も勿論あるだろう。
徐々に暮れてきた
 国営木曽三川公園を抜けて長良川堤防上の県道23を走っていたら養老山地の方は空が赤く染まっていた。
養老山地
この画像を撮影した数分後にはほぼ真っ暗の夜となる。来た道を戻って自宅には19時半少し前に無事到着。本日の走行距離は154.6km。

 H氏の現状が分からず少々心配だったが、本人に直接会って話した事でメールが不通となった理由なども分かり、ホッとした。まずは目出度しメデタシ、である。
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アリアプロ2・RS-X70のレストア(その2) [音楽]

前回からの続き)

 いよいよ回路の方に取り掛かる。
回路部分
ツマミ類とナットを外す。
ツマミを外したところ
外したツマミは石鹸で丸洗いしてコンパウンドで磨いたら、まあまぁ奇麗になった。
磨いたところ
先に出力ジャックを抜き取る。
抜いた出力ジャック
配線が多く纏わり付いている。
回路部全体を引き摺り出す。
回路部を引き摺り出したところ
スイッチ類全ての金属部にアース配線が施されている。
スイッチにアース配線

スイッチにアース配線
当時の高級機だから、細かい部分まで気を使ってあるのだと思う。
# まーぁ、普通ここまでやらんから、一寸凄いわぁ。
デジタルテスターで、外した回路の配線全てを検査したが、配線は全く問題無い。となると、接触不良が疑われるのは、ブーストモードセレクター(プリアンプ切替スイッチ)だ。
ブーストモードセレクター
端子側を見ると、両端の爪を倒して固定してあるだけだ。
爪を倒して固定してある
この爪をラジオペンチで起こすだけで、簡単に分解できた。
分解したところ
真ん中に挟まれている摺動子の裏側も接点になっている。
摺動子の裏側も接点
接点は一見奇麗に見えるが、高倍率ルーペで見ると接点の表面が荒れてあちこちが錆びている。
奇麗に見えるが実際には錆が出ている
接点全てをNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。これで接触不良は解消される筈。
磨いたら組み立てるのだけれど、爪の部分はとても固くてペンチだけでは曲げられない。色々考えた末に、マイナスのビットを大型プライヤーで挟んで爪をこじ開ける事に。
マイナスビットでこじ開けてるところ
何とか元通り固定できた。
ボリュームポットも分解して内部をNevrDullで磨くが、一つだけ内部に亀裂が入っていた。
ポットが割れている
動作は問題無いので、交換せずそのまま使う。
良い機会なので、ブースト(プリアンプ)回路も調べておいた。
採取した部品配線図
使われているのは低消費電力タイプのオペアンプLM358Nで、増幅回路が二つ直列に入っている。素直な特性の増幅回路で、色付けなどは行われていない。
# オペアンプそのものによる色付けは避けられんけどな。

 回路側の作業が終わったら、本体に戻す。
 プリアンプ回路を覆っていたビニルテープは劣化していたので再利用はしない。カプトンテープで基板全体を包んだ上から自己融着テープを全体に巻いて保護するのが一番確実だけれど、どちらも手持ちが無いので、絶縁用の厚紙をビニルタイ(英語ではtwist tieと言うらしい)で固定する。
ビニルタイで固定

ビニルタイで固定

 ペグやブリッジなども全て取り付け、弦を張る。
弦を張るところ
弦は、いつも使っているROTOSOUNDのステンレスである。弦を張ったら、オクターブ調整も行う。
オクターブ調整を済ませたところ
低音弦側はブリッジの駒が一番遠い位置となった。一寸ギリギリだけど、何とか調整できる範囲に収まってホッとした。(汗)
 これでオーバーホール作業は全て完了である。
作業が終わったRS-X70
ペグやブリッジなどは本来金色だったのだけれど、コンパウンドで磨いた為シルバーになってしまった。でも、見た感じではそんなに違和感は無いと思う。
# ホントか?(^^;)
フィンガーボードを9回クリーニングした為、今回の作業にかかったのは30時間弱とかなりの時間数となったけれど、そこそこ奇麗になったのでその甲斐はあった。

 一寸音を出してみたが、ブースト(プリアンプ)・オフで普通に音が出て来るし、ブースト・オンで出力が大きくなり、オーバーブースト・オンにしてオーバーブース・トボリュームを上げると音が歪む。動作が正常な事を確認できた。
 配線図を見ていて「ん?プラグを差すとプリアンプ回路の電源がオンになるってぇ事は、プリアンプを使うかどうかは関係なくてプラグを抜かない限り電源オフにはならないって事?」と気が付いた。プラグをギターに挿してプリアンプ・オフの状態で、デジタルテスターで電池からの電流を測ると、やっぱり流れている。
ブースト・オフでも電源オンのまま
1mAと一寸だけど、電池二個を並列接続しているからこの程度で済んでいると思われる。
 ネット上に出ているアリアのカタログには「電池寿命:200時間」と書かれているけれど、妥当な数値だと思う。現在主流となっているアルカリタイプの電池なら300時間以上使える筈だ。

 裏を返せば、アルカリタイプの電池を使えば一個でも150時間以上は使える計算になる。だから、わざわざ電池を二個使わなくても良いのかも知れない。
 もっと言えば、入力回路が真空管の機材に接続した時だけブーストやオーバーブーストが有効で、一般的なエフェクターやトランジスタ・アンプを使う分にはメリットは殆ど無い。強いて言えば、出力を大きくする事でケーブルからノイズが入るのを抑えられる程度。だから、それこそFET1石のバッファーを入れるだけでも十分代用できる。
# その方が電池も長持ちだし。

 弦を張って間もないし、フィンガーボードの様子もしばらく観察して状態を見極めたい。特に今の時期は湿気が多いので、出てくる音に影響しないとも限らない。だから、ある程度時間が経って落ち着いてから、改めて音を評価しよう。

(完)
タグ:RS-X70
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アリアプロ2・RS-X70のレストア(その1) [音楽]

 先月手に入れたAriaPro2のスルーネック・モデルRS-X70は、電気系統に接触不良があるみたいで音が出ない。金属部は錆が多く、全体的に薄汚れているので、素人の拙者が出来る範囲でオーバーホールする。
RS-X70
錆びた弦を外し、ブリッジとテールピースを外す。
外したブリッジとテールピース
ボディ側を見ると、収まっていた部分には導電材が塗ってあり、アースを取る配線もある。
導電材が塗られている
随分と手の込んだ事がしてあるなぁ。

 金属部を磨くのにコンパウンドをよく使うのだけれど、生憎艶出し用の微粒子液体タイプしかない。これを使って磨くととても時間が掛かるので、ペースト状のコンパウンドをホームセンターで仕入れてきた。
購入したペースト状のコンパウンド
テールピースの右半分を磨いたら、こんな感じになった。なお、金色は塗装なので、コンパウンドで磨くと取れて銀色の下地が出る。
右半分を磨いたところ
スタッドボルトも、磨くとそこそこ奇麗になる。材質は真鍮らしい。左が磨く前、右が磨いた後だ。
左が磨く前、右が磨いた後
 ブリッジは、ネジの先端が加締められている為、これ以上分解できない。
ブリッジは分解できない構造
仕方ないので、指が届く範囲を磨く事にする。加締められた先端部の右半分が磨く前、左半分が磨いた後である。
右半分が磨く前、左半分が磨いた後
スタッドボルトも磨く。こちらも材質は真鍮のようだ。左が磨く前、右が磨いた後。
左が磨く前、右が磨いた後
ペグ(糸巻とも言うらしい)も全て取り外す。
取り外したペグ
コンパウンドで磨くと多少奇麗になる。左が磨く前、右が磨いた後である。
ペグ:左が磨く前、右が磨いた後
金色塗装の下のメッキが痛んでいる上に、メッキ前の下地が平滑ではない為、どれだけ磨いてもピカピカにはならない。古いメッキを剥がして地金をピカピカに磨いてからメッキし直せばピカピカになるけれど、そこまでやると非常に大変なので、今回は磨くだけに留める。

 ストラップ・ピンを抜いたら、木ネジが少し曲がっている。
木ネジが曲がっている
メッキが錆びて全体的に白っぽくなっている。
全体的に錆びている
ペンチで曲がりを修正してからコンパウンドで磨いたら、まぁまぁ奇麗になった。
磨いた後

 ピックアップを外したら、裏に何やら刻印がある。
ピックアップ裏の刻印
どういう意味があるのかは分からない。
 エスカッションも外して磨く。右が磨く前、左が磨いた後だ。
エスカッション:右が磨く前、左が磨いた後
何故だか分からないのだけれど、ボディ全体が薄汚れている。
全体に薄汚れている
濡れティッシュで拭いても取れないので、タバコの脂か何かだろう。ボディ全体をコンパウンドで磨いたら奇麗になった。
コンパウンドで磨いた後
なお、一寸細かい程度のコンパウンドなので、細かい傷までは取り切れない。液体コンパウンドと超微粒子タイプのコンパウンドで磨けば鏡面仕上げにできるけれど、莫大な時間が掛かるし、そこまでしようとも思わないので、この程度に留めた。

 次はフィンガーボード(指板とも言う)である。
作業前のフィンガーボード
まずはフレットを磨く。フィンガーボードを傷めないよう、手近にあった養生テープの切れ端を使って保護する。
養生テープで保護したところ
一本ずつコンパウンドで磨く。
コンパウンドで磨く
フレット全部を磨き終わったら、フィンガーボードをレモンオイルでクリーニングする。一回目はぼろいタオルで軽く拭いただけで汚れが付いてきた。
タオルに汚れが付く
ローズウッドのフィンガーボードはメンテナンスされていなかったようで、レモンオイルを塗ったら(左半分)黒々とした色になった。
レモンオイルで黒々とした色になる
古歯ブラシでレモンオイルを塗ったのだけれど、一回目の作業を終えたらブラシが真っ黒になった。
ブラシが真っ黒に
レモンオイルでクリーニングを9回繰り返したら、ようやくボロタオルに付く汚れが薄くなった。
 古歯ブラシを見ると、確かに徐々に色が薄くなっている。デジカメ画像では分かり難いと思うけれど、肉眼だと結構はっきり分かる。右が初回、左が9回目で使ったブラシである。
古歯ブラシの汚れ具合が違う
完全に奇麗になった訳ではないけれど、一応見た目にはそこそこ奇麗になったと思う。
まぁまぁ奇麗になったフィンガーボード
ナットはブラスなので、序でにコンパウンドで磨いておいた。
ブラス・ナットも磨いた
ピックアップを含む電装系を除く全ての作業はこれで完了。次は、いよいよ音が出ない原因の追究と修理だな...

(続く)
タグ:RS-X70
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360モデナで能生へ [フェラーリ]

 19日、ロッソコルサ(伊那市)のツーリングで新潟県の能生へ。子供は都合が悪くて参加出来ず、拙者だけ参加した。

 朝5時半に起床、朝食代わりに買ってあった栄養ゼリーを食べる。現地の天候をネットで調べたら、昼までは晴れてそうだが、午後は雷雨。毎回2時前には走り出しているので、食べている間は降られずに済みそうだ。
 自宅を6時に出発する。雲が少し多いけれど天気は良いが、珍しく気温は低めでエアコン無しでも問題ないほど。県道183を進むが、交通量は非常に少ない。犬山市街も交通量は少なく、県道461・県道49と進むに連れてやや車の量が増えるが、大した事は無い。小牧東ICから中央道に入る。
 中央道は何故だか分からないがワンボックス車が多い。しかも、皆申し合わせたかのように白いボディで、リアハッチのガラスにスモークフィルムを張っている。何で???
 ワンボックスの大軍を抜き、土岐JCTを超えた辺りから交通量が少しずつ増えてくる。対向車線では覆面パトが赤色回転灯を回しながら追い掛けっこ(?)をやってるのを何度も見たが、こちらの走行車線では不思議と見かけない。太陽の位置がまだ低くて一寸眩しい。恵那山トンネルを抜けても天候は変わらないが、エアコン無しでは暑くて走っていられない。

 飯田ICを過ぎると交通量がかなり多くなるが、土曜日の割には車の量は多くない。中央道リニューアル工事は8月20日まで休止中なので、渋滞を気にする必要が無いのが有難い。電光表示板に事故渋滞の情報が出ているけれど、首都圏の話なので関係なさそうだ。
 遅い車を適当に抜かしながら進み、8時半頃に集合場所の梓川SAに到着。出発は9時なので、参加車両はまだ一台もいない。
参加者量は拙者の360モデナだけ
久しぶりに展望台に上った。
梓川SA展望台からの眺め
建物側の駐車スペースは埋まっているけど、そうでない所は車が殆ど居らず、見た感じでは4割程度しか埋まってない。
梓川SA展望台からの眺め
空を見上げると鱗雲が出ている。こりゃ天気が悪くなるなー。(汗)
見上げたら鱗雲が
9時少し前になると参加者量が続々と到着、今回は台数が多い。
 次は、ツーリングに合流する車が待っている姨捨SAに集まる事を確認して、予定通り9時に走り出す。

 一列になってSAを出る。交通量はそこそこ多いが、まとまって進む。比較的スムーズに進み、ほどなく姨捨SAに到着。気温が高くて暑い。
姨捨SAに到着

参加車両
ここで参加者全員が揃った。13台18人の大所帯だ。
 次は妙高SAに集まる事を確認して走り出す。

 SAから出る時は一列に並んでいたが、交通量が多くて数台程度の塊となって進む。途中、追越車線を遅い車がずーっと塞いでいた為、先頭集団とは随分と離れてしまった。(汗)
 無理せず走って、無事妙高SAに到着。
妙高SA

妙高SA
ここで一寸休憩したら、次は目的地の道の駅マリンドーム能生に直接向かう事を確認して走り出す。

 先ほどよりは交通量が少し減っていて走り易くなっている。上越JCTを金沢方向へ進んで北陸道に入る。こちらはトンネルが多い。雲は少なく晴れ渡っている。こりゃ暑そうだ。(汗)
 順調に進んで、能生ICで降りる。県道88を日本海方向へ進み、T字路で国道8へ。少し進めば、目的地の道の駅マリンドリーム能生に到着。
道の駅マリンドリーム能生

道の駅マリンドリーム能生
まずは芝生の公園の方にテントを二つ建ててから、建物2階にある食堂「味千汐路 番屋」へと向かう。
道の駅マリンドリーム能生
11時半だけど既に満席、10分ほどしたらようやく席が空いたので入店。拙者はカニちらしセットを頼んだ。
カニちらしセット
この後カニを食べるんだけど、定食だと手を汚さずに食べられるから良いんだよねー。
 全員食べ終わったら、次は建物の隣にある売店へ。土曜日だけあって、客がとても多い。
売店は凄い客の数

売店は凄い客の数
お店近くで、ボートレースの宣伝を配っていた。
ボートレースの宣伝
海は青く、雲が無くて暑い。
青い空と海だが暑い
が、テントの下なら何とか過ごせる。手分けして買い出しを済ませ、建てたテントに持ち込む。
カニ

岩ガキ

焼き貝

焼きイカ
これ以外にも更に焼き貝を追加した。凄い量だけど、参加人数が多い事もあって全部食べ切った。(驚)お腹が一杯になったら、各自お店でお土産を買う。拙者は毎度おなじみ(?)の日本酒と笹だんごを購入。笹団子は「訳あり品」で当日中に食べねばならず、しかも360モデナのエアコンはガス抜けなのか効きが弱かった為、帰宅してから慌てて食べてしまった為に画像は無い。(滝汗)
お土産の日本酒
日本酒は2本買ったらおまけでぐい飲みを付けてくれた。駐車場へ向っている時に海側を見たら、如何にもこれから金床雲になりそうな積乱雲が出ていた。
海上に積乱雲
 皆さん揃ったら、国道148を走るグループ・近くの温泉へ行くグループ・夕方に要件があって高速道で直ぐ帰るグループに分かれ、13時45分過ぎに走り出す。拙者は国道148の方へ行く事に。

 国道8を西へと進む。走り始めは田舎の国道という感じだが、糸魚川市街に入ると片側二車線の都会風となる。通る度に気になるヒスイ海岸を横目で見ながら進み、横町の交差点で国道148へ。糸魚川IC脇を抜けると、人家がどんどん減って行く。同時に雲がどんどん厚くなって行く。南側に怪しい積乱雲が見える。
南側に積乱雲
現地の車と思しき軽トラが多く、巡航速度は遅めだから、距離の割には時間が掛かる。しばらく走って道の駅小谷に到着。
道の駅小谷
売店でお土産を...と思ったのだけれど、何故か人工甘味料や乳化剤の入った物ばかり。これでは家族が食べられないので、結局何も買えなかった。他の皆さんは、建物の外で営業している立ち食いそばを食べていた。あんなに沢山カニ食べたのに、まだお腹に入るなんて。(唖然)
 皆さん食べ終わったら走り出す。次の集合場所を聞き漏らしたが、その後集まる事は無くここで事実上五月雨解散となった。

 JR白馬大池駅近くを過ぎた辺りからポツポツと雨が降り始め、進むに連れて徐々に雨の量が増えてくる。青木湖辺りで雨は一旦弱くなったが、大町市街に入ったら激しい雨となる。時折空がフラッシュを焚いたように一瞬明るくなる。雷だ。
 高瀬川を渡ったら直ぐに左折して県道306を進むが、雨は一層激しさを増してきた。ワイパーが役に立たないほどで周囲が白く霞むので、時間雨量換算で100mm近いのでは?と思う。こんな状態では迂闊に速度を上げる訳には行かず、路面状況を観察しながら慎重に進む。
# 液体ワイパー塗っておいて良かったよ、ホント。(滝汗)
 ドアを開けて傘を差すまでの一瞬でずぶ濡れになりそうな激しい雨なので、道の駅安曇野松川には立ち寄らず、そのまま走り続ける。穂高川を越えたら更に雨足が強くなり、何度も落雷を目撃する。県道310に入って少し進むと、両側に見える建物が妙に暗い。
周囲は暗い
通りかかったコンビニも店内は真っ暗。どうやら停電しているようだ。でも、その割にはその先にある信号は普通に点灯している。この道はいつもと同じで渋滞してて、なかなか前に進まない。10分近く渋滞して、ようやく安曇野ICから長野道に入る。

 相変わらず酷い土砂降りが続くが、西の方は僅かに明るいから、西に下ると雨が弱まりそうな感じだ。
 塩尻北ICを過ぎると土砂降りだったのがやや落ち着いてきたが、相変わらず強めの雨が降っている。時折空が一瞬フラッシュを焚いたように明るくなるので、雷が続いているみたいだ。
 岡谷JCTから中央道に進むが、強い雨は変わらず。雨の為か、全体的な流れもかなり遅い。雨は強くなったり弱くなったりを繰り返す。雨が弱まった状態でも、100m先は何とか見えても200m先は白っぽくなってしまって何が何だか分かり難い。
 伊北IC手前から給油警告灯が点いたり消えたりするようになる。そういえば、前回走った後に給油していないよーな気がするなぁ。(滝汗)小黒川PAを過ぎたら給油警告灯が点きっ放しとなる。「こりゃー給油しないと持たんわ。駒ケ岳SAに入って給油しよう。」駒ケ根IC手前から雨が止み、路面も乾いている。「ありゃ?この辺は降ってないんだ。」

 駒ケ岳SAに入って360モデナを止めたら、救急車が走り出した。
救急車がSA内を疾走
SA利用者に急病人が居たらしい。救急車はETC出口へと走り去って行った。
 自宅へ「帰宅は20時を過ぎそうだ」と連絡を入れる。北方向を見ると雲行きがとても怪しくて、あちこち雷鳴でピカピカしている。
駒ケ岳SAでもピカピカ雷鳴が
SA内のスタンドに入る前に燃料計を見ると、残量は二本になっている。
燃料計は残り二本
走行中は一本になって点滅したりしていた。車体の傾きで結構変わるみたい。
スタンドに入って給油。拙者が持っているカードは出光なのだが、ここはエネオスなので30リットルだけ入れる。
給油中
給油後に燃料計を見ると半分より多くなっている。
30Lで燃料計は半分以上になった
燃料タンクの容量は100リットルあるから、3割程度で燃料計が半分より上になるのは腑に落ちない。ひょっとしたら、燃料タンクは下側が窄まった形状になっているのかも知れないなぁ。
 給油が済んだら走り出す。

 走り出して5分も経たないうちに激しい雨となる。ワイパーを動かしていても前方が見難いので、時間雨量換算で50mm以上なのは間違い無さそう。
 強雨のお陰なのか、全体的に巡航速度はかなり遅め。速度規制50km/hになっているからだろう。これだけ激しい雨なら、速度規制したくなるのは良く分かる。強雨は一向に降り止む気配が無く、飯田山本ICを過ぎても降り方は変わない。その状態のまま恵那山トンネルへ。

 トンネルを抜けると、やや強い雨だけれど酷い降り方というほどでもない。遅い車を適当に抜かしつつ先へと進む。土岐IC手前で小雨になり、多治見ICを過ぎると雨が止んだ。しかし、北方向では何度も稲光がしていて「こりゃまた降り出すかもなー。」
 小牧東ICで降り、朝来た道を戻る。路面は濡れているものの、雨は降っていない。犬山市街を抜けて県道183に入ったと思ったら、またもや激しい雨となる。
 自宅近くのスタンドで給油するが、給油場所の真上は屋根があるけれど他の所は屋根が無い為、360モデナの下を降り込んだ雨が川の如く流れている。近年このようなゲリラ雷雨が増えているように思う。21時少し前に自宅に無事到着。今回の走行距離は713.6㎞、燃費は9.3km/L。

 今回は午後激しい雷雨に長時間晒される羽目になったが、お陰で燃費が少し伸びたように思う。
 35度を超える気温で厳しい暑さだった為か、エアコンの利き方がかなり悪く感じられた。納車されて以後、一度も冷媒ガスを充填していないので抜けているのかも知れない。暑さは来月までだろうから、エアコンのメンテナンスは来年になってからでも良さそうだ。
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デスクトップからノートへ [パソコン]

 1年半ほど前、PC故障をきっかけに仕事用のメインPCを現在のミニタワーに替えた
仕事用ミニタワーPC
その後何度か大きなトラブルはあったものの、その都度何とか直して使い続けていた。
 そのまま使い続けても良いのだけれど、仕事の都合で長時間電源を入れっ放しで消費電力が以前から気になっていたのと、数か月に一度の頻度でトラブルが起きて大騒ぎするのが一寸嫌になっていた。

 そんな時、何となくオークションを眺めていたら、良さそうなノートPCを発見!殆ど競る事なく落札。数日後自宅に届いた。
届いた箱
開梱すると内部もしっかりしている。
内部もしっかり梱包されている
出品者が業者で、クレームが出ないようしっかりと梱包したんだろうね。
 購入したのはLenovoのL13というモデル。
Lenovo L13
CPUは11世代i7、メモリ16GB、SSD512GB、13.3型フルHD(1920×1080)というスペックだ。
 通常ならこのスペックだと10万越えとなるが、今回の落札額は5万円に届かない。その理由は簡単で、外装に割れている部分があるのだ。
割れている

割れている
動作には全く影響しないので、これはお買い得だった。

 早速メインPCを入れ替える。
 具体的には、まずノートPCを改めてクリーン・インストールし、必要なソフトを順次インストールしてゆく。メールやデジカメ画像などのデータをミニタワーからノートPCに移動させれば移行は完了である。
 使ってみると、キーボードの面積が小さくなったので机の上が少し広く使えるようになり、ミニタワーの「ファー」という冷却ファンの音も無くなって静かになった。
現在の環境
LCDディスプレイはHDMIケーブルで接続して使っている。計測はしていないけれど、消費電力も少し落ちているハズ。
 「またLenovoかよ」とも思うが、拙者の用途でそこそこのスペックを考えると、たいていLenovoが筆頭に上がってくる。NECや富士通でも良いのだけれど、どれも金額が高めなのが難点。だから、またLenovoになってしまった。

 パソコンの環境が整ったので、当分はトラブル無く使える筈。目出度しメデタシ、である。
タグ:L13
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避暑で信州へ(その4) [雑感]

前回からの続き)

 夜中に何度か目を覚ましたけれど、実際に起きたのは8時半過ぎ。かなりのスロー・スターターとなってしまった。(滝汗)今日は帰るだけなので、特段急ぐ理由は無い。ちなみに、お仕事は無視。(滝汗&溜息)朝の高原は爽やかだ。
朝の踊場湿原 /></a></div>
<div align=朝の踊場湿原
 かなり遅めで、9時過ぎに朝食を食べる。
カルペデイムの朝食
アフターはフルーツたっぷりのヨーグルト。
フルーツたっぷりのヨーグルト
朝から満腹で幸福感に浸る。(笑)「太るんじゃないか?」という罪悪感は多少ある(ホントか?)ものの、やっぱり満腹の充足感には何物にも代えがたいのである。自宅で体重計に乗るのが怖いなぁ。(滝汗)

 今日は帰るだけで、何も予定は無い。でも、そうは言ってもそろそろ帰る事を考えねばならぬのである。この涼しい環境から熱い(何しろ「暑い」を通り超えている)環境へ向かうとなると、それだけでも十分憂鬱である。(汗)
 とりあえず、荷物を車に乗せる。
車に荷物を載せる
11時少し前にオーナーのクマさんに見送られながら出発。旧霧の駅まで上がってから県道40に入って下る。下りは本当に楽だ。(笑)適当に走っていたら、数分で前方を走る車に追いついてしまった。(滝汗)その後は、ゆっくり下り坂を進む車列の後ろについて「何でこんなに遅いんだよー!」と文句を言いながら追走する。
 元町の交差点を右折して国道20に入り、しばらくそのまま走る。お昼なので、上諏訪の駅を過ぎたら一旦右折して旧甲州街道に入り、巷で有名なスーパー・ツルヤ上諏訪店に入る。ここは駐車場が有料なのだけれど、何か購入すれば無料になるという仕組みだ。
 ネット上では色々と評判が良いけれど、
# ちなみに画像撮り忘れです、ハイA(^^;)
実際に行って見ると、拍子抜けするほどに普通のスーパーマーケットである。「ネット上の前評判は何なの?」って言う位に。(滝汗)ここで適当に昼ご飯を調達して車に乗り込む。拙者は自宅から持ってきた栄養ドリンクを食べた。
持参した栄養ドリンク
本当はもっと食べたいのだが、これ以上食べるとカロリーオーバーになってしまうので、我慢(^^;)...ガマン...(--;)がまん...(/_;)

 国道20に戻り、そのまま進む。岡谷ICを超えると上り坂になるのだけれど、軽自動車で3人も乗っているとスロットルペダルを踏みこんでもちっとも進まない。(汗)
 そうは言っても、遅いと後ろから煽られかねないので、スピードを落とさないよう、遠心力で乗ってる家族が不快にならぬよう注意しながらスロットルペダルを踏み込むと、ほぼベタ踏みとなる。それでも、バックミラーを見ると数珠繋ぎになっているのが見えて「うわぁ!」と。(滝汗)ヒーコラ言いながら何とか進んで上り坂区間を走り切ってホッとする。
 下り坂は安心して運転していられる。(笑)車列に続いてのんびり進み、塩尻バイパスを経てそのまま国道19に入る。
 JR洗馬駅近くを過ぎると交通量は激減、のんびりと進む。数台の車列のまま淡々と進む。そんな状態でしばらく走っていると竜門堂が見えてくるので、さっそく入店。
また竜門堂
ここで、2日前に思いっ切り気になっていたワゴンを購入。
漆塗りのワゴン
人差し指と中指でつまむだけで軽く動かせるのが気に入ったのである。更に、全体が漆塗りというだけでなく、フレームとなる部分は和材の木材で、平面部はベニヤ構造になっているというのがスバラシイのだ。
 「え?ベニヤって安くて弱いんじゃ?」と思われる方も多いと思うのだけれど、面積が広い天板や側面を一枚板にしてしまうと天然材故の反りが必ず出てしまう為、この部分は合材のべニアを使うのが得策なのであーる。骨格となるフレームの部分は和材で強度を確保し、反りの出易い平面部にべニア板を使う、という合理的な思想に大いに共感したのである。
 さて、購入したのは良いのだけれど、我がエッセは荷物満載で乗せる場所が無い。(滝汗)なので、子供の911の後部座席に無理やり押し込んで運んで貰う事になった。(笑)
 購入したワゴンを梱包して貰う間、冷えたお茶と自家製お漬物をご馳走になった。このお漬物が凄まじく美味しい絶品!!!で、そのまま持って帰りたかったほどだ。
# しまった、レシピを聞いておけば...
 何とか911にワゴンを押し込めたら走り出す。

 国道19は交通量が少なくて、順調かつスムーズに進む。法定速度前後で進むからネズミ捕りを心配する必要すらない。ボケーっと走っていたら中津川市街地に突入、一気に交通量が増えて気を抜いては走って入れらなくなる。 途中子供の911が突然速度を上げて先に行ってしまった。大人3人と大量荷物満載のエッセはあっという間に置いてけぼりに。(汗)
 とりあえずそのまま走り、土岐市内で国道21へスイッチして3日前に走った道を戻る。中途半端な時間だからなのか、交通量は案外少なくてスムーズに進む。
 犬山市街は少々混雑したけれど何とか切り抜けて、自宅へは15時少し前に無事到着。今回の走行距離は427.9km、燃費は無計測だが17km/l位は行っていそうな感じである。

 久し振りの信州行きは思いっ切りのんびりできた。
 初日だけセミナーでネットにアクセスしたけれど、それ以降はほぼご無沙汰で夕方に一回メールをチェックする程度。これぞ「デジタル・デトックス」という感じで、本当にネットは無関係で平穏な時間を過ごす事ができた。
 ただ、涼しい環境に身を置いてしまうと、帰るのが本当に嫌になる。でも帰らない訳には行かないのが何とも哀しいというか、残念な気持ちになってしまう。地球の寒冷期を抜け出したのが現在の状態だから仕方ないのだけれど、もうちっと気温が低いと嬉しいんだけどなー、と思ってしまうのである。

(完)
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避暑で信州へ(その3) [雑感]

前回からの続き)

 夜明け頃に鳥の鳴き声で目が覚めたがそのまま寝てしまい、朝8時過ぎに目を覚ます。布団から抜け出して顔を洗ってサッパリする。
 前日お願いしてあった通り、9時に朝食となる。
カルペデイムの朝食
アフターはヨーグルト。
アフターはヨーグルト
食べて一休みしたら、妻と二人で踊場湿原を歩いて回る事に。

 11時少し前に宿を出て歩き始める。北側の入り口から眺めると、こんな感じ。
北側入り口から
少し歩いたところにアザミが咲いていた。
踊場湿原に咲くアザミ
20年ほど前なら今の時期はニッコウキスゲが一面に咲いていたのだけれど、近年の鹿生息数激増で全部食べられてしまい、現在では電気柵で囲われた範囲でしか見られない状態にまで追い込まれてしまっている。
 これだけ被害が出ているのに、自然保護団体は未だに鹿の処分に反対しているとかで、今後も昔の姿に戻る事はなさそうだ。
# 残念無念。
入り口から少し入った所に看板がある。
入り口近くの看板
歩いてしばらくは背の高い草に阻まれてなかなか見渡せる場所が無い。
踊場湿原

踊場湿原
あちこちで立ち止まり、草の合間から撮影する。
踊場湿原

踊場湿原
足元を見ると色んな花が咲いている。
踊場湿原の花

踊場湿原の花

踊場湿原の花
一般的な森林限界からすれば、この辺の標高(1400mほど)なら木が多く生えていてもおかしくない筈なんだけれど、何故か木々は少ない。
踊場湿原
昭和30年代に放棄されるまで牧草地として使われていたからなのかも知れないなぁ。

 20分ほど歩くと、水面が見えてきて木も増えてくる。
踊場湿原

踊場湿原

踊場湿原

踊場湿原
小川のある所が遊歩道の一番奥。ここからは南側を歩いて戻る事になる。
踊場湿原を流れる川
ちなみに、この川は秋になると枯れて水は無くなる。

 ここからは上りが多くなるので、見下ろす事が多い。
踊場湿原
木の下に怪しげなキノコが出ていた。
木の下のキノコ
見えている木々の向こう(南側)は別荘地だ。
向こうは別荘地
上りながら撮影を続ける。
踊場湿原
再び下りになり、下り切ると先ほどの小川の下流に出る。
踊場湿原の小川

踊場湿原の小川
川を渡ると、また上りとなる。
踊場湿原

踊場湿原

踊場湿原

踊場湿原
上り切った所に、実を付ける木があった。
踊場湿原の実を付けた木
近くに花も咲いていた。
踊場湿原の花
ここから先は背の高い草に囲まれた歩道をただ歩くだけとなって、見渡せる場所も無い。だから、この湿原を歩くのなら、南側からではなくて北側から入るのがお勧めだ。
 南側の口から歩いて直ぐの場所に砂利の一寸した駐車場があり、そこに大きな看板が立っている。
踊場湿原の説明看板
ここから見える風景もなかなか良い。
踊場湿原

踊場湿原
歩いて数分でカルペデイムに戻る。
カルペデイム
戻ったら直ぐに昼食を戴く。実は、事前にお昼ご飯もお願いしてあったのだ。
軽くお昼ご飯
食べ終わったら、子供は湿原へ撮影に出かけた。母は棚にあった小説を読み、我々夫婦はデッキに出て湿原を眺めて過ごす。
踊場湿原
何もせず、ただ湿原をぼーっと眺めているだけ。
踊場湿原
何とも贅沢な時間である。
踊場湿原
夕方になったらお風呂に入り、再び湿原を眺めてのんびり過ごす。子供も湿原散歩から帰って来た。

 しばらくしたら、お待ちかねの夕食となる。子供はフルセット、
カルペデイムの夕食
拙者も妻も母も一品減らして貰う。
カルペデイムの夕食
アフターはムース(?)だ。
アフターはムース(?)
食べ終わってしばらくしたら、恒例のおしゃべりタイムに突入する。

 雑談していたら日付が変わってしまったので、歯を磨いて寝る。今日も布団をかけないと寒い。やっぱり高原は涼しいねぇ...zzz。

続く
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避暑で信州へ(その2) [雑感]

前回からの続き)

 しばらく進むと、自然と桜沢トンネルを通り抜けた。この区間は過去に災害などで通行止めが複数回あった事から、トンネル工事が進められていたらしい。
 トンネルを抜けると徐々に人家が増えてきて、市街地が近い事を実感する。JR洗馬駅近くを通り過ぎると建物も交通量も一気に激増、市街地となる。そのまま直進して国道20に進み、更に進むと長い上り坂になる。アクセルペダルを目一杯踏み込んでも、キックダウンせず徐々に速度が落ちてしまう。トルコンの劣化で動きが少しおかしいみたいだ。その為、何度もギアを手動で落とす羽目に。
 峠を越えて少し進むと諏訪湖が見えてくる。下り坂は運転が楽だ。(笑)下り切ったら下諏訪岡谷バイパスへは進まず、そのまま国道20を進む。硯川を渡って少し進むと「春宮大門」という交差点が見えてくるので「ここで曲がれば行けるんじゃね?」と左折。案の定春宮の真ん前に来たが、駐車場が一杯で車を止められない。何やら看板が出ている。
看板がある
しかし、地図も案内図も無いので、一体何処にあるのかサッパリ分からない。
# スーパーローカルジモティーなら判るんだろうけど。
15分ほど待っていたら空きが出来たので、車を止めて春宮へ。子供の911は更に10分ほど待って漸く停められたそう。
 帰宅してから調べたら、二ヶ所共かなり離れた場所にある駐車場と分かった。
# これじゃ、案内看板の意味無いやん。
春宮の境内で子供と合流、お参りする。近くは何度も通っているんだけれど、ここに来るのは初めてだ。
諏訪大社

諏訪大社

諏訪大社
お参りを済ませたら、次は万治の石仏さまへと移動する。途中に、「諏訪大社七不思議」の浮島社がある。
浮島社
実際に現地に立ってみて「あぁ、なるほどォ。でも、不思議じゃないよなぁ」と。何故不思議ではないのか?...は実際に現地に行って答えを考えて貰いましょ。(笑)狭い橋を渡って歩道を進む。
案内看板
案内看板を通り過ぎると、万治の石仏さまが鎮座している。
万治の石仏さま

万治の石仏さま
何と表現したら良いのか分からない、独特の佇まいだ。1660年に造られたそうだから、江戸時代初期という事になる。
 お参りを済ませたら戻るのだが、途中浮島社の木漏れ日が面白い形なので撮影してみた。
浮島社の木漏れ日
駐車場に戻ると、既にかなりの車が出て行ったようで空いていた。時間帯を選べば待たずに停められるのかも知れない。

 各自車に乗り込んで出発。国道20に戻り、湖岸近くを進み、元町の交差点で県道40へと進む。
 この道は地蔵寺を超えた辺りから傾斜が強くなり、アクセルペダルをベタ踏みにしてもなかなか進んでくれない。選定木等リサイクル施設を通り過ぎると人家も無くなり、坂もカーブもどんどんキツくなる。
 一旦速度を落としてしまうと、いくらアクセルペダルをベタ踏みしても全然上って行ってくれないので、カーブでも極力スピードを落とさず、しかも同乗者が酔わないように遠心力が強くならぬよう注意深く運転して進む。どんな事をやっても瞬間的に40km/hを出すのが精一杯だ。すると、5分ほどで前方を走る普通車に追いついてしまった。
# という事は、前方を走る車の運転手は思いっ切り下...(以下、自粛)。
 何とか後続車両からクラクションを鳴らされずに済んで「やれやれ、ようやく上れたわ」と思いながら、旧霧の駅を横目で見ながら通り過ぎて県道424へ入ろうとしたら、子供の911が目の前を横切った。県道とは別の道を使って上がってきたらしい。県道424を下るが、下り坂は本当に楽だなー。(核爆)16時前に無事カルペデイムに到着。
カルペデイム
部屋で荷を解いたら、ベランダに出て踊場湿原を眺める。
踊場湿原を眺める
涼しい風が吹き渡る中、飲みながら湿原を愛でるなんて、「本当に極楽」そのもの。雲が少し出てきて、刻々と湿原の色合いが移り変わって行く。
踊場湿原

踊場湿原
しばし休憩したら、順番にお風呂に入ってのんびり。その後はお待ちかねの夕食となる。子供はフルセット、
カルペデイムの夕食・フルセット
拙者は食べる量が減っているので、メインディッシュを一品減らして貰った。
一品減らしても結構な量がある
アフターはアイスクリーム。
アフターのアイスクリーム
今日はオンラインセミナーが21時から1時間ある為、食べ終わったらパソコンを取り出してネットに接続。21時からセミナーが始まり、メモを取りながら受講する。
# 旅先で勉強する羽目になるとは...。(汗)
1時間でセミナー終了、その後いつものおしゃべりタイムに突入する。

 雑談していたら日付が変わってしまったので「そろそろ寝よう!」歯を磨いて寝床に入る。自宅だとエアコン無しで寝るのは無理だが、こちらだと布団をかけないと寒い。標高が高いと本当に気温が低いんだなぁ...zzz。

(続く)
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避暑で信州へ(その1) [雑感]

 毎年お盆に霧ヶ峰のカルペデイムへ避暑に出かけている。しかし、今年はお盆前後に色々な予定が詰まってしまい、家族揃っていくのは無理。「じゃぁ、時期をずらして」という話になり、家族全員が行ける7月末と決まった。
 更に、妻が「一泊だと帰った日の夕食から色々と考えなきゃならなくなるから、結局ゆっくりできない」と言うので2連泊する事に。
 昨年に引き続き今年も中央道はリニューアル工事を複数個所で今年末までやっている為、高速道を使うと渋滞にはまってしまい、時間がどれ位掛かるのかが読めない。なので、下道を使う。
# 勿論、高速料金の節約というのも大きな理由だけどねー。

 29日朝7時半過ぎにスタンドへ行き、代車エッセを満タンにしてから自宅に戻る。2台で行くので、子供と相談して「次は道の駅木曽福島に集合」と決める。子供は911に荷物を詰め込んで、8時半過ぎに先に出掛けた。拙者達もエッセに荷物を詰め込んで8時50分頃に出発する。
 県道183を犬山方向へと進む。天気の良い土曜日だからか交通量は多い。犬山市街を抜けて県道64を東進する。いつもならそのまま進んで尾張パークウェイ(県道461)を使うのだけれど、今回は中央道は使わないし、国道19で多治見市街を走ると時間が掛かり過ぎるので、国道41(名濃バイパス)を岐阜県方向へと進む。県道349・県道84は交通量はそこそこだったけれど、国道21に入ると一気に車の量が増える。道の駅可児ッテを過ぎると片側一車線となり、遅い車が前方を走るので、時間が掛かる割には距離が進まない。

 名鉄広見線御嶽駅近くを過ぎたら、国道21を離れてゴルフ場の合間を走る道へ。こちらは坂が多いけれど信号はほぼゼロなので、時間的にこちらを走る方が早いのだ。道なりに進んで道の駅志野・織部手前で再び国道21に入る。ここまで来ると交通量は少ない。土岐市街へと下って行くに連れて交通量が多くなり、国道19との交差点まで来ると渋滞するほどではないにしても交通量は非常に多い。

 国道19は交通量が多くて信号も多いので、あちこちで停められる割には距離を稼げない。瑞浪市街を抜けて中央道の高架が近寄ってくると、片側一車線となる。
 恵那市に入り、まきがね公園の脇を通り過ぎると片側2車線となり、交通量も少し増える。そのまま中津川市街地に突っ込むと、更に交通量が増える。けれど、落合川を渡ると車の数は半減、一寸走り易くなる。長い上り坂を上がると片側一車線となる。ここから国道153の交差点(長野県塩尻市)までは、基本的に片側一車線のままである。
 チョイ古の軽自動車に複数の人間と荷物が乗車している上に、エアコンを付けっ放しの状態な為、上り坂になるとアクセルペダルをベタ踏みしても前方の乗用車に置いて行かれてしまう。山間部を走る国道なのでアップダウンが多く、とにかく後ろの車に迷惑にならぬよう、神経を使って走るので疲れる。(溜息)

 11時少し前に道の駅・木曽福島に到着。
道の駅木曽福島
しかし、子供の乗る911は見当たらない。
 「あれぇ?あんまり遅いもんだから、もう先へ行っちゃったんかなー?」電話したら「今大桑町を走っているところ」だと。はぁ?...なんだかエラく遅いんでないかい??とりあえず、来るのを待つ事に。
 トイレに行ったら、出入り口近くに燕の巣がある。雛は結構大きい。
燕の巣
 30分ほど経って、子供の911が到着。
911到着
小牧東IC脇を通り抜けて国道19に入り、そのまま多治見市街に突っ込んで走って来たという。
 国道21で可児市経由で土岐市に出るとかなり遠回りになるのだけれど、多治見市内の交差点と国道19の交通量の多さを考えたら、遠回りでも可児市経由の方が早い。
 今までは経験だけで何となく「だいぶ早い」という感じだったけれど、同じ日のほぼ同じような時間に出発しての結果だから「確実に一時間早い」という事が明確になった。これは一寸した収穫だな。(笑)

 昼近くなので、序でにここで昼食を済ませる。拙者は、自宅から持参したパンを食べた。
昼食のパン
食べ終わって売店を見たりしていたら、看板が目についた。
看板
確かに御岳山が見える。
御岳山が見える
よく見ると、高圧線が邪魔だな。
高圧線が邪魔している
皆昼食を食べ終わったら、それぞれの車に乗り込んで出発する。

 交通量はやや多めでも流れがスムーズなので、平らな路面ならストレスフリーだが、上り坂になると途端に冷や汗が出る。(汗)まぁ、軽自動車に沢山載ってるんだから仕方あるまい。
 国道361との交差点を過ぎると交通量は少し減る。そのまま進んで道の駅木曽ならかわを通り過ぎて少し進んだら、竜門堂に立ち寄る。
竜門堂(塩尻市)
あれこれ迷って、箸一膳を購入。それ以外にも、「何かに使えそう」と子供がエボニー端材を購入した。ここで、思いっ切り心を惹かれた物が処分価格で出ていたが、一寸大きな物なので帰り道にまた寄って購入する事にした。
# 数日なら売れずに残ってるだろうし。
 次は諏訪大社下社春宮へ行く事を確認して走り出す...

続く
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実はもう一本・・・ [音楽]

 前回ギターを一本増やした事を書いたが、実はその数か月前に一本増やしていたのである。(汗)あれこれ別の記事を書いているうちに出しそびれてしまっていた。
フレッシャーSS-35
Fresher(フレッシャー)のストラトモデルSS-35(FRS-1という説もあるようだ)である。
フレッシャーの背面
 フレッシャーは共和商会(名古屋市中村区:廃業)が出していたブランドのギター。1973年から1976年まで松本楽器製造協業組合(長野県松本市:2023年1月廃業?)が、その後86年頃まで中信楽器製造株式会社(長野県安曇野市:廃業)が生産していたらしい。
 フレッシャーはグレコ・フェルナンデスといった国産コピーモデルよりも少し安かった為、かなり多く販売されたらしい。拙者もリアルタイムで販売されていた頃を知っているけれど、当時出入りしていたお店では扱いが無かったので実物を見るのは今回が初めてである。
 だから、あちこちで中古をよく見かけるし、販売価格もかなり安い。ちなみに、今回の入手金額は1万1千円で、入手したギターとしては最安値だ。
 このモデルはフレッシャー末期なのでロゴは「Fresher」ではなくて「FRS」」で、中信楽器製造株式会社の製造と思われる。
ロゴはFRS
保管状態が良かったらしくて、ペグには錆一つ見当たらない。
ペグは奇麗
ピックアップはリアにハムバッカー一つだけ。
ピックアップとコントロール類
ピックアップは、当時大流行していたヘビーメタルに対応したダンカンのピックアップ・インベーダーを真似たような形状で、ポールピースがやたらと太い。
 コントロール類もボリュームとトーンの2つだけで、とてもシンプルだ。
ボリュームとトーンのみ

 シンクロナイズドトレモロもとてもきれいな状態だ。
トレモロも奇麗
部品は日本製である。
日本製
このギターを入手したのは、もちろんそれなりの理由があっての事である。

 随分と昔の話になるが、拙者が20代後半にIbanez(当時は「アイバニーズ」ではなくて「イバニーズ」)のアラン・ホールズワース・モデルAH-10を購入した時から話が始まる。
 AH-10もストラト・タイプでリアにハムバッカーが一つだけで今回のSS-35と同じ仕様なのだが、大きく違うのはAH-10はボディではなくてピックガードにハムバッカーを固定するタイプで、しかもピックガードの下はネックエンドからトレモロの手前まで長方形に大きくに座繰られていた。
 この座繰りは「弁当箱」などと呼ばれていて、ピックガードにピックアップを固定さえすればピックアップを色々と変更したり追加したり減らしたりしてもボディ側を改めて座繰る必要が無い。現在安価なストラトタイプも、(コスト面で)この弁当箱タイプの座繰りになっている事が多い。
 座繰りが大きいと言ってもセミアコほどの空間は無いので、出てくる音にエアー感を感じる事は無いけれど、「じゃぁ、座繰りが無かったらどんな音になるんだろう?」と常々疑問に思っていた。それを確かめるのに好都合だったのが今回のSS-35という訳だ。

 エレキギターは嘗て「電気ギター」と呼ばれていたように、音はピックアップから電気信号として拾う構造になっている。だが、電気信号だけで音が決まる訳ではなくて、本体やネックに弦振動が伝わって振動する事により複雑な共振が発生してピックアップに影響を与える。だから、出てくる音は木部にも大いに影響を受けるのである。
 弁当箱タイプの座繰りは木部の体積を大きく減らす事になる為、当然出てくる音にも影響する。一般的には、木部が少ないと音が軽くなりサステイン(音の長さ)も短くなる傾向がある。言い換えると、座繰りの少ないボディから出てくる音は低音域が充実してサステインも長くなる。
 更に、一般的なストラト・タイプはコントロール類を収める為の座繰りの面積も結構大きいのに対し、このモデルはボディ裏側に細い座繰りがあるだけ。だから、一般的なストラト・タイプよりも木部の体積はかなり多いのだ。

 全体的な作りはとても確りしていて、軽く音を出した感じでは確かに一般的なストラト・タイプよりも出てくる音がしっかりしているように感じる。が、サステインの長さはあまり変わらないようにも思う。
 ピックアップはリアしかない為、フロント・ピックアップのようなしっとりしたサウンドを出すのは難しそうだが、「ギタリストは指で勝負!」と言うから、その辺は弾き方次第で何とかできるのかも知れない。

 購入した時点で、既に弦は新品に交換されていたので、今のところメンテナンスなどで手を加える必要のありそうな箇所は無い。強いて言えば、トーン・ポットをわざと電気的に分離させて高音部の減衰を更に少なくするという程度か。
# 拙者はトーンを全く使わないので。
 とりあえず、メンテナンスの必要は無いので、練習あるのみ!...だな。(滝汗)
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