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臨時飲み会へゴー!(その1) [フェラーリ]

 伊那ロッソコルサの重鎮Sさんが久し振りに一時帰国されたタイミングで「お帰りSちゃん令和元号記念オフ会」が行われたので参加した。
 「どうせ信州に行くのなら、ついでに撮り比べを」と、ローライコード3型(テイクレンズはツァイス・トリオター)とローライフレックス2.8F(テイクレンズはツァイス・プラナー)の2台をLoweproのカメラウエストバッグに入れる。
持って行ったローライ2台
 以前の記事で「ローライコードが欲しい」なんて書いたら、その直後に状態の良い3型を入手できたものの、自分で評価できるほどに使い込む機会が無くて、今回ようやくまともな試写となった。少し改造してあるけれど、
# 大した事じゃないけどねー。(^^;)
それも含めてローライコード3型に関しては新たな記事にまとめる予定。

 25日、朝起きてから出発の準備をする。ネットの天気予報では、現地の最高予想気温は「30度」で、自宅の気温とほぼ同じ。でも、朝は予想「12度」だから「念の為に長袖も持って行こう」と、薄手の上着とジャケットをバッグに詰める。
 9時半に代車フィットで自宅を出発、スタンドで給油満タンにしてから走り出す。県道183・国道41・県道349・国道21と進む。交通量はそんなに多くない。途中でトイレに行きたくなり、道の駅可児ッテに寄ったら、結構な車の量だ。
道の駅可児ッテはほぼ満車
再び走り出し、ゴルフ場の合間を縫って再び国道21に出る。
 JR中央本線のアンダーパスを通って県道69・県道66・県道20・県道33・国道363・国道257と進む。どの道も交通量は少ないが遅い車ばかりなので、追越可能区間で一気に抜き去る。
 国道153に入ると交通量は更に減る。座りっ放しで腰や足に違和感を感じるようになったので、道の駅信州平谷に入って休憩する。
道の駅信州平谷
土曜だからか、バイクの数がとても多く、リッタークラスの大型バイクが殆どだ。少し離れた所に旧型NSXが停まっていた。
道の駅に居たNSX
ここは標高がそこそこ高い為か、気温は26度と涼しい。
気温は26度
少し歩いたりして体をほぐしてから、再び走り出す。

 国道153は交通量が少なくて景色も良く快適なのだけれど、追越禁止区間が必要以上に長く、やたらと遅い車が居ても抜くのが難しいのが難点だ。今回も制限速度マイナス10km/hで走る老人軽トラックに先を塞がれてしまい難儀した。
# 遅い車は後続に先を譲る法的義務があるのに、後ろを全く見てないんだよねー。
僅かな追越可能区間まで我慢の走行を続け、追越可能になったら即抜き去った。お陰でかなりの時間ロスを強いられてしまった。(汗)
 飯田市街に近づくと、遠景の山は頭が未だ白い。
飯田市街に向かう
飯田市街に入って国道153バイパスから外れ県道18へ。更に、今回は「弁天橋を使わずに阿島橋を渡ってみよう。」県道18から逸れて片道1車線の道を進む。国道153ほどではないものの、交通量が案外多い。また、信号もかなり細かくあって、あちこちで停められてしまった。「こりゃー弁天橋を通る方が早いなぁ。」今回のルートを使うことは無さそうだ。
 アジマ自動車学校の角を左折、しばらく道なりに進む。県道18・県道226と進み、国道153に戻る。「そういえば台城公園って今どうなってる?」国道153から逸れて公園の駐車場に車を停める。
台城公園の説明看板
ツツジは既に終わっていて、残り花が数個咲いているだけだったが、新緑が奇麗だ。
花が終わって新緑
再び国道153に戻って北上する。

 道の駅田切の里を過ぎた辺りから交通量がどんどん増え、駒ケ根市街に入ると渋滞気味。この渋滞は慢性で、何時通っても渋滞している。やや遠回りになるけれど、この区間だけでも県道18で迂回する方が良いのかも知れない。
 宮田村に入ったら国道153から離れて、天竜川へ。
新緑の天竜川
ここで30分ほど、持参したカメラのテスト撮影をする。

 再び国道153に戻って伊那方向へ進む。沢渡を超えた辺りから再び渋滞する。ここも慢性的になってるなぁ。
# 道の構造上、仕方が無いんだけどねー。
漸く渋滞を抜け、ニシザワ双葉食彩館で家族用の土産を買う。
IMG_3334.jpg
# そう、「いつものヤツ」です。
来た道を少し戻って、17時少し前に今日の宿・美義屋に到着。
今日の宿も美義屋

美義屋旅館

美義屋旅館

  • 場所: 長野県伊那市山寺1876
  • 特色: 飲食街、商店に隣接した便利な宿


建物も室内も相変わらずだが、清潔で気持ちが良い。
部屋の様子
部屋の様子
部屋の様子
おせんべいは明日の朝食だな。(笑)
お茶とおせんべい
まず風呂に入って汗を流し、WiFiでメールを一通り読んで整理していたら、宴会の開始時間近くになったので、宿を出て会場へと向かう。

 18時半近くなのに、外はまだ明るい。JR飯田線の踏切手前にある伊那北公園は奇麗に清掃されていた。
伊那北公園
線路を渡る。明るい時間帯にここを通るのは何となく不思議な気がする
飯田線の踏切
飯田線の踏切
踏切を渡ると、会場の昭和軒は目の前。
会場の昭和軒
店に入り、参加者が揃うのを待つこと数分、いよいよ18時半過ぎに宴会が始まった...

続く
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百均A4書類ケースの修理 [雑感]

 取扱説明書や領収証などの保管が必要な書類は、種類毎に分けて百円ショップで売られているA4サイズの書類ケースに保管している。
百円ショップで買ったA4サイズの書類ケース
引き出しのサイズの都合で、使っているのはこの「A4キャリーケース ワイドタイプ」のみだ。
書類ケースの品名ラベル
安価な割に結構しっかりしたケースで重宝しているのだけれど、留め具に引っかかる突起の強度が低いのが唯一の欠点。このケースも机の上から落ちた際に、突起が取れてしまった(赤で囲った部分)。
突起が取れてしまっている
突起が片方だけでは心許無く「何とかならん?」と思っていた。

 先日、部品箱を漁った時に「ん?これが使えるかも。」廃棄した製品から取り出したタッピングネジである。
保管してあったタッピングネジ
突起の取れた位置にドリルで穴を開ける。サイズ的に合いそうなドリル刃が無く、手元には1mmと3mmのしかないので1mmを使った。出来れば2mmの刃を使いたいところだ。
1mmのドリルで穴を開けたところ
その穴に(かなり強引に)タッピングネジをねじ込む。
タッピングネジをねじ込んだところ
たったこれだけでも、留め具にきちんと嵌って使える状態になる。
突起の代用ならこれで十分
もう一か所は角に近い方。こちらもドリルで穴を開ける。
ドリルで穴を開けたところ
間隔が狭くてドライバーに力を入れられないので、まずは反対側からタッピングネジをねじ込む。
反対側からタッピングネジをねじ込んだところ
少しねじ込んだら外して、内側から(こちらも強引に)ねじ込む。既にネジ穴は出来上がっているので、そんなに難しくはない。
改めて内側からねじ込んだところ
これで留め具がきちんと掛かるようになり、ピタッと閉まるようになった。
留め具がが留まるようになったファイルケース
これで永く使えそうだ。
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ソーラー駆動の猫人形を修理(その2) [電子回路]

(前回からの続き)

 再度分解すると、ソーラーパネルが割れている。
ソーラーパネルが割れている
傷の位置でスッパリと割れている。「念の為に」と、このパネルは分解時に測定済みで、開放時の出力電圧は2.56V、短絡時の出力電流は0.5mA程度(LED電球60Wから40cmの位置で測定)だった。

 「確か、小さなパネルはあった筈。」部品箱を漁ると出てきた。
部品箱から出したソーラーパネル
残念ながらサイズが一寸大きくて、土台の中には納まらない。
 更に探すと、もう一つ出てきた。壊れた製品から取り出した物で、部分的に傷んでいる。
もう一つのソーラーパネル
メーカは違うがサイズは同じだ。
サイズは同じ
メーカは違う
測って見ると、電圧はほぼ同じ。
電圧はほぼ同じ
傷んでいる為か、電流は少ない。
痛みがある為か電流は少な目
早速入れ替える。
ソーラパネルを交換し終えたところ
ついでに、コイルの出力波形をオシロスコープで観測する。
オシロスコープでこいるに流れる電流を観測する
長時間露出のせいで波形の左3割程度がダブってしまっているけれど、約2.5秒間隔で0.58V程度のパルスを出している。
オシロスコープで観測した波形
基板のチップは黒い樹脂で覆われているので分からないものの、恐らくはソーラーパネルからの電力を電解コンデンサに溜めていて、そのプラス側は電流を制御するトランジスタのベースに接続されている筈。
 一定の電圧迄溜まるとベースに加わる電圧が上昇し、約0.6Vになったらコレクターエミッタ間が導通してコンデンサに溜められた電力が一気にコイルへと流れ、その結果パルス状の波形が出来るのだと思う。コイルに電流が流れると磁気が発生し、人形の可動部に取り付けられた磁石と反発し合って動くようになっていると考えられる。
 室内だとしばらく止まっていて突然数回だけ動くというのを繰り返しているけれど、これはコンデンサへ電荷が溜まるのに時間が掛かるからだろう。

 測定し終えたら元通りに組み立てて台に載せるが、全く動かない。「ありゃ?」と思ったが、下で支える針金に可動部の磁石が引き付けられて動かなくなると判った。早速支えの位置を変えて調整した。
台の支えを調整し終えたところ
これで完成である。
完成したところ
フリーソフトだけでは縦横を変えられないみたいで少々見難いけれど、動画も載せておく。

これでメデタシ目出度し、である。
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ソーラー駆動の猫人形を修理(その1) [電子回路]

 居間の机の上に置いてあったソーラーモジュールで動くごろ寝招き猫の人形が壊れてしまった。
壊れてしまった猫の人形
机の上にあった物が一斉に落ちた時、一番下になったこの人形が重さに耐えきれず割れてしまったらしい。
 この人形は子供がリサイクルショップで購入したそうだが「確か百円もしなかった筈」と。家族は「もう捨てたら」と言うのだが、拙者は「直す!」

 分解に取り掛かる。隙間からペーパーナイフを差し込んでゆっくり抉る。
ペーパーナイフで抉る
接着されていないので、すんなり外れた。内部には小さな基板とコイルが入っている。ソーラーパネルの裏側に、引掻いたような一寸深い傷があるけれど、発電能力には影響が無いようだ。
内部には基板とコイルがある
ソーラーパネルと並列に繋がっている電解コンデンサは16V470μFの大容量だ。
コンデンサの容量は16V470マイクロファラッド
人形の可動部の底には磁石が付いている。
人形の可動部の底に磁石が付いている
土台と人形は嵌め込まれているだけなので、簡単に外せた。
人形を土台から外したところ
人形本体は接着されていたようで、力ずくで分解した。
人形を分解したところ
折れた可動部を取り出す。
折れた可動部
折れた部分をボンドで接着し、丸一日放置する。
折れた手をボンドで接着中
ところが、接着面積が狭過ぎたみたいで、うまく接着できなかった。そこで、改めてプラリペアで接着し直した。
再度プラリペアで接着中
完全に硬化するまで丸一日放置する。

 接着の間に、人形を載せる台に手を加えて猫の人形も載るようにする。
人形を載せる台を追加したところ
猫の人形よりも一足先に「ゆらゆらソーラークマちゃん」が我が家に来ていて、子供がクリップを利用して作った台の上に載せられていた。台が出来た後に猫の人形が来た為、台に載せる部分が無かったのである。
 コイルは接着されていたが机から落ちた際の衝撃で外れたみたいなので、改めて土台に接着しておく。
コイルを土台に接着したところ

 硬化してから組み立てに取り掛かる。
組み立てに取り掛かるところ
可動部を挟み込んで、
人形に可動部を組み込んだところ
ボンドで接着する。
ボンドで接着中
やはり丸一日放置して硬化してから土台に組み込む。
猫の人形を土台に取り付けたところ
回路のある土台と組み合わせて完成である。
組み立て終わったところ
ところが、赤い土台の部分は、しばらくすると何故か浮き上がってきて隙間が増えてしまう。「きちんと嵌ってないのか?」と、改めて指で土台の上下を「キュッ」と挟んだら「パキッ」という嫌な音がした。「??...(@@;)...。」

(続く)
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普通のWolffepackザックをレンズケースに(その3:完成) [カメラ]

前回からの続き)

 前回作成した簡易ボックスは防湿ケース内で使う事にして、改めて仕切りを作成する。材料はサイズ的に良さそうなフェリシモの箱を使う。
材料として使うフェリシモの段ボール箱
切り開いて、
段ボール箱を切り開いたところ
必要なサイズに切り出して、
切り出したところ
ボンドで貼る。
ボンドで貼り合わせたところ
切り出している最中に寸法を変えたので一寸おかしな事になっているけれど、気にしない気にしない。(笑)

 ザックの中に入れて見ると、底の部分は少々キツめだが、それ以外は問題無し。
ザックに仕切りを入れたところ
レンズを入れて見ると、かなり良い感じ。
レンズを入れたところ
この状態での重さは5㎏。
レンズを入れたザックの重量は5kg
今までCF500mmのみ肩掛けだったが、CF135mm+オートマチックベローズが増えた為、大幅な重量増となる。しかし、背負ってみると大して重いという感じはしない。
 撮影現場で実際に使ってみないと分からないけれど、これなら長時間足場の悪い所を歩いても問題無さそうだ。

 今回わざわざWolffepackのザックを購入したのには、当然それなりの訳がある。背負っている状態ではごく普通のザックだ。
# ゲッ、腹が出てる...\(__;)
ザックを背負った状態
この状態で、右側にあるコードを強く下に引くと、コードに繋がっている荷室が背負う部分と分離して下がる。
荷室を下げたところ
荷室が下がり切ると、こんな感じとなる。
荷室が下がり切ったところ
荷室の裏側に吊り下げる為のフックが取り付けられていて、
ザック裏側に吊り下げ用フックがある
肩紐にフックを掛ける所があるので、そこに引っ掛けるとザックが固定される。
荷室を前に吊り下げて固定したところ
この状態で安定しているので、ザックから荷物を出し入れできる。

 このザックの良い所は、背負ったまま荷室を前に移動できるという点である。「レンズを取り出すのに毎回ザックを下ろす必要が無い」のが良い。とにかく、重量のある荷物を背負ったり下ろしたりするのを繰り返すと体力を消耗してしまうのだ。
 35㎜・中判・大判の機材を同時に使っていた頃、35㎜はウエストバッグ、中判と大判は大型ザックに入れて運んでいたが、歩き回りながらあちこちで30kg近いザックの上げ下ろしを繰り返すと疲れてしまい、撮影の後半にもなるとクタクタで撮影が疎かになるという状態に陥ってしまっていた。

 機材を中判のハッセルブラッドのみに絞ってからはかなり楽になったが、ウエストバッグに入らないCF500mmをザックに入れていた。たかがレンズ一本とは言え、中判用望遠レンズはかなり重く(約2㎏)、ザック自体の重さも含めると結構な重量となる。悪天候の中、足場の悪い所で何度も上げ下げすると、CF500mmを使うのが段々と面倒になってしまうのである。
 「ザックだから不味いのか」とCF500mmをレンズケースに入れ替えた。少し軽くなったが、肩から下げているとフラフラ動き、特に山道では歩き難い。
 だから、このザックの広告を見た時に「おっ、これは使える!」と直感したのである。

 撮影会は秋なので実践投入はまだ先だが、今から楽しみだ。

(完)







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BOSEのパワーアンプMODEL1702の修理(その6:まさかの修理不能!?) [電子回路]

前回からの続き)

 間が開いてしまったけれど、電源が入らなくなってしまったBOSE1702の修理作業を続ける。
今度は電源が入らない
配線をテスターで探って行くと、電源スイッチへの配線(中央のオレンジの線)が内部で断線していると判った。
断線していた箇所を特定
早速配線をやり直したら、無事電源が入った。が、音は何も出ない。しかも、電源を入れると1秒程で「カチッ」というリレーの音がする筈なのに、いくら待っても無音のままだ。「リレーが動作しないという事は、何らかの理由でリレー駆動回路が動いてないんだな。」

 とりあえず、電源の配線から順にテスターを当てて行くと、「ん?何で7V弱しか出てないんだ??」
電源トランスの出力は7V弱しかない
電源トランスの規格は26.3Vが2回路分、両端で55V弱の電圧が出る筈だからおかしい。しかも、トランスから「ジーっ」という音がして、どんどん熱くなってくる。「こりゃ絶対におかしいっ!」直ぐに電源を切る。
 「トランスが原因?でも、考え難いなぁ。」
電源トランス
念の為に、基板から配線を切り離してトランス単体にし、2次側センタータップから両端の電圧を測る。
トランスの出力電圧計測中
トランスの出力電圧計測中
負荷を接続していないので電圧は1.4V位高めに出ているけれど、どちらも正常な値だ。トランスは悪くない。

 次は、整流を受け持つダイオードブリッジS4VB20を調べる。「ん?何でこんな値に??」
S4VB20を計測中
異常に抵抗値が低い。ハンダを吸い取って基板から外し、改めてテスターを当てるが、どこも悪くない。念の為に、部品箱に在った同じ種類のS10VB20と比べて見る。
同じ種類で電流容量の多いS10VB20
やっぱり、何処を測ってもほぼ同じ。だから、このダイオードブリッジも悪くない。

 その次に繋がるのは、平滑用の大容量電解コンデンサ。こちらも取り外して調べる。
電解コンデンサを計測中
問題無いと思ったが、2つ目のコンデンサで極性を逆にして計測すると「エッ!?、ショートしてる??」
電解コンデンサの抵抗がゼロ
一瞬焦ったが、しばらくすると抵抗値が徐々に上がって行く。直前の計測で電荷が貯まっていたからだろう。自作簡易ESR測定器で調べるが、抵抗値は低いので問題は無い。
自作簡易ESR測定器で計測中
念の為に、その電解コンデンサを外した状態で電源を入れて様子を見た。
電解コンデンサを外した状態で電源を入れた
やはり電源トランスが唸って熱くなる。だから、電解コンデンサも悪くない。

 「一体どこが悪いんだ...?」実体配線から書き起こした回路図を見ると、電解コンデンサの先はパワーモジュールSTK084Gとリレー回路の抵抗220Ω、それにイコライザ回路が繋がっている。念の為に、基板上にあるヒューズを外してイコライザ回路も切り離してから電源を入れてみたが、結果は同じだった。
 直流に整流された後の電圧は約35Vだから、リレー回路の抵抗に流れる電流は160mA程度。トランスが発熱するほどの電流ではない。

 このSTK084Gはセカンドソース品だけど新品。しかし、それが大電流を喰ってるとしか考えられない。
 トランスの規格は26.3V 63.1VAだから出力電流は約2.4Aだが、このモジュールにはそれを大幅に超える電流が流れ込んでいる為に、電源トランスが発熱してしまうという事になる。要するに「モジュールが壊れている」としか考えられない。
 しかも、電源トランスの一次側(100V側)には1.5Aのヒューズが入っているので、それが飛ばない程度の大電流、という事になる。
# 電源トランスの規格から逆算すると100Vで約0.65Aとなる。

 肝心要のモジュールが壊れていては、完全に「お手上げ!」である。参ったなぁ...

(続く...のか??)
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普通のWolffepackザックをレンズケースに(その2) [カメラ]

前回からの続き)

 レンズの仕切りをどうするか?...「振動を吸収しなきゃな...あーっ!」押入れをガサゴソ探す事数分、20数年ぶりに発掘されたのが、これ。
久し振りに見る硬質スポンジ
わざわざ名古屋の東急ハンズまで出かけて購入した硬質スポンジである。
 当時は高かった事もあってカメラバッグは一切持っておらず、安い登山用大型ウエストバッグに市販ソフトボックスを入れてカメラバッグ代わりにしていた。当時の機材はキャノンのフィルムAFカメラEOS-1000QDとTamron28-200㎜の廉価ズームレンズ1本+ストロボだったが、そこに新たに購入したTamron200-400㎜ズームを加える積りだったのだ。ただ、200-400mmは結構な重さがあり、安価なソフトボックスでは心許無い。そこで、仕切りを作る為に硬質スポンジを買った。
 レンズやカメラを採寸して仕切りを作り、ウエストバッグに全てを詰め込んで岐阜県山間部を丸一日走ってみた。
# 当時のバイクはヤマハ・セロー225(3RW1)。
が、機材の重さで腰が直ぐに痛くなって休憩回数が異様に多くなってしまい、「これじゃ北海道の林道を走り回るのは無理だ。」超望遠の領域だけに三脚無しで使うのは難しい事もあって、200-400mmを持って行くのは諦めた。結局硬質スポンジは使わなかったのである。
 でも、新品だから捨てるには忍びなく、今まで箪笥(実際には押し入れ)の肥やしになっていたという訳だ。それがようやく日の目を見たのであーるっ。(笑)

 既に切り刻んであるけれど、CF500mmを置いて見るとサイズは足りそうだ。
硬質スポンジとレンズのサイズ比較
レンズに合わせて硬質スポンジを切り出す。
硬質スポンジを切り出したところ
これを貼り合わせてボックス状にすれば良いが、超ヘビー級レンズに対してスポンジだけでは少々弱い。「段ボールで囲って補強するか。」サイズ的に合いそうなのを探したら、キャノンの箱が良さそう。
補強に使う段ボール
早速段ボール箱を切り刻んで硬質スポンジをボンドで張り付ける。
ボンドで硬質スポンジを張り付けたところ
丸一日放置してボンドが硬化するのを待ってから、組み立てて筒状にする。
筒状に組み立て中
もう一つ、CF135mm+オートマチックベローズ用の筒も作る。余った段ボールに宛がってみると、十分足りそうだ。
CF135mm+オートマチックベローズを段ボールに載せて見たところ
早速切り出すが、このレンズセットも重いので、段ボールを二重にした。
作った筒は二重構造
底の部分も二重にする。
底となる部分も二重にする
どちらも丸一日放置してボンドが硬化するのを待てば完成である。
完成した簡易レンズケース
実際にレンズを入れて見ると、あえて硬質スポンジを使わなくても段ボール二枚重ねで十分という気がする。段ボールは振動も結構吸収するので、わざわざスポンジを入れなくても良さそうな感じだ。

 「さーぁ、レンズケースが出来たから、ザックに入れてみ...ゲゲーッ、入らない!?」
ザックに段ボールケースが収まらない
「カサブランカ」ならぬ「収まらんか!」である。
# ...失礼しました。m(_"_)m(笑)
「じゃぁ、もっと大きいのなら?」元々旅行用に良さそうと思って
# いや、実際には旅行に行く余裕なんて無いけど、せめて気分だけでも、と思って...(^^;)
別途購入してあった同じシリーズの一番大きなザック「キャプチャー」に入れてみたが、やはり収まらない。
さらに大きいザックでも収まらない
どちらにしても、横幅が足りないのである。作る際には全く気にしていかなったのだが、迂闊であった。
 改めてレンズをザック「エスケープ」の上に置いて確認する。
ザックの上にレンズを載せる
上下方向には余裕があるものの、左右はギリギリと言う感じだ。実際にザックの中にレンズを入れてみる。
ザックにレンズを入れたところ
キツい程ではないけれど、さりとて余裕がある訳でもない。段ボール一枚程度の仕切りなら入りそうだ。ザックは布製で衝撃はある程度吸収できるだろうから、「だったら筒状のケースにしなくても良い?」と。

 せっかく作った段ボール製簡易レンズケースは結局使い物にはならなかった。
使えなかった自作段ボールのレンズケース
拙者の場合、どうもキヤノンとは相性が悪いようだ。
# ...え?(^^;)
こりゃぁ作り直しだなぁ...

続く
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初めての銭湯 [雑感]

 自宅は築25年を超えてあちこち傷みが出てきているが、特に風呂場はタイルのヒビ割れが大きく目立つようになってきた。今年の冬は特に風呂の湯が冷めるのが早く、続けて入ったとしても3人目は追い炊きしないと一寸温過ぎという有様。ヒビがあれば当然そこから水分が入るから、見えない部分で劣化が進んでしまっている可能性もある。
 一応風呂は天水で、冬でもそのまま入れる程に暖かいので、風呂を沸かす為のガス代は大幅に節約できているのだけれど、寒い時期はほぼ毎回追い炊きが必要で、そのガス代も馬鹿にならない。

 具体的に風呂場のリフォームに動き出したのは洗面所をリフォームした後からで、あちこちのショールームに家族で出かけて「あーでもない、こーでもない」と色々騒ぎ、最終的にタカラのバスユニットを入れることに決まった。決め手は「浴槽全体の保温性」、「手入れのし易さ」、「ぴったりのサイズに出来る」の3点。特に、湯冷めに手を焼いていたので、保温性の高さは何よりも有難い。

 リフォーム工事は10連休直前の1週間程度と決まったが、工事中は当然の事ながら風呂には入れない。昔、町内に一軒銭湯があったけれど、平成に入って直ぐに廃業してしまった。「はて?この辺に銭湯ってあったっけ??」
 ネットで探して見ると、案外多く有って一寸驚いた。あまりに遠くては利用し辛いので、自宅から車で15分程度という条件で絞ると数か所となる。その中で、一番行き易い一宮市内の「浜湯」を利用することに。

 営業は15時半からなので、その時間に会うように自宅を出る。駐車場は細い路地を入った所なので少々分かり難いが、一度分かってしまえばどうということはない。駐車場から歩いて数分で浜湯に着く。
銭湯・浜湯(一宮市)
引き戸を開けて入ると、昔懐かしの靴箱がある。
靴箱は昭和の風情
男湯の脱衣所に進むと、中は奇麗に清掃されている。
男湯脱衣所
ロッカーは木製だ。
木製のロッカー
壁にはポスターや注意書きなどが張り出されている。
壁にはポスターや注意書きが
ネット上では420円となっていたが、平成31年2月に440円へ値上げされている。
値上げのお知らせ
営業が始まって10分ほどなのに、既に浴場には数人の先客が居た。体を洗い流してから湯に浸かる。
 温度はやや高くて長時間入るとのぼせてしまうけれど、さっと入るにはちょうど良い感じ。他に電気風呂・薬湯・サウナなどがある。薬湯にも浸かってみたが、確かに普通のお湯とは違う成分が入っているようで、独特の香りがする。
 10分近く浸かり、脱衣所へと出る。そんなに温まった感じはしないのだが、汗がなかなか止まらないのは意外だった。

 自宅の風呂が完成するまでの一週間で2回利用したけれど、我々以外の利用者は皆高齢者ばかり。余程古い賃貸物件でもない限り風呂が無いというのは考えられないので、何かしら理由があって利用しているのだろうと思う。
 人件費・光熱費の高騰が影響しているのだろうけれど、金額がかなり高いので、頻繁に利用しようとは思わない。町内にあった銭湯は昭和49年の頃小学生は入浴料50円だったと記憶しているので、現在の金額は3倍だが、物価を考えれば当時の金額設定と大差無い筈。それでも高いと感じてしまうのは、やはり自宅に風呂があるからだろう。
 昭和の時代に建てられてそのままのホテルや旅館とほぼ同じで、初めての銭湯だったが違和感は全く無かった。スーパー銭湯などと違って娯楽施設は一切無いけれど、こういうシンプルな構成も良いと思う。今回は良い経験になった。
タグ:銭湯
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車用ソーラーコントローラーを新調 [フェラーリ]

 360モデナはセキュリティ回路が常時動いていて、バッテリーの電力を消費している。毎日のように走り回っているのなら問題無いが、たまにしか乗らないのならバッテリーを充電する必要がある。
 また、バッテリー電圧が低下するとセキュリティ回路の誤動作が多くなる。だから、普段はソーラーパネルを接続したままにしている。単純に繋ぐだけでは過充電でバッテリーを傷める事もあるので、ソーラーチャージコントローラーをパネルとバッテリーの間に挟んで充電具合を調整するようにしている。

 ところが、先日バッテリー電圧をチェックしたら、いつもより少々低く出るではないか。「何で電圧が低いんだろう?」ソーラパネルの出力はいつも通りだし、360モデナ側にも不具合は見当たらない。「おかしいなぁ...まさか!?」コントローラーCM04-2.1を外して調べて見ると、全く動いていない。壊れてしまったらしい。
動かなくなったソーラーチャージコントローラーcm04-2.1
このコントローラーは2018年3月に秋月電子通商で購入した物。
動かなくなったソーラーチャージコントローラーcm04-2.1
4Aまでという制限があるものの、コントローラーとしては安価な為か、ネット上を見るとあちこちで使われている。
 ソーラーパネルは最大でも3A位だから問題は無い筈だが、壊れてしまったのだから仕方ない。とりあえず分解して内部を見ることに。

 筐体は嵌め込みでネジ類は使われていないので、マイナスドライバーで軽く抉ったら簡単に開いた。
筐体を開けたところ
基板上にはパワートランジスタ2個分の空間が用意されている。国内では販売されていないが、10Aまで使える上位機種があり、そちらと基板は共通らしい。
 基板の銅箔パターン面に部品の殆どが載っている。
基盤のパターン面
回路は全てアナログで、オペアンプLM224で制御している。5分ほどかけてザっと調べてみたが、何処が悪いかは直ぐには分からない。配線を追って回路図を起こし、そこから辿って行かないと故障部分の特定は難しそうだ。

 バッテリーの充電は必要なので、急遽別のチャージコントローラーRBL-8810をネットで取り寄せた。
新しく購入したチャージコントローラーRBL-8810
マイコン内蔵のコントローラーで充電や放電の設定をあちこち変えられるようになっている。また、今時の製品らしくUSB出力も付いているけれど、今のところ使う予定は無いので、ゴミなどが入らないようにテープで塞いだ。
 充電前に半日だけソーラーパネルを直接繋いで充電し、切り離して1時間程経ってから電圧を測定する。
電圧を測定しているところ
本来の容量の6割程度まで復活しているようだ。

 新しいコントローラをバッテリーに接続してからソーラーパネルを接続する。充電中に表示される電圧は13.7Vで一定になっている。コントローラ側で充電電圧を自動調整しているようだ。
コントローラを接続して使用中
なお、説明書にはこの接続手順を守るように書かれているので、何かしら回路上の制約があるらしい。

 とりあえずソーラーパネルを使って充電できるようになった。気が向いたら、故障したコントローラも調べてみようかな。(笑)
 
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ガツンッ!! [雑感]

 平成最後の日となった4月30日の昼下がり、珍しく家族で買い物へとジュリエッタで出掛けた。

 自宅から4km弱離れた、良く利用する道の交差点で左折しようとして一旦停止で止まった。
ぶつけられた交差点
右から車は来ないので左折しようと動き出したが、左から走って来るトラックの後ろに居た軽自動車は右折のウインカーを出しているけれど、交差点のかなり手前から「ありゃ?タイヤでセンターラインを踏んでいるじゃん。何でそこまで右に寄る??」

 その軽はこちらに近づきながら、更にセンターラインを越えて右側へと寄って来る。「おいおいおいっ!!そのまんまこっちに来ると、間違いなくぶつかるぞ!!!」慌てて拙者はブレーキを踏んで停車。すると、そのほぼ1秒後、その軽はそのまま突っ込んできて「ガツンッ!」とジュリエッタの右前にぶつかって数m先で停車した。要するに「ぶつけられた」のである。(トホホ...
 相手は自宅から歩いて3分ほどの所のに住む83歳の女性。話を聞くと「そのまま曲がれると思った」だと。しかも「任意保険?さぁ・・・入っとるかどうかも分からん」と。このっ!バカチンがぁぁぁぁーっ!!!ヾ(`◇´)ノ彡☆
 ジュリエッタはこの有様だ。
ジュリエッタの損傷
ジュリエッタの損傷
直ぐに警察・保険会社・車を買ったロッソコルサに連絡。警察署から遠い場所なので、警官が到着するまで30分近く待たされた。

 フロント部のバンパーがだいぶタイヤ側に寄ってしまっているのと、バンパーのアンダーパネルが割れてしまっているので、自走するのは一寸難しい状態だ。だから、積載車を依頼した。
 積載車が到着するまで4時間ほどかかりそうという話だったので、子供が自宅まで歩いて別の車を取りに行き、その車で他の家族を拾って買い物に行って貰った。拙者は車のそばに居て積載車の到着を待つ。待つ間、近くを歩いてデジカメでノンビリ撮影して回った。
歩き回って撮影
歩き回って撮影
歩き回って撮影
17時半少し前に、代車フィットを載せた積載車が到着。予想よりも1時間半以上早くて驚いた。早速代車フィットを下ろして貰う。
代車フィットを下ろしているところ
ドライバー曰く「一宮JCTが渋滞と電光掲示板に出ていたので、東海北陸道経由で急いで来ました。事故と伺っていましたので、出来るだけ早く現場に到着しないとお客様がお困りだろうと思いまして」と。流石、プロだなぁ。
 ハンドルを大きく切るとバンパーと擦ってしまうので、大回りでジュリエッタを移動させて何とか積載車に載せた。
ジュリエッタ積載を完了
この辺もやっぱりプロだなぁ。
 代車フィットに乗って
# この車に乗るのは一体何回目だろう??(笑)
自宅に戻った。

 折りしも平成から令和に代わる10連休中なので、加害者側の保険会社が動き出すのは連休後。よりによって、平成最後の日にぶつけられてしまった。
 明日は令和元年。一体どうなることやら...(--;)
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