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アリアプロ2のセミアコSH-1000の簡単な調整(その5:完成) [音楽]

前回からの続き)

 回路もピックアップも全て撤去、ピックアップはまたまたお値打ち価格になっているブルーのLaceのAlumitoneを使う事に。
Lace Alumitone
色の付いたモデルは国内販売されていないので、Lace社から直接購入した。
 Lace社の説明文には「ボリュームポットは250kΩ、コンデンサは0.22μFを推奨」と書かれている。

 ボリュームポットは、シングルコイルには250kΩ、ハムバッカーには500kΩを使うのが一般的だ。
 ピックアップは磁石の周りに細い線をグルグル巻いたコイルで、巻き数に比例して高音域を通し難くなる(インダクタンスが増える為)。また、密着巻きだと巻いている線そのものがコンデンサと同じような構造になって高音域をアースに逃がしてしまい、高音域を減衰させる要因にもなる。
 そのピックアップの直後に繋がるボリュームポットの抵抗値を小さくすると、弦振動を拾ったピックアップからの音声信号は、ピックアップの高い出力インピーダンスの直後に低い入力インピーダンスのボリュームポットを通過する事になる。所謂「ハイ出しロー受け」の状態だから、高音域は減衰して当然、となる。だからこそ、元々高域成分の少ないハムバッカーには500kΩが使われるのである。
 しかし、Alumitone単体のインダクタンスはシングルコイルの半分ほどしかないのでシングルコイルと同じ回路で良い、とLace社では考えているようだ。

 「せっかくの機会だから、わざと1MΩを使って、どんだけ高音が出る音になるのか確かめてみよう。」また、Alumitoneは4芯タイプなので「スイッチ付きポットにしてシングル(コイル)とハムバッカーを切り替えられるようにしよう。」
 そう考えたところまでは良かったのだけれど、スイッチ付き1MΩのポットが国内では見つからない。仕方ないのでネット上を漁って、何とか仕入れる事が出来た。
仕入れた部品
製造拠点が中国らしくて、発注してから自宅に届くまで1ヶ月半近く掛かってしまった。(汗)送料は変わらないという話だったので、ボットの他にピックアップの切り替えスイッチやノブも一緒に取り寄せた。
入っていた部品
部品が揃ったので、作業を進める。

 ピックアップ・エスカッションは表面に細かい傷が多い。前所有者は弾き方が荒かったのだろうか?
エスカッションは細かな傷が多い
液体コンパウンドで軽く磨いたら、まぁまぁ奇麗になった。
磨き終わったところ
弦を緩めてピックアップを取り付ける。
ピックアップを取り付けたところ
裏側の蓋を開けて配線する。トーン回路に使うコンデンサでトーンの利き具合が決まるので、手近にあるコンデンサを仮配線し、アンプから音を出して確認する。
コンデンサを仮配線
トーンのボリュームポットも1MΩの為、色々試してみたけれど小さ目の値が良かった。
音出しで決めたコンデンサ
配線を全てハンダ付けし、ポットにノブを取り付ければ完成だ。
完成したSH-1000 /></a></div>これで普通に使えるセミアコになった。
<div align=完成したSH-1000全景
音出しに使ったアンプはマーシャルLEAD12。このアンプのクリーン・サウンドは元々シャリシャリしているけれど、このSH-1000だと更にシャリシャリ感が増える感じ。それだけSH-1000の出力に高音成分が含まれている、という事になる。人によっては「耳が痛い」と感じるかも知れないレベルだ。
 でも、出ない物はどうしようもないけれど出過ぎる分は削れば良いので、これはこれで良いと思う。

 部品入手に手間取って時間が掛かってしまったけれど、ようやく普通に使えるギターに仕上がった。めでたしメデタシ、である。

(完)
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ヤマハのギターアンプF50-112のレストア(その4:修理完了!) [音楽]

前回からの続き)

 部品が揃ったので作業を再開する。まずは劣化したコンデンサの交換だ。
作業前の基板
パワーアンプ回路は一見問題無さそう。
パワーアンプ回路・交換前
しかし、古いコンデンサばかりなので勿論交換する。
 コンデンサを外したら、基板側に液漏れした跡があった。
液漏れした跡がある
何故か、この基板だけハンダが異様な程盛られている。
ハンダの量が多過ぎる
こんなに酷いのは初めて見る。どう見てもプロの仕事ではない。しかしながら、ハンダをやり直すと半導体部品を加熱する事になって劣化を早めてしまう危険性もあるので、後ろ髪を引かれる思いではあるけれど、あえてそのままにしておく。
 放熱器を見ると、接点復活剤を吹きかけたような跡がある。
接点復活剤の跡
何故だかは判らないが、音楽業界ではやたらと接点復活剤を使いたがる人が多い。接点復活剤はあくまでも緊急避難的な薬剤でしかないのに、本当に不思議である。全部拭き取って奇麗にしてから、コンデンサ交換済みの基板を取り付ける。
作業の終わったパワーアンプ部
 ボリュームが駄目になっていたリバーブ用のボリュームも用意した。
用意したリバーブ用ボリュームポット
届いてから分かったのだけれど、不具合を起こしたのと同じメーカの製品だ。
不良ポットと同じメーカの製品
調べたら、Supertech Electronic社製らしい。まぁ、不具合が出たらまた交換すれば良いので、大きな問題ではない。コンデンサの切り落とした足の部分を利用してボリュームに足を付け足す。
ボリュームポットに足を付け足したところ
 無くなっていたパラメトリック・イコライザのボリュームポットのうち、「FREQUENCY」はCカーブ(Reverse Log Taper:逆対数関数タイプ)の50kΩ2連、「LEVEL」はGカーブ(かなり特殊)の50kΩを使うのだが、どちらも市販されていない。GカーブはBカーブ(Linear Taper:正比例タイプ)で代用しても問題無いけれど、周波数帯を変えるCカーブをBカーブで代用すると実用上では周波数が急激に変わったように感じてしまい使い難くなる。そこで、Bカーブの100kΩ2連と100kΩの固定抵抗を並列にして疑似的にCカーブを作り出す。基板に挿す足は、こちらもコンデンサの足の残りを流用する。
疑似2連CカーブとAカーブのボリュームポット
位置を調整して基板に取り付ける。
基板に取り付け終えたところ
 ブロックコンデンサは交換されていて、同じコンデンサが今でも市販されているのでそちらにしても良かったのかも知れないけれど、あえてオーディオグレードのコンデンサに交換する。耐圧が50Vなのでサイズはかなり小さい。
右がブロックコンデンサ、左がオーディオグレードの新品
1個変えてみると、かなり雰囲気が変わる。
片方を交換したところ
ブロックコンデンサ用の金具はペンチで適当に曲げて固定させる。2本とも交換したら、かなりすっきりした感じとなった。
2本とも交換したところ
 取っ手の中央に巻いてあったテープを外し、劣化してネチャネチャになっていた糊気を取り去ったらスッキリした。
テープを取り払ったところ
中央に亀裂が入っている。
中央に亀裂が入っている
恐らく、運ぶ時に手の皮膚を噛み込んで痛いからテープを巻いたんだと思う。芯材の鉄板は一寸錆びているだけだった。
芯材
軽く清掃しておく。
 回路部を筐体に収めようとして持ち上げた時「ポロッ」と樹脂の破片が落ちてきた。
落ちてきた樹脂の破片
「何処から出て来たん?」ジャック部を見ると、スピーカ出力ジャックが割れている。
スピーカ出力ジャックが割れている
外してみたら、隣のジャックも既に亀裂が入っていて、かなり危ない状態だ。
隣も亀裂が入っている
取り外し作業中にジャックが崩壊した。(汗)
崩壊したジャック
よくもまぁ、ここまで劣化したもんだ。(汗)長期間温度差の激しい所に置かれていたのだろう。接点を見ると錆びている。
接点部も錆びている
よくもまぁ、この状態で音が出ていたもんだ。将に「知らぬが仏」、危ない状態で使われていたんだな。新しいジャックを用意し、回り止めの突起をキリ落としておく。画像左が切り落とす前、右が切り落とした後である。
左が突起有、右は突起を切り落とした状態
新しいジャックは1㎜ほど太いので、リーマーで穴を慎重に拡げる。
リーマーで穴を広げている最中
配線してからリア・パネルに取り付けた。
リア・パネルに取り付けたところ
最後に、外装を一通り清掃して作業は完了である。
オーバーホールが完了した状態

 ボリュームのツマミは同じ物が無いのと、ボリュームポットも汎用品を使っているので、見た目やパネルからの突き出し量が違うけれど、見た目だけの問題で、実用上は全く問題無い。
汎用品なので見た目が違う

汎用品なので見た目が違う
 早速ギターを繋いで一通り動作を確認したけれど、全て正常だった。これで普通に使える状態になった。めでたしメデタシ、である。

(完)
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USBキーボードの簡単な修理 [パソコン]

 妻と子供が共用で使っているパソコンのキーボードは、10日ほど前からから調子が悪かったが、どんどん調子が悪くなって、キーを押しても反応しない事が多くなってしまった。埃まるけなので白っぽく写っているけれど、実際には真っ黒の製品である。
動かないキーボード
iBUFFALOの112キー日本語キーボード「BSKBU02BK」である。
製品シール
購入したのは2012年7月だから8年経っている。
 メカニカルキーなら10年使ってもへっちゃらなのだが、押した時は「フガッ」とした感触だから、メカニカルでは無さそう。早速分解する。

 裏側を見るとネジがあり、中央に丸いシール・右側に製品シールが貼ってある。
キーボードの裏側
中央のシールは品質検査用らしいが、何もチェックが入っていない。
チェックされていない検査用シール
これでは検品されているのかどうかが判らない。流石、中国製だなぁ。
 ネジを外したら、見えてきたのはシート状の基板だ。
蓋を開けたところ
シート内側に配線パターンがある。
内側に接点がある
上と下の配線パターンの間に薄い穴開きのシートが挟まれている。
三枚が重ねられている
配線パターンの丸い部分が接点の代わりになっていて、挟まれているシートにはその接点に当たる部分だけ1cmの穴が開けられている。
 シートの下にはキーと同じ数のゴム状の部品がある。
キーと同じ数のゴム部品
この部品の中央には小さな突起がある。
内側中央に小さな突起
キーが押されるとこの部品の中央が押されて配線パターンの丸い部分を押し、穴開きシートの下にある配線パターンと接触して通電するという構造である。
押すと通電する仕組み
押されていない時は、配線パターンの間は穴開きシートの厚さ分だけ離れているので接触しないのだ。非常に単純な構造である。
 こんな構造だと押した時チャタリングが起きるけれど、ICの載った小さな基板があるので、そこにフリップフロップ回路が入っててチャタリングを防止していると思われる。
・チャタリング
 接点が通電又は切断の状態になる時、短時間(百万分の1秒レベル)でON/OFFを繰り返す現象。
・フリップフロップ回路
 最初の電気信号で状態を確定する回路。チャタリング防止で良く使われる。
 日本語に訳すと「ぎっこんばったん回路」。(笑)

 動作不良は接点の接触不良だろうから、配線パターンをNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で一通り磨いた。これでもダメならICの不具合という事になる。
 作業は単純なので数分で終了、元通り組み立てて完成である。

 早速妻に使って貰ったら「ちゃんと動くようになった」と。これで、めでたしメデタシである。
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MarshallのギターアンプLEAD12(その2:とりあえず作業完了) [音楽]

前回からの続き)

 中国肺炎(武漢ウィルス・コロナウィルス)のお陰で部品屋さんに注文が殺到しているらしく、随分と時間が掛かってしまったけれど部品が届いたので作業する。
 基板が収められている金属ケースの横にシールが貼られている。
製品シール
日本向けの「5005」というモデル番号が付けられているようだ。基板にも検品シールらしき物が貼られている。
基板上のシール
Sueさんがこの基板を検査したようだ。
 パネル表面は表面が劣化で変色しているけれど、変質してしまっているようで、界面活性剤でもセスキ炭酸ソーダでも全く歯が立たなかった。
パネルは劣化している
仕方ないので、このままにしておく。
 ガリの酷かったボリュームポットは、刻印も何も無くて製造メーカが分からない。
ポットの製造メーカは不明
このアンプにはALPHA社のポットが使われている筈なので、交換されている可能性もある。カバーを外すと、抵抗体の表面は酷く劣化しており、接点のスジがクッキリ付いている。
内部は劣化が激しい
抵抗体を軽く触るだけで指が真っ黒になる。こんな状態じゃまともに音が出なくても仕方あるまい。NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨くんだが、いつもの倍以上の時間をかけて磨いても、まだ黒い粉が指に着く。「えー?どうなってんの???」と思いながらも徹底的に磨いたら、ようやく手に何も点かなくなった。ポット5個を磨くのに1時間半以上も掛かってしまった。(汗)
 次は電解コンデンサだ。古いのを外してみたら、100μF以上の物は全て液漏れした痕があった。
液漏れした痕
交換するコンデンサは6個と少ない。
電解コンデンサは6個
だから、交換作業は直ぐ終わった。
作業を終えた基板
念の為に電源ケーブルも調べたが、今直ぐ交換する必要は無い状態だった。
 全体的に汚れが目立ったので、セスキ炭酸ソーダで軽く拭き、ポットのツマミも洗剤で洗ったら奇麗になった。
外装を清掃したところ
ギターを繋いで音を出してみると、ボリュームの位置に応じた音が出て来る。これで作業は完了である。

 オーバーホール作業は終わったけれど、懸念事項が3つある。
 一つ目は「BASSのボリュームを動かしてもあまり変わらない」という点である。ネット上を見ると、「低音域が弱い」のはVシリアル共通らしく、パワートランジスタのエミッタ側に入っている抵抗器を変えると音も変わるらしい。手持ちにワット数の大きな抵抗は無いので、機会があれば変えてみたい。

 二つ目は、スピーカーケーブルがしょぼい(笑)事。
 普通の配線に使うような細い線が使われているので、幾ら12Wしかないとは言っても少々心許無い。せめてVVFケーブル程度の太い線に交換する方が良さそうに思う。生憎手持ちのケーブルは細い物ばかりなので、こちらも機会を見て交換したい。

 三つ目は、スピーカーユニットが劣化している可能性を否定できない事。
 30年以上前の製品なので、スピーカの磁気回路も劣化で弱くなっている筈。ただ、スピーカは音を決める重要な部品なので、何も考えずに交換する訳には行かない。LEAD12の回路を踏まえたうえで、音の傾向をどういう方向へ持って行くのか、という事をきちんと考えてからでないとスピーカを選定できない。
 「定番製品に置き換える」という安直な方法も無い訳ではないが、自分に合わない音になってしまう危険性もある。ユニットは値の張る部品だし、慌てる必要も無いので、じっくり考えて結論が出てからにしよう。

(とりあえず、完)
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ジュリエッタ引取り [雑感]

 先週車検をお願いしてあったジュリエッタを引き取りに行く。

 14日朝5時半過ぎ、代車フィットに乗り込んで自宅を出発、小雨の降る中を県道183・県道64から国道41と進む。国道41はトラックが目立つものの、交通量はとても少ない。国道21・ゴルフ場の合間を抜ける道・再び国道21・県道69と走るが、朝早い為か交通量は少ない。県道66の途中から雨脚が徐々に強くなって行く。県道33・国道363を走る間はかなり強い雨だったけれど、国道257に入ると降り方が弱くなって一寸ホッとする。
 国道153は交通量が相変わらず少ないが、雨は強くなったり弱くなったりを繰り返す。道の駅・信州平谷に入って休憩。
道の駅信州平谷
8時前なのに、かなりの数の車が停まっている。自粛・籠り疲れの反動だろうか。雨では歩き回れないので、そのまま走り出す。

 国道沿いにある電光表示板はどれも「20度」、雨は相変わらず強くなったり弱くなったりを繰り返している。
 飯田市街手前から雨の降り方が弱くなった。市街は交通量が案外少なく、スムーズに抜けられる。国道を離れて県道18・県道251と進む。珍しくこちらの交通量は少し多めだが、流れはスムーズだ。
 道の駅・南信州とよおかマルシェは車が鮨詰め状態だったので、寄らずにそのまま通過。道226で国道153に戻ると、こちらも交通量がやや多い。遅い軽自動車が先頭を蓋していて、制限速度50km/hなのに40km/h前後でしか進まない。(汗)駒ケ根市街に入ると渋滞するだろうと思い、道の駅・田切の里の交差点を右折して、事前に地図で調べておいた県道18へと進む。実は、道の駅から見えるトンネルを眺めながら、以前から「あの先はどうなってるんだろう?」と気になっていた。今日は目出度くそちらに進む機会に恵まれたのであーる。(笑)

 強い雨の中、天竜川を橋で渡った直ぐの所でシケインのような道になっていて一瞬焦ったけれど、片道一車線で走り易い。信号も少なくて良い道だが、塩田城址を過ぎて火山峠を抜ける区間はクネクネ道なので、巡航速度はガクンと落ちる。途中、今回の雨で崩れたと思しき土砂崩れが一ヶ所あり、道の半分を折れた太い木が塞いでいた。幸い対向車は無く、問題無く通り過ぎる。
 峠を抜けてどんどん下ると田畑が増え、人家も増えてくるが、交通量は少ないまま。快適に進んで三峰(みぶ)川を渡ると、一気に市街地になって交通量も人家も激増する。幸い渋滞するほどではなく、10時少し前に無事ロッソコルサに到着。

 ジュリエッタはブレーキパッド交換とサマータイヤへの交換だけで、それ以外には特に整備の必要は無かったそう。支払いを済ませてしばし談笑。12時少し前に自宅に向けて出発する。

 来た道を戻るが、小降りながらも相変わらず雨は降り続いている。春近大橋へは行かずに県道18をそのまま走る。火山峠の道を塞いでいた木は既に撤去されていた。相変わらず交通量は少なく順調に進み、道の駅・田切の里に入る。こちらも駐車場の8割ほどが埋まっている状態だ。
道の駅田切の里
ここで、昼食用に持参した栄養ゼリーを食べる。売店の方は人出が凄いので、近づかずにそのまま出発する。

 国道153は先頭を遅い軽自動車が蓋をしていて、巡航速度は35km/h程しかない。でも、抜く場所が全くないので完全にお手上げ。(滝汗)冗談抜きにして、警察は遅い車を取り締まらないと幾ら何でも不味いよ、本当に。
# 時間とガソリンの無駄遣いだし。
幸い、10分ほどしたら先頭が曲がって行った。やれやれ。
 県道226・県道251と進み、やっぱり駐車場が満杯の道の駅・南信州とよおかマルシェを通り過ぎる。この辺りから少しずつ交通量が増えて行くが、流れはスムーズだ。弁天橋を渡り国道153に入ると交通量は激増、渋滞の一歩手前と言う感じ。昼時だから仕方ないなぁ。
 市街を抜けると徐々に交通量が減って行き、山岳区間に差し掛かる頃には交通量は僅かになっていた。雨は降ったり止んだりしているが、西の空が明るいから強い雨は降らないだろう。
 ジュリエッタはガソリン残量が少ないので控え目な走りに徹するが、あまりに遅い車は抜き去る。何故だか知らないが、今日は道路標識の速度に達しない軽自動車がやたらと多いのだ。どれも例外無く老人カーである。追越可能な区間だから良いけど、これが抜けなかったら相当大変だろうなぁ。(汗)
 国道257に入る頃には雨は完全に上がり、僅かだが青空も見え隠れするようになってきた。時折バイクとすれ違う。相変わらず交通量は少なく、殆ど貸し切り状態のまま進む。あと少しで岩村の街という所で、いきなり強い雨に降られる。さっきすれ違ったバイク達はずぶ濡れだろうなぁ。
 県道33を走っている最中に給油警告灯が点く。でも、まだ目盛りはゼロになっていないから、直ぐに給油しなくても大丈夫そうな感じ。トイレに行きたくなったので、道の駅・おばぁちゃん市・山岡に入ると、こちらも殆ど満車だ。
道の駅おばぁちゃん市・山岡
雨が上がり空も明るくなって良い感じなのだが、売店は人だかりなので、近寄らずにすぐ出発する。

 県道66は交通量が少ないが、県道69に入ると車の数がどんどん増え、ほぼそのままの状態で国道21へと進む。ゴルフ場の合間を抜ける道から国道21に戻ると、何故か交通量はかなり少ない...と思ったのも束の間、あっという間に交通量が激増する。渋滞寸前の状態でそのまま進んで国道248を渡るが、交通量はそのまま。県道349から国道41に入ると、交通量はそんなに多くない。が、県道64に入ると交通量がぐんぐん増え、名鉄犬山線を渡る跨線橋はいつもと同じで大渋滞。何とか通り過ぎて県道183に入るが、こちらも渋滞気味。夕方になって交通量が増えているみたいだ。自宅近くのスタンドで給油し、16時半過ぎに無事自宅に到着。

 久し振りに強い雨の中を走り、テスタロッサで時間雨量100mmを超える雨の中、濁流と共に山道を走った時の事を思い出した。幸い、今回は強い降りでも50mmあるかどうかだったから、大した事無くて良かった。
 駒ケ根市街を迂回する道として新たに県道18を走ってみたが、予想以上に走り易い道で直ぐに気に入ってしまった。(笑)これからはこちらの道を使う事になりそう。
 とにかく、ジュリエッタの車検が終わって何よりである。これでロッソコルサへの一連の往復は完了だ。自粛状態でフェラーリのツーリングに関しては先が全く分からないけれど、せめて8月の岩ガキシーズンが終わる前には収束して欲しいと思っている。
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MarshallのギターアンプLEAD12(その1:現状確認) [音楽]

 先日ネット上を徘徊していたら、某所で「電源が入る事だけ確認したジャンク扱い」でマーシャルのLEAD12が売りに出ていた。このアンプは「Little JCM-800」という愛称で呼ばれていて、
# ちなみに、JCM-800は名機と言われた真空管タイプの大型アンプ。
プロが実際にレコーディングでも使用していた事でも有名だ。以前から気になっていて思い出す度に一寸探したりしていたのだけれど、有名な製品だけに中古でも値段が高く、とてもじゃないけど手を出せなかった。
 今回は非常に安い価格で出ていた為、「トランジスタなんだから、不具合がれば直せば良いじゃん」と思わず購入してしまった。
マーシャルLEAD12
「何だコイツ、ギターアンプばっかり買ってるじゃんかよ」と思われるかも知れないが...残念ながら(?)その通りである。(汗)

 LEAD12は生産時期によってシリアル番号に使われているアルファベットが違い、この個体はVシリアルだ。
Vシリアル
ネット上の情報に依れば、生産時期は1987年だそうな。
 まずは現状を確認する。フロントパネルは本来暗めに輝くゴールドなのだが、表面の酸化で茶色くなっている。裏面にジャック類は無く、輸入元ヤマハのシールが貼られている。
アンプの裏側
日本向けは110V仕様のままらしい。
110V仕様
シールの表記は「YAMAHA CORPORATION」となっている。以前は「YAMAHA MUSIC TRADING」だったが、87年を境にこの表記に変わったんだそうな。
 スピーカはCELESTIONのG10D-25が使われている。
CELESTION G10D-25
ホコリは少な目だが、全体的に薄汚れているし、あちこち錆が出ているので、湿気の多い場所で使われていたらしい。
 リバーブは無いので、フロントパネルはシンプルだ。
シンプルなフロントパネル
内部基板もシンプルな構造だ。
シンプルな内部基板
パワートランジスタには放熱器が取り付けられている。
パワートランジスタと放熱器
ギターを繋いで音を出してみるが...ボリュームのガリが酷くて、特定の位置でしか音が出ない有様。でも、出てくる音を聞く限りでは回路に不具合は無いみたいだ。

 30年以上前の製品なので、寿命を迎えているであろう電解コンデンサは全部交換だ。英国製だからかアキシャル型が使われているけれど、国内では価格が高い上に入手し難いので、通常のコンデンサに置き換える事にしよう。
 スピーカーユニットも磁力が落ちて来ているとは思うが、まずはまともに音が出るようになって、それでも物足りないようだったら改めて考える。
 スピーカーケーブルや電源ケーブルも細くて少々頼りないが、不具合は無いので当分は現状維持の予定。
 とりあえず、コンデンサを発注しなきゃね...

続く
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ER-6n引取りとジュリエッタの車検 [バイク]

 先週お願いしたER-6nの車検が終わったという連絡が入ったので、ER-6nを引き取る序に今度はジュリエッタ・クワドリフォリオヴェルデの車検をお願いする。

 前回ER-6nで出かけた時に道が渋滞したので、7日は朝5時半過ぎにジュリエッタで出発する。
 県道183を進む。一番温度が下がる時間帯なので、薄手の革ジャン一枚だけだと一寸寒い位だ。県道64から国道41に入ると、こちらは案外交通量が多い。トラックが目立つ。県道84・国道21・ゴルフ場の合間を抜ける道・再び国道21と進むが、どの道もガラガラ。国道19との交差点でも大した交通量は無く、道69に進むとやっぱりガラガラだ。日曜日だからだろうか。
 県道66・県道33もガラガラだったけれど、国道363は車が案外多く走っている。が、国道257に入ると、やっぱりガラガラだ。対向車線はバイクがとても多い。ツーリングには良い天気だからなー。
 国道153は交通量が相変わらず少なく、快調に進む。2時間以上走りっ放しなので、道の駅・信州平谷に入って休憩する。
道の駅信州平谷
駐車スペースは半分以上空いているけれど、バイクの数はとても多い。固まって話し込んでいるグループが2つほどあったから、ここを集合場所にしているのかも知れない。
 少し体を動かしてから走り出す。

 飯田市街は交通量が結構多く、あちこちの信号で停められてしまう。国道を離れて県道18・県道251と進む。こちらの交通量は少なく、流れもスムーズだ。
 駐車スペースが満杯になっている道の駅・南信州とよおかマルシェを横目で見ながら通り過ぎ、道226で国道153に戻る。駒ケ根市街に入ると渋滞とまでは行かないものの交通量がとても多く、あちこちの信号で停められてしまう。毎回混雑するので、何かしら迂回路を考える方が良いのかも知れないなぁ。
 市街地を抜けると交通量が一時的に減るが、伊那市に入るとまた交通量が増えてくる。「こりゃこの先渋滞だろうな」と思い、春近大橋で天竜川を渡り、県道209・県道488・県道18と進む。
 県道19に入ると街中の道だけに交通量は多いが、渋滞するほどではなく、10時少し前に無事ロッソコルサに到着。

 車のトラブルで急に呼び出されたとかでK社長は不在だったが、奥方が「直ぐに戻ってくると思います」と仰るので、店内で待つ間に車検費用を支払う。以前利用していた市内や隣の市のバイク屋のほぼ半額で、往復の燃料代や高速費用を含めても圧倒的に安い。まだ収入の安定しない身にとっては非常に有難い。
 10分も経たないうちにK社長が戻ってきた。お客さんが車でコンビニに立ち寄り、店から出てきてキー穴にキーを差し込もうとしたが何故か入らず、車を全く動かせない状態になっちゃってレッカー車に引き上げる事すら出来ず、ホイール4か所を使って吊り上げてレッカー車に載せたのだという。かなり大変な作業だったそうだ。
 1時間半ほど雑談してからER-6nに跨り、自宅に向けて出発する。

 来た道を戻る。県道18は相変わらず交通量が多い。昼時だから余計にそうなのかも。春近大橋手前まで来ると交通量は少なくなる。天竜川を渡り国道153に戻ると、こちらも交通量はそこそこある。
 渋滞気味の駒ケ根市街を抜け、道の駅・田切の里に入って自宅から持参した昼食(栄養ゼリー)を食べる。
道の駅田切の里
自粛解除後の日曜だからだろうが、人出が多く駐車場もほぼ一杯だ。
道の駅は人が多い
人の多い場所には近づかず、そのまま出発する。

 飯田市街は交通量がやや多い程度ですんなり走り抜け、阿智の街を抜けるとアップダウンとコーナーの多い山岳路となる。今日はER-6nだから、速度を落とさなくてもスイスイ進む。上り坂で白いクラウンを抜こうとしたら、クラウンは何を思ったのか加速して抵抗してきた。「何で無駄な努力をして燃料を浪費するのかなぁ?」と思いながら登坂車線で軽ーく抜き去る。
# 流石クラウンだねぇ。(笑)
登坂車線毎に遅い車を抜きながら順調に進む。気温が上がって来て、標高が高いけれど暑い。でも、革ジャンをぬぐ訳には行かないので、汗だくになりながら走り続ける。
# 今日はメッシュジャケットを着てくるべきだったなぁ。
数少ない信号で停まった時に袖のチャックを開いたら、走り出したら涼しく感じるようになってホッとする。いつの間にか後方にバイクがかなり連なっていて、知らない人が見たらバイク集団に見えるような状態になる。その状態のまま進んで国道257へと折れたら、後続のバイクはそのまま国道153を西へと進んでいった。
 国道257に入る少し手前で燃料警告灯が点いているのに気が付いた。いつから点いていたのかは判らないが、燃料が残り4L以下になると点くから、どこかで給油が必要だ。ただ、日曜だと田舎のスタンドはお休みなので、ある程度大きな街まで行かねばならない。「確か、岩村のスタンドは営業している筈だから、そこで給油しよう。」新木の実トンネルを抜け、岩村警部交番の直ぐ近くになるスタンドに入る。

 岐阜県や長野県のスタンドは石油供給元のある沿岸部からかなり離れていて運送料が入る関係で、ガソリンの価格はやや高め。なので、「5Lもあれば十分でしょ」と5Lだけ入れる。すると、何故かインジケーターが3個点く。
 警告灯が点いてから少なくとも27km以上走っているし、インジケーター1個で4Lだから2個点くなら判るんだけどねぇ?

 岩村の街を抜けると交通量は一旦減るが、土岐に近づくに連れて交通量がどんどん増える。国道19との交差点を超えても交通量は減らず、可児市に入る頃にはやや渋滞気味となる。そのまま朝来た道を戻るが、何処も交通量が多い。特に、犬山線に掛かる跨線橋は渋滞でなかなか前に進まず、一寸イライラ。
 犬山市街を抜けたら少し交通量が減って走り易くなり、17時に無事自宅に到着。
自宅前で
日が長くなったので、未だ明るい。

 月間バイクガイド(後にバイクタイム東海)廃刊後はER-6nに乗る機会が極端に少なくなり、ここ数年は年間走行距離が1000㎞程度になっている。
 でも、バイクを手放す積りは全く無い。乗る度に「バイクってやっぱり良いよなー」と思う。だから、やめられないんだよねー。(笑)
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黒猫六(BALCK CAT 6) [音楽]

 先日、郵便受けにアルファベットだらけの薄い封筒が入っていた。
届いた封筒
「んんんー?最近は何も頼んでないけど...何だろう?」実は海外にとある部品を発注してあるのだけれど、日本に届くのは7月半ばの予定だし、薄い封筒だから部品じゃない。しかも、税関が中身確認の為に開封している。
 中から出て来たのは思いもよらないものだった。
入っていた物
CD(メンバー全員の直筆サイン入り)が1枚、
CD
ギター用ピックが2枚、
ギター用ピック2枚
そしてポスターだ。一面真っ黒で、
ポスターの片面
もう片面も真っ黒。
もう片方も印刷されている
そういえば、少し前に「BALCK CAT 6のCDってどうやったら日本で買えるの?」と問い合わせたら「じゃぁ送るよ」って返事を貰ってたんだっけ。

 「BLACK CAT 6」というバンドのアルバムは国内発売されていないので日本国内での知名度は低いみたいだけれど、ドラム・グルー(!)のWalter GarcesとベースのPercy JonesがギターのNeil Citronと組んでいたバンド「Bang Tower」の事実上の後継バンドである。
 実は、某SNS上でBLACK CAT 6のドラマーLuccianoとお友達なので、
# なんでズブの素人の拙者がお友達になれたのか、未だに不思議なんだよねー。
その関係で日本に送って貰う事が出来たのだった。改めて調べてみたら、今は米国の本家AMAZONに出てるだから、VISAやMASTER等のカードを持っていれば国内でも買える。
 ヘビーなサウンドが持ち味のバンドで国内でも十分受けそうに思うのだけれど、近年は海外バンドのCDを国内で販売しなくなってきているので、その辺の「業界の国内事情」が関係しているのかも知れない。

 久し振りの重金属音楽(ん?)を聴いていたら、中国肺炎(武漢ウィルス・コロナウィルス)の重い雰囲気がどっかに吹っ飛んでしまっていた。やっぱり音楽って良いよねー。(^^ )v
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ヤマハのギターアンプF50-112のレストア(その3:出来るところから) [音楽]

前回からの続き)

 必要な部品をあちこち発注してあるのだけれど、中国肺炎(武漢ウィルス・コロナウィルス)の関係でどこも発送に時間が掛かっていて、なかなか届かない。とりあえず作業できるところから先に進める事に。

 まず、全く動かなかったリバーブから調べる。ボリュームを見ると、見覚えのある刻印だ。
ボリューム裏側にある刻印
平成初期に安く売られていたボリュームで、不良品が多いという話を何度か聞いた事がある。念の為に測定してみたら、何と抵抗値が無限大だ。
抵抗値は無限大
「え?内部が壊れてる??」分解してみたが、おかしな所は見当たらない。
分解しても見た目に問題は無い
しかし導通が無い。色々調べてみたが、どうも抵抗体がおかしいようだ。残念だが使えないなぁ。

 ボリュームを確認していて、新たにAチャンネルのTREBLEが異様に重く、しかも「PULL FAT」なのに軸が引き出せない事が判明。何かをぶつけたらしく、軸が少しめり込んでいた。(画像中央)
TREBLEのポット(中央)がめり込んでいる
ハンダを緩めて外す。
基板から外したところ
スイッチ部を分解したら、内部はグリスまみれになっていた。
接点はグリスまみれ
小さな部品で面倒だが、NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で全部磨いた。
接点を磨いたところ
幸い軸に異常は無く、ペンチで引っ張ったら元通り動くようになった。
元通り動くようになったところ
全部分解して抵抗体を取り出すと、こちらもグリスまみれ。
抵抗体もグリスまみれ
エレクトロニッククリーナーやNevrDullで奇麗にした。
清掃し終わったところ
元通り組み立てればOKだ。
 他のボリュームも外す。
基板から外したボリューム
分解したら、外観では分らなかったが金属カバー内側が酷く錆びていて真っ白になっている。
内部はカバーが白く錆びている
何かの液体が入り込んだらしい。幸い、抵抗体は何ともなかったので錆をこそげて落とし、清掃して元通り組み立てた。

 Bチャンネルの音が出ないのはチャンネル切替スイッチのせいではないとは思うが、こちらも分解する事に。
チャンネル切替スイッチ
分解しても、案の定問題は見当たらない。
分解しても中に問題は無い
念の為に清掃してから組み立てた。
 このアンプのチャンネル切替には、高信頼な水銀リードリレー(長方形の黒い部品2個)が使われている。
水銀リードリレー
このタイプのリレーは劣化で駄目になる可能性は非常に低い。となると、Bチャンネルの音が出ないのは、リレー駆動回路がおかしいか、Bチャネル内部がおかしいか、のどちらかだ。いずれにしても、細かく動作を追わないと判らないだろうなぁ。

 電源スイッチはメッキ表面が錆びて白くなっている。試しに軸の右半分を擦ってみたら奇麗になった。
右の一部だけ磨いた
なので、全体を磨いて奇麗にした。
スイッチ全体を磨いたところ
見た目はだいぶ良くなった。

 まとまった時間が取れないのと、必要な部品がまだ届かないので、今のところ作業はここまで。なかなか進まないなー。(汗)

続く
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ER-6nの車検 [バイク]

 先週半ば、ロッソコルサ(伊那市)から「」SLK200の修理が出来上がった」という連絡が入ったので、引き取りがてらカワサキER-6nの車検をお願いする。

 30日朝6時少し前に起きて準備し、自宅近くのスタンドで給油してからER-6nで出発する。今回も下道で行く。
 県道183・県道64・国道41・県道84と進むが、朝早いせいか交通量はとても少ない。国道21・ゴルフ場の合間を抜ける道・再び国道21と進み、国道19との交差点では交通量が多少増えたけれど、交差を過ぎて県道69に進むとガラガラ。県道66から県道33へ進むと、前方に大型車が居て坂道だと30km/hほどに巡航速度が落ちてしまう。幸い追い越せる区間があったので、対向車の切れた時を狙って一気に抜き去る。国道363・国道257と進むに連れて更に交通量が減り、ほぼ単独走行となる。
 ずーっと走りっ放しで両手が少し痛くなってきた為、道の駅・上矢作ラフォーレ福寿の里で休憩する。
道の駅・上矢作ラフォーレ福寿の里
少し歩いたりして体をほぐしてから走り出す。

 相変わらず国道257は交通量が少ない。やたらと遅い車を数台抜いただけ。国道153に入ると、初めのうちは数台の業務用車両が居たが、皆曲がって行ったりして貸し切りになる。穏やかに晴れて気持ち良い空気の中を突き進む。山岳路で標高が上がるに連れて気温も下がってきて、「涼しい」を通り越して少し「寒く」なる。根羽村にある電光表示板の気温は「13度」、夏用の革グローブだけでは少し寒い位だった。

 気持ちよくワインディングを走って飯田市街に入ると流石に交通量は増えるものの、やはり絶対量は少ない。中国肺炎(武漢ウィルス・コロナウィルス)による自粛が緩和されたとはいうものの、まだまだ皆さん慎重らしい。
 国道153を離れて県道18・県道251と進む。こちらもガラガラだ。再び掌が少し痺れてきたので、道の駅・南信州とよおかマルシェに入って休憩する。
道の駅・南信州とよおかマルシェ
スーパーと併設されているせいか、駐車場はほぼ満車になっている。敷地内を少し歩き回ったりしてから再び走り出す。

 県道226で国道153に戻る。交通量は少ないままだったが、駒ケ根市街に入った途端に渋滞となる。国道沿いは大型店舗が並んでいるからだろうが、それにしても凄い交通量、遅々として進まない。いつもなら宮田村に入る頃には渋滞も無くなっているのに、今回は何故かずーっと渋滞したままだ。
 伊那市に入ったら更に渋滞が激しくなり、気温も上がってきて暑くなる。うっかりしてて春近大橋を渡らずに真っ直ぐ進んでしまったら、更に激しい渋滞となる。予定よりも大幅に時間をオーバーして、11時半過ぎにロッソコルサに無事到着。
ER-6n
自宅からここまで200km強。
今日の走行距離は220㎞弱
大した距離ではないけれど、市街地を何度も通り抜けるのでやたらと時間がかかった。

 SLK200はハブ・ベアリング交換やブレーキディスク研磨等の整備をしてから散々テスト走行を繰り返しても、エラーは一度も表示されなかったそうだ。「トラクションコントロールは左右のホイール回転差を監視しているので、うねった路面などで左右に回転差が生じたのをたまたま拾ってエラーになったのかも知れません」と。それ以外には全く問題は見つからなかったそうなので、まずはこれで一安心だ。

 そのうちに三々五々とツーリングのメンバーが集まって来て雑談が弾み、気が付いたらもう17時近い!ではないか。後ろ髪をひかれつつも、SLK200に乗りこんで自宅へと走り出す。走り出す時に「あ、燃料が少ないな。」
 下道だと自宅に着くのが21時過ぎになってしまうので、久し振りに中央道を使って帰る事にする。伊那ICから中央道に入ると、夕方の時間なのに交通量が極端に少ない。「こんなにガラガラの中央道って初めてかもなー。」視界の中を走る車は多くて3台ほどしか居らず、快適に進む。雲の合間から夕日が差し込んできて眩しい。

 駒ケ根SAを通り過ぎて数分経った所で給油ランプが点灯する。「ゲッ、スタンドのあるサービスエリアを通り過ぎたばかりじゃん!」次にスタンドがあるのは阿知PAなので、そちらへ行く事にして、そのまま走り続ける。
 阿智PAに入って給油の序に一寸休憩し、体をほぐしてから再び走り出す。
阿智PA
 相変わらず交通量は少なく、途中で車線が対向一車線となっても渋滞せずすんなりと走り抜けた。恵那山トンネルを超えた辺りで太陽は完全に雲の中となり、徐々に暗くなって行く。
 多治見IC手前から多少交通量が増えたけれど、走り難い程ではなく、流れはスムーズだ。いつもなら大量の車が走っている内津峠手前の3車線もガラガラ。
 小牧東ICで降り、県道49・県道461(尾張パークウェイ)・県道64と進む。毎回必ず混雑する名鉄犬山線の跨線橋は車の姿が無く、ウルトラ・スムーズに通り抜けてしまう。「自粛」の力は大きいなぁ。
 朝来た道をそのまま戻り、自宅には19時半少し前に無事到着した。

 テスト走行を重ねた為、SLK200の修理には少し時間が掛かったけれど、問題無く修理できて良かった。ER-6nの車検は1週間あれば完了するそうなので、次の週末もまたロッソ行きになりそうだ。
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