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サブウーファーAST-SW100の修理(その2:回路のオーバーホール) [電子回路]

前回からの続き)

 前回からだいぶ時間が経っちゃったけれど、分解に取り掛かる。
 前面にネジなどは一切ないが、裏面を見るとネジだらけだ。
裏面にネジが沢山ある
筐体の構造を見た感じからして、周囲にあるネジが裏の板を止めていると考えられるので、周囲のネジのみ外したら、やっぱり外せた。
裏板を外したところ
スピーカへと伸びている配線があるので、引っ張らないように注意が必要だ。
配線を引っ張らないように注意
内部はこんな感じ。
内部全景
スピーカの配線はコネクタ接続になっているので取り外すと筐体と裏板が分離できる。筐体側を見ると、スピーカは2基あり、間にバスレフポート(低音域の通過口)が設置されている。
スピーカは2基
パワーアンプの回路基板は裏板に固定されている。
基板は裏板に固定されている
電力増幅回路で放熱を考慮した部品配置になっている為か、部品の実装密度はやや低い。
基板の実装密度は高くない
電源回路に使われている電解コンデンサは8200μFが二つで、ヤマハがELNAに特注した物のようだ。
電解コンデンサはELNA特注品らしい
ネット上で探したら、ほぼ同じ規格のコンデンサは米Cornell Dubilierが製造していると分かった。しかし、1個千円近くと簡単に手を出せる金額ではないので、今回は交換を見送った。
 それ以外の電解コンデンサは、全てオーディオグレードに交換した。
コンデンサ交換後
回路規模の割には、交換したコンデンサの数が結構多い。
交換したコンデンサ
序にあちこち見たけれど、他の部品に異常は無さそうなので、基板のオーバーホール作業はこれで完了だ。2台同時に作業して、かかった時間は1時間半ほどだった。

 次はいよいよスピーカの方だなぁ。(汗) 

続く
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古い扇風機の一寸した追加修理 [電子回路]

 先日、ホームセンターに出掛けた序に、前回修理した扇風機に取り付ける足の材料のゴム板を仕入れてきた。一枚だったのを4つにカットした。
ゴム足用のゴム板
半年遅れで既に寒くなっちゃってるけれど(滝汗)、作業する。
 作業と言っても、ボンドで底に貼り付けるだけだ。
扇風機底面に張り付けたところ
貼って24時間以上放置してから、ちゃんとくっ付いた事を確認した。これで完成である。
修理した扇風機
ちなみに、今回の作業でボンドを使い切ってしまった。
ボンドを使い切った
今直ぐ必要と言う訳ではないけれど無いと何かと不便なので、そのうちに仕入れて来ようと思う。

 進角用コンデンサも一応入手はしたのだけれど、容量が2.2μFと元のコンデンサより1割多い為、「テストしてからの方が良いかも」と思っているので未だ交換していない。寒い今の時期に作業しなくても、と思うので、今度の夏テストしようと考えている。
タグ:扇風機
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サブウーファーAST-SW100の修理(その1:到着) [電子回路]

 稀に練習(滝汗)するベースやギター類は、全て自宅2階の部屋に置いてある。
 練習する時には当然アンプに繋いで音を出すのだけれど、ギターアンプは自分でオーバーホールしたマーシャルLEAD12と、未だ突発的な不具合が時々出て修理中のグヤトーンFLIP200の2台があり、今のところはこれで十分。
 しかし、ベース専用のアンプ類はサイズが大きいので置いておらず、中古で手に入れたフィルジョーンズベースのBASS BUDDYとヘッドフォンの組み合わせてで使っている。
PJS・BASS BUDDY
しかも、このBASS BUDDYはイコライザ部のノブがゴム製で、劣化してくると粉を吹いて白くなるというおまけ付き。(汗)たまにしか使わないので、毎回ノブの粉を拭き取るところから始めなければならない。

 先日、別件でリサイクルショップへ行った際にオーディオ用スピーカーセットが安い価格で沢山並べられているを見て「そうか、サイズのデカいベース専用じゃなくても、オーディオ用スピーカーとサブウーファーを合わせりゃ簡単で安上がりに出来るじゃん!」
 その後ネット上を探っていたら、かなり古い機種だけどサブウーファーが1台分の価格で2台セットになっているのを発見、自宅に送って貰った。
届いたサブウーファー2台
ヤマハのサブウーファーAST-SW100である。居酒屋のような場所で使われていたらしく、全体的に油汚れが多い。清掃に梃子摺りそうだな。(汗)
 音出ししてみたら、片方は「バリバリ」という事がする。「あ、こりゃスピーカーのエッジが駄目になってるわ。」1989年の製品なので、ヤマハは既に修理を受け付けていない。幸い、スピーカーエッジ専門店にエッジの在庫があったので、自宅に送って貰った。
届いたエッジセット
中身は、こんな感じ。
セットの中身
接着剤・筆・手順書が入っているので、初めてでも作業に困る事は無さそうだ。

 古い製品だし、内部にはサブウーファーを駆動するパワーアンプ回路が入っている。劣化している部品もあるだろうから、それなりの作業が必要になるかも知れない。思惑通り「簡単」には行かないかも知れない...ナ。(滝汗)

続く
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古い扇風機の再修理 [電子回路]

 拙者より年寄りの古い扇風機は、3年ほど前に修理して以後問題無く動いていた。
昭和30年代後期の扇風機
 ところが、数日前から風量を「3(弱)」にすると、羽根は一応回っているけれど殆ど送風できないほど回転が遅い。「2(中)」にすると少しは風が来るけれど、以前のような風量とは程遠い。「1(強)」にすると、前と変わらずかなり強い風が来る。「どうして...?とりあえず、分解してみるか。」

 ひょいと持ち上げた時、ACプラグが僅かながらもグラグラするのが気になった。
僅かにぐらつくACプラグ
「何でぐらつくんでしょ?」ネジを外したら、片側がポロリと落ちた。
中で外れていた
ネジが緩んで外れ掛かっていたらしい。序なので、プラグ本体を万能クリーナーで磨いてみたら奇麗になった。画像右が磨く前、左が磨いた後だ。
磨くと奇麗になった(左側)
改めてネジをきっちり締め込んでおく。
ねじを締め直したところ
本体底面にあるゴム足は、経年劣化でカチコチになっている上に、擦り減ってネジの頭が出てしまっている。更に、1つはゴム足そのものが取れてしまっている。
扇風機底面
ゴム足は別途ホームセンターかどこかで仕入れてくる必要がありそう。(汗)

 底の蓋を外すと回路が見える。
扇風機の内部回路
ここにあるのは、進角用コンデンサと風量切替スイッチ、それに延長コード用ソケットの3点のみ。チョークが無いので、風量はモーターのコイルを直接切り替えているようだ。進角用コンデンサは見た目は問題無いけれど、60年近く経っているから近いうちに交換する方が良いかも知れない。念の為に容量を測ってみたが、正常な範囲内だった。
 配線も問題は無いので、怪しいのは接点だ。風量切替スイッチを外す。
外した風量切替スイッチ
ネジ2本を外すと分解できた。
スイッチを分解したところ
接点をボタンで押す構造だ。
 AC100Vが直接かかる接点を押すからなのか、ボタンは全て陶器製でずっしりと思い。
重い陶器製のボタン
万能クリーナーで軽く洗っておく。
 接点は案の定真っ黒になっている。
接点は真っ黒
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨くと奇麗になった。
接点を磨いたところ
ボタンを組んで元通り組み立てる。
ボタンを組んでいるところ
板バネが入っていて位置が安定しない為、組み立てには随分と梃子摺ったけれど、何とか組み立てられた。

 ここでAC100Vに繋いで動作を確認する。
 以前よりは良くなっているけれど、やっぱり回り方が鈍い...と思っていたら、そのうちに止まってしまった。(汗)「ええっ、どうして?」少なくとも電気回路上は何処にも問題は無い。「何故じゃー???」何気なく羽根を手で回してみると、「うわっ、重い!」止まってしまった原因はモーターにあるようだ。そういえば、今までモーター部は分解した事が無い。
 早速分解に取り掛かる。この機種はモーター一つで羽根と首振りの両方を動かしていて、後ろ側に首振り用のウォームギアがある。
モーター部を分解中
蓋を開けたら、中はグリス?がドロドロになっていた。
蓋を開けたところ
部品も内部も全て奇麗に拭き取る。
部品の油分を拭き取ったところ
更に分解して、押さえ金具を外す。
更に分解中
モーターの回転子を取り出す。
取り出したモーター回転子
引っこ抜くだけなのだが、何故か固くてかなり手間取ったけれど、何とか取り出せた。
 本体側を見ると、回転子の軸受けはベアリングではなくてメタル軸受けである事が判る。
このモーターはメタル軸受け
嵌め合いがかなりキツメでグリスを使うのは良くないので、高潤滑スプレーを使う。
潤滑スプレーを使う
CRC-556のような灯油に近い成分だと短時間で流れてしまう為、頻繁に注油しないと駄目だから注意が必要だ。
 ウォームギア部にはグリスをたっぷり付け、元通り組み立てて完成である。

 AC100Vに繋ぐ前に、まず手で羽根を回してみる。「おぉ、軽く回る回る~!」AC100Vに繋いで動かすと、以前と同じように動き、おかしな所は何もない。上手く修理できたようでホッとした。古い製品は回路が単純なので、修理が簡単なのが有難い。
 進角用コンデンサとゴム足と言う2つの課題は残ったものの、普段使いには全く問題無い状態に戻せた。めでたしメデタシ、である。
タグ:昭和 扇風機
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LEDデスクスタンドが点かなくなった?(その2) [電子回路]

前回からの続き)

 まず、基板を撮影した画像をパソコンで加工してプリンタ出力した紙に書き込んだ。
部品を書き込んだところ
チップ部品は小さくて虫眼鏡で見ながらの作業となるので、目が疲れる。
チップ部品の載った銅箔パターン面
銅箔パターンは片側だけだが、大きな部品はパターン面でない方に取り付けられている。
部品面
普通サイズの部品は調べるのが楽だが、チップ部品は何も記載が無くて困る事も多い。特に、コンデンサ類(黄土色の部品)は刻印も印字も全く無い。
コンデンサ(黄土色の部品)には刻印・印字は無い
この部品も、基板上のシルク印刷からツェナーダイオードと推測できるけれど、ツェナー電圧(降伏電圧)は分からない。
ツェナーダイオードらしき部品
ダイオードも記号があるだけだ。3本足の形状からスイッチングダイオードという推測は出来るものの、それ以上は調べる方法が無い。
これは多分スイッチングダイオード
更に面食らったのが、チップ抵抗の並びである。
チップ抵抗が並列になっている
銅箔パターンを見ると、この抵抗は並列に接続されている。この部分は合成抵抗値が7.5Ωになる。何故だろう?
 7.5という値は同じE24系列だから部品としてある筈。W(ワット)数上の制約なら部品サイズを少し大きくすれば良さそうだし、4個も並列にする程の電力が流れるとも思えず、理由が分からない。参ったなぁ...

(続く)
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LEDデスクスタンドが点かなくなった?(その1:現状確認) [電子回路]

 10年ほど前に購入して子供が使っていたスワン電器の卓上LEDライトLEX-951が、何故か点かなくなってしまったという。
スワン電器の卓上LEDライト
早速分解してみたが、接点部に異常は無い。
接点部に異状無し
前回分解できなかったLEDライト部は、経年劣化のせいか簡単に分解できた。
# 良いんだか悪いんだか...
LEDモジュールが3つ直列になっている。
分解できたLEDライト部
使われているのはシャープのLEDモジュール5BWC15L02だ。
シャープ製LEDモジュール
このモジュールの詳細は不明だが、ネット上の情報によると最大電源電圧は11.5Vらしい。
 電源部をバラしたら、基板裏側にチップ部品が並んでいる。(滝汗)
基板裏側にチップ部品が
こりゃー梃子摺りそうだなー。(溜息)
動作確認の為にAC100Vに繋いでみたら、無負荷の状態では40V程出ている。
無負荷出力は40V
この数字だけを見れば問題無いように思えるのだが、点灯しないという事は負荷をかける(LEDモジュールを接続する)と必要な電力が供給されない、という事になる。

 とりあえず、現在の状態は分った。でも、こりゃ回路をトレースして回路図を起こさないと判らないよなー。また回路図作成かよぉ...(汗)。

(続く)
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ローランドPianoPlus20の簡単な修理 [電子回路]

 子供が使っているローランドの電子ピアノPianoPlus20(HP-20)は、特定の部分だけ音が出なくなった。
ローランドHP-20
HP-20
以前にオーバーホールしているので、開けるのは2回目だ。序に音の出ない部分の鍵盤も外す。
鍵盤を一部外したところ
鍵盤部を外して取り出す。
取り出した鍵盤部
鍵盤を抜くと本体は抜け殻だ。
鍵盤を抜いた本体
鍵盤部を見ると、何となく違和感が。
鍵盤部に違和感あり
よく見ると、ランド(銅箔パターン)が剥がれていて、配線が取れてしまっている。
ランドが剥がれている
ランドが剥がれている事から、恐らくは前所有者が修理したのだろう。ハンダ付けが外れてしまったのは、元々のはんだ付けがかなりいい加減だったであろう事が推測できる。

 剥がれた部分(鉛筆で指している所)の配線を追っていくと、やや広い面積の部分(ペーパーナイフで指している所)がある。これだけの面積があれば、ソルダーレジストを剥がせばハンダ付けできそうだ。
配線の繋がり
部品箱の中にあった線を使ってハンダ付けする。
線をハンダ付けしたところ
そのままだと外れてしまうかも知れないので、グルーで固定しておく。
配線をグルーで固定したところ
あとは元通り組み立てれば完成である。

 念の為に子供に使って貰ったら「普通に音が出た」と。これで当分は大丈夫だね。
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安定化電源の修理(その2) [電子回路]

前回からの続き)

 一寸間が空いたけれど、作業を続ける。まずは簡単に外せるメイン基板から取り掛かる。
外したメイン基板
配線パターンをモノクロ画像で撮影し、
基板パターン面を白黒で撮影
画像加工してプリンタで紙に出す。
紙に印刷したパターン
基板を見ながら部品を書き込んで行く。よく見ると、普通のダイオードではなくてツェナーダイオード(中央:黒い線の入った部品)も含まれている?のかも知れない。
黒い線入りの部品はツェナーダイオード?
見た事の無いダイオード(白に赤い線の入った部品)もある。
見かけない白いダイオード
小さな基板なので、部品の書き込みは大した事無かった。
パターンの紙に部品を書き込んだ
基板に繋がる線は18本あるので、それを全部追わないと回路図は書けない。
内部は配線が多い
メイン基板の裏側は放熱板に取り付けられた部品がある。
放熱板に取り付けられた部品
これを外して確認するには、基板を固定しているステーも外さなければならない。
メイン基板を保持するステーを外す
ネジを外して確認したら、ブリッジダイオードだった。
この部品はブリッジダイオード
もう一枚ある小さな基板にも配線が集中している。
もう一枚の基板に配線が集中
よく見ると、この基板にもコンデンサや抵抗らしき部品が載っている。
小さな基板にはコンデンサが載っている
単にスイッチを載せている基板と思っていたが、回路が載っているようだ。そうなると、こちらも調べなければならない。
 しかし、この基板を外すにはトランスを外さねばならず、トランスを外すためにはメイン基板や放熱板を外さなければならない。それじゃ殆ど全バラシである。参ったなぁ...

(続く)
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BOSEのパワーアンプMODEL1702の修理(その7:とりあえず修理完了) [電子回路]

前回からの続き)

 1年近く放置してあったBOSE1702だが、1階のスタジオ(もどき)の機材位置変更でエッジ交換した55WERを常時接続して使う事になり、どうしてもアンプが必要となった。そこでBOSE1702を2台を投入する事になり、修理を急ぐ必要が出て来た。(汗)
 とりあえず、2台セットになっていた片方は何故音が出ないのかが未解明なので、別途入手済みだったもう1台の1702を取り出してきて、一寸急いでオーバーホールした。
 ところが、どちらも音が出てくれない。(号泣)

 基板パターンを読み取って書き起こした回路図を見ながら「あーでもないこーでもない」と色々調べるが、一向に埒が明かない。回路上は動作は正常なのだが、どうやってもリレーが動かないのである。
 いい加減投げ出したくなってきたが、これを修理できないとなるとステレオアンプかモノラルアンプ2台を調達しなければならない。でも、そんな費用は何処にもない。「ウーム、どうしてくれようぞ...あれっ?」動かないアンプ基板を眺めていて、ある事に気が付いた。

 そこで、改めてリレーを探して取り寄せる。
リレーの入った郵便物
中から出て来たのは、リレー2個。
中に入っていたリレー
動かないアンプから取り出したリレーが右側、取り寄せたのが左側である。
左が取り寄せたリレー、右は基板に付いていた物
よく見ると判ると思うけれど、右側は「12V AC」と書かれている。そう!交流用のリレーなのだ。このリレーはオークションで購入したのだが、出品者が「直流用です」と言うので、それをそのまま鵜呑みにしていたのだが、実際には交流用だったのであーるっ!(滝汗)
# 届いた時に気が付かなかった時点で「アウト!」、技術者失格だよねぇ。(涙)
早速、動かない2台のリレーを交換する。
リレーを交換した
リレー交換後
念の為に動作確認したけれど、OKだった。これで2台のモノラル・アンプが使えるようになった。ラックマウント用スペーサーに搭載して修理完了である。
使えるようになったアンプ

 とりあえずステレオ音源でも使えるようになったので、これで一安心だ。(笑)でも、動かない1台はそのままなので、そっちもきっちり調べて使えるようにしなければ!と思っている。(滝汗)

(一応、完了)
タグ:1702 BOSE
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百均LEDライトの簡単な修理 [電子回路]

 百円ショップで購入したLEDライトは、基板上の部品が手暗がりで見えない時など、一寸明かりが欲しい時などに使っている。購入時からスイッチの接触が良くなくて暗くなったりしていたが、2日ほど前から遂に点かなくなってしまった。
点かなくなったLEDライト
電池は大丈夫だから、ほぼ間違いなくスイッチの接触不良だ。
 「百円なら買い直しても良いか?」とも考えたけれど、どの百円ショップも自宅からかなり遠いので行くのが面倒だし、直せばゴミとして捨てずに済む。

 スイッチ部を分解する。
 電池を抜いてスイッチをグッと中へ押し込むと、中に入っている接点部が出て来る。
接点部を押し出したところ
電池のマイナス側接点は単にバネが挟んであるだけ。
マイナス側のバネは挟み込んでるだけの構造
バネと繋がる接点は折り曲げられていて邪魔となるので伸ばし、白い樹脂の嵌め合いを外すと接点が出て来る。
接点を分解したところ
押すと接点と繋がるこの部品の周囲が曲がっていて、押しても接触しないのが点かない原因だった。
この部品の変形が原因だった
ペンチで平らになるように修正、NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いてから元通りに組み立てる。
元通りに組み立て中
「これでOK」と組み立ててテスターで測ると「あれ?繋がらんやん??」数分悩んでしまった。(汗)
 使われていた接点は、金属板から打ち抜いた後にバリ取りせずに曲げ加工しているらしく、周囲が微妙に反っていた。大きな部品なら接触不良を起こすことは無いが、部品がミリ単位だと、一寸した反りなどでも接触が悪くなったりする原因となる。
 もう一度分解して両側の接点もペンチで平らに修正して組み立て直したら、ちゃんと繋がるようになったので、元通りの位置に戻す。
元に戻す作業中
電池を入れてスイッチを押すと、ちゃんと点いた。
点灯するようになった
何度繰り返してもきちんと点いて、暗くなったり途中で消えたりしないので、修理完了。めでたしメデタシである。
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