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タイヤとライトの新たな悩み [自転車]

 FELTのタイヤを前後とも交換してから1年と2ヵ月、昨日までで走行距離が3千kmを超えた。
タイヤ交換してから3千キロ以上走行
リアは既に溝が無くてスリックのような状態になっている。
3000km以上走ったFELTのリアタイヤ
フロントは辛うじてダイヤモンドパターンが残っているものの、パターンが消えている箇所もかなりある。
3000km以上走ったFELTのリアタイヤ
これだけ減っていると、濡れた路面等で車体を傾けるとズルッと滑る時があり、車体を倒す時にはそれなりに注意が必要となる。夜半まで雨が降った翌朝などは、特に注意が必要だ。
 そろそろ交換すべき時期に来ているのは分かっているけれど、このまま23サイズにするか、それもとも25サイズにするか、タイヤパターンはどれを選ぶか等々、次のタイヤをどうするかで少々迷っている段階である。フロントタイヤがツルツルになる前までには決めようと考えている。

 先日取り付けたLumotecのLEDライトIQ2 LUXOS Uは調子が良かったのだが、初期不良の返品期間(2週間)を過ぎた翌々日、いつものように17km程走ってJR鵜沼駅近くで折り返して3kmほど走ったら、突然ライトがフッと暗くなった。
FELTに取り付けたIQ2 LUXOS U
「えーっ!?」と思ったら一寸明るくなって「あれ?戻った??」と思ったら再び暗くなるのを繰り返す。以前返品したのと同じ症状だ。「参ったなぁ」とは思いながらも、どうする事も出来ないのでそのまま速度を落として薄明るくなってきた中を走る。
 注意深く見ていると、上り坂や下り坂では症状が出ないが、平地を進むと直ぐに症状が現れる。しかも暗くなっている時間の方が長い。これではまともに走れない。

 既に返品期間を過ぎてしまっているし、恐らく同一ロットであれば交換して貰っても症状は変わらないだろう。一度分解してみようかなぁ...(--;)

FELTのLEDヘッドライトを交換したものの・・・(その2:ほぼ完成) [自転車]

前回からの続き)

 かなり軽いLumotecのLEDライトIQ2 LUXOS Uでも厚さ2mmの金具では支えきれず、路面の凸凹で上下に振動してしまって使い物にならなかったので、改めてホームセンターで「特厚金具」という品名で出ていた4mm厚のL字型金具を仕入れて来た。
ホームセンターで購入したL字型特厚金具
ちなみにお値段は40円弱。汎用金具は安いので、とても助かる。
そのままでは穴が小さくてボルトが通らないので、リーマで拡げる。
リーマで穴を拡げる
改めて見ると、2mm厚の金具では心許なく感じる。
2mm厚の金具で固定したLumotecのLEDライト
4mm厚の金具は見た目にも安定感がある。
4mm厚の金具で固定したLumotecのLEDライト
ワイヤー類を避けるのと、金具の大きさの都合から、少々高い位置での取付になった。
取り付けたLumotecのライトを前から見る
ハンドルにマウントしているマジ軽ロボは、万が一Lumotecに不具合が起きた時の事も考えて、取り外さずにそのままとする。

 今までマジ軽ロボから配線を伸ばし赤いLEDを点けてテールランプの代わりにしていたが、これも取り換える。なお、取付部分はそのまま流用し、テールランプ本体のみを入れ替える。
今まで使っていた百円ショップのテールライト
前回の発注時に届いていたテールライトTopLight View Plusは、専用取付金具に取り付ける為にボルトが2本生えているだけなので、これまた汎用のL字型金具(1個30円弱)を使って取付金具が使えるようにする。
Lumotecのテールライトを汎用L字型金具で固定する
後ろからよく見える位置に調整して固定する。取付金具が樹脂製なので、ナットを締め込み過ぎて壊してしまわないよう注意が必要だ。
Lumotecのテールライトを固定する
テールライトからの配線をLEDヘッドライトの出力端子に接続すれば作業は完了である。
テールライトからの配線をLEDヘッドライトに接続する
本来なら配線をきちんと固定するべきなのだが、フレームをクリーニングしていないのと、未だ手を加えるかも知れないので、とりあえずは現状のままで完成とする。暗くなるのを待って、早速テスト走行に出かけた。

 Lumotecの照射範囲はとても広くて、Powershot S100のズーム広角端(24mmワイドレンズに相当)でも入り切らない。しかも、マジ軽ロボも2つ点いているけれど、Lumotecの強い光にマスクされてしまって分からない。これならこのライト1つだけで十分だ。
Lumotec LUXOSの照射範囲はとても広い
但し、左右の上下方向への配光は少ないので、コーナリング等で車体を傾けると見難くなるが、その辺はマジ軽ロボで照らしてカバーすれば問題無い。丸善のLEDライトMLI-1ALを使っていた時の画像と見比べると、その明るさが良く判ると思う。
2灯のマジカルロボAKW-3000とMLI-1ALの3灯で照らした状態
ちなみに画像は全て以前と同様にISO12800・絞りF1.8・シャッター速度1/30秒で撮影し、加工は一切行っていない。明るく写っているけれど、実際にはもう少し暗く見える。

 Lumotecのライトは前後とも停まってもしばらく点いている。この辺は以前と同じである。
Lumotecの停止時の照明
テールライトの強烈な明るさが目立つが、LEDヘッドライトもうっすらと照らしている。ストロボを焚いて撮ると、こんな感じ。
停止時の状態をストロボを使って撮影
LEDヘッドライトの残照だけでも結構明るくて、路面をうっすらと照らすほどの力がある。マジ軽ロボで照らした時の中心部の一番明るい部分を取り除いたのと同じ位の明るさである。試しに路面を照らしてみた。この時点で、停止してから2分以上経っている。
Lumotec IQ2LUXOS Uの残照
この状態でLEDヘッドライトを手で覆って撮影したら、路面の白線が見えない。
ライトが無いとサイクリングロードは真っ暗
手前に見える白線の一部は漏れた光で照らされている。

 なぜここまでして明るさを求めるのか?勿論ライトは明るければ明るい程走り易いのは確かだが、それ以上に大きな理由がある。それは「ご老人対策」である。
 今は明け方に氷点下まで冷え込む事もあるので人数はだいぶ減ったが、それでもサイクリングロードを徘徊、いや散歩しているご老人が結構居る。そのまま普通に歩いてくれれば何の問題も無いのだが、自転車の直前を塞ぐように飛び出して出てきたりする事が頻繁にある。しかもこちらがベルを鳴らしても、耳が遠いらしく全く気が付かない。だから、ぶつからぬようにブレーキをかけて少し手前で止まるのだが、止まった気配で判るらしくて後ろを振り返り「真っ暗なのに自転車なんて、危ないねぇ」などと文句を宣う。
 暗闇の中、灯火類を一切持たずに自転車専用道路であるサイクリングロードに飛び出しておきながら、何でこちらが文句を言われなきゃならんのか、大いに疑問を感ずるのであるが、何しろ日本は高速道路だろうが一般道だろうがどこだろうが路上に飛び出してきた人にぶつかったら必ず車両が自動的に悪者になるという壊れた法律が闊歩する国なので、ここはグッと我慢する他ない。

 マジ軽ロボのみの頃は本当におっかなびっくりで走ってたが、丸善のLEDライトMLI-1ALを追加してからは真正面をスポット的に照らす光が増えたので、かなり遠くからでもサイクリングロードの近くを歩いているご老人は発見できるようになった。サイクリングロード沿いを歩くご老人は、耳が遠くてもMLI-1ALの光に気が付いてサイクリングロードに入り込まないようになった。しかし、脇から飛び出してくるご老人までは見えず、やはりそれなりに速度を落として進まざるを得なかった。
 今回のライトは左右の広い範囲も照らしてくれるので、かなり手前でも飛び出し予備軍(?)のご老人達を発見できる。これで長年の悩みが解消できそうだ。

ブッシュ&ミラー ヘッドライト ルモテック IQ2 ルクソス U

ブッシュ&ミラー ヘッドライト ルモテック IQ2 ルクソス U

  • 出版社/メーカー: ブッシュ&ミラー
  • メディア: その他



ブッシュ&ミラー テールライト トップライト ビュー プラス

ブッシュ&ミラー テールライト トップライト ビュー プラス

  • 出版社/メーカー: ブッシュ&ミラー
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FELTのLEDヘッドライトを交換したものの・・・(その1) [自転車]

 前回の作業で初期不良と判明したLEDヘッドライト(Lumotec IQ2 LUXOS U)は、購入した独BIKE-DISCOUNTに連絡したら「送料の一番安い方法で返送して下さい」という返事が来たので、郵便局の国際eパケットでドイツに送った。

 ところが、待てど暮らせど音沙汰無し。しかも、国際eパケットの追跡サイトでも一か月経っても全く更新されないままなので、業を煮やして発送元の郵便局で調査請求書を書いて提出した。すると、その翌々日に追跡サイトが更新され、一か月以上かかってドイツに到着した事が判った。
# 調査請求しないと追跡サイトの情報を更新しない...
 後に送られてきた調査請求への回答書に依ると、日本側の国際交換局に到着したのは発送してから3日後、日本側の税関を通過するのに20日以上掛かっていた。結果としては、BIKE-DISCOUNTに到着するまで一か月以上掛かった事になる。ドイツの税関はこんなに時間は掛からないのに、何で日本の税関はこんなに遅いんだ???

 BIKE-DISCOUNTでは、不良品返品は通常は返金で対応しているようだが、同じ製品が欲しいので、交渉して同じものを再度送って貰った。ドイツからは6日で自宅に届いた。再送品なので、通関料は勿論取られなかった。最終的に入手できたから良かったけれど、それでも12月から2月上旬までの間は使えなかったのが非常に痛かったし、とても残念だなぁ・・・一番使いたい時期を逃してしまってガックリ!である。
ドイツから届いた小包
パッケージはタッカーで留められていないので、BIKE-DISCOUNT側で出荷時にチェックしたのかも知れない。
届いたLUXOS U
早速取り付けるが、そのままだとブレーキやディレイラーのワイヤーが干渉するので、ステーを使う事にした。自宅近くのホームセンターで適当な大きさの金具(250円ほど)を購入。
取付に使うステー
そのままではボルトが通らないので、リーマで少し拡げる。
金具の穴をリーマで拡げる
今まで付いていた丸善Mag Boy(MLI-1AL])は、とりあえず引退して貰う。
今まで使っていた丸善(MARUZEN) Mag Boy・MLI-1AL
ステーを使ってIQ2 LUXOS Uを取り付けた。
取り付けたIQ2 LUXOS Uヘッドライト
前から見ると、こんな感じ。
取り付けたIQ2 LUXOS Uヘッドライト
「さぁ、これでOK」と思ったが、暗くなってから試しに走ってみると「駄目だ、こりゃ。」路面の凹凸でステーが上下に激しく揺れてしまい、照らす範囲が一定にならないのだ。サイクリングロードのような綺麗な路面であれば良いのだが、荒れている場所も多い一般的な県道や市道ではガタガタと揺れてしまう。
 手に持った感じではカッチリとしているのだけれど、LEDヘッドライトが先端に取り付けられるとなると結構な負荷になってしまい、支えきれないようだ。改めて金具を探さなきゃね。

(続く)

ブロックダイナモを分解する [自転車]

 修理しようとしてもできなかったブロックダイナモの中身がどうも気になるので、改めて分解する。
分解するブロックダイナモ
まず、比較的簡単に外れる底蓋を開けると、何やら金具が見える。
ダイナモの底蓋を開ける
これ以上は外せる箇所が無いので、樹脂製の外装を割って剥がす。
外装の樹脂を剥がす
車体に固定する部分を見ると、外装の部分は一体成型で分解できるような構造にはなっていない事が判る。
固定する部分は一体成型
設計時から分解修理を考えていないようだ。内部にあったものを全て取り出す。
ダイナモ内部に入っていた部品
スチール製の枠にコイルが巻かれた部品と、磁石に軸が付いた部品の二つだけで、単純な構造だ。磁石の軸を受けているのは丸い穴の開いたスチールの部品である。
軸受は単純なメタル支持
いわゆる「メタル支持」だね。
# そーいえば、セロー225のオーバーヘッドカムもメタル支持だったハズ。
軸受を取り外すと、やはりベアリングでは無く、単純な金属の塊だ。
内側の軸受を外す
タイヤに当たる側の方にも軸受が入っている。
タイヤ側にも軸受がある
こちらも単純な金属の塊である。
タイヤ側の軸受も単純な金属製
磁石の重量と回る速度を考えると、この部分にベアリングを使うのは過剰品質になるのだろう。
磁極は画像のようになっている。
中にあった磁石の極性
これが回転する事でN極とS極が交互に金属部品に近づくようになっている。
磁石を囲む金属の部品は、磁石を取り囲む羽のような形状になっている。
磁石を取り囲む金属製部品
90度毎に磁極が同じなので、それに合わせた形になっている。磁力に反応するようにスチール製である。この下側にコイルが巻かれている。
金属部品の底部にコイルがある
コイルの内側(中心)は羽を支えるスチールの軸になっている。このコイルと羽で、フレミングの右手の法則により電気が発生するという仕組みだ。このコイルの巻き数を増やせば発電量も増えるが、巻き数に比例して回す時の抵抗も大きくなる。
金属の羽は二手に分かれているが、電気的には繋がっている。
羽同士は電気的に繋がっている
各羽の付け根はコイルを貫通する形になっているけれど、電気的には僅かながらも抵抗がある。電気抵抗がそのまま磁気抵抗になる訳ではないけれど、何だかおかしい気がする。
更にテスターを当てると、羽とコイルも電気的に繋がっている???
羽とコイルも電気的に繋がっている
その動作を考えると、本来ならコイルは車体取付金具と配線端子だけに繋がっている筈で、コイルと羽を電気的に接続する意味が無い。
ちなみに、外装の無い状態で復元すると、こんな感じとなる。
外装無しで組み立てた状態
 正常なダイナモを分解した事が無いので断言はできないが、コイルと羽が繋がっているというのが怪しい気がする。
 羽に常時電圧がかかるという事は、回転する磁石の磁力全てが電力にはならず、発生した電力の一部がコイルと羽の間に磁界を発生させるのに使われてしまうという事になり、その結果として発電量の低下を招いたのでは?と思う。

 分解しても発電量が少ない原因は今一つはっきりしないが、中の構造が判ったのだから今回はこれで良しとしよう。

分解できないブロックダイナモ [自転車]

 以前「おかしいのでは?」と感じたブロックダイナモを分解してみる事にした。10年ほど前の製品である。
発電量がおかしいブロックダイナモ
まず、外側の樹脂カバーを外す。
ブロックダイナモの樹脂カバーを外す
接着したりしていないのだが、ピッタリのサイズなので外すのには随分と苦労した。
 次にダイナモの回転部を外す。9mmのナット一つを緩めるだけで簡単に外れた。
ダイナモの回転部を外す
 樹脂製の本体は下側が嵌め合いになっているので、これも外す。
ダイナモ本体の樹脂カバーを外す
かなり梃子摺って外した。
 ところが、良く見るとダイナモ本体を支えている金属の棒は取付金具にカシメられていて、これでは破壊しない限り分解できない。
本体も分離不可能な一体成型
しかも樹脂製の本体もカシメられている。
取付金具とダイナモ本体は分離不可能
製造時に樹脂部を被せてから取付金具にカシメて固定したのだろう。分解を考えていない構造なので、これ以上はどうしようもない。どうしても分解するのなら、樹脂部を破壊する以外に手は無さそうなので、残念だが作業はここまでだ。
 序に、内部コイルの抵抗値を測ってみた。
ダイナモ発電部の直流抵抗を測る
単純なコイルだから、直流の抵抗値は低い。試しに、ESR測定用簡易メータで測ると、メータの針は全く動かないので、1kHzでの抵抗値は50Ω以上あると判る。
ESR簡易測定メータの針は全く動かないので50オーム以上ありそう
念の為に、正常なダイナモの抵抗を測定してみる。
正常なダイナモの直流抵抗値
その差は0.2Ωと微々たるものだが、直流抵抗でこれだけの差が出るとなると、コイルの一部がショートしている可能性が高い。やはり正常な状態ではなさそうだ。

 「何とか修理できないか?」と思ったが、残念ながら素人では手に負えそうにない。ダイナモを新しく仕入れて来なきゃね。

MTBモドキへLumotecを移植する [自転車]

 ドイツから取り寄せたLEDヘッドライトは子供の通学用自転車に取り付けたが、それ以外の自転車への取付作業も進める。
 以前通学用として改造したMTBモドキは、ラレーTM7購入後は主にご近所グルグル用になっているが、時々子供が遠方へ乗って行く場合もある。今の時期は暗くなるのが早い上に、ヘッドライドはマジ軽ロボAKW-3000一つのみで、真っ暗闇を走るには少々危なっかしい。で、ラレーTM7で使っていたBusch&MüllerのLumotec Lyt senso plusを移植した。
MTBモドキにlumotec Lyt senso plusを移植する
上のライトがマジ軽ロボ、下が取り付けたLyt senso plusだ。これなら、少なくともマジ軽ロボ1つだけという状態よりは遥かに明るい筈なので、見知らぬ場所で真っ暗だったとしても恐怖感は殆ど感じないだろうと思う。
BUSCH&MULLER(ブッシュ&ミラー) LUMOTEC Lyt T senso plus 178TSNDI

BUSCH&MULLER(ブッシュ&ミラー) LUMOTEC Lyt T senso plus 178TSNDI

  • 出版社/メーカー: ブッシュ&ミラー
  • メディア: スポーツ用品


 ライトには当然電源が必要だが、「マジ軽ロボの電源を使ったらどーなる?」と思い、仮配線をして走ってみた。すると、スポークに取り付けた磁石が黒い発電部を通過する瞬間しか点灯してくれない。ある程度の速度が出ていればライトとして使えない事は無いが、真っ暗な場所を走るのは到底無理。やはり発電量が足りない。そこで、廃車にした自転車から取り外しておいたブロックダイナモを取り付ける。

 MTBモドキはフロントにサスペンションがあるので、取り付けるのはリアフレームになるが、かなりの太さがある。
MTBモドキのリアフレームは少々太い
そこでで、以前と同様に吊バンドを利用する。
ダイナモ取り付けに使う吊バンド
市内のホームセンターで48円で購入したもので、以前使ったものよりも少し長い。
 そのままだと金具の角がダイナモ取り付け部と干渉するので、鑢で削った。
干渉する部分は鑢で削る
タイヤにきちんと当たって発電出来る位置になるよう調整して固定する。
MTBモドキにブロックダイナモを取り付ける
これで発電部分はOKだ。
 次はリアライトだが、今まで使っていた百円ショップ版からLEDリアライトTOPLIGHT View Plusに交換する。

L型金具を新たに購入してネジ穴をボルトの太さに合わせて拡大し、百円ショップ版の取付金具を流用しようと思ったが、そのままではボルトが太くて穴を通せないので慎重にリーマで拡げた。
取付金具の穴を広げる
ところが、既に風化していたらしくて、少し締めただけであっけなく割れてしまった。
割れてしまった樹脂製取付金具
樹脂製を使うのは止めて、手元にあった吊バンドでサイズの合いそうなものを探し出して使う事に。
吊バンドを流用して取り付ける
ボルトも再利用品なので少々長いが、実用上問題無いのでそのまま使って取り付けた。
リアライトを取り付ける
配線はブレーキワイヤーに沿わせ、タイラップで固定した。

 ヘッドライトは移植しただけだから特に変わらないのだが、動作確認を兼ねて暗くなってからデジカメ(PowerShot S120)で撮影した。撮影時の条件は以前撮影した時と同じで、ISO感度12800、絞りF1.8開放、シャッター速度1/30秒である。かなり暗く見えるが、実際には明るい中心部の周辺がもう少し明るい。
lumotec Lyt senso plusの配光状態
同条件でマジ軽ロボAKW-3000のみだと、こんな感じである。こちらも、実際には周辺部がもう少し明るい。
マジカルロボAKW-3000の配光状態
ちなみに、豆電球を使うライトだと、この撮影条件では殆ど光は写らないほど暗い。
 リアライトは、停止しても明るい状態が1分以上続くので、後ろから来る車などが気が付かないという事はあり得ない。
TOP LIGHT VIEW plusの停車時の配光状態
路上のうっすらとした白い光はヘッドライトの残光によるものだ。ちなみに、この状態でストロボを焚いて撮影すると、こんな感じである。
ストロボを焚いてTOP LIGHT VIEW plusを撮影
赤い光が流れているのは、手持ちでスローシャッターを切った為、手ぶれを起こしただけだ。

 なお、走行して撮影している最中にも気になっていたのだが、このブログを書く為に画像をPC画面上に一覧表示させていて「あれ?やっぱり以前より少し暗いぞ」と確信した。
 特に、リアライトは上側と下側にLEDがあって両方光るのが普通だが、この画像で見ると上側しか光っていない。直列接続して電圧を調整した乾電池に繋ぐと上下とも点灯するので、リアライトは正常だ。
 フロントライトも今まで正常だったから、急に暗くなるとは考え難い。どうやらダイナモの発電力が足りないようだ。そういえば、昼間配線して確認した際にも「何だか変だな」と思う事が数回あった。使い古しのダイナモなので、早い時期に新調する方が良さそうだ。

FELTのLEDヘッドライト交換を企てたが・・・ [自転車]

 子供の自転車に取り付けたLUMOTECのLEDヘッドライトIQ2 LUXOS Uはとても調子が良いらしい。
 



Busch & Müller 179ULSR Feu avant Luxos U Noir

Busch & Müller 179ULSR Feu avant Luxos U Noir

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: スポーツ用品


子供曰く「ほぼ真横まで照らすから、サブのライトは要らないほど」なんだそう。当初の企みは思惑通りに行ったようだ。なお、サブのマジ軽ロボAKW-3000は外さずそのままにしておく。LUMOTECに万一トラブルが起きた時の保険である。

 早速自分が使っているFELTにも取り付け、暗くなってから走ってみると「...あれれーっ?何で点かんのーぉ???」背面にあるスイッチを何度か操作したら一応点いたけれど、子供のと比べると随分暗い。しかも走行中に勝手に減光したりする。「こんなんじゃとてもじゃないけど走れない。」仕方なく、元のLEDライト(丸善のMagBoy Auto Light 2)に戻す。
マグボーイ・オートライト2に戻したFELT
配線をやり替えてしまったので、新たに中継端子を取り付けてLUMOTECと簡単に交換できるようにしてから養生テープを巻いておいた。




丸善(MARUZEN) Mag Boy [MLI-1AL] ハブダイナモ装着車用LEDヘッドライト 定格1W6V-2.4W

丸善(MARUZEN) Mag Boy [MLI-1AL] ハブダイナモ装着車用LEDヘッドライト 定格1W6V-2.4W

  • 出版社/メーカー: 丸善(MARUZEN)
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どうもこのライトは不良品らしい。
 BUSCH+MULLER(ブッシュ&ミラー) 2014年モデル LUMOTEC IQ2 LUXOSU (ルモテック IQ2 ルクソス U)
新製品には良くある話だ。何かの拍子に明るく点いたりするので、恐らくは回路上の問題ではなくて製造上の問題と思われる。

 今回購入したのは自転車関係では有名なサイトの独BIKE-DISCOUNT。日本からの利用者も多いらしく、トップページの一番上にあるトラックの絵をクリックすると「JP」という選択肢が入っていて、日本向けの送料が表示されるようになっている。
 早速メールで連絡したら、翌日「メーカに調べさせますので、こちらへ送り返して下さい。返送料は一番安い金額の方法を選んで下さい。不具合確認後に新しい物を発送し、返送料も支払います。」という旨の英語の返事が来た。有名処だけに対応もしっかりしている。

 問題はどうやってドイツまで小包を送るか?である。
 スピード重視なら国際宅配便のFedExやDHLか日本郵便のEMSを利用するのが一番だが、如何にせん料金が高い。そこで、今回は日本郵便の国際eパケットを利用する事にした。発送から5日程度でドイツに届くし、料金も2千円前後で済みそうだ。
 ただ、専用のパウチ(ラベルを入れる袋)はネット経由で依頼して5日ほどかかるので、ドイツへ返送するのは来週になりそう。その翌週にドイツに到着して、確認してから代替品が送られて来るだろうから、FELTに取り付けられるのは早くても年末、遅ければ来年に持ち越す事になりそうだ。

LEDヘッドライトの変更 [自転車]

 先日注文しておいた品がドイツから届いた。
ドイツから届いた荷物
自転車用のライトとテールランプだ。
IMG_6878.JPG
どれもブッシュ&ミラー(ミューラー)の製品である。




ブッシュ&ミラー テールライト トップライト ビュー プラス

ブッシュ&ミラー テールライト トップライト ビュー プラス

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円安なので余り気は進まなかったのだが、国内で購入すると異様に高いので、必要に迫られて渋々購入した次第である。複数あるのは、自宅にあるスポーツ自転車全てに取り付ける為である。元々はハブダイナモ向けの製品だが、ブロックダイナモでも普通に使える。

 まずは、毎日の通学で必要不可欠な子供の自転車に取り付ける。今までも同じBusch&MüllerのLEDヘッドライトLyt Plusを使っていた。
子供の自転車に使っていたLumotec Lyt Plus
これでも十分明るいのだけれど、片道8kmの通学路を結構な速度で走るので「もっと明るい方が良いのでは?」という拙者の思いから新しい機種に付け替える事にした。通常ならこれでも十分だろうが、20km/h以上の速度で走ると光量不足と感じてしまう場面が結構あるのだ。選んだのは高価格帯のIQ2だ。最高機種はUEBへの給電機能が付くが、そこまでの必要性を感じないのでこのモデルにした。

ブッシュ&ミラー ヘッドライト ルモテック IQ2 ルクソス U

ブッシュ&ミラー ヘッドライト ルモテック IQ2 ルクソス U

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値は張るけれど、前方だけでなく、左右もそれなりに照らすようになっている。

 早速取り付けにかかる。息子の自転車にはフロントに大きなカゴが取り付けてあり、今まではそのカゴを固定する金具と共締めにしてヘッドライトを取り付けてあった。
新旧のLEDヘッドライト
「ステーを入れ替えればそのまま取り付けられるのでは?」と思って入れ替えたが、残念ながら長さが足りない。
古いステーを使うと長さが足りない
この状態ではどうやっても取り付けられないので、捨てずに取ってあったマジカルロボ用の金具を流用してカゴに取り付ける。
手持ちの金具を流用してLEDヘッドライトを取り付ける
パッと見は少し変な気もするけれど、実用上はこれで十分。
 次にテールライトを取り付ける。単に、リアのカゴに取り付けるだけだ。
リアのカゴにテールライトを取り付ける
LEDヘッドライトに付属してきた配線を流用しようと思ったら、ほんの20cmほど長さが足りない。そこで、古いテールランプの配線を流用して取り付ける。
古いテールランプの配線を流用する
午後の遅い時間から作業を始めたので、息子の自転車に取り付けた段階で既に真っ暗になってしまった。だから、息子の自転車に取り付けただけで、他まで手が回らなかった。(滝汗)
 念の為に近所を走ってみたが、今までとは段違いの明るさで、夜走るのが本当に楽しくなってしまうほど。(笑)リアライトも非常に明るいので、背後から来る自動車その他が気が付かないという事はあり得ないだろう。

 これで夜道の安全性は確実に確保できたはず。残りの自転車にも取り付けなきゃね。(笑)

FELTのLEDヘッドライト増設 [自転車]

 天気が良ければ朝5時15分頃に自転車で走り出しているけれど、日の出が遅くなった為にその時間はまだ「夜」のまま。辛うじて東の空が多少明るくなっている程度で、ほぼ真っ暗である。
 そんな時間でも、健康ブームの名残で毎朝散歩しているご老人が多い。それは大いに結構な話なのだけれど、ライトや光を反射する物を全く持たずに歩いている人が殆ど。マジカルロボAKW-3000を2つ点けていても、その仄かな明るさでは2m位まで近づかないと判らない。トロトロ走っている分には問題無いのだろうが、こちらは運動を兼ねて走っていて常に20km/h以上の速度が出ているので、直前になって目の前を横切られたりして「うわぁぁぁっ!」となる事もしばしば。幸い、今までぶつかった事は一度も無いけれど「こりゃ何時衝突しても不思議じゃないなぁ。もっと明るいライトが必要だ。」そう感じたから、以前ブロックダイナモをわざわざ増設したという訳だ。
 ヘッドライトを色々漁っている時に、その記事のコメントでranobe.comさんに「MLI-1ALが安くて明るい」と教えて頂いたので、安い店を探して購入した。正確な品名は、丸善電機産業株式会社の「MagBoy Auto Light 2」だ。
購入したマルゼンMLI-1AL
ハブダイナモ用のLEDヘッドライトだが、勿論普通のブロックダイナモにも使える。ハブダイナモ用だけに「自動点灯機能」なんてのが付いているけれど、要するに明るい時には消灯させるというもの。本体下側にフォトダイオードがあり、それで制御している。
MLI-1ALの下側
常時点灯への切替は、黒い樹脂部品でフォトダイオードを覆うだけだ。全国で自転車が関係する事故が増えているそうだから、常時点灯のままの方が良いと思うんだけどねぇ。

 ブロックダイナモ用に配線を改造する為、本体を分解する。今時の製品だけに、基板上はチップ部品が並んでいる。
MLI-1ALを分解する
中央の黒い筒状の部品は整流回路の電解コンデンサ(50V330μF)。その下にある部品は初めて見るので調べてみたら、Intenational Rectifierの「IRLZ34N」というパワーMOSFETだった。
MLI-1ALの内部にあるIRLZ34N
放熱用のアルミ板が取り付けられている。
 配線をブロックダイナモ用に用意した線に付け替える。
配線を付け替える
念の為に配線の部分をグルーガンで固め、元通りに組み立てれば改造作業はお終いである。
MLI-1ALの改造完了
早速FELTに取り付け、翌朝走って確かめた。
 まず、マジカルロボAKW-3000を2個だけという、今までと同じ状態では、こんな感じである。
2灯のマジカルロボAKW-3000で照らした状態
この画像はISO12800・絞りF1.8・シャッター速度1/30秒で撮影し、加工は一切行っていない。明るく写っているけれど、実際にはもう少し暗く見える。中央にスポット的に少し明るい部分があり、その周囲を薄く広く照らすという感じである。なお、スポット的な部分はおよそ5m先を照らすように調整してある。
 光が白いので、この状態では豆電球式ライトよりだいぶ明るく感じるものの、真っ暗の場所での暗い色の障害物は2mほどまで近づかないと判らない事が多く、真正面以外だともっと近づかないと判らない事もある。8km/h程度でゆっくり走るのならこれでも良いが、20km/h以上で走るには絶対的に明るさが不足しており、実際かなり怖く感じる。

 MLI-1ALを中央に、その両脇をAKW-3000で照らすようにすると、こんな感じ。ちなみに撮影条件は同一で、画像の加工も一切していない。
2灯のマジカルロボAKW-3000とMLI-1ALの3灯で照らした状態
かなり明るく見えるが、実際にはもう少し暗く見える。MLI-1ALのスポット的に明るい部分は、やはり5mほど先を照らすように調整してある。
 MLI-1ALはかなり明るく、街路灯などがある場所ならこれ1灯だけでも十分だと思わせる程。ただ、木曽川のサイクリングロードのような真っ暗な場所ではカーブの先が全く見えず走り難いので、AKW-3000は外さずにそのまま使っている。子供の自転車に付いているBush + MüllerのLUMOTEC Lyt T senso plusの素晴らしい明るさと比べてしまうと、光量も照らす範囲もやや劣るけれど、実売価格はMLI-1ALの4倍以上だから価格を考えれば十分な性能だ。

 以前の暗さを考えれば長足の進歩を遂げたかのような明るさになった。これで当分は安心して走行できそうだ。

マジ軽ロボにブロックダイナモを組み合わせたら? [自転車]

 先日FELT SPEED50に付けてあるマジ軽ロボAKW-3000のLEDを交換したから、今のところ不都合は無い。が、「もうちょっと明るくならないかなー?」とも思う。

 改めて交換したLED(日亜化学工業NFSW036CT)の規格表を見ると、絶対定格(超えると壊れるという値)の電流は「350mA」(0.35A)となっている。
チップLED:日亜化学工業NFSW036CT
「ブロックダイナモは6V2.4Wだから、直接つなげば明るくなるかも?」と思い、早速ダイナモをオークションで手に入れた。
デッドストックで格安だったブロックダイナモライト
ライト部が電球タイプの古いデッドストックだったので、格安だった。
 ただ、2.4(W)=6(V)×0.4(A)だから、LEDの絶対定格を超えてしまう。「だったら、マジ軽ロボを2つともダイナモに接続すれば良いじゃん。」

 FELTにはダイナモ用ステーは無いので、まずは位置決めをする。フロントフォークは太い楕円形で取り付け不能なので、リアになる。まずはペダルから少し離れた位置になる左サイドに当ててみると、リアブレーキと干渉して取り付けられない。
FELTの左リアサイドでは取り付けられない
L型金具でリアブレーキと共締めにすると、今度はダイナモのローラー部がタイヤより高い位置になってしまうので、どうやっても取り付けは無理。左がダメなら右側ね。
FELTの右側なら取り付け可能
こちらなら大丈夫だが、ペダルの位置に近いので、漕ぐ時に当てないように注意する必要が出て来るかも知れない。
以前使っていた配管用金具を使って取り付けようとしたが、ボルトを通す部分の隙間が大き過ぎてナットが嵌らない。
配管用金具はボルトの徹部分に隙間がある
金槌で軽く叩いて、ナットが締め付けられる程度に幅を狭めた。
配管用金具の隙間を狭めた
これで取り付けられる。
FELTのリア右側にブロックダイナモを取り付け
ところが、ローラーをタイヤに当てると、ローラーを覆っているカバーが泥除けに当たってしまい、きちんとタイヤに当たらない。
ローラーのカバーが泥除けに当たってしまう
また、赤いライトの部分も使わないので、一旦取り外してライトを外す。
IMG_8810.JPG
ねじ止めされているだけなので、簡単に外せた。更に、泥除けと干渉する部分を切り取る。
泥除けと干渉するカバーの一部を切り取る
取り付けると、こんな感じになる。
取り付けたダイナモを上から見下ろす
ペダルの位置にかなり近いが、普通に漕いでいれば当たらない。

 ライトまでの配線はかなりの長さが必要になるが、生憎良さそうな配線材が無いので、短いケーブルを継ぎ足して使う。
短めのケーブルを継ぎ足して使う
まず、ケーブルをハンダ付けして接続し、熱収縮チューブで保護する。
継ぎ足したケーブル
マジ軽ロボ2つと接続するので、並列に接続するようにした。
並列用のケーブルにする
作ったケーブルをダイナモに配線する。
作成したケーブルをダイナモに取り付け
仮組みの段階なので、タイラップ等では固定しない。この状態で近くをほんの少し走ってみたら、路面の一寸した凸凹でダイナモが動いてしまい、ローラーがタイヤから外れてしまう。そこで、ナットをもう一つ挟み込んでガッチリ固定できるようにした。
ナットを挟んでダイナモをしっかり固定
再度走ってみると、穴ぼこなどを通ると流石に動いてしまう場合もあるが、荒れた路面程度で動くことは無かった。

 暗くなってから走ってみたら...思いっ切り期待外れ。(汗)ライト2つでは発電量が足りず、路面を照らすどころか点いているかどうかも怪しい。
 ライト部を1つにし、外した方は今まで通り発電部と接続して、ある程度距離を走ってみた。ダイナモの方が発電部を使うよりもほんの少し明るいという程度で、殆ど差が無い。
# それだけ元の発電部は効率が高いという事ですかねぇ...
 ライト部は路面を照らすチップLEDの他に、両側に赤いLEDが点滅するから、そちらも多少は電力を消費している筈。それに、発電された交流を直流に直す整流回路も多少は電力を消費してしまう。ダイナモから0.4Aを流してもチップLEDに全ての電流が流れる訳ではないから、期待ほどには明るくならなかった、という事か。

 わざわざブロックダイナモを取り付けたのはマジ軽ロボの為ではなく、新たにライトを取り付けようと考えているから。今回はテスト的にマジ軽ロボのライト部を接続してみたが、やはり明るさを求めるには無理がある。
 問題はどういうライトにするかだが、子供の通学用ラレーに付いているブッシュ&ミューラーのライトはどこも品切れで、具体的な検討はまだこれからである。さて、どうするかなー???