SSブログ

わの会集いの会(その1) [カメラ]

 「わの会」(主宰:三輪薫先生)の「集いの会」が10月23日(日)から一泊二日で開催されたので、子供と二人で参加した。中央道は5月の連休明けから12月上旬まで工事をしていて車線規制がある為、どの位渋滞するのか全く分からない。なので、時間的な余裕を見込んで1時間ほど早く出かける。

 前日の夜、モデナ360に三脚も含めた荷物を全て積み込んでおく。二人分の撮影機材と荷物で、トランクもシート後ろのスペースもほぼ一杯だ。
 23日7時半過ぎに自宅を出発する。県道183を進むが、日曜の朝だから車の数は多め。バイクのグループを頻繁に見かける。東に向かって走るので朝日が眩しい。犬山市街に入り、県道64を進むと交通量は一旦減るが、県道461・県道49と進むに連れて交通量が徐々に増えて行く。小牧東ICから中央道へ。

 中央道は交通量がそこそこあって、乗用車の数が多い。多治見ICを過ぎると工事規制区間の400mほど前から渋滞が始まる。360モデナはMT車なので、こういう渋滞は辛い。[ふらふら]
 通常は二車線から一車線になったらノロノロは終了してそのまま流れる筈なんだけれど、一車線になってもノロノロと進んでは停まって、またノロノロと進んでは停まって、というのを繰り返す。何故かスムーズには進まず、土岐JCT手前でようやくスムーズに流れるようになった。
 トイレに行きたくなったので、虎渓山PAに入って小休憩。日曜の午前中なので、いつもの車のグループが既に集まっていた。バーガンディのテスタロッサは、写真では見た事があるけれど実車を見るのは初めてだ。
虎渓山PAにて
白のポルシェGT3はMT車だった。
虎渓山PAにて
グループの方曰く「いつも来るメンバーが今日は来ないから、数が少ないんです」と。そういえば、前回少しお話したポルシェ911(964)やマクラーレンは見当たらない。少しお話してから、グループの方々は「次は小黒川ね」と仰って走り去っていった。「小黒川?という事は国道19にでも出る積りなん?」と思いながら、我々も出発する。

 走行中、前方にシルバーの怪しいクラウン・サングラスカー発見!ゆっくり近づいて内部の様子を伺うと、案の定ヘルメットを被った二人が乗っている。「やっぱり覆面か。」法定速度+αでゆーーーーーーっくり抜く。「後ろに付かれると厄介だなぁ」と思っていたら、近くのICで降りて行った。やれやれ。日差しが強くて、長袖だと少し暑い位になってきた。

 しばらくはスムーズに流れていたが、中津川ICを越えて少し進むと再び工事個所に差し掛かってノロノロの渋滞に巻き込まれる。幸い、こちらの渋滞区間は長くなく、一車線になったらスムーズに進み出したのでホッとする。長い恵那山トンネルを抜けて少し進むと、虎渓山PAのグループ4台がまとまって走っていたので追送する。
 飯田ICを過ぎたら少しずつ車の数が増えて来たけれど、走り難い程にはならない。前方を走るグループが小黒川PAに入って行くので、我々もその後を付いてPAに入った。
小黒川PAにて
グループの方々は、ETC出口から出て木曽方面に向かうとの事だったので、「国道361は人家が少なくなってきた所でネズミ捕りをやってるので、必ず法定速度前後で走って下さい」とお話してから見送った。
 このPAは以前も少し工事していたけれど、その工事はまだ続いてるみたいで、工事用車両が停まっている。
東側で何か工事をしているらしい
空は雲がかなり多くなってきたけれど、降るような気配は無い。
空は雲が多くなったが降るほどではないみたい
子供は朝食を食べていないので、ここで朝食兼昼食を食べ、再び走り出す。

 交通量は多くないので走り易い。順調に進んで岡谷JCTを通り過ぎ、諏訪ICで降りて、国道20に入る。
 国道20は渋滞気味で、信号が青になっても車列が動かず、赤になってようやく少し動くような状態。国道152との交差点に出るだけで随分と時間を使ってしまう。
 国道152の慢性的な渋滞は相変わらずで、JR中央本線(中央東線)を潜るトンネルを抜けても渋滞が続く。ノロノロ進んで県道192に入ると、ようやくスムーズに進むようになった。渋川を渡って少し進んだら、道路標識に従って右折。すると直ぐ国道152とぶつかるので、右折して国道152へと進む。人家が途切れた辺りで工事をしていたけれど、概ねスムーズに進む。
 上り坂が続き、次第に道がウネクネ大きく曲がるようになる。そのウネクネを過ぎて少し進むと白樺湖が見えて来る。そのまま進んで峠で県道40へと右折する。
 県道40も大きなカーブが多く、対向車もそこそこ来るので、やや注意しながら進む。集合場所のホテル入口を間違えて一つ手前の道に入ってしまい、「あ、間違えた!」と直ぐ気が付いて元の道に戻り、12時過ぎに無事集合場所の「ホテルアンビエント蓼科」に到着。
DSC03475.JPG
# 画像取り忘れで、この画像は翌日撮影。A(^^;)
建物の中に入ると、それなりの数の参加者が揃っていた。受付で名札と予定表、それからおやつの袋を受け取る。
おやつの袋

 13時、三輪先生のオリエンテーションが始まる。ホテルのバス・小型観光バス・乗用車3台に分乗して撮影地を回るが、我々は小型観光バスが割り当てとなっている。
 説明の後、バスに乗り込む。いよいよ撮影会開始だ...

続く
nice!(27)  コメント(2) 

TLM220R不動(その3:回路図作成) [バイク]

前回からの続き)

 とりあえず、眼で読み取れる範囲は全て書き込むが、1割程度が読み取れなくて分からない。
記入した実体配線図
掘り出す時に付いた傷が部品の印刷部分で読み取り不可能だったり、大きな部品が邪魔して小さな部品を読み取れない、という部分が結構多い。
基板の部品面
更に細かく見ていくと、ハンダ割れが起きている箇所も複数ある。
ハンダ割れ
 また、銅箔パターン面を見ると、ICの下にも配線が入り込んでいる。こうなると、ICを抜かないと分からない。
ICを抜いたところ
硬質ゴムを取り払ったら、ジャンパー線の部品番号が出て来た。
下に部品番号が
「こりゃ、部品外さないと分からん所が多いわ。」仕方ないので、部品全部を外す羽目に。
 部品は一つずつ外したら直ぐ部品番号を書いた紙と一緒にチャック付きの袋に入れる。印刷された部分が読み取れない部品は、テスターで測定して実測値を記録する。ツェナーダイオードも、使い古しの9V乾電池を使って降伏電圧を調べて記録する。
 部品点数は多くないが、それでも結構な量となった。
外した部品は袋に詰めた
基板は結構傷らだけだ。(滝汗)
プリント基板・部品面

プリント基板・銅箔パターン面
これで分からない部分は全て解決、配線を追って回路図にする。
手書きの回路図
これを元に無料の基板CADソフトを使って回路図を起こした。
作成した回路図
とりあえず回路図は出来上がった。廃番になっている半導体があるので、同じ物を新品部品で集めて作るのは無理。代替部品を探す事になるのだけれど、半導体ハンドブックは持ってないので、データシートを片っ端から調べて使えそうな部品を探す事になりそう。こりゃー、時間が掛かりそうだな...

続く
タグ:TLM220R CDI 基板
nice!(26)  コメント(4) 

TLM220R不動(その2:CDIを分解) [バイク]

前回からの続き)

 取り出したCDIは、防水の為だと思うが硬質ゴムのような物でポッティング(充填封入)されている。その大きさから、中に入っているのは基板一枚だろう。とにかく硬質ゴムを取り除かないと話にならないので、作業に取り掛かる。
硬質ゴムを掘る
まずはカッターナイフで切れ込みを入れて少しずつ切り出す。ある程度削ったら、反対側から押し出せるように筐体に穴を開ける。
筐体に穴を開ける
ところが、硬質ゴムは接着力が強く、穴を数個開けた程度では硬過ぎて押し出せない。結局筐体の一面を削り取る羽目に。
筐体の一面を削り取って取り出した
銅箔パターン面は凹凸が少ないので削り出し易い。
パターン面は作業し易い
30分程度で除去できた。
除去の終わったパターン面
問題は部品面だ。
部品面は厄介な作業
部品が何処に埋まっているのか分からないし、部品の大きさも分からない。手探りで慎重に掘り出すんだけれど、フィルムコンデンサや電解コンデンサの表面は柔らかい樹脂製なので、下手すると切り刻んでしまいかねない。カッターナイフだとほぼ間違いなく部品を切断してしまうので、精密マイナスドライバーを使って少しずつ掘り進める。
部品を痛めないように掘り出す
結構神経を使うし、少しずつしか掘れないので、やたらと時間が掛かる。結局、部品面を掘り出すのに丸二日掛かってしまった。充填剤がシリコン系なら引っ張るだけで大抵剥がせるんだけどねぇ。

 基板上に並んでいる部品を確認する。
 まず、目に付くのはロジックICだ。
東芝製ロジックICが2個
TC4001BPはNORゲート、TC4081BPはANDゲートである。
 使われているトランジスタは2SC1815のYランク(hFE=120~40)。
2SC1815Y
他にも2SA1015AのYランクも使われている。
 サイリスタは3P4MHと2V5P4の二つが使われている。
NEC製サイリスタ3P4MH

NEC製サイリスタ2V5P4M
 RN2202は東芝製のデジタル・トランジスタ(バイアス抵抗入りトランジスタ)である。
RN2202
デジタル・トランジスタは、名前は聞いた事があるけれど見るのは初めてだ。

 回路図を起こす為に、実体配線図を作成する。まずは基板の銅箔パターン面をデジカメで撮影する。
基板のパターン面
カラーのままだとデータ量が多いので、モノクロに変換する。
白黒に変換してデータ量を削減する
フリーソフトのGIMPを使って、輪郭を抽出する。
GIMPで輪郭を抽出したところ
このままでは見難いので、描画ソフトを使って形を整える。
描画ソフトで形を整えたところ
これを印刷して部品を書き込めば良いんだけれど、結構面倒な作業なのよねぇ...

続く
タグ:CDI TLM220R
nice!(30)  コメント(4) 

911のオイル交換と、一寸インプレ [ポルシェ]

 子供が通学で使っている911Carrera4はオイル交換の時期が来たので、ロッソコルサへ。

 15日朝6時半に自宅を出発、信州はガソリン価格が高いので近くのスタンドで満タンに給油する。
 朝早い時間なのに県道183を走る車の数は結構多い。県道64も同様だが、犬山市街を抜けると交通量はほぼゼロ。県道461・県道49と進んで国道19に入ると交通量は一気に激増するが、走り難いほどではない。多治見市街に入ると交差点が多く、刻み足の如くあちこちの信号で停められてしまう為、時間が掛かる割には先に進めない。
 土岐市に入ると、先日開業したイオンモール土岐が道の北側に見える。開業してからは連日大渋滞だそうだが、朝早い時間なので駐車場には一台も停まっていなかった。
 土岐市街を抜けると交通量が少し減るものの、恵那市街に入ると少し増え、瑞浪市街手前で少し減る。中津川市街までは交通量はほぼ一定。中津川市街に入ると交通量がまた一気に増えるが、市街地を抜けて落合川を超えると交通量が一気に減る。
 2時間ほど走りっ放しだし、トイレに行きたくなったので、道の駅賤母で小休止。
道の駅賤母
9時近くで店も開いていて、多くの客で賑わっていた。駐車スペースも7割ほどが埋まっている。トイレを済ませ、少し足をストレッチしてから再び走り出す。

 交通量は少なく順調に進むが、所々で道路修理工事の為に交互通行となる区間がある。
交互通行で通行待ち
臨時の信号機があって3分ほど待たされる、というのが数回あった。
 信号機のある交差点が少なく、車の流れもスムーズ。天気も良いし、一寸したドライブ気分だ。

 道の駅日義木曾駒高原を通り過ぎて少し進むと、国道361との交差点に出る。ここで国道19から国道361へと進む。神谷川沿いの道は、以前の地滑りで国道が数百m埋まっていて、今も復旧工事中。ここも臨時信号機のある交互通行だ。
交互通行で通行待ち
神谷川を一部埋めて無理矢理道を通してある状態は、以前と変わっていない。
 その区間を抜けて少し進むとコンクリート橋の大きなカーブとなり、標高を一気に稼ぐ。カーブを登ると直ぐ姥神トンネルとなる。更に進むと番所トンネル・長い権兵衛トンネルと続き、トンネルを抜けると下り坂となる。
 伊那市街地に入る手前で県道88に入り、県道87・国道153と進む。

 ロッソコルサへは「11時頃」と伝えてあったのだけれど、時計を見るとまだ10時半だ。「じゃぁ、寄って行こう」と、ニシザワショッパーズ双葉食彩館へ。
ニシザワショッパーズ双葉食彩館
ここで、家族用のお土産を購入。
お土産の麦ころがしと高頭まん頭
買い物を済ませたら走り出し、県道19を進んで、11時少し前に無事ロッソコルサに到着。

 直ぐにオイル交換をして貰う。入った量は8リットル。多い量に感じるかもしれないが、空冷エンジンのオイル量は20リットル位なので、大幅に少ない方なのである。
 K社長と談笑していたら、Iさん登場。その後少し経ってからAさんやKさんも登場、談笑が続く。まだまだおしゃべりしていたかったけれど、16時半になったので帰る事に。

 ロッソコルサを出発して県道19・国道153・県道87と進み、伊那ICから中央道に入る。
 交通量は案外少なく、順調に進む。少し進んだ所にある電光表示板には「飯田山本ー中津川 工事渋滞 5km 20分」という表示が出ている。「20分なら大した事無いな。そのまま行こう。」
 ところが、飯田ICを抜けた所にある電光表示板は「飯田山本ー中津川 工事渋滞 10km 50分」となっている。「さーぁ皆さん帰りましょ」の時間に差し掛かっている為、交通量が増えて渋滞が酷くなっているらしい。

 「うーん1時間か...だったら、清内路峠を抜ける方が早いんじゃないか?」急遽飯田山本ICで降りて国道153に出て、しばらく進んで国道256へと進む。
 この国道はカーブ連続の上り坂だからなのか、前を走る軽自動車数台がやたらと遅い。少しイライラしながら走っていたら、5分ほどで軽自動車達は右左折して居なくなったので大助かり。その後も時折遅い車に引っかかったけれど、幸い後ろをきちんと見ていたようで道を譲ってくれたので順調に進んだ。妻籠宿周辺は観光客らしき人達が歩いていたけれど、それ以外の区間では誰も見かけなかった。
 国道19に出ると交通量は増えるが、田舎の国道なので渋滞するような事は無い。流れに沿って進む。
 落合川を渡ると交通量が激増、信号の度に停められるようになって、中津川市街に入った事を思い知らされる。進むに連れて交通量もどんどん増え、徐々に走り難くなって来る。このまま進むと時間が掛かりそうなので、中津川ICから再び中央道に入る。

 ICから本線に入ると、交通量が極端に少ない。やはり飯田山本ー中津川間の渋滞がとても効いている(?)ようだ。この状態を見ると、中央道は相当酷い渋滞になっていると思われる。下道に切り替えたのは正解だったようだ。
 中央道は土岐ー多治見の間も12月まで続く工事の影響で車線が規制されている為、部分的に流れが悪くなっている区間はあるけれど、激しい渋滞にはならず、そのまま小牧東ICまで比較的スムーズに進んだ。
 小牧東ICを降り、朝来た道をそのまま戻る。自宅近くのスタンドで給油し、自宅には19時45分過ぎに無事到着。今回の走行距離は370.5km、燃費は11.1km/L。

 水冷エンジン初代の911Carrera4(モデルナンバー996後期型)は、納車されてから2カ月半が経った。
 拙者もフェラーリ・テスタロッサに乗り換える前は996前期のCarrera4に7年半乗っていて、その当時の感触がとても良かった事もあって、この車を選んだのである。911はポルシェ通常モデルの中ではトップグレード、子供だって文句は言えないだろうという読み(???)もあった。(笑)
 納車された直後に乗った時には「あれぇ?エンジンの回り方ってこんなに重かったっけ???」ジュリエッタ・クワドリフォリオヴェルデと比べれば回転の上昇具合は遥かに鋭いのだが、自分が乗っていた996前期型と比べても、何とも鈍重な感じがしたのだった。

 その後、通学やツーリングでそれなりの距離を走った後で、今回改めて拙者が乗ってみた。
 「おぉ!そうそう、こういう感じ!!」エンジンの回り方はとても軽やか、スロットルペダルを少し踏み込むだけでエンジン回転が急上昇、速度計を見ると飛んでもない速度に達している。シフトチェンジは直ぐにギアが変わり、しかも滑らか。
 コーナー進入時「一寸速いかな?」と思っていても、何事も無くコーナーを次々とクリアしてしまう。流れに乗って走っている分には、中央道の結構な上り坂でもスロットルペダルを踏み足すような場面はまず無い。
 なお、911は現在複数のマイナー・トラブルを抱えていて完璧な状態ではないが、エンジンは快調そのもの!である。
 排気量が3.6Lある為、渋滞する市街地を走る通学では6km/Lほどに落ちてしまうが、今回のような交差点の少ない田舎道や高速道なら10km/Lを超えるのはザラだ。燃費だけを見れば360モデナより少し優秀である。
 K社長が「挙動やエンジンの感触がフェラーリと一緒だ」と何度も言っていたけれど、確かにその通りだと思う。見た目はフェラーリ程の華やかさは無いけれど、ゲルマン民族の質実剛健さをそのまま形にしたような感じである。

 マイナー・トラブルの修理は日程を調整中だが、通学に使っている事もあって、修理に入るのはもう少し先になりそう。とりあえず、しばらくの間は現状維持になりそうだ。
タグ:ポルシェ911
nice!(26)  コメント(0) 

TLR200のガソリンコック交換 [バイク]

 一時的に時間の掛かる作業が集中した為、久し振りにブログ記事を書くのが間に合わず、一寸間が空いてしまった。A(^^;)gomen
 
 16日の朝、いつものように堤防の練習場所へ行こうとTLR200のエンジンを掛け...ありゃ?おかしいな...ゲッ、エンジン掛からんぜ??(@@;)
 朝から気温が高く、キックスタートを何度も繰り返して汗だくになったがエンジンは始動しない。「どうしてなん...あっ!」トリップメーターは既に150kmを超えているはないか。リザーブ分のガソリンは残っている筈だけど、ガソリンタンクのメイン部分が空っぽになってるんだと思う。先週は子供が乗った為、ガソリン残量に気が付かなかったのである。

 実は、半年以上前からタンク下にあるフューエルコックの調子が悪くて、リザーブに切り替えるとガソリンがタンクから流れ出ずにエンジンが止まってしまうという症状が出ていた。
 だから、リザーブ領域に入らないよう注意して給油していたのだけれど、子供には「リザーブにするとガソリンが流れない」としか伝えてなかった為、子供も気が付かなかったんだと思う。
 今の状態だとフューエルコックをリザーブに切り替えてもガソリンがキャブレター側へ流れないので、エンジンを掛けられない。かと言って、この暑い中をスタンドまで押して歩く気になれないので、仕方なく作業を始める事に。

 フューエルコックの調子が悪い事は分かっていたので、少し前に社外品だけど部品を調達済み。
社外新品のフューエルコック
まずはシートを外し、次にタンクを外す。
外したタンク
タンクのガソリン残量は少ないので、横倒しにして作業する。フューエルコックを外すのは19mmのスパナ一本だけで簡単に外せる。
フューエルコックを外したところ
ガソリン面を切り替えている樹脂製でパイプ状のストレーナーが抜けないので、ガスケットリムーバーで突いてラジオペンチで端を掴む。
ストレーナーを抜いているところ
10分近く格闘して何とか取り出せた。
ストレーナーを取り出したところ
左が社外互換品の新品、右2つが古いフューエルコックだ。
左が新品、右が今まで使っていた純正品
ストレーナーの部分を見ると、社外品は網の目が粗い。
社外品の網目は粗い
取り付けは簡単で、挿し込んで元通りボルトを締め込むだけだ。
取り付けたところ
純正品はコックを固定する部分がカシメてあるのに対し、社外品はネジ止めになっている。
社外品はネジ止め
内部にはゴム状のパッキンが入っているから、経年劣化は避けられない。純正品はコック全体を交換する前提の設計だが、社外品は分解できる構造で、今のご時世に沿った設計になっている。

 交換したらタンクを載せてシートを取り付けるんだけど、「どうせなら」と再びエアホークを取り付けた。
エアホークを取り付けた
今後長距離走る予定がある訳ではないけれど、「邪魔になるほどの物じゃないし、折角あるんだから取り付けておくか」と。
 これで作業は完了である。

 念の為、リザーブに切り替えてからキックアームを踏み込んでエンジンを掛け...ありゃ?掛からん...(十数回キック)...ふーぅ、掛かったーぁ。しばらくアイドリングさせてもエンジンが止まる気配は無い。
 これでリザーブ前に給油しなくても良くなった。目出度しメデタシ、である。
nice!(28)  コメント(2) 

TLM220R不動(その1) [バイク]

 一寸前の話になるのだけれど、7月31日、拙者は白いTLR200・子供はTLM220Rに乗り、いつもの日曜と同じように木曽川の練習場所へ行った。
 大抵誰かが居るのに、珍しく今日は誰も居ない。「晴れたのに誰も来ないなんて珍しいな。」子供がTLR220Rで一頻り練習後、来た道を戻って帰る事に。
# 拙者のTLR200はロードタイヤなので練習は無理。

 ところが、練習場所から5分ほど走った所で子供が突然道の脇に寄る。拙者も直ぐ後ろに停めて駆け寄って「どうした?」子供曰く「走ってたら急に力が無くなって、そのままエンジンが止まっちゃった」と。道の端では危ないので少し押して歩き、近くにあるコンビニの駐車場にバイクを停めた。
 念の為にタンク内のガソリンの量を見ても問題無いし、ガソリンコックも「ON」になっている。「何でだろう?」気温35度越えの暑い中、二人で交代しながら何度もキックでエンジンを掛けようとするが、一向に掛かる気配は無い。
 近くに大きな公園があるので、押し歩いて公園の木陰にTLM220Rを停める。ここで再度交代しながらキックするが、やはりエンジンは掛からない。「こりゃ自走で帰るのは無理っぽいな。」

 仕方ないので、まず拙者がTLR200で自宅に戻り、冷水を詰めた水筒を持って車でTLM220Rの所へ戻った。まだ任意保険は掛けてない為、無料レッカーサービスは使えない。「交代で押して家まで戻ろう。」
 まずは子供が車に乗って先へ行き、拙者がTLM220Rを押し歩く。凡そ500m程度で子供と交代し、エアコンを最大に効かせて水筒の冷水を飲む。灼熱地獄から生還した気分だ。
 その後も500m前後で交代しながら押して歩き、2時間強掛かって7km先の自宅に無事到着。エアコンで冷えた部屋に入ったら「うわーぁ、生き返るわぁぁぁぁ。」一旦涼しい部屋に入っちゃうと、もう部屋から出たくない。(笑)でも、せめて何が原因かは探っておきたい。一寸涼んだら、改めてTLM220Rの方に行く。
 エンジンが動く為には「良い空気・良いガソリン・良い点火」の3つが必要だけど、ガソリンはあるし、エアクリーナーもまだ綺麗な状態。そうなると、残るは「点火」。
 スパークプラグを抜き、ケーブルを接続してプラグを車体の金属部分に当てた状態でキックを踏む。すると、何度キックしても火花が飛ばない。因みにスパークプラグは交換したばかり。「ありゃまー、こりゃスパークコイルか、それともCDI?」いずれにしても、部品交換が必要となりそうだ。屋外は殺人的な暑さ、原因が掴めたらさっさとエアコンのある部屋へ逃げ込む。

 最近になってようやく気温が下がって来たので、作業に取り掛かる事に。
 スパークコイルは車体右側前方にあるので外すのは簡単。CDIはタンクの下にあるので、タンクを外す。スパークコイルはボルト2本を外すだけ。CDIは白いフレームの中に入っている(赤い枠の位置)ので、配線を外して引っ張り出す。
CDIの位置
CDIを外す時、配線が妙にベタベタしているのに気が付いた。「この汚れって油だな...という事は?」2stオイルのキャップ部を見ると、しっかり滲んでいる。
キャップ周辺に2stオイルが滲んでいる
よく見ると、キャップ周辺に黒い液体ガスケットらしきものが塗られている。前所有者が漏れを止めようとして塗ったんだろう。ウーム...そのうちに何とかしなきゃマズそうだな。
 CDIに巻いてある劣化したゴムが邪魔して引っ張り出すのに苦労したけれど、何とかCDI摘出に成功。
取り出したCDI

 まずはスパークコイルをチェック。
スパークコイルの抵抗値測定中
サービスマニュアルには「一次コイル:0.15~0.2Ω」だから、値は倍。だけど、この辺りの抵抗値は誤差が結構大きいので、範囲外とは言え問題無さそう。

 次はCDIだ。
CDIの抵抗値を測定中
テスターを当てると、どの端子間も抵抗値が11MΩ以上ある。サービスマニュアルでは、特定の端子間は抵抗値が20kΩ以下となっている。多少の誤差ならともかく、測定値はサービスマニュアル上の値とはかけ離れている。このCDIが故障して点火しなくなったみたいだ。
CDIが故障しているらしい
このCDIは新電元製。製造されてから30年以上経過している。
新電元製
側面には製造番号らしきものが印刷されている。
製造番号?
昭和の時代のバイクなので、部品はメーカからはもう出ない。となると...こいつを分解しなきゃならん、という事か。厄介だなー。(溜息)

続く
タグ:TLM220R CDI
nice!(26)  コメント(4) 

え?そんなぁ・・・ [カメラ]

 拙者の場合、デジタルはメモ代わりで、作品とか記録としての撮影は全て相も変わらずフィルムを使っている。
 「手持ちの残りが少なくなってきたし、10月に撮影会もあるからフィルムを仕入れておこう」と思ってネット上で発注したのは7月11日だった。画面上では「お取り寄せ」となっていたけれど、「まぁそのうちに入荷するでしょ」と思っていた。

 ところが、一ヶ月経っても二ヶ月経っても届かない。月一回発注元から「メーカに問い合わせたが、納期は未定」という連絡が来るだけで一向に埒が明かない。
 10月に入って撮影会の日程が近づいて来た為、「このまま待ってると撮影会で使うフィルムが足りない!」と思い、痺れを切らしてネット上の別店舗で仕入れる事に。
 ブローニー・サイズ(2B)のリバーサルフィルムは何処も在庫が少なく、少々割高だったけれど背に腹は代えられないので二店舗から取り寄せた。
届いた荷物
富士フィルムのプロビア100Fである。
プロビア00F:ブローニー
いつもはベルビア100Fを使っているのだけれど何処も在庫が無く、以前多用していたプロビア100Fを取り寄せた。
 ところが、その翌日に箱が届いた。「あれーぇ?何か頼んだっけ??」
届いた箱
開梱したら、フィルムが出て来た。
中身はフィルム
3ヶ月経った今頃になってようやく納品されたのだった。お陰でフィルムが9セット(1セットは5本入り)になってしまった。\(^^;)/因みに使用期限は、プロビア100Fが「2024年2月」、ベルビア100Fが「2024年4月」となっている。

 フィルムが撮影会に間に合ったのは目出度しメデタシ、なんだけれどぉ、一年以上先だとは言っても使用期限がある物がこんなに沢山あるのは一寸嬉しくないよなぁ。(--;)tameiki
タグ:リバーサル
nice!(25)  コメント(2) 

椅子の肘掛けを [雑感]

 自分が使っている部屋にある椅子は、リサイクルショップで仕入れた物。
ハードオフで買った中古のパソコンチェア
使い続けているうちに足に付いているコロの動きが悪くなってしまい「使い難いなー」と思いながら、そのまま使い続けていた。
 その後、子供が部屋のレイアウトを変更して座椅子に入れ替えた為、それまで使っていたパソコンチェアが不要となった。「こりゃちょうど良い」と貰い受けて使っている。
譲り受けたパソコンチェア
因みに、この椅子もリサイクルショップで仕入れた物。古い方は、近いうちに処分する積りである。

 譲り受けた椅子には肘掛けがあり、机に後付けした引き出しに当たってしまうのが難点。
肘掛けが付いている
それでもそのまま1年ほど使っていたのだけれど、部屋の中が色々な物で埋まって来ると、作業場所確保の為に椅子を机に入れたくなる事が増えた。「こりゃー肘掛けを外さなきゃ。」よーやく重い腰を上げる事に。

 肘掛けは、座面の下でネジ止めされている。
肘掛けはネジ止め
左右共ドライバーでネジを外せばOKである。
肘掛けを外したところ
外した肘掛けの重さを計ってみたら、2kg強あった。
左右の肘掛けは2kg強
これで机の下に椅子を押し込めるようになった。
 ネジを外す時、座面下側の前方に何やら取っ手があるのに気が付いた。
座面前方にある取っ手
「何だ、これ?」座った状態で色々動かしてみたら、背もたれを背中で押した時のバネの強さを調整するツマミだった。今回作業するまで、背もたれにこういう機能があるなんて知らんかったわ。(笑)

 肘掛けを外しただけだが、これで使い勝手は大幅に良くなった。目出度しメデタシ、である。










nice!(28)  コメント(2) 

ナンチャッテLEDライトにスイッチを [雑感]

 少し前に作ったナンチャッテLEDライトは、今でも使用頻度がとても高い。
自作LEDライト
これを作った時から使っている単一電池は、今も無くならず使えている。
 電源スイッチが無いので使わない時は電池を外しておくのだけれど、使う回数が多くなってくると電池の出し入れが面倒に感じてしまう。随分前から「電池の出し入れが面倒だなぁ」と思ってはいたものの、ずーっとそのままになっていた。
 一念発起して(笑)、スイッチを取り付ける事に。

 電池ボックス側面に、部品箱を漁って出て来たトグルスイッチに合わせた穴を開ける。まずは3mmドリルで穴を開ける。
3mmドリルで穴開け
次に、リーマで穴を少しずつ広げてトグルスイッチがギリギリ通るサイズにする。
リーマで穴を広げる
トグルスイッチには、予め配線をハンダ付けしておく。
スイッチに配線
電池ボックス内の配線をカットする。
配線をカット
カットしたところにスイッチの配線を割り込ませてハンダ付けすればOKだ。
スイッチを配線したところ
これでスイッチ付きとなり、使い勝手が格段に良くなった。
完成したナンチャッテLEDライト
目出度しメデタシ、である。
nice!(25)  コメント(6)