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懐かしのラジカセ:日立パディスコTRK-8280 [音楽]

 自分の部屋で作業している時などはFMラジオを掛けている事が多かったが、随分前にラジオが壊れて使えなくなった。勿論分解して直そうとしたのだけれど、大半の回路が収まっているICが駄目になっていて、しかもとっくに廃番で入手できず、修理不能だった。以後、今に至るまでラジオの類は無い状態になっている。
 半年ほど前、たまたまネット上で見かけた画像にラジカセが写っていた。高校時代に親に買って貰い、10年ほど前に完全に壊れてしまうまで使い続けていた機種、日立パディスコのTRK-8180だ。「あぁー...これ、永い事使っていたんだよなー。懐かしいなぁ。」その時は特に何も考えなかった。
PERDISCO(パディスコ):
「パーソナル・ディスク・コンサート」というキーワードを元に日立で考えられた造語だそうな。

 数か月後、ネット上で検索していたら懐かしいラジカセがたまたま引っかかってきた。ソニーのCFS-99だ。当時、ラジカセの中でもトップクラスの高価格、皆あこがれの機種だったんだよなー。
 「当時のラジカセって、今でも手に入るんかな?」ネットを一寸漁ってみたら、色んな機種がオークションや中古ショップに出ているではないか。ただ、オーバーホール済みだと当時の新品の価格とほぼ同じだし、ジャンクでも人気のあった機種は数万の値札が付いている。「うわぁ!そんなに高いんだぁ。でも...やっぱ欲しい。」(笑)
 ネット上を漁る事一ヶ月以上、「おぉ!これは!!」と思い、オークションで無事落札!(嬉)数日後、我が家に無事到着。
落札した日立TRK-8280
日立パディスコTRK-8280である。高校時代に在籍していた部活の先輩が使っていた機種で、拙者が使っていた機種の後継機である。因みに、「ラジオや外部入力は正常だけどカセット部不動のジャンク扱い」で、落札額は5千円だった。
 操作部は本体上側に集中配置されていている為、背面は接続端子のみだ。
背面は接続端子のみ
よく見ると、ぶつけたのか一部が欠けている。
一部が欠けている
電源スイッチを兼ねた入力切替スイッチが一番左にある。
一番左が電源スイッチを兼ねている
上面中央にカセット操作のボタンが並んでいる。
カセットの操作ボタン
カセットの蓋は、本来ならゆっくり開く筈なのだが、この個体は「ガタンっ」と開く。
カセット部
どうやらダンパーの部分がおかしいようだ。
 カセットの下にVUメータがある。
VUメータ部
左右独立のVUメータがあるのが当時の「お約束」で、無いのは下位機種だけだったなぁ。
 上面右側には音量調節ボリュームや選局ツマミなどがある。
上面右側
前面左側には、マイク入力とテープ速度調整ボリュームがある。
前面左にマイク入力とテープ速度調整
前面右側には「DRPS」(Digital Random Program Selector)がある。
前面右側にDRPS
これは曲の頭出し機能で、前後9曲まで一発で選曲できる、というもの。相手はカセットテープだから、頭出しするにはテープを早送り・巻き戻しをせねばならず、それなりに時間は掛かるけれど、当時は「凄い!」と思ったものだ。(笑)

 AC100Vに接続して、実際に使ってみる。「そうそうそう、この音!」
 カセット部以外はほぼ正常だけれど、FMとAMを切り替えると右か左のどちらか一方の音が出ない時がある。それに、全体的に高音域がきちんと出ていなくて、音がやや丸い感じがする。「あぁ、こりゃ接点や電解コンデンサが劣化してるなー。」でも、普通に使える。

 単純に「ラジオを久し振りに聞きたい」と思ったのがきっかけで昔懐かしのラジカセを手に入れる事に成ったけれど、その音を聞く度にラジカセに頼っていた頃を思い出して、とても懐かしい気分になる。
 でも、昭和の時代の製品なので、あちこち相当劣化している筈。とりあえず電解コンデンサは全交換、接点も全部分解清掃して、本来の性能に戻したいなーと考えている。

(追記)
その後、オーバーホールしました。
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ペンタックス・デジタルスポットメーターの修理 [カメラ]

 普段メインで使っている露出計はミノルタのフラッシュメーターⅥである。
中古で入手した「MINOLTA FLASHMETER VI
後継機はケンコーから「KFM-2200」が発売されている。

Kenko フラッシュメーター KFM-2200 入射式/反射式露出計 KFM-2200

Kenko フラッシュメーター KFM-2200 入射式/反射式露出計 KFM-2200

  • 出版社/メーカー: ケンコー(Kenko)
  • 発売日: 2013/04/26
  • メディア: Camera





この機種を使い続ける理由は以前の記事で触れた通り。
 だが、普段はスポット測光しか使わないし、撮影時は帽子を被っている為、「やっぱり一寸使い難いんだよねー。」でも、以前使っていたペンタックス・デジタルスポットメーターは、何をやっても変な値を出すようになってしまい、手放してしまった。
# 今から思えば、自分で直せば良かったんだよなーって。(汗)
「ウーム...もう一度ペンタックスを探すか。」

 ところが、ネットで探し回ってみて唖然!「オワッ...嘘だろ?」
 以前中古を手に入れた時は1万5千円程度だったのに、オークションでは美品だと4万から5万位。ここ5年程で倍以上のお値段になってしまっている。幾ら何でも、この金額では手を出せない。
 「うーん、参ったなぁ」と思いながらも更に探してみたら、「動作未確認ジャンク」で1万6千円強で売りに出されているのを見つけた。「ジャンク」だけど、外観は少し使い込まれている程度で酷い傷は無い。「落としたりはしてなさそうだし、受光素子さえ正常なら何とか直せるのでは?」と思い、手に入れた。
ペンタックス・デジタルスポットメーター
ペンタックス・デジタルスポットメーター
ジャンクだけあって、「ASAHI PENTAX DIGITAL SPOTMETER」と印刷された銘板が無くなっている。
機種名の銘板が無い
底面に電池室の蓋がある。
底に電池室の蓋がある
ところが、蓋を開けてみてビックリ!
蓋を開けたところ
電池室にある筈の接点が見当たらないのである。これじゃ電池を入れても動かない。「うーん、流石ジャンク...でも、接点は何処に行ったんだろう?外に飛び出すとは思えないし...まさか、本体の中!?」早速分解する事に。

 まずは底面に見えるネジ2本を外すが、これだけでは外れない。「どこかにネジが隠れている筈」と探したら、シリアル番号プレートの下にネジがあった。
シリアル番号プレートを外すとネジが見える
しかし、このネジを外しても分解できそうな状態にはならない。「うーん???」眺め回しているうちに「ひょっとして接眼部?」と気が付いた。よく見ると、カニ目になっているのだ。
カニ目
カニ目
問題は、このカニ目をどうやって外すか?だ。接眼部は見た目は捻じ込まれているように見えるけれど、何をどうやってもビクともしない。仕方ないので、マイナスドライバー2本を直接カニ目に当てたり、パイプレンチで接眼部の傘の部分を避けながら根元の部分を掴んで回そうとしたりしたが、どうやっても動かない。
 散々こねくり回していたら、接眼部が緩んできた。「お!やっぱり接眼部は捻じ込みだったんだ。」随分格闘したけれど、何とか接眼部の捻じ込みを外せた。
接眼部を外したところ
これでカニ目を外せる。
カニ目が露わになったところ
工具箱からカニ目回しを出してきて回す。
カニ目回しを使う
カニ目を外し、筐体の後ろ半分を後ろに引くと分解できた。
本体を分解したところ
光学部分は黒い樹脂で覆われている。この部分に問題は無さそうなので、あえて分解しない。
# 光学系は分解すると後の調整が凄く厄介なのよ。(汗)
内部は長い基板が2枚と四角い基板1枚が入っている。
内部の基板

内部の基板
四角い基板は測定値の調整らしき半固定抵抗が載っている。
四角い基板
問題の電池室は、接点が奥の方に外れているだけだった。
電池の接点が外れている
カシメが弱くて外れちゃったみたいだ。
カシメが外れたと思われる
接点を改めて押し込んで、
接点を押し込んだところ
外れないようにホットボンド(グルー)で固定した。
グルーで固定したところ
組み立てて動作確認する。電池はハッセルブラッド用に買ってある4LR44だ。
4LR44
実際に動かしてみたら、普通に動いた。
正常動作を確認したところ
値も正常だから、単なる電池室の不具合だけだったみたいだ。

 簡単な修理で普通に使えるようになった。
 電池が4LR44というのが玉に瑕だけど、使い易いので今後はこちらがメインになりそう。銘板の部分が無いので見た目がかなり間抜けな状態だけど、実用には関係無いので、まーぁそのうちに気が向いたら何か考えよう。(笑)

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腕時計のベルト交換 [時計]

 随分前に中古で手に入れたラドーのクォーツ腕時計は革バンドが痛んでいたので、ステンレス製のメタルベルトに替えてあり、普段は子供がサブ時計として使っている。
RADOクォーツ時計
このベルトは安物なので重量がかなりあり、腕にしていると常時「ずっしり」という感じがあって、あまり嬉しくないという。「へぇー、そんなに重いのか。どれどれ」とバンドを外して
外したステンレス製ベルト
重さを量る。
重さは77gほどある
「うわぁ、70g以上もあるのか。そりゃー重いわ。」(笑)
 以前使っていたPaneraiフェラーリモデルは120gほどあったから、それよりは少し軽い。けれど、腕時計としては「かなりのヘビー級」になるのは間違いない。でも、軽い革ベルトやウレタンベルトは痛むのが早い。

 ネット上で色々漁り、「これなら良さそう」というのを取り寄せた。
届いた封筒
同じステンレス製だけどメッシュタイプで厚さも薄く、かなり軽い。
メッシュタイプのベルト
気になるお値段は、送料込みで800円弱だった。こちらも量ってみると
メッシュタイプの重さを量る
32gほど。
メッシュタイプは約32g
今までのベルトの半分以下の重さしかない。
 バネ棒を入れて時計に嵌めれば作業完了である。
メッシュタイプに付け替えた時計
早速子供に使って貰ったら「時計しているのを忘れる位に軽い」と。目出度しメデタシ、である。(笑)
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グヤトーンFLIP200Fのオーバーホール(その2:とりあえず直った) [音楽]

前回からの続き)

 「ブーーーーっ」という音がするのは、どこかの配線が浮いているか、電解コンデンサのプラスとマイナスを間違えているか、という事が考えられる。「(。´・ω・)ん?ということは、付け替えたコンデンサの極性を間違えてるんかい!?」回路図を見ながらチェックしたら、やっぱり一ヶ所極性を間違えていた。(滝汗)プラスとマイナスを入れ替えた序に、横に寝かせておいた。
取り付け直した電解コンデンサ
もう一個も横にしたいのだけれど、外すとなるとハンダこての熱を加える事に成るので宜しくない。だから、あえてこのままにしておく。でも、基板を外す時に邪魔になるんだよなー、このコンデンサが。(汗)

 基板を取り付けようとしたら、LEDの配線がはらりと落ちた。「え?」外して見たら、経年劣化で線が折れていた。
経年劣化で足が折れている
「他のLEDも同じなんじゃ?」と思い、フロントパネルを外してチェックする。
外したフロントパネル
チャネル表示LEDは2個共駄目になっていたけれど、電源LEDだけ問題無し...と思ったらハンダの部分から配線がポッキリ。(汗)
電源表示LEDも配線が駄目になっていた
この部分は樹脂の固定金具が殆ど劣化しておらず、そのまま外せた。
樹脂部品に劣化はほぼ見られない
LEDを配線し直して
LEDを再配線
パネルに元通りに取り付ける。
電源LEDをパネルに取り付けたところ
チャネル表示LEDは2個共LEDを取り替えたし、樹脂製の固定金具が劣化で割れてしまっていたので、ホットボンド(グルー)で固定した。
チャネル表示LEDはグルーで固定
他にも配線を追っていくと、真空管に繋がる配線が複数個所導通が無いので、配線をやり直した。
配線をやり直した
基板部を筐体に取り付け、ボリュームのノブを付けようとしたら、ノブのキャップが一つ取れてしまった。
ノブのキャップが取れた
G17ボンドで接着して丸二日放置してから取り付けた。とりあえず作業完了である。

 先日手入れしたギター・アリアSH-1000を繋いで音出し...あれれ?音が出ないじゃん。(>_<;)「何故じゃー?」と思いながらSH-1000の裏蓋を開ける。
SH-1000の裏蓋を開けたところ
配線に異常は無い。テスターであちこちを測ってみるが、ボリュームやピックアップは正常。ところが、ピックアップ切替スイッチは何をやっても導通しない。「え?新品を取り付けたのにぃ!」仕方ないので、ハンダを緩めてスイッチを取り外す。
取り外したスイッチ
分解してみると、内部は勿論奇麗だ。
分解したところ
更に接点の部分を分解したら、新品なのにあちこちに錆が出ていた。
更に分解したところ
よく見ると、電気の流れる金属部品は全てメッキされているのだけれど、部分的に剥げている所が数か所ある。どうやらメッキ前の脱脂作業がいい加減だったようだ。「MADE IN KOREA」と刻印されているので中国製よりはマシだろうと思ったけれど、やっぱ駄目だねぇ。(滝汗)
 錆びた部分は全てNevrDull(ネバーダル:金属磨き)できっちり磨いてから元通り組み立て、配線をハンダ付けした。

 改めて音を出してみると...おぉ、ちゃんと動く。(笑)ただ、電源投入時に「ウッ」とやや大きな音がするし、チャネル切替時にも「ポコン」と小さいけれど軽い音がする。それに、時間が経って真空管が暖まってくるとホワイトノイズが徐々に増える。まだまだ改善の余地はありそうだけれど、取り敢えず実用上は問題無く使えるようになった。
作業が終わったアンプ
音出しテスト中に、何気なくピックをソフトからハードに替えたら...「うわぁ!音が違う。」
 Marshall(マーシャル)のトランジスタアンプLEAD12も引っ張り出してきて音を比べて見ると、FLIP200Fの方がピックの硬さに依る音の違いがより明確だ。具体的には、「シャリーン」という高域の輪郭がLEAD12の方よりも明確なのだ。LEAD12単体だと気が付かないけれど、比べると結構な差がある。
 同じ回路構成ならトランジスタより動作電圧の高い真空管の方がスピーカー駆動力は高いし、LEAD12は10インチのスピーカーだけどFLIP200Fは8インチで高音域を出し易いので、ある程度差が出る事は予想はしていたのだけれど、まさかここまで差が出るとは思ってもみなかった。「真空管ギターアンプは音が速い」とよく言われるけれど、ホントその通りだねぇ。
# 何を今更...。(滝汗)

 余分にギターのスイッチをオーバーホールしたりしたけれど、ひとまずはメデタシ目出度し、である。

(一応、完)
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クォーツ時計の電池交換 [時計]

 母の使っている指針式クォーツ時計・セイコーScriptが動かなくなった。電池が切れたようだ。
電池切れの腕時計
この時計は亡き父が、昭和末期に地元の駅前にあった「ウォッチマン」(懐かしい名前!)で買って使っていた物。母が使っていた腕時計が壊れて部品在庫が無く修理不能となり、このメンズ腕時計のベルトを付け替えて母がそのまま使っている。
 以前は外出時に必ず腕にはめて行ったけれど、今年に入ってからは中国武漢ウィルス(新型コロナウィルス)の関係もあって外出の機会は大幅に減ってあまり使わなくなった。二週間ほど使わないままになっていて、久し振りに使おうとしたら止まっていたんだそうな。

 電池の種類が判らないので、まずは裏蓋を開けてみる。この時計はこじ開けで簡単に裏蓋が開いた。
こじ開けで開けたところ
使われているボタン電池は、この手の時計に広く使われているSR621だ。幸い、自宅近くの百円ショップに在庫があったので買ってきた。
百円ショップで買ったSR621
古い電池を外して
古い電池を外したところ
新しい電池を入れる。
新しい電池を入れたところ
後は元通り裏蓋を閉めて時刻を合わせたら作業完了である。古い電池はテープでくるんでショートしないようにしておく。
古い電池はテープでくるむ

 時計の電池交換はお店にお願いすると千円程度かかるけれど、今どきの時計は安くなっているので下手すりゃ新品の時計が買えてお釣り迄出てしまいかねない。
 こじ開けなどの工具も、以前は入手が難しかったけれど、今は百円ショップでも扱うようになってきたので、自分で作業すれば安上がりだ。
 ただ、時計屋さんで交換した電池が液漏れしたという経験は一度も無いが、百円ショップの電池は今までに二回液漏れを起こしているから、安いのには安いなりの理由があると考える方が良さそう。だから、購入時の価格が高い時計は自分では交換せず、必ず時計屋さんにお願いしている。要は「使い分け」ですな。(笑)
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ヤマハのギターアンプF50-112の再修理(その2:修理完了) [音楽]

前回からの続き)

 まず、再び割れてしまった基板は接着する以外に方法が無い。百円ショップに足を運んだ序に、ボンドを買って来た。
百均のボンド
G17を使うなんて何年振りだろう?
 両方の接着面を一旦清掃してからG17ボンドを薄く塗り拡げる。5分ほど経つと内部から泡が出て来る。
ボンドを塗ったところ
しばらく放置して指で触ってもべとつかなくなったら、両者を思いっ切り強く押し付けて接着。気温が低くなってきているので、完全に固まるまで三日放置した。
接着し終わったところ
恐る恐る触ってみると、強固にくっついているという感じになっている。これで良し。

 リバーブ部のボリュームは、基板から回路図を起こして色々と考えた結果「このボリュームで分圧して後続の回路へ信号を流しているから、25kΩから大きな抵抗値に変更しても問題は起きない筈」という結論に達した。手持ちの16mmΦボリュームの中に、20年近く前に買ってあった100kΩの国産ボリュームがあったので、それに置き換えた。

 修理を終えて基板を取り付けようとしたら、何とネジ穴が合わない。仕方ないので、一旦外してペンチで修正する。
ペンチで修正した金具
金属金具が歪むなんて、相当な力でないとこういう風にはならない筈。でも、梱包した箱に目立つ傷は無かった。運送業者は一体何をやらかしたんだろう???
 金具を元の位置に取り付け、基板を取り付けると今度はすんなり組付け出来た。
基板を本来の位置に取り付けたところ
組み立てる前に「念の為に音を出して確認しておこう」と、ギターを繋いで音を出してみると...アリャリャっ、パライコ部のボリューム二個にガリが出ているではないか。「新品のボリュームなのに...。(絶句)」因みに、二個共Supertech Electronic社製である。一旦取り外して分解清掃し、再度取り付けて音出ししてもやっぱりガリが出る。「駄目だ、こりゃ。」

 ここに使われているのは二個共50kΩで、回路の時定数だから値を変える事は出来ない。Supertech Electronic社製の小型ボリュームは1個当たり100円前後と安い為か、通販サイトの大半はコレだ。が、こんなに品質が低いとなると、迂闊には使えない。そこで、マルツ名古屋店まで出かけてボリュームを仕入れてきた。マルツの関連会社linkmanの文字が印刷されている。
linkmanのボリューム
Supertech Electronic社製を取り外してlinkmanを取り付け、音を出してみると、今度はOKだった。
すべての作業を終えたところ
元通りに組み立てて完成である。

 梱包材を大幅に増やして改めて発送、相手方に届いたら「今度は正常」という返事が来て一安心。これで一件落着、である。
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わの会・集いの会(番外編その2) [カメラ]

前回からの続き)

 風の音で、朝7時少し前に目が覚める。外は晴れているけれど、風が強い。PCでメールなどをチェックしてから、窓を開けてデジカメで少し撮影する。
カルペデイムから見る踊場湿原
カルペデイムから見る踊場湿原
景色に見とれていたら朝食の時間になった。
カルペデイムの朝食
勿論、アフターも戴く。
朝食のアフター
食べ終わったらしばし談笑、11時過ぎに出発する。

 宿を出て霧の駅へ向かう途中で車を停め、ブローニーフィルム1本撮影する。
踊場湿原
踊場湿原
踊場湿原
踊場湿原
急坂の多い県道40を下り、国道20とぶつかったら右折、少しだけ走って駐車場に入る。
駐車場に停めた
ほんの30mほど歩いて「蔵元ショップ セラ真澄」へ。
蔵元ショップ セラ真澄
何度も前を通っているのだけれど、ここに入るのは初めてだ。売ってるの日本酒だけかと思ったら、菓子類など色々な物を売っていた。ここで、GoToトラベルキャンペーンのクーポンを使って日本酒「真澄」を買う。
購入した日本酒・真澄
# そういえば、このお酒は昔から知っていたのだけれど、買うのは初めてだ。
駐車場に戻る頃にはお昼になっていたので、自宅から持参した栄養ゼリーを食べる。
昼食代わりの栄養ゼリー
食べ終わったら再び走り出す。

 月曜の昼だからか、交通量はとても少なくてスムーズに進む。今井の交差点を右折、少し走って国道20下諏訪岡谷バイパスに入る。岡谷ICの直前にチェーン脱着所があるので、そこで一寸だけトイレ休憩する。
岡谷IC直前のチェーン脱着所
平日の昼間だからなのか、駐車場はほぼ満杯だ。
 走り出して直ぐに左折、岡谷ICから長野道に入る。

 交通量はかなり多いものの、走り難い程ではない。直ぐに岡谷JCTとなり、中央道を名古屋方向へと進む。
 中央道も交通量は一寸多めだが、流れはとてもスムーズ。調子良く進む。途中、小黒川PAに寄って家族用のお土産を買う。
小黒川PAで購入したお土産
こちらもGoToトラベルキャンペーンのクーポン券を使ったので、格安だった。
 360モデナの所へ戻って来たら、隣の車のナンバーも同じ地元。「ありゃぁ、地元じゃん」と思った次の瞬間、「凄いお車ですねー」とその車から降りてきた家族に声を掛けられ、しばし談笑する。2つ隣の町内にお住まいなんだそうな。「お気をつけて」と見送られながら出発する。
# こういうシチュエーションって珍しいわぁ。

 時折遭遇する遅い車を軽く抜かしつつ先へと進む。不思議と今日は覆面パトを見掛けない。急いでいる訳ではないので、そこそこの速度でのんびり走る。
 恵那山トンネル手前で燃料計を見ると、ガソリン残量が少ない。「自宅まで持つか?」と思いながら走る。気になりだすと止まらず何度も燃料計を見るけれど、案外残量は減らない。多治見ICの大分手前で燃料計のバー1本が消えた。でもまだ3本ある。「これなら持ちそうだ。」
 トイレに行きたくなったので、内津峠PAに入る。
内津峠PA
「ここに入ったのは何年前だっけ?」思い出せない位前の話だ。

 再び走り出すと直ぐに小牧東IC、降りて日曜日来た道を戻る。平日の午後だからか、どの道も空いていて快適だ。15時半頃、無事自宅に到着。車庫入れしている最中に残量警告灯が点いた。(笑)
給油警告灯が点いた
これで今回は全て任務完了、3日間の走行距離は734.9km、後日スタンドで給油したら、燃費は7.8km//Lだった。のんびり走っていたので、燃費が伸びたみたい。


 今回も、撮影機材はハッセルブラッド503CW中判一眼レフ一式のみ。
ハッセルブラッドのシステム
三脚も含めると15kgほどの重さになるし、フィルム価格も高騰の一途で体力的にも金銭的にも非常に辛いのだが、未だ過渡期のままのデジタル機材に移行する気にはなれない。
 せめて6㎝四方のフルサイズセンサーが製品化されればデジタル移行を考え始めても良いかも知れないが、恐らく手を出せるような金額にはならないだろうから、やっぱりフィルムのままだろうなぁ。

 ニコンのコンデジA900は、手に入れてからはほぼこのブログ専用となっていたのだけれど、今回初めて撮影会で使い込んだ。
ニコンA900
一寸したメモ代わりやブログ掲載用としては全く問題無いものの、撮影会で露出計代わりに使うには不都合な面が見えて来た。
 具体的には、「露出具合が撮影前には判らない」「ダイアル操作がハッセルブラッドやコンタックスと逆」の二点である。

 「露出具合が撮影前には判らない」は、例えばM(マニュアル露出)やP(プログラム露出)で撮影する時、シャッターボタンを押す前に液晶画面に表示されている画像はあくまでも撮影範囲の確認用で、設定された露出とは無関係なのである。撮影直後に数秒間表示される画像(表示時間は設定で変更可能)が、実際の露出を反映した状態となる。
 撮影した画像を再生した時も露出に関する情報は画面上には表示されないので、見たければメニューであちこち選んで別途表示させる必要がある。限られた撮影時間ではそんな操作はやってられないので、撮影した直後の画像を見て露出を判断していたけれど、使い勝手がとても悪いように感じる。

 もう一つの「ダイアル操作がハッセルブラッドやコンタックスと逆」は、元々ニコンとコンタックス・ハッセルブラッドは操作方向が昔から逆だったので、当たり前と言えば当たり前な話だし、それは入手前から分かっていた積りだった。
 しかし、実際に使ってみると使い難いのなんのって。(溜息)20年以上使い続けて馴染んだ操作とは逆方向と頭では分かっていても、イザ使う段になると手が勝手に昔の操作方向に動かしてしまうのである。体に浸み込んだ操作感覚は簡単には変えられないんだよなー、やっぱり。(滝汗)

 操作は動かし始めの時に「あっ、逆」と判るので、ストレスは溜まるけれど実害は無い。しかし、撮影前の確認画像に露出が反映されないのは、撮影会ではとてもじゃないけど使えない、という感じ。
 デジカメをどうするかは、一寸大きな課題だナ。(汗)

(完)
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わの会・集いの会(番外編その1) [カメラ]

前回からの続き)

 国道403・国道117と進み、やや混雑する飯山の街を抜けて豊田飯山ICから上信越道に入る。交通量は多くなく、スムーズに流れている中、時折現れる遅い車を抜かしながら先へと進む。
 更埴JCTを高崎方向へと進むと、交通量が少し増える。トラックが少し多いが、簡単に抜けるのでストレスは感じない。
 碓氷軽井沢ICで降りて県道92・県道43と進む。県道43は渋滞気味、両側にあるゴルフ場は何処も駐車場に沢山車が停まっている。Gotoトラベル・キャンペーンの影響だろうか。
# GoToトラブル・キャンペーンにならなきゃ良いんだけどねぇ...
国道18でJR軽井沢駅へ向かい、駅直前で左折。久し振りに茜屋珈琲店駅前店に着く。
久し振りの茜屋珈琲店駅前店
2年前はテスタロッサのエンジン・トラブルで来られず、昨年も子供の事故の後始末で来られずで、ほぼ3年振りとなる。遠方に見える浅間山は既に雪を被っていた。
雪を被る浅間山
店内でゆっくりとコーヒーを頂く。何でもお客さんの中にフェラーリなどをコレクションしている方がいらして、自費出版した冊子があるというので見せて戴いた。掲載されている車両は高価な物ばかり、相当の資産家らしい。そう言えば、このコレクションは何処かで名前を聞いた覚えがあるなぁ。
 30分ほど雑談したら、いつものように豆を購入して出発する。
購入した珈琲豆

 国道18を走るが、夕方のラッシュ時間帯前だというのに車が数珠繋ぎで、ちっとも進まない。そのうちに日も暮れてきた。目の前の車は、子供が通学に使っているのと同じSLK200だ。
国道18から見る夕暮れ
かりん道路に出ると少し交通量は減ったものの、県道9に入るとまた渋滞。いつものように佐久ICを通り過ぎて国道141に入るが、こちらも交通量がとても多く、なかなか進まない。これだけ渋滞するとなると、走る道を考える方が良さそうだ。
 佐久ICが出来る前は県道9から直接県道44に進むルートを通っていた。けれど、その周辺が渋滞するようになり、佐久IC前を経由する方が渋滞が無いので、ここ15年位はその道ばかりを通っていた。思い返してみると、5年ほど前からこの道もやたらと渋滞するようになってきていたので、以前とは車の流れが変わっているのかも知れない。次回は以前のように県道9から直接県道44へと走ってみようと思う。

 県道44も国道142も交通量が多い。夕方の帰宅ラッシュの時間だから仕方ないか。
 望月の街を抜けると車の量はグッと減り、順調に進むようになる。県道40に入ると、走っている車は自分の360モデナ一台だけ。完全な貸し切り状態だ。周囲は既に真っ暗、ライトをハイビームにして進む。
 しばらく進むと道の外に光る点のような物が4つ見える。「(。´・ω・)ん?何だ、ありゃ??」更に近づいたら...鹿が2匹立っていた。こちらの動きを目で追っている。飛び出して来なくて良かったーぁ。(汗)対向車が稀に来る位で、交通量はゼロに近い。だから、鹿も警戒心が薄いのかも知れない。そのままアップダウンの多い道を進む。

 女神湖近くまで来ると建物が増え、交通量もそこそこある。街の灯りがやたらと多い白樺湖を通り過ぎると、交通量は激減、ほぼソロ走行状態。ビーナスラインをひた走り18時半過ぎにようやくカルペデイムに到着。いつもなら軽井沢から1時間半程度なのに、今日は2時間以上も掛かってしまった。(汗)でも、ここに来るとホッとする。
カルペデイム室内
カルペデイム室内
カルペデイム室内
通常はお風呂の次に夕食だけど、今日は時間が遅いので先に夕食となる。
カルペデイムの夕食直前
メインディッシュの一番目はお魚料理。
メインディッシュ一つ目はお魚料理
二番目はお肉料理だ。
メインディッシュ二つ目はお肉料理
年々食が細くなってきているせいか、食べ切れず半分ほど残してしまった。大好きな味なんだけど...残念無念。
 食べ終わったら、今度はお風呂だ。しっかり洗って午前中にかいた汗を洗い流し、湯船につかって暖まる。お風呂の後は少しPCでメールなどをチェック、明日の天気は、午前中は良さそうだ。
 その後はいつものおしゃべりタイムに突入!の前に、GoToトラベルキャンペーンの手続きをする。
GoToトラベルキャンペーンの手続き中
このキャンペーンは宿側にも事務作業があるみたいで、かなり面倒らしい。役人達がいい加減な制度設計のまま始めちゃったので、役所に問い合わせても分からない事だらけ、参加するのもしないのも、何かと大変みたい。(汗)おしゃべりが進むとお酒も進む。(大汗)
おしゃべりタイムのお酒
タップリおしゃべりして12時過ぎにお開きとなる。歯を磨いて布団の中へと潜り込む。さぁて、明日は帰るだけだ...zzz。

続く
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わの会・集いの会(その5) [カメラ]

前回からの続き)

 朝早かった為か、知らず知らずのうちに撮影地へ向かうバスの中でウトウト。鍋倉高原の駐車場にバスが止まった時の振動で気が付いた。(笑)気温は低いが風は弱く、思った程には寒くない。雲海が出ているけれど、皆さん撮影中で場所の確保が難しそうなので、少し道を上がって撮影する。
鍋倉高原の道沿いで
森にも入って撮影。
森の中で
少し撮影してバスの所まで戻ってくると、既に雲海を撮影している人は誰も居ない。お陰で自由に撮影出来た。
鍋倉高原の雲海
鍋倉高原の雲海
雲海の次は、近くにある茶屋池で撮影。
鍋倉高原の池で
鍋倉高原の池で
風が吹くと湖面に波紋が拡がる。
池の波紋
場所を移動しながら撮影を続ける。
鍋倉高原の池で
鍋倉高原の池で
鍋倉高原の池で
鍋倉高原の池で
水面に浮かんでいるのに、同じ位置で動かない葉っぱが2か所あった。
水面の葉
皆さん、なかなかアグレッシブな姿勢で撮影しているなー。
アグレッシブな撮影
「じゃぁ拙者も」と、三脚を立てて撮影。
苔むした木肌

苔むした木肌
バス出発のギリギリまで撮影し、12時15分予定通りの時刻でバスが出発。やはりホテルに着くまでの間、座席でウトウト。(笑)
 ホテルに着いたら撮影機材を360モデナに積み込み、朝食と同じ場所で昼食。
ホテルの昼食
鍋の中はキノコ汁だ。
ホテルの昼食・鍋はキノコ汁
食べ終わったら、三輪先生や幹事の方から挨拶があり、これで撮影会の行事予定は全て終了。「お疲れさまでした!」14時過ぎに解散となる。皆さん各自の車に向かって歩き出す。
解散後
拙者も360モデナに乗り込んで出発する。さぁて、次は軽井沢経由霧ケ峰行きだ...

続く
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わの会・集いの会(その4) [カメラ]

前回からの続き)

 夜明け前に一度目が覚めたが、時計を見ると未だ午前3時半過ぎ。「もう1時間後には起きる時間か」と思いながらウトウトしているうちにスマホのアラームが4時半に鳴る。直ぐに止めてベッドから起きる。
 顔を洗い、服を着替える。寒さに備えて、上は冬用のダウンジャケット、下は薄手のオーバーパンツを着込む。準備出来たけれど、まだ時間があるし、このホテルはWifiが使えるので、自宅から持って来たノートPCでメールをチェック。急ぎのものは無くて一安心。
 ロビーの椅子で座って待っていたら、出発10分前辺りから皆さんが集まって来た。予定時間通り5時15分にマイクロバスで出発する。

 ホテルを出て揺すられる事30分程度、撮影地の北竜湖に到着。既にだいぶ明るくなっているけれど、霧で辺りは真っ白、湖面は見えるが対岸は全く見えない状態だ。
霧の北竜湖
「ありゃーぁ...でも、来たからには何か撮影しなきゃなー。」歩き回って被写体を探す。
霧の北竜湖
霧の北竜湖
霧の北竜湖
霧だと蜘蛛の巣には奇麗に水滴が付く。
蜘蛛の巣に水滴が
7時まで撮影していたが、霧は最後まで晴れなかった。
 バスに乗り込み、ホテルに戻るまでの間は座席でウトウト。朝早いとやっぱり眠いなぁ。(汗)

 ホテルに到着したら、そのまま朝食会場へ。場所は昨夜の宴会場と同じだ。
ホテルで朝食
国内のホテルでは必ずと言っていい程朝食に鮭が付くけど、何故?といつも不思議に思う。
# 日本全国で毎朝どれだけの鮭が食べられてるんだろう?
食後はセルフでコーヒーを入れて一服。しばしゆっくりとしたら部屋に戻る。

 荷物をまとめ、忘れ物が無いかをきちんと確認したら部屋を出てチェックアウト。撮影機材以外は全て360モデナに積み込んでおく。出発の9時までまだ1時間近くあるので、ロビーの椅子に座って待つ。
 出発15分前位から皆さんがロビーに集まってくる。マイクロバスのドアが開いたら乗り込んで出発を待つ。
 予定通り9時に出発。目的地まで結構な距離があるので、また30分ほどバスに揺られて行く事になる...

続く
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